"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ブルーマーチ 2018 [探虫行]
啓蟄も過ぎ、この冬最後と思われる寒波も過ぎ、スギ花粉症ではないのですが。
毎年3月はトーンダウンしてしまう体質です。
おかげさまで腱鞘炎も治り、腰痛も回復し、雨もあがったチバですが。
ダラダラしたい菌が繁殖し、ぼぉっとしようぜ発作がおきるのです。
それでもとにかく外へ出ようと、どうせ出るなら新規開拓と、行ってきましたトウガネへ。
トウガネは外房、九十九里のすぐ内陸側で、海がほど近い地域です。
お出かけの目的というと、イチゴ狩りやブドウ狩りでしょうか。
とにかく虫関係では用事が思いつかない土地ですが、なんとなく行ってしまいました。
結果は惨敗。掘れるポイント見つからず。
道に迷ったおかげでチバ県立農業大学にたどり着いて、ブタやウシの姿が見れたのがお慰みでした。
ということで、なんと、トウガネの写真は扉の一枚のみ。
帰り道、うっかりトウガネ有料道路に乗ってしまいました。
(一部の方はうなずいてくれると思いますが、ほんとにトラップのような入口なんです)
予定外のルートを通ったおかげで、ふと目に付いた田んぼのあぜ道に入ってみました。
林縁の斜面は土むき出しの部分がほとんどなく、掘ってみても指標虫すら出ませんでした。
崖はなかったのですが、あぜ道沿いにぽつぽつと朽ち木が横たわっていました。
(簡易舗装されたあぜ道でしたが)
湿気もあってやわらかく、中が割りばし色のいい物件。
きっと何か出る、と確信してザクザクするもコンチューターは反応せず。
5メートルほどの木をほぼバラバラにしてしまいガックリ・・
もうダメだとうなだれ気味に力なく叩くと何かが光りました。
光っていたのはこの子。
よく出てくるナガニジゴミムシダマシより一回り大きく12~3ミリ。
(お持ち帰りしようとしましたが落っことして見失ってしまいました)
一回りといっても、体長差2ミリくらいのものですが、小さな虫にとって1ミリは大きい。
それよりも何か名前が変だと思いませんか?
”ホソ”が付く方が大きいのです。
昆虫の名前あるあるですが・・
それよりずっと変なことがあります。
(経験的に)こんなにいい物件がいくつもあるのに、収獲がこの子たちだけだったということ。
指標虫が出てこないのも不気味でした。
土壌の乾燥といい、里山・里地に何か目に見えない変化が起こっている気がします。
こちらは目に見える変化。
前記事で紹介したS川の2キロ余り下流です。
虫屋からすると地獄絵図。橋の袂だけにしておいてほしい。
今日の湯加減
毎年3月はトーンダウンしてしまう体質です。
おかげさまで腱鞘炎も治り、腰痛も回復し、雨もあがったチバですが。
ダラダラしたい菌が繁殖し、ぼぉっとしようぜ発作がおきるのです。
それでもとにかく外へ出ようと、どうせ出るなら新規開拓と、行ってきましたトウガネへ。
トウガネは外房、九十九里のすぐ内陸側で、海がほど近い地域です。
お出かけの目的というと、イチゴ狩りやブドウ狩りでしょうか。
とにかく虫関係では用事が思いつかない土地ですが、なんとなく行ってしまいました。
結果は惨敗。掘れるポイント見つからず。
道に迷ったおかげでチバ県立農業大学にたどり着いて、ブタやウシの姿が見れたのがお慰みでした。
ということで、なんと、トウガネの写真は扉の一枚のみ。
帰り道、うっかりトウガネ有料道路に乗ってしまいました。
(一部の方はうなずいてくれると思いますが、ほんとにトラップのような入口なんです)
予定外のルートを通ったおかげで、ふと目に付いた田んぼのあぜ道に入ってみました。
林縁の斜面は土むき出しの部分がほとんどなく、掘ってみても指標虫すら出ませんでした。
崖はなかったのですが、あぜ道沿いにぽつぽつと朽ち木が横たわっていました。
(簡易舗装されたあぜ道でしたが)
湿気もあってやわらかく、中が割りばし色のいい物件。
きっと何か出る、と確信してザクザクするもコンチューターは反応せず。
5メートルほどの木をほぼバラバラにしてしまいガックリ・・
もうダメだとうなだれ気味に力なく叩くと何かが光りました。
ゴミムシダマシの仲間
光っていたのはこの子。
ホソナガニジゴミムシダマシ (ゴミムシダマシ科)
よく出てくるナガニジゴミムシダマシより一回り大きく12~3ミリ。
(お持ち帰りしようとしましたが落っことして見失ってしまいました)
一回りといっても、体長差2ミリくらいのものですが、小さな虫にとって1ミリは大きい。
それよりも何か名前が変だと思いませんか?
