"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
チョウシいいのかわるいのか [オサムシ]
前回は東総のソウサ方面へでかけた記事でしたが、さらに東へ行ってきました。
ボウソウするにしても、あまり連続して同じ方面へ行くことはしないのですが珍しく。
どうせなら、最東端へと決意し、目指したのは犬吠埼。
自ら課したミッションは、銚子ラベルのアオオサムシ採集。(持ってないのです)

意外と遠いので、ここを訪れるのも二度目か三度目。
この前日、ジゴクの渋滞に巻き込まれながら、チバ県のほぼ最西端へ行ったし。
連日でちょっとキツイし、もしボウズだったら、それはもう修行か罰ゲームということになるかも。
と覚悟はしましたが、チョウシラベルを得たいという衝動が勝ちました。
そのモチベーションが下がらないように、今回は南回りの高速でバビューン。
千葉東JCTから千葉東金道へ、東金ICからは圏央道に接続します。
圏央道はまだ山武市の東端の松尾横芝ICまでしか開通していませんが、まだ続きがありました。
銚子方面へ行くなら、銚子連絡道(有料道路)へそのまま入れます。
元々交通量は多くないとは思いますが、この時はまるで貸し切りのような状態でした。
後続車も対向車もまったくいないので、こんな写真が撮れました。

横芝光町を横断するように走り、終点で降りてR126へ。
匝瑳市を横断し、旭市に入ってすぐ干潟駅過ぎると、この前お休みだった蕎麦屋の前を通りました。
さらにR126をひた走り、総武本線を越えると海が近づいてきます。
屛風ヶ浦の表示に誘われて、ここでちょっと休憩を兼ねて寄り道。
随分前にショップのマスツーに参加したときの目的地だった刑部岬(ぎょうぶみさき)へ。
太平洋でございます。

観光客と思しき方、家族、カップル、ソロツーのライダーがちらほらいましたが混んではいない。

展望台からは飯岡漁港が見下ろせます。(実はここも津波の被害にあった町です)

案内板によると、写真の真ん中に富士山があるはずなので心眼で見てください。

屛風ヶ浦には向かわず、もう一度R126まで戻りさらに東へ。
数キロ進むと、道沿いに気になる看板が。
「酒の駅」
左手が勝手にウインカーを出しましたが・・道の駅なら定番の、幟などの営業中アピールがない。
しかも建物がダメージデザインなのでやってないのかと思いました。

ちゃんと営業していて、地酒を中心に焼酎やワインも多数扱っていました。
せっかくなので、銚子の地酒を購入してストップ&ゴー。
三崎町を右折して海沿いの道へ。このルートは「銚子ドーバーライン」という名前が付いています。
が、しばらく進むと”この先通行止め”表示があり、しょうがなく迂回ルートへ。
つまり、もうナビは役に立たない。とにかく”犬吠埼はこっち”という標識を辿って進みます。
どこをどう通っているのか分かりませんでしたが、何度も右左折を繰り返してやっと到着。

ちょうどお昼になったので、ショッピングモールへ行ってみることに。
今、灯台の見学はできないのに、駐車場は一杯でモールもお土産売り場も人だらけ。
門の外からちらっと眺めて早々に退散することにしました。

お昼を食べるところを探さないといけなくなりましたが、その前に。
実は、房総半島の最東端は犬吠埼ではないのです。
少し北に位置するその場所へ行ってみることにしました。

銚子港は外海に面した外港と、利根川河口の内港(銚子漁港)と二つあり、外港の突堤の先が東端。
突端までは行けないし、お腹が空いてきたのでGoogleMapでお店探し。
すると、現在地のすぐ近くに食堂があることが分かりました。
そこはこんなお店でした。

一応暖簾がかかっていますが、どこにも店名なし。さすがに気後れしてしまいました。
実はせっかくチョウシまで行くのだから、お昼は魚介類をと決めていたのです。
じゃあ、駅の近くに行けばいいのではないかと、向かったのは銚子電鉄の海鹿島(あしかじま)駅。
直線距離は500メートルほどなのですが、道のりは3倍くらいありました。

関東最東端の駅。無人駅ですが、鉄ちゃんと思しきオジサンが一人いました。
それはともかく、駅の周辺には寿司屋以外に飲食店なし。

電車を待っている余裕はないので、ならばいっそ銚子漁港まで行くことに。
飯沼観音の五重塔をパチリ。

銚子銀座通りをウロウロしたことは省略し、結局選んだのは圓福寺のすぐそばの中華屋さん。
選んだ理由は、GoogleMapの店名にも表記されている”あさり潮らーめん”の文字。
それがこれ。

