"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
虫祭 [虫屋]
6年前もネタにしたようですが、今年も行ってきました。虫屋のお祭り。
「インセクトフェア 2019」
今回は少しがんばって開場時間前に行って並びました。
開場30分前の待ち行列の長さは推定150メートル。
それから見る見るうちに列は伸びて行き、10分前にはもう最後尾は見えなくなりました。
これは戦利品ではなく、会場内の休憩室で偶然再会したコガネ研のNさんの九州での採集品。
もちろんこれだけではなく、たくさんの珍しい昆虫を見せてもらいました。
ちなみに、うちのゲンちゃんズの一部はNさんが送ってくれた九州っ子です。
去年は何か都合があって10月8日に開催されたのですが、今年はいつも通り、秋分の日開催でした。
実は今回はお目当てのものがいくつかあって、とりこぼさないように早めに来たのです。
会場内は撮影可能なブースもありますが、基本的には撮影不可。
買い物に集中するためにも場内ではほとんど撮影しませんでした。
これは持ち帰ってから撮ったものですが、まずは北海道の子たち。
クワガタ屋さんで売っていたので聞いてみたら委託販売だということでした。
オス×2、メス×1のセットで1000円。(まさに掘り出し物ではないかと)
このブースではキタクロナガオサムシのペアも500円で手に入れました。
出ているかどうか事前には分からなかったのですが、一番のお目当ての子も手に入れられました。
5年ぶりの対面。
もちろんペアで購入。
ブリードに再挑戦します。
この子たちを購入したブースで売っていた採れたての標本。
壱岐島で採集した人は今までたったの3人だけ。これを採ったKちゃんは4人目。
まったく売る気はないというプライシング。
ありがたく拝んでおきました。
そしてもうひとつのお目当ては。
オオセンチコガネたち。
このブースは関西の方で、近畿地方産のものでしたが大量に出品されていたので、購入は最後。
イベント終了間際に行ってみたら、案の定まだまだ大量に売れ残っていました。
持って帰りたくないから安くしますというので協力してあげました。
実はこの半額で売っていたブースもあったので、そちらでは午前中に少し買っておいたのです。
都合20頭ほど持ち帰りました。
標本箱なども購入したのですが、メインは生き虫でした。
そのつもりだっので、この半年は飼育虫を減らすように心がけてきていたのです。
が、晴れてまた、たくさんの生き虫たちに囲まれることになりました。
また追々紹介します。
そして一番最後に購入したのがこれ。
ハンミョウの展翅標本はとても作製が大変・・というか、ハンミョウは標本そのものがハイレベル。
ハンミョウの美しい鞘翅の色は標本にするとほとんど黒失してしまうのです。
その色を残しながら薄い後翅をきれいに開き、さらに普通の標本では見えない腹部の色が現れるという。
いつか自分で挑戦するときのお手本として手に入れておきました。
その前の週のこと。
三浦半島方面へ秋型アゲハをターゲットにした採集会を。
先日の台風15号は三浦半島をかすめていったはずで、ここも猛烈な風にあおられたと思います。
チョウたちもかなり吹き飛ばされたでしょう。
それでも数は少ないとはいえ、種類としてはレギュラーメンバーを観察することができました。
天気は良かったのですが、ヒガンバナの開花が遅れているようでチョウは止まらず通り過ぎるばかり。
その代わり、バッタ類はたくさんいました。
小さなバッタたちはどこで台風をやり過ごしていたのでしょう。
コオロギの仲間がとても少なかったのはちょっと気になりました。
これはちょっとアブナイ子。
バッタに依存しているのでバッタが多い草地が生息地。
ただ分布は局地的で絶滅危惧種に指定されているところもあるようですが、体液に毒があるので注意。
結局、チョウはモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、クロアゲハ、キアゲハなど。
ちょっと意表を突かれたのは。
新成虫のように見えました。(複数観察)
普通新成虫は6~7月に発生するようですが、風害などで食樹の新芽が出ると発生が亢進される。
まさに台風の影響で出てきた個体なのかもしれません。
トンボについては、ウスバキトンボはいましたが、ニホンカワトンボは一頭も観察できませんでした。
結局、関東各地でのヒガンバナの開花は2~3週間も遅れているようです。
(うちの近所も今まさに見頃)
それとこの日はある実験をしました。
