"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
主題なき5月 [探虫行]
遠征記事のあとはご近所記事を。
遠出をしたくなかったわけではないけれど、ゆっくり散歩をしたい気分。
ともかくHFの様子は確認しに行かなくてはということで、特に何も狙いはないまま出かけました。
散歩中に出会ったこの子を手乗りにしたのははじめて。
近年なかなか見かけなくなったので、HFで観察できただけでもよかった。
5月12日、午前中は虫たちの世話や雑務をこなし、ゆるゆると昼食後に出かけました。
ハンノキ林も若葉が茂り、妖精たちの生命の気配が感じられます。
ここまで歩いてくる途中もたくさんのシオヤトンボが見られました。
林の中の水路に近寄ってみると、これもレギュラーのカワトンボがいました。
オレンジ翅の個体もいましたが、つれなくて撮らせてくれず。
久しぶりなので谷津田をぐるっと周って状況確認。
4月下旬にはこの花が見頃だった林の中にも行ってみましたが、特に変わりはありませんでした。
が、虫には出会わず。
田んぼの縁の湧水ポイントまで戻ってくると、丸太橋の上にもシオヤトンボの群れ。
飛び散らしながら渡って畦道に上がろうとしたときです。扉の子を見つけたのは。
HFで観察するのは珍しく、下草にとまっているのも珍しい。
弱っているのかなと思いつつも、あまりに撮りやすいところにいるので息を殺してにじり寄りました。
お願いだから接写させて、というテレパシーが通じたのか、日光浴に集中しているのか、寝てるのか。
こんなに近くで撮らせてくれました。(ノートリミング)
何枚撮影してもオッケーのようだったので、お触りも許してくれるかなと指を近づけてみたら。
よじ登ってくれた。
立ち上がって谷津田を背景にして扉の写真を撮影した次の瞬間、サービス終了とばかりに飛び立ちました。
力強く梢の上まで舞い上がっていったので、弱っていたわけではなかったようです。
もう一周してから帰ろうと、林縁の道を歩いていると、この子が目の前を横切りました。
しかも複数飛んだので、これは何かあると後を付けると・・樹液酒場がありました。
コクワガタ、ヨツボシケシキスイ、ヨツボシオオキスイなどで酒場は大繁盛でした。
ハンノキ林まで戻ってきたらカワトンボたちに再会。
つれなかった子も撮らせてくれました。
林縁の栗の木があるところへ行ったとき、林の中へ馬尾蜂が飛んでいくのを見ましたが撮影できず。
ここから第二部。
悔しすぎて書かないでおこうかとも思ったのですが、悲惨な敗戦記録の続きを。
実はこの前日の11日、意地になってボウソウの真ん中の山へ行きました。
とにかく成果なしだったのですが、いくつかの虫には出会ったので記録しておきます。
まずは扉の写真の仲間。
外来種ですがボウソウの山中にまで分布しています。シカの死体を吸いに来ていました。
トラップを仕掛けた草原で見かけたのは。
トラップにかかった外道たちの中で記録しておきたいのは。
体長約12mm。艶々で色形がヤマトエンマと極似していますが、前胸外縁の条紋が一本。(ヤマトは二本)
それと山道を歩いていたら、珍しく日中歩いていたので職務質問。
実は実は、折れた心を骨接ぎして18日にもトライしました。
近くに巣があったのでしょう、草原の子はトラップにも入っていました。
わずかながら、まだこの子たちも活動していました。
黒光りの子にも再会。
この日、飛んでいる本命を一つだけ捕獲したのですが・・・オスでした。
とうとう心は複雑骨折。
トラップを仕掛けた後の時間稼ぎも兼ねてお昼を食べに山を下りたのですがたまたまどこも定休日。
そもそも近くに飲食店なんてほとんどないので、昼食難民になってしまいました。
こうなったら町まで出るしかないかと、久留里駅を目指すことに。
R410久留里街道を北上していると、平山駅前を通り過ぎるとき”営業中”の文字が目をかすめました。
あわててUターンして、無人駅前にベニシジミ号を停めて入ったお店は何屋なのか分からない。
店内にはこういうメニューがあるだけで、品名は一つも書いていない。
さすがに店主のおばさんが説明してくれましたが、やはり品名は教えてくれませんでした。
ただ、普通盛りや大盛りというのはないのだそう。
ならばと、敢えて何も質問せず、”(男)”と書いてあるソーセージ(780)を注文したら出てきたのは。
久留里の手前に数年前まであった「三万石」というドライブインにも焼きそばがあったのを思い出し。
