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蜻蛉 2023 [トンボ]
年末恒例のトンボで振り返る一年。トンボ総集編(今年で14回目)です。
トンボを縦軸にして今シーズンの出来事(FW)を思い出すことを楽しんでいます。
(ボツ蔵からの復活記事ともいう)
今年は昨年と比べてフィールドワークの回数が少なったことに比例してトンボの写真も少なめでした。
しかも新顔はゼロのよう。
例年は3月くらいに春のトンボ探しにでかけるのですが、今年はアオオサの空白を埋めるのに忙しく。
4月になって早々にHFに探しに行ったのですが想定外の空振り。
冬眠明けのハンミョウたちに会いにボウソウしたときに春トンボを撮影できました。
北海道遠征の前日にHFでも観察。
別の日ですがHFで撮影した雌雄。
ここ数年、HFでもトンボの数が減ってきました。
カワトンボもそうで、昨シーズンは激減した印象でしたが、今年は少しだけ回復したかも。
これは未成熟の個体。
これは半成熟の個体で、体色が緑からいぶし銀に変わりつつあります。
そしてオスは成熟すると体に白い粉を吹きます。
こちらはメスの未成熟個体。
カワトンボもシオヤトンボも観察数が少なかったのですが、レギュラーのこの種も観察したのは一頭だけ。
オスは越冬後に隠ぺい色の茶色(あとで紹介します)からターコイズブルーにお色直しするのです。
ざんねんながらこの日メスは観察できませんでした。
5月にまたボウソウの山中へ実験サンプルの採集に行った際、ここではあまり見かけなかった子がいた。
寸暇を惜しんでその翌日もHFの様子を見に行き、なんとかカワトンボの顔が見られた。
ご近所へトンボパトロールに行ったとき、そこのレギュラーメンバーはそこそこの数が観察できました。
これは若いオス。
メスは若いかどうか判定困難。
翌週、ご近所の新規開拓へ行ったときに成熟した個体を観察しました。
市街地に近い割に耕作放棄もされていない密かな里地を見つけ、何種か水生昆虫も観察できました。
6月は某自然観察・体験イベント会社が企画した昆虫写真家尾園さんのイベントに参加。
トンボの撮影会がメインということで撮影方法の指南もしていただきました。
なのにあまり出来のいい写真はなかったという・・
これは扉の写真と同種ですが別個体。
ペアを探して池の縁を歩き回り、やっと見つけたのですが、遠くてピンボケ。
猛暑だったこともあり、この子はなかなか撮らせてくれなかった。
あまりの暑さにトンボたちも日陰や林の中へ退避するのです。
これは林の入口の沢に逃げてきた子。
こちらは避暑しているわけではなく、羽化したばかりでじっと動かずにいた子。
これは飛び立つ瞬間を撮る練習で、池にかかる木道に腹ばいになってがんばったのですが・・
汗だくになったのに全部ボツ写真でした。
でもボウソウとは違うフィールドでトンボたちを観察できたことだけでも楽しい一日でした。
トンボのハイシーズンに突入したので、ボウソウへトンパトをしにも行きました。
ボウソウでは珍しい山の中の湿地へ。
そこで出迎えてくれたのはピカピカのアカネちゃん。
ところがお目当ての子がいつもの場所で観察できず、しかも湿地の一部で工事が始まっていて焦りました。
ようやく見つけることはできたのですが、数頭しか観察できませんでした。
これはタイトルバナーになってもらった個体。
メスは2頭だけしか見つけられず。
山を下り、別の場所のトンボサンクチュアリへ移動。
そこのレギュラーたちはいつものように群れでいてくれました。
オスもメスも多数。
この場所は人知れないままであってほしい。
この子たちもレギュラー。
未成熟のメスは淡いレモンイエローの単色。
帰る途中に小さなトンボ池に寄ってみたのですが、暮れかけていたせいかギンたちの姿はなく。
コシアキちゃんの他にはこの子を見ただけでした。
後日、先の湿地を再訪した際、工事はソーラー設備であることが判明して暗澹たる気持ちになりました。
7月は外房へトンパトに。
外房のサンクチュアリではお目当ての子たちに会えました。
ここも隣接していた湿地が埋め立てられていて心配です。
オス型メスも観察できました。
ペアを見つけるのは苦労しました。
帰り道に中房の谷津田に寄り道。
多様性も個体数も減ってしまっていて接写できたのはこれだけ。
相当粘って探したのでしたが。
秦野に行ったときにTさんに連れて行ってもらった谷戸で会った子たち。
この辺りでは普通種というイトトンボ。多数観察できました。
このトンボはここでは初見だったそうで、Tさんもよろこんでいた。
ただ、観察できたのはこの一頭だけでした。
7月はHくんをトンパトに連れて行きました。(目的は他にも多数でしたが)
南房総の海岸で、意外にもトンボ池を見つけてしまった。
本来のターゲットは見つからなかったのですがトンボを観察しながら長居をしてしまいました。
ほんの小さな水溜まりといってもいい池なのに、意外に多様性も高かったのです。
池の縁に座ってじっくり観察しました。
一日見ていても飽きなかったかも。
翌日はトンパト。