久しぶりにミウラ産のアオオサにお目にかかりたくて、トラップを仕掛けたのでした。
ピットフォールトラップにいつもは誘引ベイトを入れますが今回はある特殊な匂い成分を投入。
正体はまだ明かせませんが、結果は・・・
5個の内に1つ入っていました。
しかもミウラらしい美麗個体でした。
入場するなり会場の隅々までチェックし、目ぼしいものを手に入れたので、休憩室へピットイン。
最近発売されて気になっていたけれど、ネットでしか売ってなくて試すことができなかったドリンク。
東南アジア諸国では食用として一般に販売されているタガメ。
特にオスは香味料としても価値が高いそうです。
その香りをフィーチャーした炭酸飲料なのです。(480円、タガメエキス0.3%だそうな)
しかしてその味はというと・・ちょっぴり香ばしい青りんごフレーバーのシードル。
もう少し安ければバカ売れすると思います。
今日の湯加減
「インセクトフェア 2019」
今回は少しがんばって開場時間前に行って並びました。
開場30分前の待ち行列の長さは推定150メートル。
それから見る見るうちに列は伸びて行き、10分前にはもう最後尾は見えなくなりました。
アオオビクビナガゴミムシ
これは戦利品ではなく、会場内の休憩室で偶然再会したコガネ研のNさんの九州での採集品。
もちろんこれだけではなく、たくさんの珍しい昆虫を見せてもらいました。
ちなみに、うちのゲンちゃんズの一部はNさんが送ってくれた九州っ子です。
去年は何か都合があって10月8日に開催されたのですが、今年はいつも通り、秋分の日開催でした。
実は今回はお目当てのものがいくつかあって、とりこぼさないように早めに来たのです。
会場内は撮影可能なブースもありますが、基本的には撮影不可。
買い物に集中するためにも場内ではほとんど撮影しませんでした。
これは持ち帰ってから撮ったものですが、まずは北海道の子たち。
オオルリオサムシ (オサムシ科)
クワガタ屋さんで売っていたので聞いてみたら委託販売だということでした。
同上
オス×2、メス×1のセットで1000円。(まさに掘り出し物ではないかと)
このブースではキタクロナガオサムシのペアも500円で手に入れました。
出ているかどうか事前には分からなかったのですが、一番のお目当ての子も手に入れられました。
ツシマカブリモドキ (オサムシ科)
5年ぶりの対面。
もちろんペアで購入。
同上
ブリードに再挑戦します。
この子たちを購入したブースで売っていた採れたての標本。
壱岐島で採集した人は今までたったの3人だけ。これを採ったKちゃんは4人目。
まったく売る気はないというプライシング。
マイマイカブリ (オサムシ科)
ありがたく拝んでおきました。
そしてもうひとつのお目当ては。
オオセンチコガネたち。
このブースは関西の方で、近畿地方産のものでしたが大量に出品されていたので、購入は最後。
イベント終了間際に行ってみたら、案の定まだまだ大量に売れ残っていました。
持って帰りたくないから安くしますというので協力してあげました。
実はこの半額で売っていたブースもあったので、そちらでは午前中に少し買っておいたのです。
都合20頭ほど持ち帰りました。
標本箱なども購入したのですが、メインは生き虫でした。
そのつもりだっので、この半年は飼育虫を減らすように心がけてきていたのです。
が、晴れてまた、たくさんの生き虫たちに囲まれることになりました。
また追々紹介します。
そして一番最後に購入したのがこれ。
ハンミョウ (オサムシ科)
ハンミョウの展翅標本はとても作製が大変・・というか、ハンミョウは標本そのものがハイレベル。
ハンミョウの美しい鞘翅の色は標本にするとほとんど黒失してしまうのです。
その色を残しながら薄い後翅をきれいに開き、さらに普通の標本では見えない腹部の色が現れるという。
いつか自分で挑戦するときのお手本として手に入れておきました。
その前の週のこと。
三浦半島方面へ秋型アゲハをターゲットにした採集会を。
先日の台風15号は三浦半島をかすめていったはずで、ここも猛烈な風にあおられたと思います。
チョウたちもかなり吹き飛ばされたでしょう。
それでも数は少ないとはいえ、種類としてはレギュラーメンバーを観察することができました。
天気は良かったのですが、ヒガンバナの開花が遅れているようでチョウは止まらず通り過ぎるばかり。
その代わり、バッタ類はたくさんいました。
イボバッタ (バッタ科)
小さなバッタたちはどこで台風をやり過ごしていたのでしょう。
ショウリョウバッタ (バッタ科)
コオロギの仲間がとても少なかったのはちょっと気になりました。