「そこの焼きそばと関係はあるのですか?」と聞いてみたら。
「うちは開店して百年以上だから、そこができるずっと前からあります」とのことでした。
もし百年前から焼きそば一本だったらこの店が発祥の地でしょうけど・・
今日の湯加減
遠出をしたくなかったわけではないけれど、ゆっくり散歩をしたい気分。
ともかくHFの様子は確認しに行かなくてはということで、特に何も狙いはないまま出かけました。
散歩中に出会ったこの子を手乗りにしたのははじめて。
近年なかなか見かけなくなったので、HFで観察できただけでもよかった。
5月12日、午前中は虫たちの世話や雑務をこなし、ゆるゆると昼食後に出かけました。
ハンノキ林も若葉が茂り、妖精たちの生命の気配が感じられます。
ここまで歩いてくる途中もたくさんのシオヤトンボが見られました。
林の中の水路に近寄ってみると、これもレギュラーのカワトンボがいました。
ニホンカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
オレンジ翅の個体もいましたが、つれなくて撮らせてくれず。
久しぶりなので谷津田をぐるっと周って状況確認。
4月下旬にはこの花が見頃だった林の中にも行ってみましたが、特に変わりはありませんでした。
キンラン 4.28撮影
が、虫には出会わず。
田んぼの縁の湧水ポイントまで戻ってくると、丸太橋の上にもシオヤトンボの群れ。
飛び散らしながら渡って畦道に上がろうとしたときです。扉の子を見つけたのは。
HFで観察するのは珍しく、下草にとまっているのも珍しい。
弱っているのかなと思いつつも、あまりに撮りやすいところにいるので息を殺してにじり寄りました。
お願いだから接写させて、というテレパシーが通じたのか、日光浴に集中しているのか、寝てるのか。
こんなに近くで撮らせてくれました。(ノートリミング)
ゴマダラチョウ (タテハチョウ科)
何枚撮影してもオッケーのようだったので、お触りも許してくれるかなと指を近づけてみたら。
よじ登ってくれた。
同上
立ち上がって谷津田を背景にして扉の写真を撮影した次の瞬間、サービス終了とばかりに飛び立ちました。
力強く梢の上まで舞い上がっていったので、弱っていたわけではなかったようです。
もう一周してから帰ろうと、林縁の道を歩いていると、この子が目の前を横切りました。
サトキマダラヒカゲ (タテハチョウ科)
しかも複数飛んだので、これは何かあると後を付けると・・樹液酒場がありました。
コクワガタ、ヨツボシケシキスイ、ヨツボシオオキスイなどで酒場は大繁盛でした。
ハンノキ林まで戻ってきたらカワトンボたちに再会。
ニホンカワトンボ ♂ 透明翅タイプ(カワトンボ科)
つれなかった子も撮らせてくれました。
同上 オレンジ翅タイプ
林縁の栗の木があるところへ行ったとき、林の中へ馬尾蜂が飛んでいくのを見ましたが撮影できず。
ここから第二部。
悔しすぎて書かないでおこうかとも思ったのですが、悲惨な敗戦記録の続きを。
実はこの前日の11日、意地になってボウソウの真ん中の山へ行きました。
とにかく成果なしだったのですが、いくつかの虫には出会ったので記録しておきます。
まずは扉の写真の仲間。
アカボシゴマダラ (タテハチョウ科)
外来種ですがボウソウの山中にまで分布しています。シカの死体を吸いに来ていました。
トラップを仕掛けた草原で見かけたのは。
ナガヒョウタンゴミムシ (オサムシ科)
トラップにかかった外道たちの中で記録しておきたいのは。
エンマムシ (エンマムシ科)
体長約12mm。艶々で色形がヤマトエンマと極似していますが、前胸外縁の条紋が一本。(ヤマトは二本)
それと山道を歩いていたら、珍しく日中歩いていたので職務質問。
キボシアオゴミムシ (オサムシ科)
実は実は、折れた心を骨接ぎして18日にもトライしました。
近くに巣があったのでしょう、草原の子はトラップにも入っていました。
ナガヒョウタンゴミムシ (オサムシ科)
わずかながら、まだこの子たちも活動していました。
ハンミョウ (オサムシ科)
黒光りの子にも再会。
エンマムシ (エンマムシ科)
この日、飛んでいる本命を一つだけ捕獲したのですが・・・オスでした。
とうとう心は複雑骨折。
オマケ
トラップを仕掛けた後の時間稼ぎも兼ねてお昼を食べに山を下りたのですがたまたまどこも定休日。
そもそも近くに飲食店なんてほとんどないので、昼食難民になってしまいました。
