"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ビタミンT [トンボ]
前記事の日の午後、トンボを見たいという期待がはずれたのでトンボ欲求が溜まってしまいました。
どういう訳かこの夏はトンボビタミン欠乏症にかかっていたようだと自己診断。
端からドアップで、トンボ偏向に陥ったムードをお伝えします。

解説は本編になりますが、気合を入れてにじり寄ったノートリミング写真です。
トンボをゆっくりたっぷり観察できるところは何処だろう。
近頃ヘビロテのムツザワ町に行くのはちょっと芸がないし、遠出はちょっと憚られる気分。
8月22日、選んだのは江戸川沿いのとある公園。
随分ご無沙汰しているし、ひょっとしたら某イトトンボに逢えるかもしれないというのが選択理由。
公園自体は初めての訪問ではないものの、この池には来たことがありませんでした。
池の畔に辿り着いたとき、出迎えてくれたのは意外にもカミキリムシ。

池縁と水面を眺めると、朝のパトロールに勤しんでいるヤンマたちの姿。
よし今日は、腰を据えて撮影大会だと、まずはそのヤンマたちの飛翔写真を撮ることにしました。
しばらく彼らの動きを観察し、通過することの多い空間に置きピンしてチャンスを待ちます。
しかし、朝はまだ元気があってスピードが速く、最大ズームのフレームの中に入るのはまさに一瞬。
何回もトライしましたが証拠写真すら撮れませんでした。

作戦を変更し、少し遠くの水面上を通過する個体を流し撮りすることに。
シャッタースピードが上がらず、こんなのしか撮れませんでした。(SS1/2000 F6.3 220mm)

1時間以上頑張りましたが、ギンヤンマの対戦相手のオニヤンマの写真はすべてボツ蔵送りに。
9時を過ぎるとこの子たちの動きが活発になってきました。

ヤンマにはほとんど相手にされませんが、同種のオス同士は熱いバトルを展開します。
時折、三つ巴や四つ巴になることも。

ヤンマと違いテリトリーは狭いものの、ひらひらと優雅な飛び方をする割に縄張り意識が強い。
一瞬、はげしい卍飛行になることも。

とにかく皆元気で、近くに寄ってくることや、じっと止まって休むことはありませんでした。

ところで、この池の水面に浮かぶ黄色い花。
アサザです。

貴重な自生地であるため、この池は大事に管理されていて、近くで鑑賞できる場所は普段入れません。
花期である8月下旬前後、朝9時から11時までの2時間だけ一般開放されます。
来園者は桟橋から花を撮影していますが、こちらが探すのはここでもトンボ。

カメラを真下に向けている人はいないので、奇妙に思われているでしょうが気にしません。

そもそもこの子たちは小さくて見えないでしょうから、何を撮っているのかも分からないでしょうね。

ただ、場所を占有してアサザの撮影の邪魔にならないように要注意。

開放終了時刻になったので池を後にしました。

他のトンボを見つけに園内の別のエリアへ移動する途中、ハス池がありました。

ハス池だけではなく、オニバス池もあるのですが、メインの池は整備中。
水生植物園の一角で展示されていました。

オニバスの花は葉を突き破って咲くこともあるようで。

痛くはないのでしょうけど。

その池は扉のトンボのナワバリのようで、近くに立っていた標識用の棒の先に陣取っていたのです。

水生植物園には他の昆虫たちもいましたが、水生植物をいくつか載せておきます。

花びらがちょっと半透明にも見えて透明感があります。
こちらはさらに特徴的な花びらをしています。

花様は全然似ていませんがアサザの仲間だそう。

他にも色々な水生植物が展示されていましたが割愛します。

この日の活動はお昼までと決めていたので、そろそろ撤収モードに。
水路沿いにトンボを探しながら出口へと歩いていると、水際の茅の葉の上に。
その物憂げな表情は、もしかしてあの虫に操られているのかな?

