"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
三龍寺巡り [日記]
新年おめでとうございます。
今年も虫ブロ続けていきたいと思いますのでお付き合いの程よろしくお願いします。
さて年明け早々、掘り初めに行くのが恒例なので、ボウソウしてきたのですが。
ちょっとしたアクシデントがあり、オサホリ記事にはできませんでした。
お寺巡りをしてきました。
1月3日、掘り初めついでに初詣をと考えていました。(初詣のついでに掘り初めが正しいか)
実は、ボウソウには”関東三龍之寺”という、龍にまつわる三つのお寺があるそうで。
その場所はどこかなと調べたところ、二つは北総、一つはなんと最近何度も通ったソウサでした。
正直遠いなと思いましたが、ついでに掘り初めをしようということに。
空白だったソウサは埋めたところだったので、せっかくなので更に東の香取エリアを目的地にしました。
完全防寒をして出発したのですが、電熱ベストは故障していたようで発熱せず。
(極寒ではなかったので問題なし)
お正月ということで道路は空いていましたが、下道をいつもよりスローペースで東へ東へ。
八街~富里~芝山~多古を通過しソウサの広域農道を抜けてカトリに近づいたとき。
左手の山門(標柱)が目に留まりました。
それは一つ目に行こうとしていたお寺だったのです。(見逃さなくてよかった)
掘り初めの前に初詣をすることに。
参道は通学路にもなっているようで、車両の進入は制限されていたので、歩いて本堂を目指しました。
手水舎に龍があしらわれていることは珍しくないですが、これは凝った造作だと思います。
本堂も立派でした。
お参りをしていたら案内版が掲げてあるのに気が付いて、それで初めてこの企画を知ったのでした。
正確には「関東三龍之寺参り」という企画で、なんと12年に一度。(干支に因んでなので当然)
しかもスタンプラリーになっているというので参加することに。
三つのお寺を回ると龍が完成するということですね。
大きな二本の石柱にも龍が彫刻されていて、ここは龍尾寺なので尻尾を撮影。
一つ目の龍をクリアしたところで掘り初めの地に急ぎました。
そこはカトリ市南部に広がる大きな谷津田の一部。
アプローチに選んだ地点は台地の上だったようで、周辺はどの方向も平ら。
と、軽トラが走ってくのを目で追っていると、坂の向こうへと車の屋根が沈んでいきました。
その細い道を辿って行くと、畜産施設の堆肥場の脇から急な下り坂があり、谷津田に降りられました。
さっそく崖地を探しにトレース開始。
ここは最上流部に近い場所の支流のどん詰まり。
崖地は見当たらなかったけれど、竹藪の中へと続く怪しい小径があったので、バチツルを出して突入。
竹林の縁に赤土が露出している場所がありましたが、細かい根が密生していて環境はNGでした。
竹藪の奥にはまるで竹取物語の老夫婦が住んでいたような庵(廃屋)が。
あえなくベニシジミ号へ引き返し、田んぼのトレース再開。
中流まで下り、別の支流をトレースしていくと、農家の敷地に辿り着いてしまったのです。
でも敷地の脇が抜けられそうだったので進入し、荒れた小道を抜けると崖が現れました。
それは道を付けるためブルドーザーか何かで人工的に作り出されたもの。
期待薄ではあったものの掘り初め開始。
赤土だけれどとても乾いていて、いくら掘っても指標虫すら出ない。
断続的に試掘して進み、端まで来てしまったので引き返しました。
ベニシジミ号を停めたところはブルで削られてなかった反面、竹や木の根があって掘りづらいけど一応。
と、指標虫がやっと一匹。
竹の根を避けてバチツルをふるうとミイデラマンションも掘り当てました。
その後もちょこちょことほじくってみたけれど、プシップシッという音とともにヘッピリ虫が出るだけ。
小さな黒いコオロギの仲間とハバチの仲間はぽつぽつと飛び出しました。
あと、出たのはこのお尻。
親分ではないのは明らかだけど、親分くらい大きい。
また、越冬中にしては動きが活発であっという間に土の割れ目の中に潜って行きました。
それをやっと掘り起こしたら、やっぱりこの子でした。
東総では親分よりも普通種のようです。
この後、もう少し上流へ移動しようと再出発した直後、アクシデントが起こりました。
ブルの轍がぬかるんでいたので、超低速で進んだのですが、ツルツルの泥で前輪が滑ってしまった。
立ちゴケに近かったのですが、右足が倒れたベニシジミ号に下敷きに。
自力で足を抜くこともでき、バイクを起こすこともできたのですが、右脹脛にかなりのダメージ。