新産地を見つけることもできました。
ここは中房の山の中だったのでとても貴重。
ペアも複数観察できました。
内房方面まで戻ってきてギンとの勝負。
標本教室用の題材採集となりました。
内房のサンクチュアリにも寄ってレギュラーメンバーたちと対面。
これはオス型メス。
またHくんと一緒に見に来ることができますように。
8月。
HFの様子を見に行った日は、ハグロトンボと遊びました。
開帳の瞬間を撮りたくて、用水路の縁にうんこ座りしたまま一人撮影会。
オオアオイトの姿が見られなかったのがザンネンでしたがこの子たちは確認できた。
水生昆虫がいないかと、久しぶりに近くの谷津田にも行ってみたけれど、まったく成果なしでした。
内房の海岸と中房の山の中に五目パトロールした日には山中湿地も再訪しました。
これは山の中の小さな尾根でじっと佇んで虫待ちしていたときに近くで避暑していた子。
サンクチュアリも暑すぎたこともあったと思いますが、トンボたちの影はとても薄かった。
それでもじっと佇んでいると向こうからやってきて帽子にとまってくれたのもいました。
モートンはシーズンオフになってしまったものと思われ、観察することはできませんでした。
でも、今年発見したこのトンボの新産地の溜池では、まだまだ活動している様子が見られてよかった。
また来シーズン、君たちの子孫に会いに来ます。
長野の茅野でプチ同窓会をしに行ったとき、近所の林の中でトラップ回収時に出会ったのは。
解散後に霧ヶ峰に駆け上がり駆け下り、東走していく途中、北杜市の某所に寄り道しました。
二次植林の中を歩き回りましたが、お目当ての甲虫には会えず。
イトトンボはこの子たちが大勢いました。
この子を観察して成虫越冬トンボ3種のコンプリート。
出現順ではこの子が出迎えてくれたトンボ。
このフィールドで幸運だったのは、林への行きと帰りでこの子たちを撮影できたことでした。
オスに出会ったのはベニシジミ号へたどり着く直前でした。
暑い熱い弾丸遠征でした。
9月はアオオサの空白を埋める一環で北総に通い詰めていました。
その通勤場所で観察したトンボたち。
行く度に観察していたのですが、なかなかちゃんと撮影できてなかったトンボ。(一年を通じて)
もっとちゃんと撮影しておくべきでしたが、とにかく時間がなくて余裕がなかったなぁ。
10月も空白を埋めるのに躍起になっていました。
そんな状態でも、久しぶりにノシザイルを観察できてよかった。
こんなアカトンボも紛れていてたのですが、近年ボウソウでは見かけなくなりました。
今年はボウソウに限らず秋がなかったと思いますが、第二HFのビオトープの様子を見に行ったとき。
赤トンボたちを観察することができました。
この赤トンボは明らかに減ってきたように思います。
通い詰め、やっと空白を埋められた日、やっとトこのトンボを撮る余裕もできました。
そして10月は東総エリアにも通いました。
空白を埋める作業の合間に撮ったのはこの子だけだったようです。
11月はボウソウする余裕がほとんどありませんでした。
丹沢山行やトウホク遠征中にトンボを見かけたことはあったと思いますが、撮っている余裕はなかった。
なので例年になく、11月のトンボ映像がないという年になってしまいました。
こうして並べると多種多数のトンボたちを観察したような記事に見えてしまうかもしれません。
でも、冒頭に書いたとおり、フィールドでは数も種もどんどん減っていることを実感しています。
益虫であるはずのトンボさえ減っているのですから、他の虫たちは言うまでもなく。
それでも「いた」ことを記録しておかないと、「いなくなった」とは言えないのです。
新産地で観察したフォトジェニックな子を再掲します。
来シーズンもきっと会いに行きます。
今年の湯加減
トンボを縦軸にして今シーズンの出来事(FW)を思い出すことを楽しんでいます。
(ボツ蔵からの復活記事ともいう)
今年は昨年と比べてフィールドワークの回数が少なったことに比例してトンボの写真も少なめでした。
6.17撮影 クロイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
しかも新顔はゼロのよう。
例年は3月くらいに春のトンボ探しにでかけるのですが、今年はアオオサの空白を埋めるのに忙しく。
4月になって早々にHFに探しに行ったのですが想定外の空振り。
冬眠明けのハンミョウたちに会いにボウソウしたときに春トンボを撮影できました。
4.11撮影 シオヤトンボ ♂ (トンボ科)
北海道遠征の前日にHFでも観察。
4.28撮影 シオヤトンボ ♀ (トンボ科)
別の日ですがHFで撮影した雌雄。
5.12撮影 同上 ペア
ここ数年、HFでもトンボの数が減ってきました。
カワトンボもそうで、昨シーズンは激減した印象でしたが、今年は少しだけ回復したかも。
これは未成熟の個体。
4.28撮影 ニホンカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
これは半成熟の個体で、体色が緑からいぶし銀に変わりつつあります。