こうなったら町まで出るしかないかと、久留里駅を目指すことに。
R410久留里街道を北上していると、平山駅前を通り過ぎるとき”営業中”の文字が目をかすめました。
あわててUターンして、無人駅前にベニシジミ号を停めて入ったお店は何屋なのか分からない。
店内にはこういうメニューがあるだけで、品名は一つも書いていない。
さすがに店主のおばさんが説明してくれましたが、やはり品名は教えてくれませんでした。
ただ、普通盛りや大盛りというのはないのだそう。
ならばと、敢えて何も質問せず、”(男)”と書いてあるソーセージ(780)を注文したら出てきたのは。
男ソーセージ780
久留里の手前に数年前まであった「三万石」というドライブインにも焼きそばがあったのを思い出し。
「そこの焼きそばと関係はあるのですか?」と聞いてみたら。
「うちは開店して百年以上だから、そこができるずっと前からあります」とのことでした。
もし百年前から焼きそば一本だったらこの店が発祥の地でしょうけど・・
今日の湯加減
風邪の症状は軽く、熱もないのですが、なかなか治らないので病院に行きました。
風邪で受診したのは5~6年ぶり(山形に居た頃以来)じゃないかと。
医師が言うには、流行り風邪のようで(もちろんCOVID-19ではない)しつこいのだそう。
抗生物質は服用したくないけど、この風邪には効くとのことだったので飲んだら覿面でした。
まだ完全恢復してはいないので、しばらくご近所巡りをしようと思います。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
メニューすらわかならいお店、少し怖いですね(汗)
100年とは凄いですが。
ナガヒョウタンゴミムシも、大きくて、ツヤツヤ黒光りしてて、なかなかいい虫ですね!
by 山健父 (2023-05-28 09:00)
ゴマダラチョウさま、高和も大好きです。お見かけしたところ、もう夏の装いのようですね。ナガヒョウタンゴミムシさま、あながち浜辺ではないところにもお住まいなんですね。
さて、先週高和のHFに行ってきました。昨年通行止めだったS谷です。このところ得物は「お散歩ネット」ばかりの高和でしたが、今回はアルミ竿に四つ折りネットで本格参戦。好天に恵まれ、相手もお出ましになられたのですが、結果は4タコの完敗でした。原因は高和の経年劣化によるネットの振り遅れ!今年は素振を欠かさず、来シーズンの捲土重来を期することにいたします。S谷が来年も健在であることを切に祈りつつ。
by 高和です。 (2023-05-28 09:01)
こんにちは^^
キンランが無事で良かったです。
ゴマダラチョウ、寝ていたのでしょうか...
指によじ登る蝶は珍しいですよね?
カワトンボも種類が多いのですね。
オレンジの翅は見た事があります^^
栃木の里山で。
by いろは (2023-05-29 16:58)
>山健父さん
どうして品名を書かないのか分かりませんでした・・^^;
ナガヒョウタンは飼育も容易でたのしいですよ♪
>高和です。さん
戦果は芳しくなかったようですが、復旧したようでよかったです。
今年は行けるかな・・・
>いろはさん
キンランは先月たくさん咲いていました。
午後のことだったのでゴマダラは寝ぼけていたとは・・^^;
オレンジ翅のカワトンボは涼し気でよいです♪
by kon(昆) (2023-05-29 21:58)
まさか指に乗ってくれるなんていいですね。
樹液酒場は夏を待たずにもう開店してる。
わたしも探してみたいけど梅雨入りしてしまいました。
by 響 (2023-05-30 21:02)
これは何かある。そういう勘が働くようになっているのですね^^;。
樹液酒場のこういう様子を眺めるのは、楽しいです。それで思い
出したのですが、私も昔、樹液酒場でヨシボシケシキスイ(たぶん)
を見たことがありました。おもしろいお店ですね。焼きそばの
お店でしたか。盛りつけもユニークです^^;。
by sakamono (2023-06-01 14:12)
>響さん
そちらは梅雨入りでしたか・・
明けたらぜひ酒場巡りを^^
>sakamonoさん
虫の生態がわかると楽しいです♪
ヨツボシケシキスイはとてもいい虫・・常連さんですね^^
盛り付け・・一番高いのはどうなるのか・・想像できません^^;
by kon(昆) (2023-06-01 23:06)