"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Sharpshooter [観察会]
毎月第1第3日曜はHFの観察会なのですが、年明けの第1と年度初めの第1は休会。
ということをうっかり忘れていた4月7日、またもや電車とバスを乗り継いでHFへ。
着いた瞬間、人気のなさに気が付いたと同時に思い出しましたがまあそれは実質問題なし。
前記事でもスプ・エフェ虫を少し紹介しましたが、代表的なチョウのスプ・エフェを観察したかった。
つまりターゲットを定めていたので、今回も一眼レフを抱えての突撃。気合十分。
といいつつ、この子はターゲットではありませんが。

スプ・エフェとはいえませんが、シオヤトンボも早春の昆虫。
HFでは3月下旬から見られます。
写真は羽化したての個体で、翅の縁紋が白く、複眼が灰色に濁っています。
午後になってから撮影した写真ですが、こちらは羽化後しばらく経って成熟した個体。

メスもオスもシオカラトンボに似ていますが、少し小ぶりで慣れれば見分けるのは簡単です。
この時期であれば間違いないし。

さて、どこでターゲットを狙うかですが、谷津田の一番下流の開けた原っぱが数は多いのは承知だけど。
他の虫も撮りたいという欲が出てしまい、全く逆位置の上流、草花の群生がある休耕田へ。
実際は、トンボを撮ったりしているうちも、ターゲットはチラチラと目の前を横切っていくのです。
その後を目で追いながらあっちへ行き、こっちへ行きするのですが、まったくとまってくれません。
オスは探雌行動といって、メスを探してあっちへこっちへと飛び回りはするものの吸蜜しないのです。
しかもお昼頃はピークなので、腹を決めて、腰を据えて、持久戦突入ということでお弁当タイム。
何か来るかなとウィンドブレイカーを切り株の上に広げていたら・・
しばらく来るのはアブばかりでしたが、お弁当食べ終わって他所の様子を見に行って戻ってきたら・・

あわてて近寄ってシャッター切った瞬間に飛び立たれたので証拠写真しか撮れませんでした。
ウラギンなので、緑色に反応したのではなく、ウインドブレイカーの汗の匂いに惹かれた?

腰を据えた場所は、周りにタンポポ(カントウタンポポ)、ジロボウエンゴサク、オオイヌノフグリ、ホトケノザなどが春の詰め合わせのように広がっています。
なので、ハチやアブはたくさん飛んでくるのですが、なかなか撮らせてくれません。
でもこのハチは、ある花にだけ群がっていました。

他の花にはまったく集まらず、キランソウがとてもお気に入りのようでした。
この子も時々現れるもなかなか撮らせてくれなかった。

ちょっと意外な虫もやってきました。

やってきたと思ったらあっという間にどこかへ行ってしまいました。

定期便のようにターゲットは横切っていくのですが、まったく立ち寄ってはくれません。
スジグロシロチョウやモンキチョウやキチョウも行き交いますが彼らも同様。
そんな風に通り過ぎる虫たちを見送っていたら、前出のシオヤトンボがきたので後を追って撮影。
その後定位置に戻ろうと休耕田の中を歩いていると、目の前にぼとっと何かが落ちてきました。
近寄って確認すると・・

50ミリオーバーのビッグな女王様でした。
そして、やっと。
なんとかシャッターを押せました。

飛び疲れてお腹が空いたのでしょうか。
一瞬だけとまってくれましたので慌てて撮りました。
この後、しばらく粘りましたが一枚も撮れず。なかなか狙い撃ちはできないものです。
やはり朝早い時間帯が撮影には適していると思います。(天候や気温にもよりますが)

ターゲットを絞ると、反面はずれると撮れ高が少なくなるのは覚悟していたのですが・・やはり不満。
帰り道の途中、ハナニラが群生する畦に寄って、あのチョウの春型を探しました。

ベニシジミは普通種ですが、春型のブルースター(後翅に青紋)タイプを見つけると幸せな気分に。
心置きなく満足してHFを後にしました。
休耕田の中の倒木に座ってじっと待ち伏せしていると、家族連れがやってきました。
すると畦から駆け下りてきた5歳くらいの男の子が「何してるの~?」
「虫の写真をとっているの」
「テングチョウいた?」
「よく知ってるね~、さっきいたよ」
お父さんが「虫が好きなんですよ」と。
しばらく後で、またこっちに何かを持って来てくれました。

ルリタテハを見たことも教えてくれた、将来がとっても楽しみな男の子でした。
今日の湯加減
ということをうっかり忘れていた4月7日、またもや電車とバスを乗り継いでHFへ。
着いた瞬間、人気のなさに気が付いたと同時に思い出しましたがまあそれは実質問題なし。
前記事でもスプ・エフェ虫を少し紹介しましたが、代表的なチョウのスプ・エフェを観察したかった。
つまりターゲットを定めていたので、今回も一眼レフを抱えての突撃。気合十分。
といいつつ、この子はターゲットではありませんが。

シオヤトンボ (トンボ科)
スプ・エフェとはいえませんが、シオヤトンボも早春の昆虫。
HFでは3月下旬から見られます。
写真は羽化したての個体で、翅の縁紋が白く、複眼が灰色に濁っています。
午後になってから撮影した写真ですが、こちらは羽化後しばらく経って成熟した個体。