同上
そしてオスは成熟すると体に白い粉を吹きます。
同上
こちらはメスの未成熟個体。
4.28撮影 ニホンカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
カワトンボもシオヤトンボも観察数が少なかったのですが、レギュラーのこの種も観察したのは一頭だけ。
オスは越冬後に隠ぺい色の茶色(あとで紹介します)からターコイズブルーにお色直しするのです。
4.28撮影 オソミオツネントンボ ♂ (アオイトトンボ科)
ざんねんながらこの日メスは観察できませんでした。
5月にまたボウソウの山中へ実験サンプルの採集に行った際、ここではあまり見かけなかった子がいた。
5.11撮影 ニホンカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
寸暇を惜しんでその翌日もHFの様子を見に行き、なんとかカワトンボの顔が見られた。
5.12撮影 ニホンカワトンボ ♂ 未成熟 (カワトンボ科)
ご近所へトンボパトロールに行ったとき、そこのレギュラーメンバーはそこそこの数が観察できました。
これは若いオス。
5.20撮影 ハラビロトンボ ♂ (トンボ科)
メスは若いかどうか判定困難。
5.20撮影 同上 ♀
翌週、ご近所の新規開拓へ行ったときに成熟した個体を観察しました。
5.20撮影 ハラビロトンボ ♂ (トンボ科)
市街地に近い割に耕作放棄もされていない密かな里地を見つけ、何種か水生昆虫も観察できました。
6月は某自然観察・体験イベント会社が企画した昆虫写真家尾園さんのイベントに参加。
トンボの撮影会がメインということで撮影方法の指南もしていただきました。
なのにあまり出来のいい写真はなかったという・・
6.17撮影 モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
これは扉の写真と同種ですが別個体。
6.17撮影 クロイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
ペアを探して池の縁を歩き回り、やっと見つけたのですが、遠くてピンボケ。
6.17撮影 クロイトトンボ ペア (イトトンボ科)
猛暑だったこともあり、この子はなかなか撮らせてくれなかった。
6.17撮影 ホソミイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
あまりの暑さにトンボたちも日陰や林の中へ退避するのです。
これは林の入口の沢に逃げてきた子。
6.17撮影 アサヒナカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
こちらは避暑しているわけではなく、羽化したばかりでじっと動かずにいた子。
6.17撮影 オオアオイトトンボ ♂ (アオイトトンボ科)
これは飛び立つ瞬間を撮る練習で、池にかかる木道に腹ばいになってがんばったのですが・・
汗だくになったのに全部ボツ写真でした。
6.17撮影 ショウジョウトンボ ♂ (トンボ科)
でもボウソウとは違うフィールドでトンボたちを観察できたことだけでも楽しい一日でした。
トンボのハイシーズンに突入したので、ボウソウへトンパトをしにも行きました。
ボウソウでは珍しい山の中の湿地へ。
そこで出迎えてくれたのはピカピカのアカネちゃん。
6.24撮影 ヒメアカネ ♀ (トンボ科)
ところがお目当ての子がいつもの場所で観察できず、しかも湿地の一部で工事が始まっていて焦りました。
ようやく見つけることはできたのですが、数頭しか観察できませんでした。
これはタイトルバナーになってもらった個体。
6.24撮影 モートンイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
メスは2頭だけしか見つけられず。
同上 ♀
山を下り、別の場所のトンボサンクチュアリへ移動。
そこのレギュラーたちはいつものように群れでいてくれました。
6.24撮影 モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
オスもメスも多数。
同上 ♀
この場所は人知れないままであってほしい。
同上 ペア
この子たちもレギュラー。
6.24撮影 キイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
未成熟のメスは淡いレモンイエローの単色。
同上 ♀
帰る途中に小さなトンボ池に寄ってみたのですが、暮れかけていたせいかギンたちの姿はなく。
コシアキちゃんの他にはこの子を見ただけでした。
6.24撮影 アオモンイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
後日、先の湿地を再訪した際、工事はソーラー設備であることが判明して暗澹たる気持ちになりました。
7月は外房へトンパトに。
外房のサンクチュアリではお目当ての子たちに会えました。
