"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
オサホリ検分録 [日記]
12月12日、この日は午後から会合があったのですが、ちょっと早起きしてベニシジミ号に乗りました。
実は来週、オサホリの部活を開催するので、ポイントの検分をしておこうということで。
候補地はボウソウなのですが、ちょっと山の中で、道路が通れるか、現地が荒れていないか。
念のためにそれだけは確認しておきたかったのです。
ついでに紅葉狩りできればよかったのですが・・
チバはこのところ雨が降らないのですが、この日はどん曇り。
それにしても初冬というのは、まだ体が低気温に慣れていないので、寒さ抵抗性が一年でもっとも低い。
居住地には関係ないような気がします。
というのが寝坊したイイワケですが、とにかく、布団から出る動力性能が最低レベルです。
うぐいすラインではなく、久しぶりに大多喜街道をひた走ることに。
ちゃんと冬装備でベニシジミ号に乗っているのですが、明らかに時間とともに気温が下がってきました。
牛久から清澄養老ラインに入ると、とうとう霧雨が降ってきて、手がかじかんできた。
これから山へ向かうのでコンビニがあったら入ろうと思いながら進むもK81は田舎道。
しかしラッキーなことにK81から離れて山へ向かう分岐点にポツンと自販機が。
暖かい缶コーヒーを買って、とりあえずかじかんだ手指を融かしました。
検分ポイントへ行く前に、その手前から分岐する林道へまずは突入してみました。
GoogleMapでは行き止まりでしたが・・突然アート(落書き)エリアが出現。
高速道路の基礎部分ですが、こんなところに描いても誰も見る人はいないのに・・練習なのかな。
もう林道ではなく、行けども行けども、道路メンテナンス用の作業路。そしてついに行き止まり。
高速ができて断絶してしまったのかもしれません。
Uターンして支線もチェックしましたが、ことごとく行き止まりで、オサホリポイントもなしでした。
次に本来の目的地にたどり着き、到達できることと入口がふさがっていないことを確認。
その林道も行き止まりなのですが、どうせならと最深部まで入ってみました。
ここは何故行き止まりなのか不明ですが、ボウソウではめずらしくない。
途中、多少ぬかるんでいる所があるも、倒木などはなく通行は可能だったので検分終了。
あえて試掘はしませんでした。出るか出ないかは当日のお楽しみです。
まだ少し時間があるので、もう少しポイント探しをします。(予定行動です)
当たりはつけていたので、そこへ向けて山を下っていくと、久留里線の駅に出たのでちょっと停止。
お茶でも飲んで一息入れたいところですが、そんな余裕はない。むしろ少し急がねば。
ナビに従って、次の目標地点が近づいてくると、建物や交差点のコンビニに見覚えがある。
目的地の谷津田のアプローチに着くと確信しました。ここは来たことがある。
今年8月に池巡りで訪れたフィールドでした。
そのまま帰ろうかと思いましたが、ちょっと欲をかいて、ここからほど遠くないもう一つの場所へ。
そこもGoogleMapで見つけた場所ですが、谷津田ではなく、山の中にポツンとある池。
10分ほどでそのエリアには着いたもののアプローチが分かりません。
入ってみるとゴルフ練習場だったり、何かの作業場で行き止まりだったりと、何度かUターン。
やっと見つけた細い道を登って行くと、路傍に「ホタルとトンボの里」という小さな看板が。
こんなところにそんなところがあるとは知らず。(もちろんGoogleMapにも表示されない)
軽自動車じゃないと通行困難な細い道を、しばらく登ると現れたのが扉の写真の場所です。
池の周囲は荒れているようでもなく、紅葉はさびしいものですが、ほっとする長閑な空間でした。
少し周辺のチェックもしてみました。
山の上には不動尊があるようでしたが・・見上げた先が見えなかったので一礼だけして先へ。
その先の細い林道には小崖が断続的につながっているようでコンューターの針もピコンと反応。
試掘をする余裕はないものの、見た感じでは土の固さと湿度も良さそうでした。
しかし残念ながら時間切れ。
後ろ髪を引かれる思いで山を下り、時間を稼ぐために高速に乗り、お昼過ぎに帰宅できました。
後ろ髪を引かれて、実はさっそく今日、試掘に行ってきました。
まずは池の畔をぐるっと周ってみると、見た目ばつぐんの小崖がありました。
しかし、何も出ず。実際は粘土質の土がしまっていて、かなり固かった。
ちょっと胸の中に暗雲が漂いはじめるのを感じました。
お不動さんの下を通過して、細い林道の奥へ。
林縁に沿って続く小崖を試掘してみましたが、こちらは逆にカラカラに乾いていてサラサラな土。
所々固い粘土質のところもありましたが、まずはフィールド確認のためにどんどん先へ進みました。
予想外に長く、また意外にも最後は景色が開け、なんと小さな田んぼが。
しかも、田んぼの向こう側に土の壁が。
畔に沿っているし、土の固さも湿度も申し分なしだったので、これは出ると確信しました。
出た。おしりだけ。
ちょちょっと土をどかします。
この冬初の出会いなのでうれしい。
ゴミムシではなく、オサムシも出したいと、カニ歩きしながら、でもなるべく表面の土だけを崩す。
しかし、結局この子以外は何も出ませんでした。
指標虫もムカデとハサミムシが少し出たのですが、良好な環境の割には少ない。
あまり深追いはせず、田んぼの奥の様子だけ確認し(湿地の中にイノシシがいた)復路の勝負。
ところが林道沿いの小崖はことごとく乾燥しているか、樹木の根がはびこっていて土調が悪い。
コンチューターも反応しないまま、入口近くまで来てしまいました。
じゃあせっかくなので、お不動さんにお参りするかと、梯子のように急な石段を登りました。
登り切ったところには、どんなお社があるのか・・ん?