メニューにワンタンもあったので、ワンタンをトッピングできますかと聞いたら快く100円で。
おそらく、あさりをバターで炒めてから入れているのでしょう。満足のスペシャル麺。
老夫婦が二人でやっている町中華のお店でした。
(おじいちゃんは腰が曲がっていて、おばあちゃんは背筋がシャキッとしているのが印象的でした)

さて、ツーリングが主目的ではないのです。
もちろん銚子エリアに入ってから周りの環境をチェックしながら走ってはいました。
ドーバーラインの内側は谷津田が散在し、雑木林もつながっているのが分かりました。
しかし、周りに住宅が目立ったので、別のエリアがないかと、あさり潮らーめんをすすりながら検討。
もう少し西側の里地を目指すことにして、R126のとある交差点をナビの目的地に設定しました。

目的地に到着してみてびっくり。
なんとそこは、さっきの酒の駅でした。
ここから北へ少し入るとすぐ畑地で、林がつながっています。
畑を抜け、砂利道になってもそのまま進みましたが、まもなく道が途切れました。

銚子エリアは風力発電の風車がたくさん設置されており、このエリアだけでも20基以上見えました。
藪というか草むらというか、どちらとも言えますが、入ってみることに。
と、明るい陽射しに誘われたのか、オレンジ色の影が一つ二つふわふわと。
写真を撮ろうとすると飛び去ったり、草むらの中へ逃げていく中にやっと撮らせてくれた子が。

この日初の昆虫観察でしたが、じっとしてくれてたのをいいことに、這いつくばりアングルを一枚。

風車の整備のときに使う道なのでしょう、周りをよく見ると監視カメラも設置してありました。
草むらを突き進むと結局は藪で通せんぼされたし、崖地はなさそうだったので退却。

西隣の谷津田まで移動し、林縁の道をくねくねとトレースしてみることに。
ところが、あぜ道がとても狭く、ぬかるんでもいて、効率よく移動することはできませんでした。
数か所の様子を見て、中でも気になった小さな谷津田の奥へ徒歩で突入してみました。

しかし、崖地が一つも見つかりません。
一旦、最深部まで入り、戻って支流を遡っていると、ちょっと気になる景色が。

崖地ではなく、段違いになっている田の境界なのですが、土の様子は良い感じ。
しばらく掘っていると・・ぽろっと発掘。

ついにチョウシラベルを手に入れました。

アオオサらしい深緑色。はるばる来た甲斐がありました。
追加がでないかと、周囲の掘れる場所をくまなく捜索しましたが、ゴミムシすら出ず。

この後も谷津田に沿ってローラーを続けましたが、崖地を見つけることはできませんでした。

春か秋にこの辺のあぜ道を歩けば遭遇するのかもしれません。(ゴミムシがいないのが気になるが)
まだ日没までは少し間があるのですが、歩き疲れたのでサスペンデッドとしました。

初訪の土地で、ボウズでなかっただけでも幸運でした。
いや、ゴミムシすら出なかったのに、よく本命が一頭出てくれたものです。
帰りも同じルート。
まだ明るいので下道をトコトコ辿ろうかとも思いましたが、ライフポイントが少なくて却下。
ただ、この日も風が強かったので、高速をトコトコと走って帰りました。
この翌日、HFへカエルの様子を見に行ってきました。
前回はぽつぽつとしか立っていなかった目印がこんなに。

全体で200本以上はあったでしょうか。まずまずの産卵数じゃないかと思います。

もう生まれた子もいました。

今頃はもうオタマダンゴができていると思います。
今日の湯加減
ボウソウするにしても、あまり連続して同じ方面へ行くことはしないのですが珍しく。
どうせなら、最東端へと決意し、目指したのは犬吠埼。
自ら課したミッションは、銚子ラベルのアオオサムシ採集。(持ってないのです)

意外と遠いので、ここを訪れるのも二度目か三度目。
この前日、ジゴクの渋滞に巻き込まれながら、チバ県のほぼ最西端へ行ったし。
連日でちょっとキツイし、もしボウズだったら、それはもう修行か罰ゲームということになるかも。
と覚悟はしましたが、チョウシラベルを得たいという衝動が勝ちました。
そのモチベーションが下がらないように、今回は南回りの高速でバビューン。
千葉東JCTから千葉東金道へ、東金ICからは圏央道に接続します。
圏央道はまだ山武市の東端の松尾横芝ICまでしか開通していませんが、まだ続きがありました。
銚子方面へ行くなら、銚子連絡道(有料道路)へそのまま入れます。
元々交通量は多くないとは思いますが、この時はまるで貸し切りのような状態でした。
後続車も対向車もまったくいないので、こんな写真が撮れました。