7.16撮影 オオイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
ここも隣接していた湿地が埋め立てられていて心配です。
同上 ♀
オス型メスも観察できました。
同上 ♀
ペアを見つけるのは苦労しました。
帰り道に中房の谷津田に寄り道。
多様性も個体数も減ってしまっていて接写できたのはこれだけ。
7.16撮影 ホソミオツネントンボ ♀ (アオイトトンボ科)
相当粘って探したのでしたが。
7.16撮影 アジアイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
秦野に行ったときにTさんに連れて行ってもらった谷戸で会った子たち。
7.23撮影 ハグロトンボ ♂ (カワトンボ科)
この辺りでは普通種というイトトンボ。多数観察できました。
7.23撮影 ホソミイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
このトンボはここでは初見だったそうで、Tさんもよろこんでいた。
7.23撮影 アオモンイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
ただ、観察できたのはこの一頭だけでした。
7月はHくんをトンパトに連れて行きました。(目的は他にも多数でしたが)
南房総の海岸で、意外にもトンボ池を見つけてしまった。
7.28撮影 ショウジョウトンボ ♂ (トンボ科)
本来のターゲットは見つからなかったのですがトンボを観察しながら長居をしてしまいました。
同上 ♀
ほんの小さな水溜まりといってもいい池なのに、意外に多様性も高かったのです。
7.28撮影 アオモンイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
池の縁に座ってじっくり観察しました。
7.28撮影 アジアイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
一日見ていても飽きなかったかも。
同上 ♀
翌日はトンパト。
新産地を見つけることもできました。
7.29撮影 オオイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
ここは中房の山の中だったのでとても貴重。
同上
ペアも複数観察できました。
同上 ペア
内房方面まで戻ってきてギンとの勝負。
7.29撮影 ギンヤンマ ♂ (ヤンマ科)
標本教室用の題材採集となりました。
7.29撮影 チョウトンボ ♂ (トンボ科)
内房のサンクチュアリにも寄ってレギュラーメンバーたちと対面。
7.29撮影 キイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
同上 ♀
7.29撮影 モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
これはオス型メス。
同上 ♀
またHくんと一緒に見に来ることができますように。
8月。
HFの様子を見に行った日は、ハグロトンボと遊びました。
開帳の瞬間を撮りたくて、用水路の縁にうんこ座りしたまま一人撮影会。
8.17撮影 ハグロトンボ ♀ (カワトンボ科)
オオアオイトの姿が見られなかったのがザンネンでしたがこの子たちは確認できた。
8.17撮影 アジアイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
同上 ♀
水生昆虫がいないかと、久しぶりに近くの谷津田にも行ってみたけれど、まったく成果なしでした。
内房の海岸と中房の山の中に五目パトロールした日には山中湿地も再訪しました。
これは山の中の小さな尾根でじっと佇んで虫待ちしていたときに近くで避暑していた子。
8.20撮影 アキアカネ ♂ (トンボ科)
サンクチュアリも暑すぎたこともあったと思いますが、トンボたちの影はとても薄かった。
8.20撮影 オオシオカラトンボ ♀ (トンボ科)
それでもじっと佇んでいると向こうからやってきて帽子にとまってくれたのもいました。
8.20撮影 コオニヤンマ ♂ (サナエトンボ科)
モートンはシーズンオフになってしまったものと思われ、観察することはできませんでした。
でも、今年発見したこのトンボの新産地の溜池では、まだまだ活動している様子が見られてよかった。
8.20撮影 オオイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
また来シーズン、君たちの子孫に会いに来ます。
同上 ペア
長野の茅野でプチ同窓会をしに行ったとき、近所の林の中でトラップ回収時に出会ったのは。
8.28撮影 オツネントンボ ♂ (アオイトトンボ科)
解散後に霧ヶ峰に駆け上がり駆け下り、東走していく途中、北杜市の某所に寄り道しました。
二次植林の中を歩き回りましたが、お目当ての甲虫には会えず。
イトトンボはこの子たちが大勢いました。