なんとまあ、こぢんまりしたというか、簡素なお不動さんでしょう。
下から見上げたとき、階段の向こうに何も見えなかったのは、小さかったからだったのか。
お賽銭を入れて階段を降り、ベニシジミ号に戻る途中、ダメモトで固い小崖を叩くと。
ポトリと何か小さな黒い影。
試掘の前にお参りすべきだったかもしれませんでしたが、オサムシは出なかったのでボウズ同然。
来夏、トンボを目当てに再訪しようと思います。
虫数が少ないので、昆虫クイズを一問だけ。
この子は誰でしょう。(前記事の問題と比べると簡単)
ヒント1
甲虫です。
ヒント2
水生の方です。
ヒント3
ゲンゴロウの仲間です。
こたえ
分からない?
ではファイナルアンサーです。
水中ではとても素早い子で、水面に浮かんできたときも静止時間はほんの一瞬。
なので撮影は超困難なのですが、ゲンゴロウを飼育していると、たまに甲羅干しを見られます。
ただ、この子は珍しく、水槽の壁面にくっついて甲羅干しをしていたので、絶好のチャンスでした。
裏側もばっちり。
うちのゲンちゃんズ、みんな元気に暮らしています。
先月末のことになりますが、寸暇を惜しんでイナゲの浜のチェックをしてきました。
チバ市花の美術館はいつの間にかネーミングライツで「三陽メディアフラワーミュージアム」に。
入館はせずに前庭と後庭を散策しました。
バラもいくつか咲いていましたが、一番目についたのはこの花。
イナゲの浜のウッドデッキは着工していましたが、クレーンやら重機やらは殺風景だったので撮らず。
代わりにお江戸方面の景色を。
今日の湯加減
実は来週、オサホリの部活を開催するので、ポイントの検分をしておこうということで。
候補地はボウソウなのですが、ちょっと山の中で、道路が通れるか、現地が荒れていないか。
念のためにそれだけは確認しておきたかったのです。
ついでに紅葉狩りできればよかったのですが・・
チバはこのところ雨が降らないのですが、この日はどん曇り。
それにしても初冬というのは、まだ体が低気温に慣れていないので、寒さ抵抗性が一年でもっとも低い。
居住地には関係ないような気がします。
というのが寝坊したイイワケですが、とにかく、布団から出る動力性能が最低レベルです。
うぐいすラインではなく、久しぶりに大多喜街道をひた走ることに。
ちゃんと冬装備でベニシジミ号に乗っているのですが、明らかに時間とともに気温が下がってきました。
牛久から清澄養老ラインに入ると、とうとう霧雨が降ってきて、手がかじかんできた。
これから山へ向かうのでコンビニがあったら入ろうと思いながら進むもK81は田舎道。
しかしラッキーなことにK81から離れて山へ向かう分岐点にポツンと自販機が。
暖かい缶コーヒーを買って、とりあえずかじかんだ手指を融かしました。
検分ポイントへ行く前に、その手前から分岐する林道へまずは突入してみました。
GoogleMapでは行き止まりでしたが・・突然アート(落書き)エリアが出現。
高速道路の基礎部分ですが、こんなところに描いても誰も見る人はいないのに・・練習なのかな。
もう林道ではなく、行けども行けども、道路メンテナンス用の作業路。そしてついに行き止まり。
高速ができて断絶してしまったのかもしれません。
Uターンして支線もチェックしましたが、ことごとく行き止まりで、オサホリポイントもなしでした。
次に本来の目的地にたどり着き、到達できることと入口がふさがっていないことを確認。
その林道も行き止まりなのですが、どうせならと最深部まで入ってみました。
ここは何故行き止まりなのか不明ですが、ボウソウではめずらしくない。
途中、多少ぬかるんでいる所があるも、倒木などはなく通行は可能だったので検分終了。
あえて試掘はしませんでした。出るか出ないかは当日のお楽しみです。
まだ少し時間があるので、もう少しポイント探しをします。(予定行動です)
当たりはつけていたので、そこへ向けて山を下っていくと、久留里線の駅に出たのでちょっと停止。
