"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Alive Dune [探虫行]
前記事の続きというか、寄り道探虫行の記録です。
寄り道場所も東海地方の某所。
場面は昼下がりの砂浜。
ここは番外編の砂浜よりもかなり広大。
そんな場所でまたしてもわずか1センチ余りの虫を探しに行きました。
ただそこは、6月に訪れた砂浜のようなDead Duneではなく生きている砂浜でした。
7月2日、名古屋から電車とバスを乗り継いで難なく辿り着きました。
だけど一体どこから探そうか。
しかもお目当ての虫の閉店時間までおそらく2時間くらいしかない。
いや、そもそも時期が微妙で端境期の可能性もありそう。
という心配はまったくの杞憂でした。
砂浜に足を踏み入れ数十メートル進んだところで、どっちの方へ行ってみようかと一瞬立ち止まり。
こっちにしようと、歩く方向を変えた瞬間。
お出迎えがありました。
わんさかいるというわけではありませんでした。
何十メートルか歩くごとに一頭という密度ですが、なかなか近寄らせてくれない。
実は前夜の探虫時にテレコンを落としてしまっていたようで、本体のズームだけでは大きく撮れない。
それと、夏の午後の砂浜は明るすぎてTGの露出が合わない。
かといって自らの体で日陰を作って、その中に入れようとすると変化に気が付いて逃げてしまう。
さらに、何もない砂の上だとちょっと殺風景になってしまうので、植物の近くがいい。
次にやっと撮らせてくれたのが扉の写真の子でしたが、何が写っているのか分からない有り様。
そう考えるとお出迎えしてくれた子はとてもいいモデルさんでした。
ただ、この虫の特徴は何と言っても背中の模様なのです。
それをやっと撮らせてくれたのがこの個体。
黒地に白で隈取がしてあるようにも見えるし、逆に白地に黒い家紋みたいな模様があるようにも見える。
いずれにしても、とてもコントラストの高い和風柄と言えるのではないかと。
しかも個体差がかなりあって、それぞれ違う模様なのです。
ペアもいました。
オスは一回り小さくて肢が長い。
アップで撮りたいので一旦捕集して空も背景に。
これはメスですが、精悍な顔つきでアゴも大きい。
1時間ほど滞在して、十分に楽しく観察できました。
最後にどうしても植物と一緒に撮りたくて追いかけ回しました。
最初に方向転換したところから反対側には草原が広がっていたのですが、半ば湿地なのかもしれません。
バス停に着いたら出たところだったけど、見込んでたよりも一本早い電車に乗って帰ることができました。
よせばいいのに、ふと衝動が沸き起こり、うちのオオクワッチのお嫁さんを連れてきました。
もちろんブリードするためですが・・やっぱり止めとけばよかったかな。。
今日の湯加減
寄り道場所も東海地方の某所。
場面は昼下がりの砂浜。
ここは番外編の砂浜よりもかなり広大。
そんな場所でまたしてもわずか1センチ余りの虫を探しに行きました。
ただそこは、6月に訪れた砂浜のようなDead Duneではなく生きている砂浜でした。
7月2日、名古屋から電車とバスを乗り継いで難なく辿り着きました。
だけど一体どこから探そうか。
しかもお目当ての虫の閉店時間までおそらく2時間くらいしかない。
いや、そもそも時期が微妙で端境期の可能性もありそう。
という心配はまったくの杞憂でした。
砂浜に足を踏み入れ数十メートル進んだところで、どっちの方へ行ってみようかと一瞬立ち止まり。
こっちにしようと、歩く方向を変えた瞬間。
お出迎えがありました。
カワラハンミョウ (オサムシ科)
わんさかいるというわけではありませんでした。
何十メートルか歩くごとに一頭という密度ですが、なかなか近寄らせてくれない。
実は前夜の探虫時にテレコンを落としてしまっていたようで、本体のズームだけでは大きく撮れない。
それと、夏の午後の砂浜は明るすぎてTGの露出が合わない。
かといって自らの体で日陰を作って、その中に入れようとすると変化に気が付いて逃げてしまう。
