"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
落ち虫拾い [探虫行]
空白を埋めろ Chal.16(ヤチヨ編)の続編です。
Chal.18 にしないのは、一応埋められたから。
Chal.16 と同じポイントですが、他にも何かいそうだったのと、欲が出て追加がほしかったから。
これは前回も採れたゴミムシです。
トラップに落ちた個体ではなく自然の生態写真です。
トラップを設置したのは9月23日。
さっそく翌朝、回収に向かいました。
仕掛けたのはこの森の中。トラップは前回よりも少し多くし、少しだけ森の奥側に設置。
しかし残念ながら落ちたのはセンチたちだけでした。
一つくらいは落ちるだろうと高をくくっていたので悔しくなり、延長設置することにしました。
翌日は丸一日仕事だったので、翌々日の26日に回収に。
森に入るとすぐにこの子と会いました。
実はこれまでも来るたびにトラップの近くにいるのを観察していました。
さて、落ち虫はというと、今回は少し成果が。
それとセンチコガネが少しだけ。
あと新規の子が一つ落ちました。
外道ですがヤチヨラベルは初なのでうれしい収獲。
これは本命も入るかと期待しつつトラップを見て回りましたが・・・またしても本命ゼロ。
なので再延長決定!(片道1時間弱かかるのでそれなりに大変なのですが)
トラップの設置場所もより森の中へと変更しました。
さらに、どうせならと帰り道にオオサカポイントにも少し仕掛けて帰りました。
翌朝、定時に出勤。
センチコガネ以外の最初の落ち虫は、先日も観察した外道ですがうれしい子。
そしてついに。
延長して通勤した甲斐があったと安堵したものの、追加はゼロ。
個数と時間という網を大きくした割に成果が少なすぎて、ますます欲求不満が募ってしまった。
なのでさらに延長を決心。(通勤継続)
お連れしてからの写真を載せておきますが、かなり赤いというか赤黒い個体でした。
ヤチヨ市はチバ市と隣接しているので、チバ市西部の赤黒い個体群と同じ群れなのかもしれません。
トラップをセットし直し、帰路オオサカポイントの回収へ。
ところがこちらも意外な結果。
というか、トラップの埋め込み場所がやや不適切で、ほとんどのカップが水没していました。
雨水が溜まらないように底に穴を開けているのですが、それが災いして湿地の水が浸透したのです。
がっくりしていると目の前を横切って行く方がいらっしゃいました。
久しぶりにお会いしたので、ちょっと待ってくださいとお願いしましたが、すたこらと歩いていきます。
ハンミョウと付きますがハンミョウの仲間ではなく、またハンミョウとは違って毒を持っています。
(良い子は触らないように)
それにしても水に浮いているゴミムシたちもわずかで、本命もゼロだったのでどうするか。
こちらも延長することにし、トラップの設置場所を変更・改善して撤収しようと湿地の中を歩いていたら。
こんなところにもいるんだね、という(これまた目立つ)子がいました。
勝手に”イモバス”と呼んでいるイモムシで、これは亜終齢だと思われます。(終齢になると灰色がかる)
午後から仕事だったので急いで撤収。
翌日、この日も午後から仕事だったので早めに出発。
ヤチヨの森は別のアプローチがあることが分かり、そちら(近くなる方)から進入。
木漏れ日のそそぐこの道は、この子たちの溜まり場になっていて大勢観察できました。
一方、トラップの結果は散々でした。
本命はゼロ、オサムシもゼロ、ゴミムシはわずかにこの子だけ。
もうさすがに負けを認めるしかありませんでした。
オオサカはどうだったかというと、今度は水没していませんでしたが、やはり収獲は少ない。
ゴミムシたちのシーズンもピークを過ぎたのかもしれません。
他にはコキベリアオゴミ、コクビナガゴミなど、先日採れたレギュラーたちの他に。
これは持ち帰らないと同定不能でした。
何頭か採れ、体長にかなり個体差があるようでしたが、この個体は16mm強で最大でした。
体長や体型からするとオオクロツヤヒラタゴミによく似ていますが鞘翅の虹光沢がないのが同定ポイント。
プテロの仲間としてはノグチナガゴミにも似ていますが、この個体はもっと大きい。
ニセクロナガゴミにもそっくりですが、分布が本州北部以北なので違うということで。
ナガヒョウタンゴミも入っていたのですが、トラップの近くを徘徊していたのが扉の写真の子です。
そしてトラップもほぼ回収し終わり、項垂れかけていたとき。
というか、もうナゲヤリに引っこ抜いたカップを覗いた瞬間に思わず二度見してしまいました。
やはりシーズンは終盤なのでしょうね。
これで打ち止めとして帰路につきました。
おそらく今シーズン最後のオオサカくんを再掲しておきます。
何度見ても特徴的で美しい。ゴミムシにしておくのがもったいない?