お茶でも飲んで一息入れたいところですが、そんな余裕はない。むしろ少し急がねば。
ナビに従って、次の目標地点が近づいてくると、建物や交差点のコンビニに見覚えがある。
目的地の谷津田のアプローチに着くと確信しました。ここは来たことがある。
今年8月に池巡りで訪れたフィールドでした。
そのまま帰ろうかと思いましたが、ちょっと欲をかいて、ここからほど遠くないもう一つの場所へ。
そこもGoogleMapで見つけた場所ですが、谷津田ではなく、山の中にポツンとある池。
10分ほどでそのエリアには着いたもののアプローチが分かりません。
入ってみるとゴルフ練習場だったり、何かの作業場で行き止まりだったりと、何度かUターン。
やっと見つけた細い道を登って行くと、路傍に「ホタルとトンボの里」という小さな看板が。
こんなところにそんなところがあるとは知らず。(もちろんGoogleMapにも表示されない)
軽自動車じゃないと通行困難な細い道を、しばらく登ると現れたのが扉の写真の場所です。
池の周囲は荒れているようでもなく、紅葉はさびしいものですが、ほっとする長閑な空間でした。
少し周辺のチェックもしてみました。
山の上には不動尊があるようでしたが・・見上げた先が見えなかったので一礼だけして先へ。
その先の細い林道には小崖が断続的につながっているようでコンューターの針もピコンと反応。
試掘をする余裕はないものの、見た感じでは土の固さと湿度も良さそうでした。
しかし残念ながら時間切れ。
後ろ髪を引かれる思いで山を下り、時間を稼ぐために高速に乗り、お昼過ぎに帰宅できました。
後ろ髪を引かれて、実はさっそく今日、試掘に行ってきました。
まずは池の畔をぐるっと周ってみると、見た目ばつぐんの小崖がありました。
しかし、何も出ず。実際は粘土質の土がしまっていて、かなり固かった。
ちょっと胸の中に暗雲が漂いはじめるのを感じました。
お不動さんの下を通過して、細い林道の奥へ。
林縁に沿って続く小崖を試掘してみましたが、こちらは逆にカラカラに乾いていてサラサラな土。
所々固い粘土質のところもありましたが、まずはフィールド確認のためにどんどん先へ進みました。
予想外に長く、また意外にも最後は景色が開け、なんと小さな田んぼが。
しかも、田んぼの向こう側に土の壁が。
畔に沿っているし、土の固さも湿度も申し分なしだったので、これは出ると確信しました。
出た。おしりだけ。
ちょちょっと土をどかします。
スジアオゴミムシ (オサムシ科)
この冬初の出会いなのでうれしい。
同上
ゴミムシではなく、オサムシも出したいと、カニ歩きしながら、でもなるべく表面の土だけを崩す。
しかし、結局この子以外は何も出ませんでした。
指標虫もムカデとハサミムシが少し出たのですが、良好な環境の割には少ない。
あまり深追いはせず、田んぼの奥の様子だけ確認し(湿地の中にイノシシがいた)復路の勝負。
ところが林道沿いの小崖はことごとく乾燥しているか、樹木の根がはびこっていて土調が悪い。
コンチューターも反応しないまま、入口近くまで来てしまいました。
じゃあせっかくなので、お不動さんにお参りするかと、梯子のように急な石段を登りました。
登り切ったところには、どんなお社があるのか・・ん?
なんとまあ、こぢんまりしたというか、簡素なお不動さんでしょう。
下から見上げたとき、階段の向こうに何も見えなかったのは、小さかったからだったのか。
お賽銭を入れて階段を降り、ベニシジミ号に戻る途中、ダメモトで固い小崖を叩くと。
ポトリと何か小さな黒い影。
オオホソクビゴミムシ (オサムシ科)
試掘の前にお参りすべきだったかもしれませんでしたが、オサムシは出なかったのでボウズ同然。
来夏、トンボを目当てに再訪しようと思います。
虫数が少ないので、昆虫クイズを一問だけ。
この子は誰でしょう。(前記事の問題と比べると簡単)
ヒント1
甲虫です。
ヒント2
水生の方です。
ヒント3
ゲンゴロウの仲間です。
こたえ
↓
分からない?
