"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
アカネの群れ [トンボ]
久しぶりのトンボ記事ですが、Chal.17 の番外編に第二HFのトンボを追加。
つまり、このところ連続している北総フィールドワークのレポートです。
そういえば今年はアカトンボを撮ってないなと思ったのです。
アキアカネのメスだと思いますが捕まえてみなかったので不確実。
ちなみにアカトンボの分類については10年ほど前の記事に書きましたのでご参考まで。
シロイの(成果があった方の)林の手前に広がる草原では、植物種の調査をしているようでした。
その説明表示を読んでいると、いらっしゃいとばかりに舞い降りてきたトンボ。
アカネ類(いわゆるアカトンボ)の一種ですが、成熟したオスもあまり赤くなりません。
ノシメトンボたちが草原の周りに群れているのは、初訪のときから気が付いていました。
でもトラップ設置の日は時間がなく、ゆっくりトンボを撮影する余裕がありませんでした。
これはトラップ回収の日、10月7日に撮りました。
ずいぶん昔、泉自然公園で大量発生していたときの写真の方が盛大でしたがこれも立派なノシザイル?
こちらの気配を察すると舞い上がるので、また戻ってくるのを待ちながら撮っていました。
と、仲間外れの子が一つ加わってきたのです。
これはノシメトンボではなく、アカトンボらしいアカネ類。
君は誰?とにじり寄ってワンショットを。
コノシメの姿は少なったのですが、久しぶりにアカネたちの大きな群れが見られました。
10月12日、最近恒例のヤチヨに出勤したあと、久しぶりに第二HFの様子を見に。
ここの地主さんがコツコツと整備しているビオトープは、開放感が増して小ぎれいになってました。
トンボたちも大勢屯していました。
ここもアカネ類が混生していました。
ロープはなかったのでノシザイルにはなりませんでしたが、一番優占していたのはやはりノシメ。
溜め池の中にはハイイロゲンが多数と、わずかにメダカも見られました。
水路にはヌマエビやスジエビも。
徐々に多様性も高まっていくことを期待します。
アカネではありませんがヤチヨのトンボも再掲しておきます。
この子たちのシーズンはまだまだこれから。
林の中は彼らの待機場所でした。
未成熟個体もいたのですが撮り逃がしました。
この森にトラップを仕掛けていたとき、地元の方に出会い、しばらく立ち話をしました。
この森の貴重性や多様性の説明もしてくれました。
当然、何をしに来たのかと聞かれたのですが、こういう方ならわかってくれるだろうと。
ゴミムシやオサムシを採りに来たのですと答えると、先日は蛾の蒐集家の先生が来ていたとのこと。
また、その方も実はトンボ愛好家なのだそうでしたが、その日はある植物を観察に来たとのことでした。
希少な植物のようで発生している場所の目印まで教えてくれたのですが、この日は時間がなく断念。
後日、トラップ回収しに森へ入ると、またその方と出くわしました。
もう観察・撮影し終わって帰られるところでしたが、詳しい場所まで教えてくれました。
トラップ回収したあと、目印と言っていた繁殖場所の入口は、まさに一つ目のトラップを仕掛けた場所。
そこから目印のブルーテープを辿りながらくねくねと歩くこと数十メートル。
ここに花が咲いているのですが分かりませんよね。
目印の棒と標識がないと、このエリアの中で探すのもむずかしいと思います。
こんな花ですから。
繁殖するための条件がいろいろあるとのことですが、おそらく共生する菌類も選んでいるのでしょう。
ヤツシロランとよく似ていて見極めがむずかしいそうです。
それにしても、よくここに咲いているのを見つけられるものだと、つくづく感心しました。
未成熟個体、撮ってました。
でも林の入口で明暗差が激しくて露出はまったく合わず。
また来年の夏、トンボシーズンにゆっくり訪れたい。
昨日の湯加減
つまり、このところ連続している北総フィールドワークのレポートです。
そういえば今年はアカトンボを撮ってないなと思ったのです。
アキアカネのメスだと思いますが捕まえてみなかったので不確実。
ちなみにアカトンボの分類については10年ほど前の記事に書きましたのでご参考まで。
シロイの(成果があった方の)林の手前に広がる草原では、植物種の調査をしているようでした。
その説明表示を読んでいると、いらっしゃいとばかりに舞い降りてきたトンボ。
ノシメトンボ ♀(トンボ科)
アカネ類(いわゆるアカトンボ)の一種ですが、成熟したオスもあまり赤くなりません。
ノシメトンボたちが草原の周りに群れているのは、初訪のときから気が付いていました。
でもトラップ設置の日は時間がなく、ゆっくりトンボを撮影する余裕がありませんでした。
これはトラップ回収の日、10月7日に撮りました。
ずいぶん昔、泉自然公園で大量発生していたときの写真の方が盛大でしたがこれも立派なノシザイル?
