"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
2023オサホリ開幕 [オサムシ]
異様な暖かさの後、急激に気温が下がり、突然初冬に。
これはもしかすると潜ったかも?
それを確認しておくのは意味があると思ってボウソウしてくることに。
確認できました。
以前同じことを書いた気がしますが、晩秋から初冬にかけて、寒さに慣れていない時期が一番寒い。
しかし今年は晩秋どころか秋がほとんどなかった。
前記事にも書いたとおり、11月の初旬に夏日が連続し、そのほんの10日後には12月並みの気温に。
11月13日も天気晴朗なれど肌寒しでした。
冬の完全装備ではないものの、かなり厚着をしてベニシジミ号にまたがりました。
やつらが潜行しているかどうかを確かめるのが目的なので、実績地で生息個体数が多い場所へ行くことに。
中房へ向かうのですが、Googleナビは大多喜街道ではなく茂原街道を行けという。
もしやと思ったらやはりウグイスラインに入れという。
そのルートはチバのツーリングライダーには有名な抜け道でバイクで走るのに適した道なのです。
久しぶりだなぁと思いつつ、気持ちよくかつ(平日なので)スムースに進行して1時間余りで現地着。
ここは採集ポイントの裏口で、山道に入るとこんな様子。
両側が崖なのですが、ボウソウ特有の岩盤が削られた切通で固く、土が付いている箇所は乾燥しています。
(なので掘っても結果が出たことがない)
ただ、切通の裏側に所々小さな好条件の小崖があり、実績もあるのですが何も出ませんでした。
プチ峡谷のような廃道を登って行くと、どんどん道幅が狭くなり・・
ついにはボブスレーコースのようになります。
とにかくこの一帯は日当たりが悪く天気の良い昼間でも薄暗い。
それでなくても寒かったこの日は厚着をしていても震えながら歩いて行きます。
途中で引き返すつもりでしたが、体を温めるためにも歩き続けようと、コースを逆走していきました。
しばらく登るととうとう峡谷は終わり、見覚えのある砂利道の林道へでました。
さらに少し先へ進むと神社があることに気が付きました。
境内?の入口が小さいながらも明るい草地になっていて、ちょっと休憩がてら寄り道したいけど先を急ぐ。
ベニシジミ号を停めた林道の先に出るのは分かっていましたが、その手前の林縁の切れ目に小さな土崖が。
土質といい湿り気といい、おいしそうだったので試掘してみると・・誤爆してしまいました。
まあ、でもトカゲは越冬態勢に入っているということは判明。
先を急ごうと、一旦は離脱しかかったのですが、何かのお導きで周辺をもう少し試掘・・すると。
親分ではないですか?
これでゴミムシは潜行していることが分かりました。
ちょっとホッとしつつも山道を辿りなおし、途中でまた良い崖地があったのですが触らないことに。
元の林道に出て、ベニシジミ号の方へと下って行きます。
この道は舗装されていますが車は滅多に通らず落枝が多く、日当たりが悪いので苔が生えているほど。
近くの林内ではシイタケ栽培がされているほど。
この周辺をちょっと探索したら、コンディションの良さそうな小崖を発見したのでキープ。
舗装林道に戻ります。
林縁に沿って側溝も切られているのですが、土が露出している箇所も所々にあり実績もあり。
歩いて行きながら、土質が良さそうな箇所を厳選してコツコツと試掘していくと・・・出ました。
扉の写真と同一個体です。
きれいな楕円形の越冬部屋を造作して寝ているところを起こしました。
中房らしい、緑色と銅色の金属が融合したような色合いです。
さあ、潜行していることが判明し、当初の目的は達成できたのでこれにて打ち止めです。
ただ、まだ時間が早いので(結果が出た場合の)予定行動に移ります。
でもその前に腹ごしらえ。
大多喜町へと向かう途中、街道沿いに面白い看板を見つけて緊急停止。
”FLYDAY” とあったので、ハエの日?と思ったのですが・・・当然、”フライ”でした。
今年の6月にオープンしたアジフライの専門店とのことでした。
はじめて来店の方はこれ、とのことだったので注文したのはミックスフライ定食(1500円)。
火が通っていないのでは思ったほど、アジの身がふわふわと柔らかく、自家製のタルタルソースが美味。
珍しかったのは大根煮のフライ。 そうとは知らなかったのでソースをかけてしまった・・
ナンバンやサツマイモは塩でいけました。
さて、目指すは外房方面の大多喜~勝浦~御宿で、オサホリポイントの下見をしたかったのです。
しかし、このエリアは谷津田も少なくて適当な山道もあまりない。
それでもどこかにないかとベニシジミ号であちこち彷徨いましたが・・
峠を越える県道を走っても支道がまったくなくて歯が立たない。
方針を変えて、睦沢方面の長い谷地に向かいましたが、だんだんと気温が低くなってきた。
GoogleMapで谷津田の奥に入れる場所を見つけて突入してみましたがそこは堰で崖地はなし。
もうこのあたりからは寒さとの勝負になってきました。
いや、もうこの時点で負けていて、心はボッキリ真っ二つ。
もう一か所だけ谷津田を詰めたところでサスペンデッド。あまり寒さにコールドゲーム。
外房はおあずけにして、逃げるようにして家路を急ぎました。
帰宅後にニュースを見て知りましたが、この日お江戸では木枯らし一号が吹いたそう。
道理でね・・・
途中、小湊鉄道の上総久保駅のそばを通ったので、気まぐれに立ち寄ってみました。
超ローカル鉄道の無人駅ならではでしょうけど、なんとホームまでバイクを入れられました。
もちろん手で押して。
今日の湯加減
これはもしかすると潜ったかも?