歩くのも辛い状態になってしまったので、まさに泣く泣く掘り初めはここまでとしました。
しかし転んでもタダでは起きないのが信条。
もう一つのミッションをクリアすべく、今度は一路北総へむけて西進。
少し遠回りになるけれど、尻尾の次はお腹ということで、インザイの龍腹寺を目指しました。
途中、印旛沼近くの農地で一旦停車。
スタンプカードに各寺の所在地が表記されていたので、ナビに目的地の番地まで設定していました。
しかし着いてみると、杉林の中の農地で、お寺のような建物は見当たらない。
もう一度ラリーカードを見直すと、青年会館を目印にとも書いてあったので、そこをナビにセット。
Uターンして2キロほど戻ると道路脇にこんな山門が。
さっき通った時も「仁王尊」の表記に気付いたのですが、ナビの目的地でなかったのでスルーしたのです。
何故、番地指定したのに間違ったのかは不明ですが、とにかく第二目的地に到着。
”龍腹寺”という標識は見つけられませんでしたが、本堂前にスタンプ台があったので間違いない。
お参りをしていると、おばあちゃんと中年女性の母娘と思しき二人連れが現れた。
「本堂はここなのですかね?」とおばあちゃん。
「他になさそうなので、おそらくそうだと思います」
スタンプを押していると娘さんと思しき女性が。
「私たち、尻尾の方から回ってきたんですよ」
「同じくです、これから龍角寺を参ります」
「ですよね」
どうやら偶然同じルートで巡っているようでしたが無事押印。
お先に失礼とお腹を後にしました。
最後の三つ目は隣のサカエ町。10キロほど北東へ走りました。
房総のむらの近くなので周辺の景色や道には見覚えがありましたが、アプローチから入ると未知のエリア。
間もなくナビに設定した所在地に到着したものの、ここで合っているのか不安な場所でした。
バイクを降りて(ぴっこを引きながら)辺りを探索すると、少し戻ったところに小さな山門がありました。
その先に集会所のような小さな建屋が。
その正面にスタンプ台があったので確信できたというところ。
お参りをしてミッションコンプリート。
ちょっとだけ境内を(ぴっこを引きながら)見て回り、ベニシジミ号まで戻ると。
さっきの二人連れの車が、バックでベニシジミ号の横に駐車するところでした。
(ベニシジミ号を見つけて駐車位置を決めたと思われる)
降りてくるなりおばあちゃんが「やっぱりバイクは速いねー」
「龍腹寺からさほど距離はないので車とそんなに変わらないと思いますけどね」
「ところで本堂はどこ?」
「ちょっと戻ったところに山門があってその正面の建物がそうだと思います、スタンプ台もあったので」
「じゃあそっちから入りなおした方が方がいいのね、ありがとう」
「何かいいことありますように」
「そうですね」と娘さんが微笑んでいました。
お互い佳い年でありますように。
肝心の完成したカードも載せておきます。
何かおかしいと思った方もいるかもしれません。
今日の湯加減
今年も虫ブロ続けていきたいと思いますのでお付き合いの程よろしくお願いします。
さて年明け早々、掘り初めに行くのが恒例なので、ボウソウしてきたのですが。
ちょっとしたアクシデントがあり、オサホリ記事にはできませんでした。
お寺巡りをしてきました。
1月3日、掘り初めついでに初詣をと考えていました。(初詣のついでに掘り初めが正しいか)
実は、ボウソウには”関東三龍之寺”という、龍にまつわる三つのお寺があるそうで。
その場所はどこかなと調べたところ、二つは北総、一つはなんと最近何度も通ったソウサでした。
正直遠いなと思いましたが、ついでに掘り初めをしようということに。
空白だったソウサは埋めたところだったので、せっかくなので更に東の香取エリアを目的地にしました。
完全防寒をして出発したのですが、電熱ベストは故障していたようで発熱せず。
(極寒ではなかったので問題なし)
お正月ということで道路は空いていましたが、下道をいつもよりスローペースで東へ東へ。
八街~富里~芝山~多古を通過しソウサの広域農道を抜けてカトリに近づいたとき。
左手の山門(標柱)が目に留まりました。
それは一つ目に行こうとしていたお寺だったのです。(見逃さなくてよかった)
掘り初めの前に初詣をすることに。
参道は通学路にもなっているようで、車両の進入は制限されていたので、歩いて本堂を目指しました。
手水舎に龍があしらわれていることは珍しくないですが、これは凝った造作だと思います。
本堂も立派でした。
天竺山 龍尾寺