横芝光町を横断するように走り、終点で降りてR126へ。
匝瑳市を横断し、旭市に入ってすぐ干潟駅過ぎると、この前お休みだった蕎麦屋の前を通りました。
さらにR126をひた走り、総武本線を越えると海が近づいてきます。
屛風ヶ浦の表示に誘われて、ここでちょっと休憩を兼ねて寄り道。
随分前にショップのマスツーに参加したときの目的地だった刑部岬(ぎょうぶみさき)へ。
太平洋でございます。

観光客と思しき方、家族、カップル、ソロツーのライダーがちらほらいましたが混んではいない。

飯岡灯台
展望台からは飯岡漁港が見下ろせます。(実はここも津波の被害にあった町です)

案内板によると、写真の真ん中に富士山があるはずなので心眼で見てください。

屛風ヶ浦には向かわず、もう一度R126まで戻りさらに東へ。
数キロ進むと、道沿いに気になる看板が。
「酒の駅」
左手が勝手にウインカーを出しましたが・・道の駅なら定番の、幟などの営業中アピールがない。
しかも建物がダメージデザインなのでやってないのかと思いました。

ちゃんと営業していて、地酒を中心に焼酎やワインも多数扱っていました。
せっかくなので、銚子の地酒を購入してストップ&ゴー。
三崎町を右折して海沿いの道へ。このルートは「銚子ドーバーライン」という名前が付いています。
が、しばらく進むと”この先通行止め”表示があり、しょうがなく迂回ルートへ。
つまり、もうナビは役に立たない。とにかく”犬吠埼はこっち”という標識を辿って進みます。
どこをどう通っているのか分かりませんでしたが、何度も右左折を繰り返してやっと到着。

犬吠埼灯台
ちょうどお昼になったので、ショッピングモールへ行ってみることに。
今、灯台の見学はできないのに、駐車場は一杯でモールもお土産売り場も人だらけ。
門の外からちらっと眺めて早々に退散することにしました。

お昼を食べるところを探さないといけなくなりましたが、その前に。
実は、房総半島の最東端は犬吠埼ではないのです。
少し北に位置するその場所へ行ってみることにしました。

銚子外港
銚子港は外海に面した外港と、利根川河口の内港(銚子漁港)と二つあり、外港の突堤の先が東端。
突端までは行けないし、お腹が空いてきたのでGoogleMapでお店探し。
すると、現在地のすぐ近くに食堂があることが分かりました。
そこはこんなお店でした。

一応暖簾がかかっていますが、どこにも店名なし。さすがに気後れしてしまいました。
実はせっかくチョウシまで行くのだから、お昼は魚介類をと決めていたのです。
じゃあ、駅の近くに行けばいいのではないかと、向かったのは銚子電鉄の海鹿島(あしかじま)駅。
直線距離は500メートルほどなのですが、道のりは3倍くらいありました。

関東最東端の駅。無人駅ですが、鉄ちゃんと思しきオジサンが一人いました。
それはともかく、駅の周辺には寿司屋以外に飲食店なし。

海鹿島駅
電車を待っている余裕はないので、ならばいっそ銚子漁港まで行くことに。
飯沼観音の五重塔をパチリ。

飯沼山 圓福寺
銚子銀座通りをウロウロしたことは省略し、結局選んだのは圓福寺のすぐそばの中華屋さん。
選んだ理由は、GoogleMapの店名にも表記されている”あさり潮らーめん”の文字。
それがこれ。

メニューにワンタンもあったので、ワンタンをトッピングできますかと聞いたら快く100円で。
おそらく、あさりをバターで炒めてから入れているのでしょう。満足のスペシャル麺。
老夫婦が二人でやっている町中華のお店でした。
(おじいちゃんは腰が曲がっていて、おばあちゃんは背筋がシャキッとしているのが印象的でした)

さて、ツーリングが主目的ではないのです。
もちろん銚子エリアに入ってから周りの環境をチェックしながら走ってはいました。
ドーバーラインの内側は谷津田が散在し、雑木林もつながっているのが分かりました。
しかし、周りに住宅が目立ったので、別のエリアがないかと、あさり潮らーめんをすすりながら検討。
もう少し西側の里地を目指すことにして、R126のとある交差点をナビの目的地に設定しました。

目的地に到着してみてびっくり。
なんとそこは、さっきの酒の駅でした。
ここから北へ少し入るとすぐ畑地で、林がつながっています。
畑を抜け、砂利道になってもそのまま進みましたが、まもなく道が途切れました。

銚子エリアは風力発電の風車がたくさん設置されており、このエリアだけでも20基以上見えました。
藪というか草むらというか、どちらとも言えますが、入ってみることに。
と、明るい陽射しに誘われたのか、オレンジ色の影が一つ二つふわふわと。
写真を撮ろうとすると飛び去ったり、草むらの中へ逃げていく中にやっと撮らせてくれた子が。

