"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
昆虫酒場開店 [探虫行]
今日のチバは午前中雨模様だったので、午後から少しだけHFの様子を見に行くことにしました。

雨があがったとはいえ、天気予報とは違い陽光はなし。
気温が上がらないとしたら成果は望めないかもと思いながらも出かける支度をしました。
出発しようとしたとき、家の前の雑草の上にとても目立つ色をした小物体を発見しました。
それはテントウムシでした。

テントウムシに見えないかもしれませんが、幼虫がサナギになろうとしているところです。
蛹化といいます。
まるで背筋でもするように、ときどきぐいんぐいんと動きます。

種類は判然としませんが、ナミテントウではないかと思います。
帰宅したら無事サナギと化していました。

顔に見えませんか?

さて、HFに行く前に例のS川のビオトープの様子を見に行くことにしました。
1か月経つと景色は様変わり、土手の草は茫々と生い茂り、葦の丈も伸びて水面が見えないほど。
木道で出迎えがありました。

見上げた木の幹にとまっていた目立つ色の子。

15ミリくらいでやや大きめのキケンな香りのするカメムシ。何頭かいました。
その次は偶然またテントウムシ。

どれも2ミリ足らずの赤ちゃん。今度は羽化したてかもしれません。
もう一種。今度は成虫。でも体長は4ミリほど。

沼地に生い茂る草むらの中にはこのバッタがたくさんいました。

この時期の成虫は春型で小さいのでしょう。2センチもないようでした。(写真は幼虫かも)
偶然ですがヒメが続きます。

セセリチョウは翅の開き方に特徴があり、戦闘機の翼のようです。

コンチューターの針があまり振れないので、ビオトープには長居をせずにHFへ移動。
10分ほどで着きます。
シュレーゲルアオガエルを鳴き止ませながら谷津田の奥へ入っていくと、すぐ近くの芦原の中から突然キジが飛び立っておどろく。

と、今度は足元から何かがふわりと舞い上がる。
これはおどろかない。行方を目線で追っていくと誰だか分かった。

越冬個体でしょう。もう翅はボロボロでした。
この後も歩いていく途中、足元から3頭ほど舞い上がりました。


一番奥までたどり着く直前、今度は舞い降りてくるいくつもの影が。
その中の何頭かが飛んでいく方向を見定めていると(なんとなく見てればわかりますが)ありました。

気付けば、お店の唯一のメニュー、樹液ドリンクのいい匂いが辺りに充満しています。
グループで来店していたのは

10名ほどの団体さんでした。
こちらはオヒトリ様。

クヌギ亭の常連さんといえばやはり。

お友達のヨシボシケシキスイさんと二人でご来店のようでした。
よく見るとカウンターの向こうにマスターが。

店の外で並んでいた方。

一応一番奥の様子を見て引き返しました。

ハンノキ林の方へ行ってみると、ここでもカワトンボが発生しはじめたようでした。

まだ成熟していない個体のようです。
クワの木の低い梢の影の下草にオスもいました。

もっとも未成熟のようでした。
まだ灰色の目が漆黒になったらメスのもとへ飛んでいくでしょう。

このオスを見つけた場所のすぐ近くにはクリの木があります。
その葉の先はあちこちこんな風に巻かれています。

この葉巻職人さんがまだ近くにいないかと、目を凝らしていると・・いました。

実は平地性のゼフが観察できないかなと淡い期待をもっていたのですが、それは叶いませんでした。
実はテントウムシの蛹化を観察したあと。
さあ出発だとオートバイのシートカバーをはずしたら・・キジが飛び立つよりおどろきの光景が。

最近どこかで見たよ。これ。
デジャブ?