お参りをしていたら案内版が掲げてあるのに気が付いて、それで初めてこの企画を知ったのでした。
正確には「関東三龍之寺参り」という企画で、なんと12年に一度。(干支に因んでなので当然)
しかもスタンプラリーになっているというので参加することに。
三つのお寺を回ると龍が完成するということですね。
大きな二本の石柱にも龍が彫刻されていて、ここは龍尾寺なので尻尾を撮影。
一つ目の龍をクリアしたところで掘り初めの地に急ぎました。
そこはカトリ市南部に広がる大きな谷津田の一部。
アプローチに選んだ地点は台地の上だったようで、周辺はどの方向も平ら。
と、軽トラが走ってくのを目で追っていると、坂の向こうへと車の屋根が沈んでいきました。
その細い道を辿って行くと、畜産施設の堆肥場の脇から急な下り坂があり、谷津田に降りられました。
さっそく崖地を探しにトレース開始。
ここは最上流部に近い場所の支流のどん詰まり。
崖地は見当たらなかったけれど、竹藪の中へと続く怪しい小径があったので、バチツルを出して突入。
竹林の縁に赤土が露出している場所がありましたが、細かい根が密生していて環境はNGでした。
竹藪の奥にはまるで竹取物語の老夫婦が住んでいたような庵(廃屋)が。
あえなくベニシジミ号へ引き返し、田んぼのトレース再開。
中流まで下り、別の支流をトレースしていくと、農家の敷地に辿り着いてしまったのです。
でも敷地の脇が抜けられそうだったので進入し、荒れた小道を抜けると崖が現れました。
それは道を付けるためブルドーザーか何かで人工的に作り出されたもの。
期待薄ではあったものの掘り初め開始。
赤土だけれどとても乾いていて、いくら掘っても指標虫すら出ない。
断続的に試掘して進み、端まで来てしまったので引き返しました。
ベニシジミ号を停めたところはブルで削られてなかった反面、竹や木の根があって掘りづらいけど一応。
と、指標虫がやっと一匹。
ゴモクムシの仲間 (オサムシ科)
竹の根を避けてバチツルをふるうとミイデラマンションも掘り当てました。
ミイデラゴミムシ (オサムシ科)
その後もちょこちょことほじくってみたけれど、プシップシッという音とともにヘッピリ虫が出るだけ。
小さな黒いコオロギの仲間とハバチの仲間はぽつぽつと飛び出しました。
ハバチの仲間
あと、出たのはこのお尻。
親分ではないのは明らかだけど、親分くらい大きい。
また、越冬中にしては動きが活発であっという間に土の割れ目の中に潜って行きました。
それをやっと掘り起こしたら、やっぱりこの子でした。
オオキベリアオゴミムシ ♀ (オサムシ科)
東総では親分よりも普通種のようです。
この後、もう少し上流へ移動しようと再出発した直後、アクシデントが起こりました。
ブルの轍がぬかるんでいたので、超低速で進んだのですが、ツルツルの泥で前輪が滑ってしまった。
立ちゴケに近かったのですが、右足が倒れたベニシジミ号に下敷きに。
自力で足を抜くこともでき、バイクを起こすこともできたのですが、右脹脛にかなりのダメージ。
歩くのも辛い状態になってしまったので、まさに泣く泣く掘り初めはここまでとしました。
しかし転んでもタダでは起きないのが信条。
もう一つのミッションをクリアすべく、今度は一路北総へむけて西進。
少し遠回りになるけれど、尻尾の次はお腹ということで、インザイの龍腹寺を目指しました。
途中、印旛沼近くの農地で一旦停車。
スタンプカードに各寺の所在地が表記されていたので、ナビに目的地の番地まで設定していました。
しかし着いてみると、杉林の中の農地で、お寺のような建物は見当たらない。
もう一度ラリーカードを見直すと、青年会館を目印にとも書いてあったので、そこをナビにセット。
Uターンして2キロほど戻ると道路脇にこんな山門が。
さっき通った時も「仁王尊」の表記に気付いたのですが、ナビの目的地でなかったのでスルーしたのです。
何故、番地指定したのに間違ったのかは不明ですが、とにかく第二目的地に到着。
玄林山 龍腹寺
”龍腹寺”という標識は見つけられませんでしたが、本堂前にスタンプ台があったので間違いない。
お参りをしていると、おばあちゃんと中年女性の母娘と思しき二人連れが現れた。
「本堂はここなのですかね?」とおばあちゃん。
「他になさそうなので、おそらくそうだと思います」
スタンプを押していると娘さんと思しき女性が。
「私たち、尻尾の方から回ってきたんですよ」
「同じくです、これから龍角寺を参ります」
「ですよね」
どうやら偶然同じルートで巡っているようでしたが無事押印。
お先に失礼とお腹を後にしました。
