"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
蟲展 [ Exhibition]
ほぼ一年に一度開催されている虫の個展・・今年はコラボ展でした。
元々は標本デザインをされている方の作品展。
会期は10日間ほどあったのですが、なかなか時間がとれず、最終日の終了間際に滑り込みました。
今回は細密写真家、木版画家、オブジェ作家の方など6名の作家さんたちの作品が展示されてました。
ところで、前々回の記事「虫展」とは違います。
会場は日本橋の小さなギャラリー。
実はこの日、9月28日は例の「昆虫の色と形の不思議」の記念講演「オサムシを分ける錠と鍵」を聴講しに行ったのでした。(ちゃっかり石川先生のサインもいただきました)
その帰り道だったので、会場着が終了間際となってしまったのです。
ギャラリーに入ってまず目に付いたのがこの作品。
昆虫のオブジェというか、超合金モデルのような質感がオトナココロをふるわせます。
様々な虫をモチーフにしていました。
すべてオートバイと合体しているのですねと作家さんに聞くと「操縦できるように」とのことでした。
オートバイはアイアンホースともいわれるので、やはり一番しっくりくるのは甲虫だと思うけど。
半身がないのはどうもしっくりきませんでした。
これは”幻虫”。
バッタがモチーフと思われますが、30センチくらいあって不気味な気配を放っていました。
これはセミがモチーフだと思いますが、こんなに大きいのがいたとしたら、それはまさにオバケサイズ。
でももし、蚊くらいの大きさだとして、つかまえてみたらこんな虫だったなら・・
やっぱりちょっとコワイ。
こちらはA松本さんの作品。
この方の18番モチーフであるオオスズメバチの標本。
標本なんだけど。
イタズラ心がある。
やっぱりこの方の作品は見ていて楽しい。
それととても圧巻だったのがこの方の作品というか写真。
コアオハナムグリ、ゴマダラカミキリ、モモチョッキリ、タマムシなど、比較的身近な昆虫の細密写真。
写真の写真を撮るというのは作品に対して不遜な気がしたのでこの一枚だけ。
小檜山先生の作品に通じるものがありますが、すべて生き虫だというので、低温麻酔か何か処置しているのですかと尋ねると何もしていないとのこと。
なのでとてつもなく撮影は根気がいるとのことでした。
深度合成するためシャッタースピードが遅いので、少しでも動かれるとやり直し。
でも生きていないと生命感が表れないのだそうです。
二酸化炭素麻酔すればどうなのかなと思いましたが。
さて、この翌日、とても気になっていたけれど行けずにいた南房総の様子を少し見に行ってきました。
一番心配だったダムのフィールドへ。
まず林道の突き当りの沢は土石が溜まって流れがせき止められ沈下橋化していました。
それでも一応橋を渡ることはできました・・渡ったところでイノシシの子供に出会いました。
(ウリボウではなかったですが成獣でもなかったので危機感はなし)
支流の方へも行ってみました。
この流木は以前から放置されているものだと思いますが、より手前に動いてきていました。
橋に覆いかぶさっているので向こうには渡れません。
恐れていたほどの荒れ方ではなかったのですが、もう半永久的にこのまま放置されるでしょう。
それよりも、この子たちがいてくれたことに安心をしました。
エサとなるアリなどの小昆虫類も台風で減ったでしょうけど、がんばって生きていました。
少しだけお連れして昆虫館で生体展示しています。
もう一か所大事な確認ポイントがあります。
台風の後、マスターにメールしても不通だったのでちょっと心配でしたが・・・やってました。
おまかせでと頼んだら出てきたのはこれ。
和風のわかめショウガらーめん。(メニューにはありません)
まんぼうの醤油らーめんはすっきりさっぱりした味ですが、そこへショウガの香りがアクセントに。
めずらしくお昼時に行ったので少し混んでいたのですが、食べ終わったあと少しおしゃべり。
これでもお客さんは少ないとのこと。
いつもいるパートの人はと聞くと、被災の影響で来られないとかで、客が少なくても大変そうでした。
それでも周囲の家々はブルーシート屋根があまりないようだしそんなに被害はなかったのと聞くと・・
店の屋根の瓦が一部飛んで、停電もあり4、5日営業できなかったし、やっと昨日修理が終わったところで、周囲の家も軒並みブルーシートだったけど、地元の大工さんや工務店は仕事が早くて何もなかったように見えるだけとのことでした。
停電が長引いたので、冷蔵・冷凍商品を扱っている商店や飲食店はどこも大打撃を受けたようです。
人手の問題もそうですが、建物や道路だけではなく、外からは分からない被害が相当あるようでした。
マスターの自宅の方は特に被害がなかったとのことでほっとして帰ってきました。
今日の湯加減
元々は標本デザインをされている方の作品展。
会期は10日間ほどあったのですが、なかなか時間がとれず、最終日の終了間際に滑り込みました。
今回は細密写真家、木版画家、オブジェ作家の方など6名の作家さんたちの作品が展示されてました。
ところで、前々回の記事「虫展」とは違います。
会場は日本橋の小さなギャラリー。
実はこの日、9月28日は例の「昆虫の色と形の不思議」の記念講演「オサムシを分ける錠と鍵」を聴講しに行ったのでした。(ちゃっかり石川先生のサインもいただきました)
その帰り道だったので、会場着が終了間際となってしまったのです。
ギャラリーに入ってまず目に付いたのがこの作品。
昆虫のオブジェというか、超合金モデルのような質感がオトナココロをふるわせます。
様々な虫をモチーフにしていました。