ノシメトンボ (トンボ科)
こちらの気配を察すると舞い上がるので、また戻ってくるのを待ちながら撮っていました。
と、仲間外れの子が一つ加わってきたのです。
これはノシメトンボではなく、アカトンボらしいアカネ類。
君は誰?とにじり寄ってワンショットを。
コノシメトンボ ♂ (トンボ科)
コノシメの姿は少なったのですが、久しぶりにアカネたちの大きな群れが見られました。
10月12日、最近恒例のヤチヨに出勤したあと、久しぶりに第二HFの様子を見に。
ここの地主さんがコツコツと整備しているビオトープは、開放感が増して小ぎれいになってました。
トンボたちも大勢屯していました。
ナツアカネ ♂ (トンボ科)
ここもアカネ類が混生していました。
アキアカネ ♂ (トンボ科)
ロープはなかったのでノシザイルにはなりませんでしたが、一番優占していたのはやはりノシメ。
ノシメトンボ ♂ ♀(トンボ科)
溜め池の中にはハイイロゲンが多数と、わずかにメダカも見られました。
水路にはヌマエビやスジエビも。
徐々に多様性も高まっていくことを期待します。
アカネではありませんがヤチヨのトンボも再掲しておきます。
オオアオイトトンボ ♂ (アオイトトンボ科)
この子たちのシーズンはまだまだこれから。
林の中は彼らの待機場所でした。
オオアオイトトンボ ♀(アオイトトンボ科)
未成熟個体もいたのですが撮り逃がしました。
この森にトラップを仕掛けていたとき、地元の方に出会い、しばらく立ち話をしました。
この森の貴重性や多様性の説明もしてくれました。
当然、何をしに来たのかと聞かれたのですが、こういう方ならわかってくれるだろうと。
ゴミムシやオサムシを採りに来たのですと答えると、先日は蛾の蒐集家の先生が来ていたとのこと。
また、その方も実はトンボ愛好家なのだそうでしたが、その日はある植物を観察に来たとのことでした。
希少な植物のようで発生している場所の目印まで教えてくれたのですが、この日は時間がなく断念。
後日、トラップ回収しに森へ入ると、またその方と出くわしました。
もう観察・撮影し終わって帰られるところでしたが、詳しい場所まで教えてくれました。
トラップ回収したあと、目印と言っていた繁殖場所の入口は、まさに一つ目のトラップを仕掛けた場所。
そこから目印のブルーテープを辿りながらくねくねと歩くこと数十メートル。
ここに花が咲いているのですが分かりませんよね。
目印の棒と標識がないと、このエリアの中で探すのもむずかしいと思います。
こんな花ですから。
クロヤツシロラン
繁殖するための条件がいろいろあるとのことですが、おそらく共生する菌類も選んでいるのでしょう。
同上
ヤツシロランとよく似ていて見極めがむずかしいそうです。
それにしても、よくここに咲いているのを見つけられるものだと、つくづく感心しました。
オマケ
未成熟個体、撮ってました。
でも林の入口で明暗差が激しくて露出はまったく合わず。
オオアオイトトンボ ♂ (アオイトトンボ科)
また来年の夏、トンボシーズンにゆっくり訪れたい。
昨日の湯加減
5月以来、また風邪をひいてしまいました。
熱は出ないのですが、大量のハナミズとセキとズツウで、頭はふらふら思考はぼんやり。
インフルでもなさそうですが、またもやしつこそうです。
そういうわけでフィールドワークに出られず。もんもんとする日々。
快復してくれないと次週は休刊かも・・・
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
「よくここに咲いているのを見つけられるものだ」?「よく5ミリにも満たない虫がいるのを見つけられるものだ」(笑)トンボたちの名前にはやまとことばがよく似合います。これからも末永いご交誼を・・・とにかくお大事に。
by 高和です。 (2023-10-22 08:41)
多様性が高まっていく、素晴らしいですね、管理整備して守ってみえるのでしょうね。感謝です
by engrid (2023-10-23 00:30)
>高和です。さん
虫は動いてくれますからまだましかと・・^^
そもそも、”秋津島”は日本(大和国)の古名ですしね。
>engridさん
本編には書きませんでしたが池の繁みの中にクイナもいました♪
これから水生昆虫も増えてくれればと^^
by kon(昆) (2023-10-25 17:28)
ロープにずらりと並んだトンボの様子がおもしろいですね。
等間隔にキレイに並んでいるような。
クロヤツシロランというのですか。枯葉みたいで、見た目も
どことなくキノコっぽい^^;。おもしろい花ですね。
by sakamono (2023-10-27 13:25)
>sakamonoさん
こういう大きなトンボの群れがなかなか見られなくなりました。
クロヤツシロランは光合成をしないのでこういう色なのでしょうね。
by kon(昆) (2023-10-27 18:29)