それを確認しておくのは意味があると思ってボウソウしてくることに。
確認できました。
以前同じことを書いた気がしますが、晩秋から初冬にかけて、寒さに慣れていない時期が一番寒い。
しかし今年は晩秋どころか秋がほとんどなかった。
前記事にも書いたとおり、11月の初旬に夏日が連続し、そのほんの10日後には12月並みの気温に。
11月13日も天気晴朗なれど肌寒しでした。
冬の完全装備ではないものの、かなり厚着をしてベニシジミ号にまたがりました。
やつらが潜行しているかどうかを確かめるのが目的なので、実績地で生息個体数が多い場所へ行くことに。
中房へ向かうのですが、Googleナビは大多喜街道ではなく茂原街道を行けという。
もしやと思ったらやはりウグイスラインに入れという。
そのルートはチバのツーリングライダーには有名な抜け道でバイクで走るのに適した道なのです。
久しぶりだなぁと思いつつ、気持ちよくかつ(平日なので)スムースに進行して1時間余りで現地着。
ここは採集ポイントの裏口で、山道に入るとこんな様子。
両側が崖なのですが、ボウソウ特有の岩盤が削られた切通で固く、土が付いている箇所は乾燥しています。
(なので掘っても結果が出たことがない)
ただ、切通の裏側に所々小さな好条件の小崖があり、実績もあるのですが何も出ませんでした。
プチ峡谷のような廃道を登って行くと、どんどん道幅が狭くなり・・
ついにはボブスレーコースのようになります。
とにかくこの一帯は日当たりが悪く天気の良い昼間でも薄暗い。
それでなくても寒かったこの日は厚着をしていても震えながら歩いて行きます。
途中で引き返すつもりでしたが、体を温めるためにも歩き続けようと、コースを逆走していきました。
しばらく登るととうとう峡谷は終わり、見覚えのある砂利道の林道へでました。
さらに少し先へ進むと神社があることに気が付きました。
境内?の入口が小さいながらも明るい草地になっていて、ちょっと休憩がてら寄り道したいけど先を急ぐ。
ベニシジミ号を停めた林道の先に出るのは分かっていましたが、その手前の林縁の切れ目に小さな土崖が。
土質といい湿り気といい、おいしそうだったので試掘してみると・・誤爆してしまいました。
ニホントカゲ
まあ、でもトカゲは越冬態勢に入っているということは判明。
先を急ごうと、一旦は離脱しかかったのですが、何かのお導きで周辺をもう少し試掘・・すると。
親分ではないですか?