水の中へジャンプするかどうか観察したいところでしたが、時間がないし、暑くて敵わないので断念。
ハス池の畔を歩いていると、足元から時々イナゴやバッタが飛び立ちます。
葉の上に着地したイナゴにカメラを向けると、もう一人の大きいバッタとツーショットになりました。

アサザ池まで戻って来て、あらためて池を眺めながらベニシジミ号へ。

お見送りはカメ三兄弟でした。

やはり午前中だけだとビタミンの補給が十分ではありませんでした。
実は続きがあるのですが、長くなるので2回に分けてアップします。
ベニシジミ号は公園の入口に停めていたのですが(駐車禁止エリアではありません)、ジャケットを着たりカメラを仕舞ったりと帰り支度をしていたら、足元の植え込みに・・うまく周囲に溶け込んでいます。

よく見ると、エノキの若木の株に3頭いました。
今日の湯加減
どういう訳かこの夏はトンボビタミン欠乏症にかかっていたようだと自己診断。
端からドアップで、トンボ偏向に陥ったムードをお伝えします。

解説は本編になりますが、気合を入れてにじり寄ったノートリミング写真です。
トンボをゆっくりたっぷり観察できるところは何処だろう。
近頃ヘビロテのムツザワ町に行くのはちょっと芸がないし、遠出はちょっと憚られる気分。
8月22日、選んだのは江戸川沿いのとある公園。
随分ご無沙汰しているし、ひょっとしたら某イトトンボに逢えるかもしれないというのが選択理由。
公園自体は初めての訪問ではないものの、この池には来たことがありませんでした。
池の畔に辿り着いたとき、出迎えてくれたのは意外にもカミキリムシ。

キボシカミキリ (カミキリムシ科)
池縁と水面を眺めると、朝のパトロールに勤しんでいるヤンマたちの姿。
よし今日は、腰を据えて撮影大会だと、まずはそのヤンマたちの飛翔写真を撮ることにしました。
しばらく彼らの動きを観察し、通過することの多い空間に置きピンしてチャンスを待ちます。
しかし、朝はまだ元気があってスピードが速く、最大ズームのフレームの中に入るのはまさに一瞬。
何回もトライしましたが証拠写真すら撮れませんでした。

作戦を変更し、少し遠くの水面上を通過する個体を流し撮りすることに。
シャッタースピードが上がらず、こんなのしか撮れませんでした。(SS1/2000 F6.3 220mm)

ギンヤンマ (ヤンマ科)
1時間以上頑張りましたが、ギンヤンマの対戦相手のオニヤンマの写真はすべてボツ蔵送りに。
9時を過ぎるとこの子たちの動きが活発になってきました。

チョウトンボ ♂(トンボ科)
ヤンマにはほとんど相手にされませんが、同種のオス同士は熱いバトルを展開します。
時折、三つ巴や四つ巴になることも。

同上
ヤンマと違いテリトリーは狭いものの、ひらひらと優雅な飛び方をする割に縄張り意識が強い。
一瞬、はげしい卍飛行になることも。

同上
とにかく皆元気で、近くに寄ってくることや、じっと止まって休むことはありませんでした。

ところで、この池の水面に浮かぶ黄色い花。
アサザです。

アサザ
貴重な自生地であるため、この池は大事に管理されていて、近くで鑑賞できる場所は普段入れません。
花期である8月下旬前後、朝9時から11時までの2時間だけ一般開放されます。
来園者は桟橋から花を撮影していますが、こちらが探すのはここでもトンボ。

アジアイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
カメラを真下に向けている人はいないので、奇妙に思われているでしょうが気にしません。

同上 同定用写真
そもそもこの子たちは小さくて見えないでしょうから、何を撮っているのかも分からないでしょうね。

同上 ♀
ただ、場所を占有してアサザの撮影の邪魔にならないように要注意。

同上
開放終了時刻になったので池を後にしました。

他のトンボを見つけに園内の別のエリアへ移動する途中、ハス池がありました。

ハス
ハス池だけではなく、オニバス池もあるのですが、メインの池は整備中。
水生植物園の一角で展示されていました。

オニバス
オニバスの花は葉を突き破って咲くこともあるようで。

痛くはないのでしょうけど。

その池は扉のトンボのナワバリのようで、近くに立っていた標識用の棒の先に陣取っていたのです。

ウチワヤンマ (ヤンマ科)
水生植物園には他の昆虫たちもいましたが、水生植物をいくつか載せておきます。

トチカガミ
花びらがちょっと半透明にも見えて透明感があります。
こちらはさらに特徴的な花びらをしています。

ガガブタ
花様は全然似ていませんがアサザの仲間だそう。

他にも色々な水生植物が展示されていましたが割愛します。

この日の活動はお昼までと決めていたので、そろそろ撤収モードに。
水路沿いにトンボを探しながら出口へと歩いていると、水際の茅の葉の上に。
その物憂げな表情は、もしかしてあの虫に操られているのかな?