前回の構築中の巣はちゃんと取り除きましたし、シートカバーははがれていません。
それでもわざわざシートカバーの下の隙間から侵入して作り直しているということは。
まだ匂いが残っていたのでしょう。
その匂いを辿って巣材を手に入れて戻ってくるのだと思います。
それにしてももっと他に適当な場所はあるだろうに。
環境要因が変わっても、匂いがするところ、元の営巣場所の優先度が高いということが分かります。
さあどうしようか、ファーブルならどうするだろうと悩んだ末。
3度目があるかどうか試すことに。
巣はまた撤去しましたが、匂いが残るように根元の巣材はわずかにそのままに。
そして出かけて帰ってかたらシートカバーをかけました。
どうなるかな・・

今日の湯加減

雨があがったとはいえ、天気予報とは違い陽光はなし。
気温が上がらないとしたら成果は望めないかもと思いながらも出かける支度をしました。
出発しようとしたとき、家の前の雑草の上にとても目立つ色をした小物体を発見しました。
それはテントウムシでした。

テントウムシに見えないかもしれませんが、幼虫がサナギになろうとしているところです。
蛹化といいます。
まるで背筋でもするように、ときどきぐいんぐいんと動きます。

種類は判然としませんが、ナミテントウではないかと思います。
帰宅したら無事サナギと化していました。

顔に見えませんか?

さて、HFに行く前に例のS川のビオトープの様子を見に行くことにしました。
1か月経つと景色は様変わり、土手の草は茫々と生い茂り、葦の丈も伸びて水面が見えないほど。
木道で出迎えがありました。

シオヤトンボ (トンボ科)
見上げた木の幹にとまっていた目立つ色の子。

ツヤアオカメムシ (カメムシ科)
15ミリくらいでやや大きめのキケンな香りのするカメムシ。何頭かいました。
その次は偶然またテントウムシ。

どれも2ミリ足らずの赤ちゃん。今度は羽化したてかもしれません。
もう一種。今度は成虫。でも体長は4ミリほど。

ヒメカメノコテントウ (テントウムシ科)
沼地に生い茂る草むらの中にはこのバッタがたくさんいました。

ヒメギス (キリギリス科)
この時期の成虫は春型で小さいのでしょう。2センチもないようでした。(写真は幼虫かも)
偶然ですがヒメが続きます。

ヒメキマダラセセリ (セセリチョウ科)
セセリチョウは翅の開き方に特徴があり、戦闘機の翼のようです。

コンチューターの針があまり振れないので、ビオトープには長居をせずにHFへ移動。
10分ほどで着きます。
シュレーゲルアオガエルを鳴き止ませながら谷津田の奥へ入っていくと、すぐ近くの芦原の中から突然キジが飛び立っておどろく。

と、今度は足元から何かがふわりと舞い上がる。
これはおどろかない。行方を目線で追っていくと誰だか分かった。

クロコノマチョウ (タテハチョウ科)
越冬個体でしょう。もう翅はボロボロでした。
この後も歩いていく途中、足元から3頭ほど舞い上がりました。

同上

一番奥までたどり着く直前、今度は舞い降りてくるいくつもの影が。
その中の何頭かが飛んでいく方向を見定めていると(なんとなく見てればわかりますが)ありました。

昆虫酒場「クヌギ亭」
気付けば、お店の唯一のメニュー、樹液ドリンクのいい匂いが辺りに充満しています。
グループで来店していたのは

サトキマダラヒカゲ (タテハチョウ科)
10名ほどの団体さんでした。
こちらはオヒトリ様。

コジャノメ (タテハチョウ科)
クヌギ亭の常連さんといえばやはり。

ヨシボシオオキスイ (オオキスイムシ科)
お友達のヨシボシケシキスイさんと二人でご来店のようでした。
よく見るとカウンターの向こうにマスターが。

店の外で並んでいた方。

マダラマルハヒロズコガの幼虫
一応一番奥の様子を見て引き返しました。

ハンノキ林の方へ行ってみると、ここでもカワトンボが発生しはじめたようでした。

ニホンカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
まだ成熟していない個体のようです。
クワの木の低い梢の影の下草にオスもいました。