クルマバッタ (バッタ科)
これはちょっとアブナイ子。
マメハンミョウ (ヒメハンミョウ科)
バッタに依存しているのでバッタが多い草地が生息地。
ただ分布は局地的で絶滅危惧種に指定されているところもあるようですが、体液に毒があるので注意。
結局、チョウはモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、クロアゲハ、キアゲハなど。
ちょっと意表を突かれたのは。
テングチョウ (テングチョウ科)
新成虫のように見えました。(複数観察)
普通新成虫は6~7月に発生するようですが、風害などで食樹の新芽が出ると発生が亢進される。
まさに台風の影響で出てきた個体なのかもしれません。
トンボについては、ウスバキトンボはいましたが、ニホンカワトンボは一頭も観察できませんでした。
結局、関東各地でのヒガンバナの開花は2~3週間も遅れているようです。
(うちの近所も今まさに見頃)
それとこの日はある実験をしました。
久しぶりにミウラ産のアオオサにお目にかかりたくて、トラップを仕掛けたのでした。
ピットフォールトラップにいつもは誘引ベイトを入れますが今回はある特殊な匂い成分を投入。
正体はまだ明かせませんが、結果は・・・
アオオサムシ (オサムシ科)
5個の内に1つ入っていました。
しかもミウラらしい美麗個体でした。
オマケ
入場するなり会場の隅々までチェックし、目ぼしいものを手に入れたので、休憩室へピットイン。
最近発売されて気になっていたけれど、ネットでしか売ってなくて試すことができなかったドリンク。
タガメサイダー
東南アジア諸国では食用として一般に販売されているタガメ。
特にオスは香味料としても価値が高いそうです。
その香りをフィーチャーした炭酸飲料なのです。(480円、タガメエキス0.3%だそうな)
しかしてその味はというと・・ちょっぴり香ばしい青りんごフレーバーのシードル。
もう少し安ければバカ売れすると思います。
今日の湯加減
今朝、乗馬クラブへ行ってきました。
もちろん、馬に乗るためではありません。
写真はアップしませんが、まるで産みたての卵のような新鮮な馬糞をもらってきました。
本編で紹介したセンちゃんたちのエサです。
戻ってきてさっそくあげたら、かじりついています。
一方、カブリモドキのエサのカタツムリを近くの大きな公園に探しに行っているのですが収獲なし。
2度、1時間以上歩き回ったのですが、意外なことに一匹もいないのです。
しょうがないので代替餌として牛肉のミンチを食べてもらっています。
それと、オサムシやゲンゴロウたちのエサのミミズも探しました。
いるにはいるのですが、近くの公園のはみんな巨大(胴幅1センチくらい!)でエサには適さない。
ミンチにするという手もあるのですが手間なので・・
”天高く馬肥ゆる秋” ならぬ ”土の中ミミズ肥ゆる秋” です。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
タガメサイダー、すごいインパクトでやすね!
気になりやす。飲んでみたいでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-09-28 21:10)
大イベントですね。
壱岐には行きましたがマイマイカブリ見なかったです。
値段みてビックリ。
こんど上陸したら探してみます(笑)
by 響 (2019-10-03 08:36)
馬糞がエサ、というコトに驚きました。
馬糞が欲しくても、簡単に手に入りませんものね。
ある意味、貴重なエサを食べてますね^^;。
甲虫の輝きは、いつ見ても見事です。
by sakamono (2019-10-03 21:11)
>ぼんぼちぼちぼちさん
おいしいです。ラベルを見なければタガメなんてわかりません^^
ネットでも売ってますのでぜひ。
>響さん
コミケの規模には全くおよびませんが^^;
今度壱岐に行ったらぜひ5人目を目指してください!!^^
>sakamonoさん
いわゆる糞虫ですからね。
馬糞でなくてもいいんです。シカとかイノシシでも。
センチもオサムシも食べ物からは想像もできない色です^^
by ぜふ (2019-10-04 20:06)
熱気を感じます!
その会場での出会い、楽しいでしょうね
ハンミョウの標本、美しい!惚れ惚れ、、
by engrid (2019-10-05 00:40)
>engridさん
とても虫暑かったです^^;
この標本は手間賃にもならない値段でしたが色も形も美しいです。
by ぜふ (2019-10-05 07:21)