ハラビロカマキリ (カマキリ科)
水の中へジャンプするかどうか観察したいところでしたが、時間がないし、暑くて敵わないので断念。
ハス池の畔を歩いていると、足元から時々イナゴやバッタが飛び立ちます。
葉の上に着地したイナゴにカメラを向けると、もう一人の大きいバッタとツーショットになりました。

ショウリョウバッタ と コバネイナゴ
アサザ池まで戻って来て、あらためて池を眺めながらベニシジミ号へ。

お見送りはカメ三兄弟でした。

やはり午前中だけだとビタミンの補給が十分ではありませんでした。
実は続きがあるのですが、長くなるので2回に分けてアップします。
オマケ
ベニシジミ号は公園の入口に停めていたのですが(駐車禁止エリアではありません)、ジャケットを着たりカメラを仕舞ったりと帰り支度をしていたら、足元の植え込みに・・うまく周囲に溶け込んでいます。

アカボシゴマダラの幼虫 (タテハチョウ科)
よく見ると、エノキの若木の株に3頭いました。
今日の湯加減
神奈川~埼玉~長野と巡る遠征から無事帰ってきました。
メインターゲットは二つでしたが、一つはボウズ、一つは大漁でした。
とにかく一生の思い出になる旅となりました。また記事でレポートしようと思っています。
ところで、今日からブログテーマを変えました。
今までは「趣味・カルチャー」、違和感しかありませんが、他に適当なテーマがない。
大昔、”自然”、”生物”、”写真”というテーマも追加してとソネさんにお願いしたのですが何も変わらず。
ということで「blog」にしましたが、テーマが blog って・・・やっぱり違和感しかないな。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
チョウトンボやウチワヤンマ、会って見たいです。
もっとも会えるような場所に行っていないので無理なのですが...^^
トンボの正面顔はとてもユーモラスですね。
イトトンボって本当に素敵です♪
オニバスは神代植物公園で見ることが出来ました。
お花はやはり熱帯地方のお花らしい色合いですね。
アサザとガガブタは似ていますね。
by いろは (2021-09-05 17:37)
>いろはさん
チョウトンボやウチワヤンマはともかく、イトトンボの仲間は都心の小学校のビオトープでも観察できることがあります。
つまり、いても気が付かないだけかと^^
by ぜふ (2021-09-06 20:39)
オニバスって初めて観ました。
素敵な花だな。ガガブタも面白い^^
ビタミンT、たくさん摂取できたのかしらって思ったら続きがあるのですねw
by リュカ (2021-09-07 08:13)
アサザやハス、オニバスなど色とりどりの花が美しいですね。
花の写真も素敵だなと思いました。
by 山健父 (2021-09-07 18:29)
今年は残暑を感じませんね。虫たちはどうしてるでしょうか?無事に伴侶に出逢い、子孫を残せることを祈るや切、です。
長野県はどんな様子でしたか?疫病禍を衝いて高和も遠征を企画しましたが、大雨で断念しました。
by 高和です。 (2021-09-07 20:26)
>リュカさん
オニバスはどこか妖艶な感じもしますね。
そのことについては次回くわしく^^
>山健父さん
実は花を撮影するのも好きなのです^^
が、なかなかうまく撮れません・・が、次回また紹介します。
>高和です。さん
残暑はこれからやってくるかもしれませんね^^;
訪れた場所は幸い7月8月の大雨の影響はなかったとのことでした。
くわしくは何れまた。
by ぜふ (2021-09-07 22:47)
どこにギンヤンマがいるのかと、目を細めて写真をずーっと、凝視
した末に見つけました。最後の写真はすぐに分かりました^^;。
こうした水の上に咲いている花って、涼し気でとてもよいです。
by sakamono (2021-09-09 21:56)
オニバス、綺麗な赤紫色でやすね!
花の下の部分が、アザミみたいにトゲトゲなのでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-09-10 09:15)
>sakamonoさん
遠くを高速で横切るトンボの撮影はなかなか大変です。
数打てばという作戦もききません^^;
水生植物自体は涼し気でしたが、実際は汗だくでした・・
>ぼんぼちぼちぼちさん
オニバスの花の下もトゲトゲなのですが・・
もっとトゲトゲがあります。それはまた次回^^
by ぜふ (2021-09-10 22:16)