キタテハ (タテハチョウ科)
この日初の昆虫観察でしたが、じっとしてくれてたのをいいことに、這いつくばりアングルを一枚。

ベニシジミ号とキタテハ
風車の整備のときに使う道なのでしょう、周りをよく見ると監視カメラも設置してありました。
草むらを突き進むと結局は藪で通せんぼされたし、崖地はなさそうだったので退却。

西隣の谷津田まで移動し、林縁の道をくねくねとトレースしてみることに。
ところが、あぜ道がとても狭く、ぬかるんでもいて、効率よく移動することはできませんでした。
数か所の様子を見て、中でも気になった小さな谷津田の奥へ徒歩で突入してみました。

しかし、崖地が一つも見つかりません。
一旦、最深部まで入り、戻って支流を遡っていると、ちょっと気になる景色が。

崖地ではなく、段違いになっている田の境界なのですが、土の様子は良い感じ。
しばらく掘っていると・・ぽろっと発掘。

アオオサムシ (オサムシ科)
ついにチョウシラベルを手に入れました。

同上
アオオサらしい深緑色。はるばる来た甲斐がありました。
追加がでないかと、周囲の掘れる場所をくまなく捜索しましたが、ゴミムシすら出ず。

この後も谷津田に沿ってローラーを続けましたが、崖地を見つけることはできませんでした。

春か秋にこの辺のあぜ道を歩けば遭遇するのかもしれません。(ゴミムシがいないのが気になるが)
まだ日没までは少し間があるのですが、歩き疲れたのでサスペンデッドとしました。

初訪の土地で、ボウズでなかっただけでも幸運でした。
いや、ゴミムシすら出なかったのに、よく本命が一頭出てくれたものです。
帰りも同じルート。
まだ明るいので下道をトコトコ辿ろうかとも思いましたが、ライフポイントが少なくて却下。
ただ、この日も風が強かったので、高速をトコトコと走って帰りました。
オマケ
この翌日、HFへカエルの様子を見に行ってきました。
前回はぽつぽつとしか立っていなかった目印がこんなに。

全体で200本以上はあったでしょうか。まずまずの産卵数じゃないかと思います。

もう生まれた子もいました。

ニホンアカガエル のオタマ
今頃はもうオタマダンゴができていると思います。
今日の湯加減
今日のチバは一日中雨。
午後は何度か雷鳴も聞こえましたが、春雷どころか西日本各地では桜が開花したというニュースが。
広島も福岡も観測史上最早だそうです。
でも、春が早いというか、今冬が暖かく短かったのだと思います。
それはともかく、ブルーマーチはこれからが本番かもしれません。
実は今週、また遠征していました。
それはそれは楽しい旅だったのですが、リバウンドもコワイ。
さてどうなりますか・・
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
関東最東端の駅、やはり鉄ちゃんには踏んでおきたい場所なのでやしょうね。
レトロっぷりが何とも言えないでやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2021-03-14 21:02)
道が途切れ(おっ、いい感じ、キタテハさんおでましに)向こうにベニシジミ号(ツーショット)。高和の予感が当たりました。昔の戦闘機乗りが機体に書いた撃墜マーク、ここはブルースターを画かねば。ベニシジミ号に画かねば
?
by 高和です。 (2021-03-15 20:00)
>ぼんぼちぼちぼちさん
駅ではなくお店が目当てだったのですが、つい構内まで・・^^;
この駅舎はこれでも立派な方です。
>高和です。さん
キタテハは本当に草の陰に逃げて静止しましたが、翅が傷まないか要らぬ心配をしました。
撃墜マークではありませんが、実はベニシジミ号にはブルースターが付いています。(写真では判別不能ですが^^)
by ぜふ (2021-03-16 18:54)
灯台のある風景は最高!
見てるとバイクに乗りたくてウズウスしてきます。
カエル池は全部印をつけてるのですね。
これだけ生んでると今年はオタマだらけになりそう。
by 響 (2021-03-18 10:42)
この施設は本当に「酒の駅」という呼称なのでしょうか。
とても魅力的なところです^^;。この、あさりラーメンって
うまそうですね。あさりの酒蒸しで、出ている汁がおいしくて、
いつも飲み干してしまうのですが、そんな感じのスープかなぁ。
by sakamono (2021-03-19 00:12)
>響さん
Lighthouse巡りも好きなのですが、ボウソウは意外と少ないです。
卵塊一つに一本ずつ立ててますね。
オタマだらけにはなりますが、鳥たちに食べられて・・・
>sakamonoさん
かまた酒店が本名のようですが、看板にはそう書いてあります。
あさりラーメンは看板メニューのようでした。
バターの風味が合わないわけがなく・・幸せでした^^
by ぜふ (2021-03-19 22:50)