今日の湯加減
Chal.18 にしないのは、一応埋められたから。
Chal.16 と同じポイントですが、他にも何かいそうだったのと、欲が出て追加がほしかったから。
これは前回も採れたゴミムシです。
トラップに落ちた個体ではなく自然の生態写真です。
トラップを設置したのは9月23日。
さっそく翌朝、回収に向かいました。
仕掛けたのはこの森の中。トラップは前回よりも少し多くし、少しだけ森の奥側に設置。
しかし残念ながら落ちたのはセンチたちだけでした。
センチコガネ (センチコガネ科)
一つくらいは落ちるだろうと高をくくっていたので悔しくなり、延長設置することにしました。
翌日は丸一日仕事だったので、翌々日の26日に回収に。
森に入るとすぐにこの子と会いました。
コカマキリ (カマキリ科)
実はこれまでも来るたびにトラップの近くにいるのを観察していました。
さて、落ち虫はというと、今回は少し成果が。
キボシアオゴミムシ (オサムシ科)
それとセンチコガネが少しだけ。
あと新規の子が一つ落ちました。
クロナガオサムシ ♀ (オサムシ科)
外道ですがヤチヨラベルは初なのでうれしい収獲。
これは本命も入るかと期待しつつトラップを見て回りましたが・・・またしても本命ゼロ。
なので再延長決定!(片道1時間弱かかるのでそれなりに大変なのですが)
トラップの設置場所もより森の中へと変更しました。
さらに、どうせならと帰り道にオオサカポイントにも少し仕掛けて帰りました。
翌朝、定時に出勤。
センチコガネ以外の最初の落ち虫は、先日も観察した外道ですがうれしい子。
オオマルナガゴミムシ (オサムシ科)
そしてついに。
アオオサムシ ♀ (オサムシ科)
延長して通勤した甲斐があったと安堵したものの、追加はゼロ。
個数と時間という網を大きくした割に成果が少なすぎて、ますます欲求不満が募ってしまった。
なのでさらに延長を決心。(通勤継続)
お連れしてからの写真を載せておきますが、かなり赤いというか赤黒い個体でした。
同上
ヤチヨ市はチバ市と隣接しているので、チバ市西部の赤黒い個体群と同じ群れなのかもしれません。
トラップをセットし直し、帰路オオサカポイントの回収へ。
ところがこちらも意外な結果。
というか、トラップの埋め込み場所がやや不適切で、ほとんどのカップが水没していました。
雨水が溜まらないように底に穴を開けているのですが、それが災いして湿地の水が浸透したのです。
がっくりしていると目の前を横切って行く方がいらっしゃいました。
久しぶりにお会いしたので、ちょっと待ってくださいとお願いしましたが、すたこらと歩いていきます。
マメハンミョウ (ツチハンミョウ科)
ハンミョウと付きますがハンミョウの仲間ではなく、またハンミョウとは違って毒を持っています。
(良い子は触らないように)
それにしても水に浮いているゴミムシたちもわずかで、本命もゼロだったのでどうするか。
こちらも延長することにし、トラップの設置場所を変更・改善して撤収しようと湿地の中を歩いていたら。
こんなところにもいるんだね、という(これまた目立つ)子がいました。
セスジスズメ 幼虫 (スズメガ科)
勝手に”イモバス”と呼んでいるイモムシで、これは亜終齢だと思われます。(終齢になると灰色がかる)
午後から仕事だったので急いで撤収。
翌日、この日も午後から仕事だったので早めに出発。
ヤチヨの森は別のアプローチがあることが分かり、そちら(近くなる方)から進入。
木漏れ日のそそぐこの道は、この子たちの溜まり場になっていて大勢観察できました。
オオアオイトトンボ ♂ (アオイトトンボ科)
一方、トラップの結果は散々でした。
本命はゼロ、オサムシもゼロ、ゴミムシはわずかにこの子だけ。
キボシアオゴミムシ (オサムシ科)
もうさすがに負けを認めるしかありませんでした。
オオサカはどうだったかというと、今度は水没していませんでしたが、やはり収獲は少ない。
ゴミムシたちのシーズンもピークを過ぎたのかもしれません。
コガシラアオゴミムシ (オサムシ科)
他にはコキベリアオゴミ、コクビナガゴミなど、先日採れたレギュラーたちの他に。
