"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
イモバス [日記]
各種検査結果が出る前に、駆け込みであっちこっちと遠征をしてきましたが、ご近所探索もしています。
1か月ほど時計を逆回転させます。
もう、その日の行動理由やモチベーションは確かではありませんが、気になっていた場所でした。
思い出した。
この日は午後から雨が降りそうだったので、午前中勝負で近場にしぼったのでした。
9月11日、午前中勝負といいながら早起きできず、虫たちの世話をしてからまったりと出発。
向かったのは、チバ市に隣接するヤチヨ市の新川の支流。
北総方面へ行くときのルートの途中のエリアなのでナビは不要。
でも目標地点として牧場をセットしていたのですが、どうやら廃業しているようでした。
その近くの橋の上から川の様子を確認。
ちょうどこの付近は川が市境になっていて、右岸はフナバシ市です。
とにかくこの川沿いの道と藪がずっと前から気になっていたものの、寄り道することがなかった。
逆に言えば、今回のような日にふらっと行くにはちょうどよかったということです。
河に沿って、小さな耕作地や田んぼがありました。
ベニシジミ号をとめて、さっそく探虫開始すると、第一村人はちょっと目立つカメムシでした。
次も幼虫で、もっと爽やかな緑色の子。
このバッタについては後程あらためてフィーチャーします。
何の花か不明ですが、誰かはわかります。
こちらは訪花したわけではないでしょうけど、コントラストと色合いが目を惹く蛾です。
名前に”メイガ”と付きますが、メイガの仲間ではなくツトガの仲間という、昆虫分類あるある。
実は扉の写真にも写っています。
証拠写真だけ撮りながら、どんどん歩いていきます。
2種目のカメムシ。
”ブチ”というよりも、触角と体側の白黒の”シマ”模様が特徴かと。
少なくともチバでは初観察の気がしますが、普通種でも見たことのない虫はまだまだいるものです。
こちらは田畑の近くだと時々見かけますが、こんな団体さんを見たのは久しぶり。
カメムシの幼虫はこうして集団を形成する習性があります。
ただ、学年(齢)は同じではないようで、年長さんから高学年まで、全校生徒がいました。
ちなみに集合体恐怖症なのですが、食べ物と動く物は平気です。
1時間近く歩いたところでフナバシ側へ渡り、川の北側に沿って戻ってきました。
護岸されていないように見えますが、石を粗い金網で固定する方法で施工されています。
帰り道はなかなか虫が見つからなかったのですが、とても目立つイモムシがいてくれました。
見るたびに思いますが、まるで宇宙船。あるいは、ネコバスならぬイモバス。
これはまだ3齢くらいですが、終齢になると灰色がかって縞模様も入り、ヘビっぽくなります。
扉の写真のニラの花はトリオでしたがこちらはデュオ。
ニラの花にもくるのですね。
これはセセリの中では翅の模様がビビッドで、このポーズをされるとついレンズを向けてしまう。
これも、うっすらブルースターマークが付いていたのでレンズを向けた夏型ちゃん。
どちらも光量が足りなくて実物よりくすぶった写真になってしまいました。
前出のバッタの再登場。
これは前出と同様の普通のチビッコ。
これはピンク色の子。
ピンク色でも脱皮していくとだいたいこのように普通色になるものもあります。
そして成虫になると、黄緑色や褐色や、このようにその中間色のも現れます。
が、涙目模様はそのまま。
気になっていた場所の様子を確認できたし、思ったよりも多くの虫が観察できてのんびりと散歩。
今にも降り出しそうな空でしたが、雨には遭うことなく帰宅できました。
今年デビューのうちの子を紹介します。
7月に羽化していたのですが、そのまま何も食べないまま2か月近くじっとしていたオオクワ。
やっと這い出してきてエサを食べ始め、ほっとしたのがこの記事の頃でした。
1か月前に先に出てきていたメスとお見合いです。
このオスは600ccの菌糸瓶から出たとは思えない想定外。まさかのうれしい75mmでした。
なのでブロマイド写真も。
親バカですがキレイでカッコイイ個体。
今日の湯加減
1か月ほど時計を逆回転させます。
もう、その日の行動理由やモチベーションは確かではありませんが、気になっていた場所でした。
キハダカノコ (ヒトリガ科)と ツユムシ (ツユムシ科) と もう一種います
思い出した。
この日は午後から雨が降りそうだったので、午前中勝負で近場にしぼったのでした。
9月11日、午前中勝負といいながら早起きできず、虫たちの世話をしてからまったりと出発。
向かったのは、チバ市に隣接するヤチヨ市の新川の支流。
北総方面へ行くときのルートの途中のエリアなのでナビは不要。
でも目標地点として牧場をセットしていたのですが、どうやら廃業しているようでした。
その近くの橋の上から川の様子を確認。
ちょうどこの付近は川が市境になっていて、右岸はフナバシ市です。
桑納川 (地元民でないと読めないと思います)
とにかくこの川沿いの道と藪がずっと前から気になっていたものの、寄り道することがなかった。
逆に言えば、今回のような日にふらっと行くにはちょうどよかったということです。
河に沿って、小さな耕作地や田んぼがありました。
ベニシジミ号をとめて、さっそく探虫開始すると、第一村人はちょっと目立つカメムシでした。
ミナミアオカメムシ 幼虫 (カメムシ科)
次も幼虫で、もっと爽やかな緑色の子。
ツチイナゴ (バッタ科)
このバッタについては後程あらためてフィーチャーします。
何の花か不明ですが、誰かはわかります。
