"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
風立ちぬ 番外編 [探虫行]
9月22日~24日の九州遠征。
訳あって本編は掲載できないので、番外編というかサイドストーリーをログします。
最前の天気予報では、1日目と3日目の降水確率が80%、2日目は50%。
合羽と長靴などの雨具フルセットを鞄に詰め込んでいざ出発。
日頃の行いがよかったのか、このときだけは虫神様がほほえんでくれたのか。
結局、合羽はおろか傘をさすことさえ一度もないまま帰ってきました。
天気予報は日に日によくなり、2日前は50%に、そして前日にはなんと10%に。
鹿児島空港に着くと、高い青空と高い気温が待っていてくれました。
現地サポートの方と合流して、まずは道中の安全祈願のため霧島神宮へ。
連休初日でしたがそれほど混雑していませんでした。
お参りを済ませたら、現地サポーターの案内でポイントへ移動しました。
詳細は割愛しますが、こんな林の中で探虫。
最初のエリアでほぼ目的を達成したので、オプションとして別の虫を探しに行くことに。
霧島高原からえびの高原を越え、現地サポーターの案内で向かった先は・・
自衛隊が演習中だったためか、飯盛山の麓は立ち入り禁止となっていました。
残念でしたが潔く撤収。
宮崎県側へ山を下り、道の駅えびのへ。
自衛隊グッズを売っていたり、敷地内にアウトドアショップがあったりと、特徴のある施設でした。
キンカンソフトが意表を突かれるおいしさ。
バッタがいたのでソフトをなめながら撮影。
鹿児島の宿まで戻り、皆で食事にでかけ、虫の仕分けをして1日目終了。
2日目は宮崎県の南端、一度は訪れたかったセンチの聖地、都井岬へ。
さらに天気がよく、岬の丘は夏と秋、ツートーンの気持ちいい風が吹いていました。
お彼岸ではあるもののヒガンバナは終盤。ひそかに赤く咲いているのは・・
この花ははじめて見ました。
その花には南方系のチョウチョが。
関東や房総にも分布していますが、本場の子は大きさが違いました。
他にもアゲハの仲間が何種か観察できました。(ミヤマカラスと思しき姿も)
虫を探して林の中を歩いていると突然目の前の木に何かが群がっているのを見つけました。
アブラギリにつくようですが、この木がそうかどうかわかりません。(葉っぱを撮るの忘れたし)
幹の反対側にもたくさんいました。
南方系のキンカメは大きい。25ミリくらいあります。それに目立つ。
これは連れて帰ってからの写真ですが、背中の斑紋も個体差があります。
都井岬でも所期の目標を達成したので、日南方面へ移動しながらオプション発動。
国土地理院の地図とにらめっこしながら見当をつけた場所を目指します。
たどり着いたのは谷津田の奥の行き止まり、耕作放棄された田んぼ。
最奥には貯水池がありましたが水抜きをしていました。
放置された田んぼの水溜りをガサゴソしてみると・・
マメゲン、シマゲン、コシマゲン、そしてコガタノゲンゴロウなど、ゲンゴロウの仲間が採れました。
池の土手の草むらにはトンボたちがいました。
ベニイトトンボにしては胸の色が緑がかっているなあと、帰ってからトンボ図鑑で調べると・・
ひょっとして、これは・・
その名の通り、南西諸島に分布していますが、九州南部にも生息している南方系のイトトンボです。
そして、これはメスか?
オオキンカメに続いて思わぬ収獲でした。
日南の宿まで移動し、ホテル内で採集行の無事終了と大成果に祝杯をあげました。
翌日の最終日は、昼までに東京へ戻らなくてはいけないので帰るだけ。
朝食後、日向灘の海岸線に沿って北上し、宮崎空港へ。
旅程が一週間ずれていたら探虫どころではなく、キャンセルになっていたかもしれません。
幸運にも、信州遠征に続き虫神様に守られ、楽しくも充実した旅となりました。
番外編の番外編。
霧島高原から鹿児島湾方面は霞んではいましたが、噴煙を上げる桜島が見られました。
串間駅の傍には「駅の駅」という施設がありました。(そんな駅はじめて知りました)
そこで売っていた早生みかんの安くてうまいこと。(試食しました)
それと、都井岬の海洋荘という民宿で食べたお昼。
お刺身を柚子コショウで食べるのははじめてでした。
今日の湯加減
訳あって本編は掲載できないので、番外編というかサイドストーリーをログします。
最前の天気予報では、1日目と3日目の降水確率が80%、2日目は50%。
合羽と長靴などの雨具フルセットを鞄に詰め込んでいざ出発。
日頃の行いがよかったのか、このときだけは虫神様がほほえんでくれたのか。
結局、合羽はおろか傘をさすことさえ一度もないまま帰ってきました。
天気予報は日に日によくなり、2日前は50%に、そして前日にはなんと10%に。
鹿児島空港に着くと、高い青空と高い気温が待っていてくれました。
高千穂峰
現地サポートの方と合流して、まずは道中の安全祈願のため霧島神宮へ。
連休初日でしたがそれほど混雑していませんでした。
お参りを済ませたら、現地サポーターの案内でポイントへ移動しました。
詳細は割愛しますが、こんな林の中で探虫。
最初のエリアでほぼ目的を達成したので、オプションとして別の虫を探しに行くことに。
霧島高原からえびの高原を越え、現地サポーターの案内で向かった先は・・
自衛隊が演習中だったためか、飯盛山の麓は立ち入り禁止となっていました。
残念でしたが潔く撤収。
宮崎県側へ山を下り、道の駅えびのへ。