これは持ち帰らないと同定不能でした。
オオクロナガゴミムシ (オサムシ科)
何頭か採れ、体長にかなり個体差があるようでしたが、この個体は16mm強で最大でした。
体長や体型からするとオオクロツヤヒラタゴミによく似ていますが鞘翅の虹光沢がないのが同定ポイント。
プテロの仲間としてはノグチナガゴミにも似ていますが、この個体はもっと大きい。
ニセクロナガゴミにもそっくりですが、分布が本州北部以北なので違うということで。
ナガヒョウタンゴミも入っていたのですが、トラップの近くを徘徊していたのが扉の写真の子です。
そしてトラップもほぼ回収し終わり、項垂れかけていたとき。
というか、もうナゲヤリに引っこ抜いたカップを覗いた瞬間に思わず二度見してしまいました。
オオサカアオゴミムシ ♂ (オサムシ科)
やはりシーズンは終盤なのでしょうね。
これで打ち止めとして帰路につきました。
オマケ
おそらく今シーズン最後のオオサカくんを再掲しておきます。
オオサカアオゴミムシ
何度見ても特徴的で美しい。ゴミムシにしておくのがもったいない?
今日の湯加減
昨日、無事退院しました。
無事ではあるけれど、やはり一度に二つは施術できず、やっつけられたのは下の子だけ。
残った上の子は経過観察ですが、どうか大人しくしていてほしい。
まだ微妙にダメージが残っていますが平常運転に戻れそう・・かな。
ところで10月になった途端、秋真っ盛りとなりました。
つまり今年は秋としての9月はなかったと言ってもいいかと。
もはや9月は夏なのでしょうね・・
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
手術なさったのですね。
石は痛いそうですね。自然に出てくれればと思いますね。
動かないで大人しくしていて欲しいですね^^
お大事になさってください。
by いろは (2023-10-08 18:09)
ご退院おめでとうございます。とはいえ完治には道遠しのようですね。お察しいたします。
さて、ヤチヨピース、ハマってよかったですね。まさに執念!オサ採集には「掘る」のと「拾う」のに分けられると思うんですが、いつ頃がその分かれ目になるんでしょうか?高和のようなオサビギナー、GW明けに出会い頭の邂逅しか経験がありませんが…
アオイトトンボさま、「科」が独立していようとは、、、
by 高和です。 (2023-10-08 20:03)
退院おめでとうございます。
残ってる子、悪さしないでほしいです!!!
by リュカ (2023-10-09 10:24)
>いろはさん
ご心配いただきありがとうございます。
自然に出てくれる大きさだったらよかったのですが・・^^;
>高和です。さん
そんなに不摂生をしてきたつもりはないのですが・・^^;
境目はもちろん緯度や標高によって変わりますね。
北海道はもうすでにトラップ採集シーズンは終了しているようです。
>リュカさん
ありがとうございます。おかげで一旦は落ち着いていますが、、
上の子の方が立派な子なんですよね・・^^;
by kon(昆) (2023-10-10 22:24)
キボシアオゴミムシ、腹部と、胸から上が別々の虫みたいな色合いで
おもしろいです。「もはや9月は夏なのでしょうね」という言葉に、
なるほどと、妙に納得しました^^;。
by sakamono (2023-10-13 08:22)
>sakamonoさん
アオゴミムシというのに・・ですね^^
秋と春はだんだん短くなっていきますね・・
その内、四季が二季になるのではと心配です
by kon(昆) (2023-10-13 19:58)
落ち虫と言う呼び名に反してみんな綺麗ですね。
退院おめでとうございます。
残りの子は大人しくと言うか知らないまに
出ていってほしいですね。
by 響 (2023-10-14 08:04)
>響さん
狙った種だと、まさにお宝に見えますね♪
自然に出てくれるようなチビッ子でないのが辛いところ・・><
by kon(昆) (2023-10-16 19:05)