これでゴミムシは潜行していることが分かりました。
スジアオゴミムシ ♂(オサムシ科)
ちょっとホッとしつつも山道を辿りなおし、途中でまた良い崖地があったのですが触らないことに。
元の林道に出て、ベニシジミ号の方へと下って行きます。
この道は舗装されていますが車は滅多に通らず落枝が多く、日当たりが悪いので苔が生えているほど。
近くの林内ではシイタケ栽培がされているほど。
この周辺をちょっと探索したら、コンディションの良さそうな小崖を発見したのでキープ。
舗装林道に戻ります。
林縁に沿って側溝も切られているのですが、土が露出している箇所も所々にあり実績もあり。
歩いて行きながら、土質が良さそうな箇所を厳選してコツコツと試掘していくと・・・出ました。
扉の写真と同一個体です。
きれいな楕円形の越冬部屋を造作して寝ているところを起こしました。
アオオサムシ ♂ (オサムシ科)
中房らしい、緑色と銅色の金属が融合したような色合いです。
さあ、潜行していることが判明し、当初の目的は達成できたのでこれにて打ち止めです。
ただ、まだ時間が早いので(結果が出た場合の)予定行動に移ります。
でもその前に腹ごしらえ。
大多喜町へと向かう途中、街道沿いに面白い看板を見つけて緊急停止。
”FLYDAY” とあったので、ハエの日?と思ったのですが・・・当然、”フライ”でした。
今年の6月にオープンしたアジフライの専門店とのことでした。
はじめて来店の方はこれ、とのことだったので注文したのはミックスフライ定食(1500円)。
火が通っていないのでは思ったほど、アジの身がふわふわと柔らかく、自家製のタルタルソースが美味。
珍しかったのは大根煮のフライ。 そうとは知らなかったのでソースをかけてしまった・・
ナンバンやサツマイモは塩でいけました。
さて、目指すは外房方面の大多喜~勝浦~御宿で、オサホリポイントの下見をしたかったのです。
しかし、このエリアは谷津田も少なくて適当な山道もあまりない。
それでもどこかにないかとベニシジミ号であちこち彷徨いましたが・・
峠を越える県道を走っても支道がまったくなくて歯が立たない。
方針を変えて、睦沢方面の長い谷地に向かいましたが、だんだんと気温が低くなってきた。
GoogleMapで谷津田の奥に入れる場所を見つけて突入してみましたがそこは堰で崖地はなし。
もうこのあたりからは寒さとの勝負になってきました。
いや、もうこの時点で負けていて、心はボッキリ真っ二つ。
もう一か所だけ谷津田を詰めたところでサスペンデッド。あまり寒さにコールドゲーム。
外房はおあずけにして、逃げるようにして家路を急ぎました。
帰宅後にニュースを見て知りましたが、この日お江戸では木枯らし一号が吹いたそう。
道理でね・・・
オマケ
途中、小湊鉄道の上総久保駅のそばを通ったので、気まぐれに立ち寄ってみました。
超ローカル鉄道の無人駅ならではでしょうけど、なんとホームまでバイクを入れられました。
もちろん手で押して。
今日の湯加減
秋がなかったので秋物の服がほとんど着ないままになりました。
でも昨年の記事を振り返ってみると、11月上旬にはストーブを出していたようです。
木枯らしが吹いたあと少し緩んだので、今年はまだストーブは点けていません。(出したけど)
ともかく、オサムシたちが潜行したこともあり、いよいよ冬の到来です。
ところでこの2か月くらい、自宅でゆっくり過ごすという意味での休日がないほど忙しくしてます。
(ボウソウしている日はもちろん休みだけどある意味仕事よりもハード)
例外は入院していた日と風邪で寝込んでいた日という・・・
ちょっと一休みしたいところですが、来週がまた激動になる予定。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
寒くなりました。
お身体くれぐれもお大切にお過ごしください。
by いろは (2023-11-19 16:53)
トビラの子、真っ黒で黒光りしているようにキレイだと思いましたが、
出てきたところを見ると青いですね。シイタケ栽培の写真、思わず
懐かしいと思いました。そういえば最近見ないなぁ、こういうの。
昔は近くの山の中に、よく見たのですが。
うちも、ストーブを出しました(点けました)^^;。
by sakamono (2023-11-19 21:07)
>いろはさん
季節の変わり目には変わりありませんね。
気を付けます。
>sakamonoさん
久しぶりに掘り出せてとてもうれしかったです。(本文には書きませんでしたが・・)
点けましたか・・まだギリギリたえています^^;
by kon(昆) (2023-11-19 23:04)
高円寺では先週までランタナにアオスジアゲハを見かけましたが、、、高和は虫たちと相部屋なので、暖房なしです。
by 高和です。 (2023-11-21 01:48)
>高和です。さん
家の庭のランタナも辛うじて咲いていますが残念ながら来訪者は未確認です
by kon(昆) (2023-11-21 21:16)
ふわふわに揚がったアジフライ、美味しいですよね、いいな、今年は気温の変動が予測しづらいです、人間もすなら動物たちも戸惑ってしまうのでは
by engrid (2023-11-22 21:32)
>engridさん
小骨もすべて取っているとのことでした^^
戸惑っているでしょうけど土中に潜っていることがわかって安心しました♪
by kon(昆) (2023-11-23 12:35)