同上 ♀
メスもオスもシオカラトンボに似ていますが、少し小ぶりで慣れれば見分けるのは簡単です。
この時期であれば間違いないし。

さて、どこでターゲットを狙うかですが、谷津田の一番下流の開けた原っぱが数は多いのは承知だけど。
他の虫も撮りたいという欲が出てしまい、全く逆位置の上流、草花の群生がある休耕田へ。
実際は、トンボを撮ったりしているうちも、ターゲットはチラチラと目の前を横切っていくのです。
その後を目で追いながらあっちへ行き、こっちへ行きするのですが、まったくとまってくれません。
オスは探雌行動といって、メスを探してあっちへこっちへと飛び回りはするものの吸蜜しないのです。
しかもお昼頃はピークなので、腹を決めて、腰を据えて、持久戦突入ということでお弁当タイム。
何か来るかなとウィンドブレイカーを切り株の上に広げていたら・・
しばらく来るのはアブばかりでしたが、お弁当食べ終わって他所の様子を見に行って戻ってきたら・・

ウラギンシジミ ♀ (シジミチョウ科)
あわてて近寄ってシャッター切った瞬間に飛び立たれたので証拠写真しか撮れませんでした。
ウラギンなので、緑色に反応したのではなく、ウインドブレイカーの汗の匂いに惹かれた?

腰を据えた場所は、周りにタンポポ(カントウタンポポ)、ジロボウエンゴサク、オオイヌノフグリ、ホトケノザなどが春の詰め合わせのように広がっています。
なので、ハチやアブはたくさん飛んでくるのですが、なかなか撮らせてくれません。
でもこのハチは、ある花にだけ群がっていました。

チュウレンジバチ (ハバチ科)
他の花にはまったく集まらず、キランソウがとてもお気に入りのようでした。
この子も時々現れるもなかなか撮らせてくれなかった。

アカハネムシの仲間 (アカハネムシ科)
ちょっと意外な虫もやってきました。

ヤマトデオキノコムシ (ハネカクシ科)
やってきたと思ったらあっという間にどこかへ行ってしまいました。

定期便のようにターゲットは横切っていくのですが、まったく立ち寄ってはくれません。
スジグロシロチョウやモンキチョウやキチョウも行き交いますが彼らも同様。
そんな風に通り過ぎる虫たちを見送っていたら、前出のシオヤトンボがきたので後を追って撮影。
その後定位置に戻ろうと休耕田の中を歩いていると、目の前にぼとっと何かが落ちてきました。
近寄って確認すると・・

オオスズメバチ (スズメバチ科)
50ミリオーバーのビッグな女王様でした。
そして、やっと。
なんとかシャッターを押せました。

ツマキチョウ ♂ (シロチョウ科)
飛び疲れてお腹が空いたのでしょうか。
一瞬だけとまってくれましたので慌てて撮りました。
この後、しばらく粘りましたが一枚も撮れず。なかなか狙い撃ちはできないものです。
やはり朝早い時間帯が撮影には適していると思います。(天候や気温にもよりますが)

ターゲットを絞ると、反面はずれると撮れ高が少なくなるのは覚悟していたのですが・・やはり不満。
帰り道の途中、ハナニラが群生する畦に寄って、あのチョウの春型を探しました。

ベニシジミ (シジミチョウ科)
ベニシジミは普通種ですが、春型のブルースター(後翅に青紋)タイプを見つけると幸せな気分に。
心置きなく満足してHFを後にしました。
オマケ
休耕田の中の倒木に座ってじっと待ち伏せしていると、家族連れがやってきました。
すると畦から駆け下りてきた5歳くらいの男の子が「何してるの~?」
「虫の写真をとっているの」
「テングチョウいた?」
「よく知ってるね~、さっきいたよ」
お父さんが「虫が好きなんですよ」と。
しばらく後で、またこっちに何かを持って来てくれました。

トゲヒシバッタ (ヒシバッタ科)
ルリタテハを見たことも教えてくれた、将来がとっても楽しみな男の子でした。
今日の湯加減
チバも暖かい日が続き、ストーブ、毛布、コートと次々しまっていっていたのに。
とんでもなく寒い日が来ました。チバでは平成最後の最高気温ひとケタだったでしょうか。
でもたしか10年くらい前、4月下旬だったか、咲いたツツジに霙が積もったこともありました。
令和になっても、季節の移ろいの予断が許されない時代が続くのでしょうか。
さて、今日も児童本の監修の打ち合わせをしてきました。
児童向けがゆえの用語や言い回しのむずかしさを実感しています。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
別名医者いらずっていわれる野草に集まるハチも
もしかしたら将来医学に使われる虫になるかもしれませんね。
トンボが出ると初夏近いって感じです。
by 響 (2019-04-14 15:52)
ベニシジミに,春型があるのですね、青紋を並べて,オシャレさん
昆虫好きな男の子、ぜふさんの出会えて,嬉しかったでしょうね、
きっと,お家で,お母さんにも報告してますね、テンション高く
by engrid (2019-04-18 22:46)
春型のベニシジミ? あ、確かに後翅に、小さな青い斑紋がある!
スズメバチって、見るからにコワイですよねぇ。
昔、刺されたコトがあるからかな^^;。
男の子とのエピソード、いいですね。
子供は無邪気に話しかけてきますものね。
by sakamono (2019-04-18 23:46)
>響さん
地獄の釜のフタという異名は知っていますがその名前は知らなかった。
ハチたちも薬効を求めて集まっている?^^
>engridさん
とてもよく知っている男の子で利発そうでした。ママも一緒でした^^
愛車にもブルースターを入れようと思います。
>sakamonoさん
青紋は春型すべてにあるわけではないのです。レアなんです。
スズメバチは捕獲しようと思い、帽子をとりに戻ったら見失いました。
(網はもってきてませんでした^^;)
by ぜふ (2019-04-20 00:27)