最後の三つ目は隣のサカエ町。10キロほど北東へ走りました。
房総のむらの近くなので周辺の景色や道には見覚えがありましたが、アプローチから入ると未知のエリア。
間もなくナビに設定した所在地に到着したものの、ここで合っているのか不安な場所でした。
バイクを降りて(ぴっこを引きながら)辺りを探索すると、少し戻ったところに小さな山門がありました。
その先に集会所のような小さな建屋が。
その正面にスタンプ台があったので確信できたというところ。
天竺山 龍角寺
お参りをしてミッションコンプリート。
ちょっとだけ境内を(ぴっこを引きながら)見て回り、ベニシジミ号まで戻ると。
さっきの二人連れの車が、バックでベニシジミ号の横に駐車するところでした。
(ベニシジミ号を見つけて駐車位置を決めたと思われる)
降りてくるなりおばあちゃんが「やっぱりバイクは速いねー」
「龍腹寺からさほど距離はないので車とそんなに変わらないと思いますけどね」
「ところで本堂はどこ?」
「ちょっと戻ったところに山門があってその正面の建物がそうだと思います、スタンプ台もあったので」
「じゃあそっちから入りなおした方が方がいいのね、ありがとう」
「何かいいことありますように」
「そうですね」と娘さんが微笑んでいました。
お互い佳い年でありますように。
オマケ
肝心の完成したカードも載せておきます。
何かおかしいと思った方もいるかもしれません。
今日の湯加減
正月早々アクシデントに見舞われましたが大したケガではなくて幸運だったのかも。
とは言え、右足の脹脛だけ競輪選手のように腫れあがってしまったので整形外科を受診しました。
レントゲン検査の結果、骨にはまったく異常なしでしたが、3日経過した現在も腫れはひかず。
歩行に支障があるので仕事も休まざるを得ず。
しばらく大人しくします。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
一枚のカードにスタンプをどんどん押していくんだと思ったら
それぞれのパーツごとの写真だったので「??」って感じ?(笑)
それにしても正月早々のアクシデントでしたね><
わたしも2023年の元日に左足の小指を強打して結局骨折してたから
今年は気をつけてお正月過ごしました(笑)
by リュカ (2024-01-07 14:30)
あけましておめでとうございます!
バイク転倒、災難でしたね。
大怪我にはならず良かったです。
オフロードバイクとはいえ、ぬかるんだ粘土道はキツイですね。
なぞなぞ解けませんでした(汗)
by 山健父 (2024-01-08 23:32)
角と尾は違うお寺なのに、山号は同じなんですね。東京湾の対岸、相州片瀬には龍口寺なる日蓮宗の古刹があります。
怪我の具合はいかがですか?お見舞い申し上げます。
by 高和です。 (2024-01-09 13:20)
竹藪の奥の庵(廃屋)は、かなり傾いでいますが、庵のような
たたずまいがあるように思います。虫要素は少な目ですが、お寺
巡りのスタンプラリーで、スタンプの完成。道中一緒になった人も
いたりして、おもしろかったです。パーツごとのスタンプと、
完成用のスタンプと計4枚を押印したのかな、と推理します^^;。
by sakamono (2024-01-09 15:20)
>リュカさん
そこです^^
逆に、ヒビが入っていると思っていましたが・・
でも骨折以上の状態です ><
>山健父さん
思ったよりも重症だということが判明してしまいました・・
なぞなぞはリュカさん↑がお気づきのポイントです^^
>高和です。さん
”口”があるなら、ヒゲやアシもあるかもしれないですね^^
>sakamonoさん
作業小屋ではなく住居のようだったので”庵”だったのだと思います
スタンプの方はご明察のとおり^^
by kon(昆) (2024-01-10 16:39)
今年も龍から始まりしっかりお宝も掘り当ててますね。
竹林の中の古家はドラマのセット?って
思っちゃう。
by 響 (2024-02-10 18:53)
>響さん
よく崩れずにいるものだと思うほどのダメージ度でしたね
龍巡りのご利益はこれからあると信じています・・
by kon(昆) (2024-02-12 17:30)
こんにちは^^
ご無沙汰いたいました。
足の具合はいかがでしょうか?
お大事になさってください。
by いろは (2024-02-23 15:31)
>いろはさん
おかげさまでかなりよくなりました。
ブログ再開されてよかったです
by kon(昆) (2024-02-24 08:06)