ヒメカメノコテントウ (テントウムシ科)
こちらは訪花したわけではないでしょうけど、コントラストと色合いが目を惹く蛾です。
シロオビノメイガ (ツトガ科)
名前に”メイガ”と付きますが、メイガの仲間ではなくツトガの仲間という、昆虫分類あるある。
実は扉の写真にも写っています。
証拠写真だけ撮りながら、どんどん歩いていきます。
2種目のカメムシ。
ブチヒゲカメムシ (カメムシ科)
”ブチ”というよりも、触角と体側の白黒の”シマ”模様が特徴かと。
少なくともチバでは初観察の気がしますが、普通種でも見たことのない虫はまだまだいるものです。
こちらは田畑の近くだと時々見かけますが、こんな団体さんを見たのは久しぶり。
カメムシの幼虫はこうして集団を形成する習性があります。
ただ、学年(齢)は同じではないようで、年長さんから高学年まで、全校生徒がいました。
ちなみに集合体恐怖症なのですが、食べ物と動く物は平気です。
1時間近く歩いたところでフナバシ側へ渡り、川の北側に沿って戻ってきました。
護岸されていないように見えますが、石を粗い金網で固定する方法で施工されています。
帰り道はなかなか虫が見つからなかったのですが、とても目立つイモムシがいてくれました。
セスジスズメ 幼虫 (スズメガ科)
見るたびに思いますが、まるで宇宙船。あるいは、ネコバスならぬイモバス。
これはまだ3齢くらいですが、終齢になると灰色がかって縞模様も入り、ヘビっぽくなります。
扉の写真のニラの花はトリオでしたがこちらはデュオ。
キタテハ (タテハチョウ科)
ニラの花にもくるのですね。
これはセセリの中では翅の模様がビビッドで、このポーズをされるとついレンズを向けてしまう。
キマダラセセリ (セセリチョウ科)
これも、うっすらブルースターマークが付いていたのでレンズを向けた夏型ちゃん。
ベニシジミ (シジミチョウ科)
どちらも光量が足りなくて実物よりくすぶった写真になってしまいました。
前出のバッタの再登場。
これは前出と同様の普通のチビッコ。
ツチイナゴ 幼虫 (バッタ科)
これはピンク色の子。
同上
ピンク色でも脱皮していくとだいたいこのように普通色になるものもあります。
同上
そして成虫になると、黄緑色や褐色や、このようにその中間色のも現れます。
が、涙目模様はそのまま。
同上 成虫
気になっていた場所の様子を確認できたし、思ったよりも多くの虫が観察できてのんびりと散歩。
今にも降り出しそうな空でしたが、雨には遭うことなく帰宅できました。
オマケ
今年デビューのうちの子を紹介します。
7月に羽化していたのですが、そのまま何も食べないまま2か月近くじっとしていたオオクワ。
やっと這い出してきてエサを食べ始め、ほっとしたのがこの記事の頃でした。
1か月前に先に出てきていたメスとお見合いです。
オオクワガタ ペア (クワガタムシ科)
このオスは600ccの菌糸瓶から出たとは思えない想定外。まさかのうれしい75mmでした。
なのでブロマイド写真も。
親バカですがキレイでカッコイイ個体。
今日の湯加減
昨日のチバやお江戸の最高気温はなんとたったの13℃。しかも大雨でした。
10月上旬の気温としては88年ぶりの低さだったそうです。
今日は10度くらい上がり、過ごしやすかったのですが、着るものや寝具の調整が大変。
ちなみに明日は夏日予想、あさっては真夏日になるかもしれないそうです。やれやれ。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
イナゴの幼虫、頭でっかちで可愛いでやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2022-10-09 10:39)
カメムシの集合体はなかなかのインパクトがあります。
やはりススメガの幼虫は大きいですね。
by 響 (2022-10-09 17:38)
セスジスズメ。いつ出会っても身構えてしまいます。キタテハ。お目にかかることが少なくなりました。でもこの時期の出会いはときめきます。キマダラセセリ。発艦態勢が整いました!オオクワガタ。黒塗りのメルセデスみたい。
by 高和です。 (2022-10-09 21:42)
羽化してから2ヶ月、なにも食べなくても大丈夫なのってすごいです!
餌を食べ始めてくれてよかった〜^^
75mmのオス、すごく逞しくてかっこいいです!
by リュカ (2022-10-10 15:48)
>ぼんぼちぼちぼちさん
バッタの幼虫はだいたい頭でっかちですね。
翅がまだ短いので余計にそう見えます^^
>響さん
この日は2つの集団を見ました。
それでこの場所にいる全員なのかもしれません^^
>高和です。さん
セスジスズメの中齢幼虫は身構えるどころか吸い寄せられます^^
ジェット機モードのキマダラセセリもそうですね。
>リュカさん
さすがにハラハラしましたが、実は今もオスはマットの中に潜りがち。
でかくてイケメンですがヒッキーかもしれません^^;
by ぜふ (2022-10-10 17:48)
セスジスズメの幼虫、なかなかのインパクトです。記事タイトルが
「イモバス」だったから、どこかで出るだろうと心していました^^;。
カメムシの集合体は黒と黄色でパッと見、ハチかと思いました。
by sakamono (2022-10-12 15:50)
>sakamonoさん
いもむしとお気づきでしたか?
”インパクト”ということはあまりお好きではないということですね^^
集団はたしかに蜂の巣のようにも見えますね。
by ぜふ (2022-10-14 22:45)