すべてオートバイと合体しているのですねと作家さんに聞くと「操縦できるように」とのことでした。
オートバイはアイアンホースともいわれるので、やはり一番しっくりくるのは甲虫だと思うけど。
半身がないのはどうもしっくりきませんでした。
これは”幻虫”。
バッタがモチーフと思われますが、30センチくらいあって不気味な気配を放っていました。
これはセミがモチーフだと思いますが、こんなに大きいのがいたとしたら、それはまさにオバケサイズ。
でももし、蚊くらいの大きさだとして、つかまえてみたらこんな虫だったなら・・
やっぱりちょっとコワイ。
こちらはA松本さんの作品。
この方の18番モチーフであるオオスズメバチの標本。
標本なんだけど。
イタズラ心がある。
やっぱりこの方の作品は見ていて楽しい。
それととても圧巻だったのがこの方の作品というか写真。
コアオハナムグリ、ゴマダラカミキリ、モモチョッキリ、タマムシなど、比較的身近な昆虫の細密写真。
写真の写真を撮るというのは作品に対して不遜な気がしたのでこの一枚だけ。
小檜山先生の作品に通じるものがありますが、すべて生き虫だというので、低温麻酔か何か処置しているのですかと尋ねると何もしていないとのこと。
なのでとてつもなく撮影は根気がいるとのことでした。
深度合成するためシャッタースピードが遅いので、少しでも動かれるとやり直し。
でも生きていないと生命感が表れないのだそうです。
二酸化炭素麻酔すればどうなのかなと思いましたが。
さて、この翌日、とても気になっていたけれど行けずにいた南房総の様子を少し見に行ってきました。
一番心配だったダムのフィールドへ。
まず林道の突き当りの沢は土石が溜まって流れがせき止められ沈下橋化していました。
それでも一応橋を渡ることはできました・・渡ったところでイノシシの子供に出会いました。
(ウリボウではなかったですが成獣でもなかったので危機感はなし)
支流の方へも行ってみました。
この流木は以前から放置されているものだと思いますが、より手前に動いてきていました。
橋に覆いかぶさっているので向こうには渡れません。
恐れていたほどの荒れ方ではなかったのですが、もう半永久的にこのまま放置されるでしょう。
それよりも、この子たちがいてくれたことに安心をしました。
ハンミョウ (オサムシ科)
エサとなるアリなどの小昆虫類も台風で減ったでしょうけど、がんばって生きていました。
少しだけお連れして昆虫館で生体展示しています。
オマケ
もう一か所大事な確認ポイントがあります。
台風の後、マスターにメールしても不通だったのでちょっと心配でしたが・・・やってました。
おまかせでと頼んだら出てきたのはこれ。
和風のわかめショウガらーめん。(メニューにはありません)
まんぼうの醤油らーめんはすっきりさっぱりした味ですが、そこへショウガの香りがアクセントに。
めずらしくお昼時に行ったので少し混んでいたのですが、食べ終わったあと少しおしゃべり。
これでもお客さんは少ないとのこと。
いつもいるパートの人はと聞くと、被災の影響で来られないとかで、客が少なくても大変そうでした。
それでも周囲の家々はブルーシート屋根があまりないようだしそんなに被害はなかったのと聞くと・・
店の屋根の瓦が一部飛んで、停電もあり4、5日営業できなかったし、やっと昨日修理が終わったところで、周囲の家も軒並みブルーシートだったけど、地元の大工さんや工務店は仕事が早くて何もなかったように見えるだけとのことでした。
停電が長引いたので、冷蔵・冷凍商品を扱っている商店や飲食店はどこも大打撃を受けたようです。
人手の問題もそうですが、建物や道路だけではなく、外からは分からない被害が相当あるようでした。
マスターの自宅の方は特に被害がなかったとのことでほっとして帰ってきました。
今日の湯加減
鴨川有料道路の料金所がなくなっていました。
台風で吹き飛ばされたのではなく無料化されたためです。
マスターも言ってましたが元々地元の方の不満も大きかったそうです。
そもそも鴨川有料道路には迂回路がないのです。
一般道を道なりに走っていたら通行料をとられるという納得感ゼロの道。高速道でもないし。
ところで、カモガワのフィールドが恐れていたほど荒れていなかったのはよかったと書きましたが。
自然もニンゲンの生活と同様に外からは見えない被害が多大にあるでしょう。
環境というか生態系にはある程度の”攪乱”も必要ということですが・・程度によりますね。
それと、何もかも自己責任だとしたら国や自治体なんかいらないと思います。
2019-10-05 19:00
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コメント(3)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
昆虫のオブジェ、錆びた金属のような質感がおもしろいですね。
こういうの、飾っておきたいかも^^;。
幻虫の方は、ちょっと不気味ですね...。
by sakamono (2019-10-10 21:42)
幻虫は気持ち悪い。
これ見て虫嫌いになる子が出ないと良いけど(笑)
スズメバチの標本はたしかに普通に展示するより
生きてる感が出て面白いです。
by 響 (2019-10-11 15:17)
>sakamomoさん
プラモデルなら作ってみたいし、
虫に乗ってみたいという気持ちもありますね^^
>響さん
幻虫はやっぱりオトナ向けですよね^^;
スズメバチ標本は販売もしていますがひとつではこの面白さが・・
by ぜふ (2019-10-12 09:44)