自衛隊グッズを売っていたり、敷地内にアウトドアショップがあったりと、特徴のある施設でした。
キンカンソフトが意表を突かれるおいしさ。
バッタがいたのでソフトをなめながら撮影。
ハネナガイナゴ (バッタ科)
鹿児島の宿まで戻り、皆で食事にでかけ、虫の仕分けをして1日目終了。
2日目は宮崎県の南端、一度は訪れたかったセンチの聖地、都井岬へ。
さらに天気がよく、岬の丘は夏と秋、ツートーンの気持ちいい風が吹いていました。
夏から秋への不思議な旅です~♪
お彼岸ではあるもののヒガンバナは終盤。ひそかに赤く咲いているのは・・
ゲンノショウコ
この花ははじめて見ました。
ヒオウギ
その花には南方系のチョウチョが。
モンキアゲハ (アゲハチョウ科)
関東や房総にも分布していますが、本場の子は大きさが違いました。
他にもアゲハの仲間が何種か観察できました。(ミヤマカラスと思しき姿も)
虫を探して林の中を歩いていると突然目の前の木に何かが群がっているのを見つけました。
アブラギリにつくようですが、この木がそうかどうかわかりません。(葉っぱを撮るの忘れたし)
幹の反対側にもたくさんいました。
オオキンカメムシ (キンカメムシ科)
南方系のキンカメは大きい。25ミリくらいあります。それに目立つ。
これは連れて帰ってからの写真ですが、背中の斑紋も個体差があります。
都井岬でも所期の目標を達成したので、日南方面へ移動しながらオプション発動。
国土地理院の地図とにらめっこしながら見当をつけた場所を目指します。
たどり着いたのは谷津田の奥の行き止まり、耕作放棄された田んぼ。
最奥には貯水池がありましたが水抜きをしていました。
その土手から撮影
放置された田んぼの水溜りをガサゴソしてみると・・
マメゲン、シマゲン、コシマゲン、そしてコガタノゲンゴロウなど、ゲンゴロウの仲間が採れました。
池の土手の草むらにはトンボたちがいました。
ベニイトトンボにしては胸の色が緑がかっているなあと、帰ってからトンボ図鑑で調べると・・
ひょっとして、これは・・
リュウキュウベニイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
その名の通り、南西諸島に分布していますが、九州南部にも生息している南方系のイトトンボです。
そして、これはメスか?
同上 ♀ ?
オオキンカメに続いて思わぬ収獲でした。
日南の宿まで移動し、ホテル内で採集行の無事終了と大成果に祝杯をあげました。
翌日の最終日は、昼までに東京へ戻らなくてはいけないので帰るだけ。
朝食後、日向灘の海岸線に沿って北上し、宮崎空港へ。
旅程が一週間ずれていたら探虫どころではなく、キャンセルになっていたかもしれません。
幸運にも、信州遠征に続き虫神様に守られ、楽しくも充実した旅となりました。
オマケ
番外編の番外編。
霧島高原から鹿児島湾方面は霞んではいましたが、噴煙を上げる桜島が見られました。
串間駅の傍には「駅の駅」という施設がありました。(そんな駅はじめて知りました)
そこで売っていた早生みかんの安くてうまいこと。(試食しました)
それと、都井岬の海洋荘という民宿で食べたお昼。
なんでんかんでん丼
お刺身を柚子コショウで食べるのははじめてでした。
今日の湯加減
遠征の翌週は24号が九州直撃。翌々週の今週は25号。
幸運でした。成果も上々、トラブルもなく、本文のとおり本命以外の虫にもたくさん会えました。
さあこの週末は昆虫イベントが目白押し。
今日と明日は昆虫大学ですが、明日はバッタ採集会のため時間がなくて半日しか行けません。
そして明後日は年に一度の虫屋祭り、インセクトフェア。
体の数が足りたとしてもサイフの数が足りないので集中してくれることはいいことかもしれません。
では行ってきます。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
九州遠征、お天気にも恵まれてなによりでした^^
都井岬、センチの聖地とは存知あげませんでした(笑)
オオキンカメムシはその名の通りかなり大きそう~~
こんなにたくさんいるとちょっと引きそう…^^;
by よしころん (2018-10-10 15:41)
爽快な風景ですねぇ。
オオキンカメムシ、デカいですねっ! 木の幹にいる
引きの写真でも、デカさが際立ってます。ハデだし^^;。
ゲンゴロウもいいですね。水生昆虫って、ナゼか惹かれる
ものがあります。
by sakamono (2018-10-11 21:50)
>よしころんさん
虫屋の中ではという条件がつきますが^^
ともかくフィールドワークはお天気に左右されるのでラッキーでした!
オオキンカメは房総にもいるのですがこんな集団ははじめて見ました。
>sakamonoさん
岬の風は気持ちよく、オオキンカメは迫力がありました♪
この色も好きなのですが、標本になると褪せるんです・・
水生昆虫もいいですよね!近々あらためて登場するかも・・^^
by ぜふ (2018-10-11 22:31)
こんにちは^^
冒頭のお写真は都井岬かしら
ここは行きたいと思っていてまだ行ったない所。
お天気がよくって良かったですね。
宮崎って良い所でしょ^^
by mimimomo (2018-10-13 10:42)
>mimimomoさん
そうです。隔絶された特殊な場所ですね。
南九州は最高です^^
by ぜふ (2018-10-13 17:32)