同上 ♂ (カワトンボ科)
もっとも未成熟のようでした。
まだ灰色の目が漆黒になったらメスのもとへ飛んでいくでしょう。

同上
このオスを見つけた場所のすぐ近くにはクリの木があります。
その葉の先はあちこちこんな風に巻かれています。

この葉巻職人さんがまだ近くにいないかと、目を凝らしていると・・いました。

ゴマダラオトシブミ (オトシブミ科)
実は平地性のゼフが観察できないかなと淡い期待をもっていたのですが、それは叶いませんでした。
オマケ
実はテントウムシの蛹化を観察したあと。
さあ出発だとオートバイのシートカバーをはずしたら・・キジが飛び立つよりおどろきの光景が。

最近どこかで見たよ。これ。
デジャブ?

前回の構築中の巣はちゃんと取り除きましたし、シートカバーははがれていません。
それでもわざわざシートカバーの下の隙間から侵入して作り直しているということは。
まだ匂いが残っていたのでしょう。
その匂いを辿って巣材を手に入れて戻ってくるのだと思います。
それにしてももっと他に適当な場所はあるだろうに。
環境要因が変わっても、匂いがするところ、元の営巣場所の優先度が高いということが分かります。
さあどうしようか、ファーブルならどうするだろうと悩んだ末。
3度目があるかどうか試すことに。
巣はまた撤去しましたが、匂いが残るように根元の巣材はわずかにそのままに。
そして出かけて帰ってかたらシートカバーをかけました。
どうなるかな・・

セグロアシナガバチ (アシナガバチ科)
今日の湯加減
一週間が早く感じます。
これからしばらくドタバタするのでさらにスピードは増すでしょう。
やるべきこと(面倒くさいこと)がいっぱいあるので時間が足りなくなるでしょう。
それでも明日はヤマナシ遠征。
早起きして出かけます。
虫の誘惑に勝つ方法を誰か教えてください。
2018-05-19 23:00
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コメント(7)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
さすがぜふさん、いろいろ見かけられて、写されて。わたくしもこんな酒場に出会いたい。
by mimimomo (2018-05-20 06:48)
もうそろそろ現地到着かな^^
今日は気温が低そうで歩くにはよさそうですが64見には大丈夫かな…
最後は~ あれ?前の記事読んでたの??
思っちゃった(笑)
3度目に期待ですね^^v
by よしころん (2018-05-20 07:16)
テントウムシが、サナギになる過程、おもしろいですねぇ。
確かに、顔に見えます^^;。
最後のハチの写真を見て、私も前記事読んでたの? って
思っちゃいました^^;。
by sakamono (2018-05-20 11:41)
テントウムシのサナギになる写真勉強になりました。
2度ある事は3度あると思いますよ。
by g_g (2018-05-20 18:32)
>mimimomoさん
昆虫酒場はチェーン店なので、各地の里山にあると思います^^
>よしころんさん
ただいま^^
朝は寒かったですが徐々に気温も上がりそれなりに観察できました。
ほんと前記事の続きを書くことになるとは想像してませんでした^^;
>sakamonoさん
幼虫の背中が割れるところから見たかったです。
サナギはマンガチックな柄ですよね?^^
>g_gさん
サナギから羽化するところも観察できるといいのですが・・
3度目はどうでしょうね・・
by ぜふ (2018-05-20 21:24)
ぜふさん、こんばんば^^
>28日に行けるかも・・雨なら確率高し(笑)
ありがとうございます。今のところ確率高そうですね(笑)
来られそうなときは、当日朝でも構いませんのでお知らせ頂ければありがたいです m(_ _)m
無理なさらなくて大丈夫ですからね~♪
by よしころん (2018-05-25 20:09)
虫がたくさん見られる季節になってきましたね!
ヒメギスは幼虫で湿地付近ならヒメギス、乾燥地ならコバネヒメギスかもしれません。成虫になって見ないとわからないです。
クロコノマチョウの姿、痛々しいですが、よく頑張ったなと思いますね。
by hirokou (2018-05-26 22:53)