ではファイナルアンサーです。
↓
ハイイロゲンゴロウ ♂ (ゲンゴロウ科)
水中ではとても素早い子で、水面に浮かんできたときも静止時間はほんの一瞬。
なので撮影は超困難なのですが、ゲンゴロウを飼育していると、たまに甲羅干しを見られます。
ただ、この子は珍しく、水槽の壁面にくっついて甲羅干しをしていたので、絶好のチャンスでした。
裏側もばっちり。
同上
うちのゲンちゃんズ、みんな元気に暮らしています。
オマケ
先月末のことになりますが、寸暇を惜しんでイナゲの浜のチェックをしてきました。
チバ市花の美術館はいつの間にかネーミングライツで「三陽メディアフラワーミュージアム」に。
入館はせずに前庭と後庭を散策しました。
バラもいくつか咲いていましたが、一番目についたのはこの花。
パイナップルセージ
イナゲの浜のウッドデッキは着工していましたが、クレーンやら重機やらは殺風景だったので撮らず。
代わりにお江戸方面の景色を。
今日の湯加減
土が固かったため、手のダメージが大きく、実は池の壁の時点で握力が半減してました。
明日はゲストを連れてのオサホリ体験イベントをやるので、エネルギーを温存する必要ありでした。
なので深追いはしなかったというか、見切りをつけるのも大事というとイイワケですが・・。
このあと超ローカルなお店で超インパクトのあるラーメンを食べ、さらにポイント探ししました。
写真がないということは、つまり二回戦もボウズ。
ボウズが怖くてオサホリができるか!というのがオサ部訓ですが、年内にはオサムシと逢いたい。
実は年末にオサホリの旅に出ます。新年の記事でいい報告ができることを祈りながらも今から楽しみ。
その前に明日!がんばって行って(楽しんで)きます!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
馬来田駅、可愛いですね。調べてみたら、無人駅なのですね。
ゲンゴロウは甲羅干しするんですか。亀やすっぽんや河童みたいですね。
by アヨアン・イゴカー (2020-12-20 10:41)
ゼフさん、今日(20日)もゲスト連れでオサボり、いや、オサホリでしたよね。成果はいかがでしたか?
同好の士が増えるのは嬉しいですよね、今後の奮闘をお祈りします。
ゲンちゃんズクイズ、ゲンゴロウの仲間だなというところまででした。
by 高和です (2020-12-20 15:58)
林道の行き止まりまでの探検も楽しそうです。
誰にも知られて無いような池もいいな。
ゲンゴロウの吸盤みたいな手が可愛い。
by 響 (2020-12-21 12:00)
ゲンゴロウって甲羅干しするのでやすね。
亀さんみたいでやすね、
by ぼんぼちぼちぼち (2020-12-21 17:01)
>アヨアン・イゴカーさん
房総の久留里線やいすみ鉄道は無人駅だらけです^^
でもそれぞれ良い雰囲気ではじめて通りかかるとつい立ち寄ります。
>高和さんですさん
ゲンゴロウとしては普通種ですが、なかなかのかわいさです。
でも至近距離ではなかなか見ないですよね。
>響さん
ボウソウは行き止まりの林道がたくさんあります。ナゾです^^
ゲンゴロウの吸盤はオスの特徴です♪
>ぼんぼちぼちぼちさん
ゲンゴロウはカブトムシと同じ甲虫で、翅もあるのですが、甲羅干しして乾かさないと飛べないのです。壁に張り付くのはまれですが^^;
by ぜふ (2020-12-21 22:25)
昆虫クイズ、
「ゲンゴロウ!」って答えたら、ヒントにゲンゴロウの仲間ですって文字が(笑)
ゲンゴロウだけじゃダメだったのですねww
by リュカ (2020-12-22 13:03)
>リュカさん
もうほとんど正解です。
次はきっと・・^^
by ぜふ (2020-12-23 21:57)
やった! 私も「ゲンゴロウ!」って答えました^^;。
そうですよね、私も朝、目は覚めているのに、布団から出る
気が起きなくて。暖かくて気持ちがいいですものね。
ツーリング中の缶コーヒーのありがたさも分かります^^;。
by sakamono (2020-12-24 20:50)
こんばんは^^
ハイイロゲンゴロウ、両前足?に吸盤があるのですね!
面白く不思議~♪
またむぎちゃんも見せてください^^
浅間山の縦縞模様、調べてみたのですが分かりませんでした。
ガトーショコラじゃないですよね^^;
by よしころん (2020-12-24 21:44)
姉弟の二人で参加させて頂きました。
ブログ、拝見させて頂きました。
見つけまして、10年分一気読みしました!
この度はオサホリ体験、ありがとうございました。
その後自主練に励みましたが、なかなかポイントが見つけられず、苦戦しています。
また次シーズン、頑張りたいと思います!
by 山健父 (2021-04-02 12:49)