さらに、何もない砂の上だとちょっと殺風景になってしまうので、植物の近くがいい。
次にやっと撮らせてくれたのが扉の写真の子でしたが、何が写っているのか分からない有り様。
そう考えるとお出迎えしてくれた子はとてもいいモデルさんでした。
ただ、この虫の特徴は何と言っても背中の模様なのです。
それをやっと撮らせてくれたのがこの個体。
同上
黒地に白で隈取がしてあるようにも見えるし、逆に白地に黒い家紋みたいな模様があるようにも見える。
いずれにしても、とてもコントラストの高い和風柄と言えるのではないかと。
しかも個体差がかなりあって、それぞれ違う模様なのです。
ペアもいました。
同上 ペア
オスは一回り小さくて肢が長い。
アップで撮りたいので一旦捕集して空も背景に。
これはメスですが、精悍な顔つきでアゴも大きい。
同上 ♀
1時間ほど滞在して、十分に楽しく観察できました。
最後にどうしても植物と一緒に撮りたくて追いかけ回しました。
同上
最初に方向転換したところから反対側には草原が広がっていたのですが、半ば湿地なのかもしれません。
バス停に着いたら出たところだったけど、見込んでたよりも一本早い電車に乗って帰ることができました。
オマケ
よせばいいのに、ふと衝動が沸き起こり、うちのオオクワッチのお嫁さんを連れてきました。
オオクワガタ ペア (実は兄妹)
もちろんブリードするためですが・・やっぱり止めとけばよかったかな。。
今日の湯加減
記事ネタがないわけではありませんが、編集する時間がなくて短編となりました。
励んでそうしているのですが、近年まれにみる忙しさ。
しかも少し腰を痛めてしまい、噴火させないように細心の注意を払う日々。
今日は某図書館で図鑑のイベント、明日は某自然公園で観察会のお手伝い。
忙しさはまだまだ続く見込みですが、さすがに虫遊びの時間は少し確保しています。
でも記事を書く時間があるかな・・。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
ハンミョウも種類があるのですね。
カワラハンミョウ、確かに和風の柄のように見えます^^
雌の顔つき、強そうですね。
前回もコメントを入れたのですが、入っていませんでした。
これからはよく確認したいと思います。
by いろは (2023-07-23 16:23)
カワラハンミョウのメス、めっちゃ精悍な顔つき!
まじまじとアゴを見ちゃいました。
by リュカ (2023-07-24 12:39)
>いろはさん
ハンミョウの仲間は国内に15種ほど生息しています。
どれも顔はいかついのですが、見掛け倒しなのです^^
>リュカさん
アゴはするどそうですが、噛まれても刺さらないし痛くありません。
でもカッコイイ♪
by kon(昆) (2023-07-24 19:04)
苦闘のロケハンに見合ったあつかいになると良いですね。ハンミョウさまは得物は立派なのに狩りそのものはヘタですね?
by 高和です。 (2023-07-25 08:02)
砂浜にそんなハンミョウがいるのですね。
砂浜と言うか砂丘のようなすてきな場所だなー。
by 響 (2023-07-25 20:23)
なんとハンミョウでしたか。砂浜に住む種類なんですね。
私は黒地に白、のように見えました。和風のおもしろい模様ですね。
ハンミョウの特徴ある顔つきも、すっかり覚えました^^;。
by sakamono (2023-07-26 12:49)
>高和です。さん
苦闘というか、新幹線に三回も乗ることになるとは思いませんでした。
ハンミョウの主食は何なのかと思いますね^^
>響さん
長い肢と飛翔能力は平坦な砂地や荒れ地に適しているのでしょうね。
夏の砂丘の暑さにも耐えられないと生きていけないでしょうね^^;
>sakamonoさん
ナミハンミョウとは棲息地も体色もまったく違っていますね。
顔つきは同じですが・・^^
by kon(昆) (2023-07-27 23:16)