”ホソ”が付く方が大きいのです。
昆虫の名前あるあるですが・・
それよりずっと変なことがあります。
(経験的に)こんなにいい物件がいくつもあるのに、収獲がこの子たちだけだったということ。
指標虫が出てこないのも不気味でした。
土壌の乾燥といい、里山・里地に何か目に見えない変化が起こっている気がします。
オマケ
こちらは目に見える変化。
前記事で紹介したS川の2キロ余り下流です。
虫屋からすると地獄絵図。橋の袂だけにしておいてほしい。
今日の湯加減
訳あって断捨離中です。
ショウナイにいる間はなかなかできなかったので戻ってきてからコツコツと。
昨日、虫友に手伝ってもらって大きなものをいくつか処分できました。感謝。
それにしても、よくもまぁこんなに色々買ってきたものだと呆れるというか感心するというか。
モノは持つものではないと痛感しています。
ブルーマーチではありますが、入試合格や受賞など、うれしいニュースも聞こえてくる季節。
様々あやかって、少しく晴れやかに春を迎えたいものです。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
地球温暖化、言われて久しい気がしますが、土の中も変わってきているのでしょうかしらね。
土手は読んで字のごとく(土)であってほしいですね。
by mimimomo (2018-03-12 07:07)
ホソナガニジゴミムシダマシちゃん、綺麗に光ってますね^^
こういう色合いのペンダント、綺麗だろうな~なんて
思っちゃいました^^
by リュカ (2018-03-12 14:04)
不発のようでも虹色を堀当てていいですね。
竹林の雰囲気も好きです。
by 響 (2018-03-13 17:41)
>mimimomoさん
土手でないとツクシやフキノトウが出てこられませんからね。
>リュカさん
ニジゴミは結構大きいですからペンダントにぴったりかも^^
>響さん
普通種がレアになってくると危機感に震えてきます^^;
この竹林はチバとは思えないレアな光景でした^^
by ぜふ (2018-03-13 23:19)
おはようございます^^
冬からいきなり初夏へ…
季節の変化も激しいですもの。
四季から二季になりつつあるような気がしてなりませぬ。
by よしころん (2018-03-14 08:44)
子供の頃から、近所の護岸された小川しか見ていなくて、
大人になって、初めて護岸されていない小川を見た時、
とてもいいな、と思いました^^;。
by sakamono (2018-03-15 22:35)
啓蟄過ぎて、急に春の気温、上着いらずになりました
桜も咲き出し。。虫も活動開始
ホソナガニジゴミムシダマシのニジは虹かな
七色に輝いてますもの
by engrid (2018-03-16 01:18)
>よしころんさん
二季にはならなくても、春と秋がどんどん短くなるのが心配ですね・・
さあでも、短い春を楽しみましょう!
>sakamonoさん
反乱が危惧される河川ならまだしも・・ですね。
春の小川はさらさらいかなくちゃ。
>engridさん
一気におめざですね♪ 忙しくなります。
ニジはもちろんレインボーです^^
by ぜふ (2018-03-16 21:59)
こんばんは^^
昨日養老渓谷駅に電車で行きましたが、ちょっと崖ぽい所を見ながら、虫が寝ているかしら・・・なんて思っていました^^
by mimimomo (2018-03-19 22:17)
>結局ほとんど寝てないってことですよね?
1~2時間、横にはなりましたよ^^v
泊りで山に行くとテント・小屋にかかわらずたいていこのパターン。
そして帰路の車のなかで突如意識不明になります(笑)
運転手さんには睡眠とってもらわないと行けませんので夜~早朝はほぼ一人で行動しています。
>末期ですね。もう治ることはないのでしょう^^
自覚はしていましがが、やはり不治の病ですよねぇ(爆)
さぁ!春だ、春だ~~\(^o^)/
by よしころん (2018-03-23 09:49)
>mimimomoさん
梅が瀬渓谷はいいところです。
そろそろ房総の虫たちもお目覚めですね♪
>よしころんさん
そういうことができるのはやはり気力が充実しているからですよね。
少し分けてもらいたいです。
病膏肓に入っているところへ春到来でやはり治るヒマはないですね^^
by ぜふ (2018-03-23 23:10)