8.28撮影 ホソミオツネントンボ ♂ (アオイトトンボ科)
この子を観察して成虫越冬トンボ3種のコンプリート。
8.28撮影 ホソミイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
出現順ではこの子が出迎えてくれたトンボ。
8.28撮影 ヒメアカネ ♂ (トンボ科)
このフィールドで幸運だったのは、林への行きと帰りでこの子たちを撮影できたことでした。
8.28撮影 ミヤマカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
オスに出会ったのはベニシジミ号へたどり着く直前でした。
8.28撮影 ミヤマカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
暑い熱い弾丸遠征でした。
9月はアオオサの空白を埋める一環で北総に通い詰めていました。
その通勤場所で観察したトンボたち。
9.26撮影 ノシメトンボ (トンボ科)
行く度に観察していたのですが、なかなかちゃんと撮影できてなかったトンボ。(一年を通じて)
9.26撮影 オオアオイトトンボ ♂ (アオイトトンボ科)
もっとちゃんと撮影しておくべきでしたが、とにかく時間がなくて余裕がなかったなぁ。
10月も空白を埋めるのに躍起になっていました。
そんな状態でも、久しぶりにノシザイルを観察できてよかった。
10.7撮影 ノシメトンボ (トンボ科)
こんなアカトンボも紛れていてたのですが、近年ボウソウでは見かけなくなりました。
10.7撮影 コノシメトンボ ♂ (トンボ科)
今年はボウソウに限らず秋がなかったと思いますが、第二HFのビオトープの様子を見に行ったとき。
赤トンボたちを観察することができました。
10.12撮影 アキアカネ ♂ (トンボ科)
この赤トンボは明らかに減ってきたように思います。
10.12撮影 ナツアカネ ♂ (トンボ科)
通い詰め、やっと空白を埋められた日、やっとトこのトンボを撮る余裕もできました。
10.16撮影 オオアオイトトンボ ♀ (アオイトトンボ科)
そして10月は東総エリアにも通いました。
空白を埋める作業の合間に撮ったのはこの子だけだったようです。
10.24撮影 ホソミイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
11月はボウソウする余裕がほとんどありませんでした。
丹沢山行やトウホク遠征中にトンボを見かけたことはあったと思いますが、撮っている余裕はなかった。
なので例年になく、11月のトンボ映像がないという年になってしまいました。
こうして並べると多種多数のトンボたちを観察したような記事に見えてしまうかもしれません。
でも、冒頭に書いたとおり、フィールドでは数も種もどんどん減っていることを実感しています。
益虫であるはずのトンボさえ減っているのですから、他の虫たちは言うまでもなく。
それでも「いた」ことを記録しておかないと、「いなくなった」とは言えないのです。
オマケ
新産地で観察したフォトジェニックな子を再掲します。
7.29撮影 オオイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
来シーズンもきっと会いに行きます。
今年の湯加減
今年から実は、三足のワラジで働いています。
それでも、というかもちろん虫熱が冷めることはなく、虫たちを追いかける時間は確保しています。
この師走も怒涛のように過ぎていきましたが、実はホリ納めにも行ってきました。
記事にするかどうか、いや記事にできるかどうかは微妙ですが・・・
それはともかく、みなさま佳いお年をお迎えください。
2023-12-30 20:00
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コメント(5)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
何度拝見してもカッコいいモノサシトンボやオオイトトンボの「ニラミ」。成田屋顔負けです!
よい新年を。
by 高和です、 (2023-12-31 20:11)
繊細で美しいです、何度も見直してしまいます
by engrid (2023-12-31 22:00)
>高和です、さん
なるべく視線を感じらるように撮影しています。
>engridさん
イトトンボやカワトンボの仲間は特に繊細で、かつ麗しいですね♪
by kon(昆) (2024-01-03 22:38)
結構、水草の葉っぱの上にとまったりするのですね。
どれも色合いが美しい。
ミヤマカワトンボの羽の広げ方(?)が、カッコいいですね^^;。
by sakamono (2024-01-04 17:09)
>sakamonoさん
オスはとくにそうですね。かつ色鮮やか。
カワトンボは翅を閉じてとまるので、閉じる直前の一瞬です♪
by kon(昆) (2024-01-05 22:32)