"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
立春オサ部活動 [探虫行]
節分にチバに戻ってきたので、またもや一人部活に。
北総、いや下総地域ラベルのアオオサを増やしたいと。
事前の一人作戦会議では銚子まで視野に入れてポイントのあたりをつけていました。
が、ちょっとうれしいお知らせがあり、動けるのは午前中だけとなりました。
作戦を変更。
比較的都市部のラベルがないのです。
都市部は当然個体数が少ないのでハードルが上がるわけで、実は千葉市ラベルはまだないのです。
ただ、千葉市は広く、少し郊外へ行けば田畑や里山は残っているのです。
しかしHFも含め、過去何か所かトライはしているものの未だに掘り当てられず。
なので今回も新規フィールドを開拓することにしました。
田んぼの外縁は段丘との崖地になっていると予想した、向かったのは若葉区の谷津田。
見込み通りだったのですが、崖はコンクリートで塗り固められて話にならない。
または、境界が篠竹の藪で掘れそうにないという、よくある地形ばかりでした。
それでもベニシジミ号で林縁のあぜ道を丹念にローラーしていくと、ピンポイントで小崖がありました。
その都度その都度オートバイを停め、ささっと試掘してみましたが何も出ず。
でもそこはとても大きな谷津田で、2キロ程進んでいくと右手段丘の斜面にクヌギなどがある場所が。
土の崖ではないのですが、朽木や立ち枯れたちが手招きをしていました。
アオオサは望めないとはいえ、アタックすべく急な斜面をバチツルをピッケルにしてよじ登りました。
クヌギと思われる倒木はどれもカチカチでしたが、何件かあたるうちにいい物件がありました。
(カチカチの堅い木を何本も何本も叩いたのが後でたたることに)
これは何か出そうだなぁとザクザクしていたら、最初に出たのが扉の子でした。
コクワかノコギリの幼虫かなと思います。(お連れしました)
次に出たのは意外な子でした。
スズメバチやマルハナバチはよく出てきますが、アブを出したのははじめてでした。
一匹だけでした。
次は倒木ではなく、1メートル足らずの立ち枯れ。
しかもいい塩梅に中がフレーク状になっていたので、これも何か出るんじゃないかと・・
カブトムシのお宅でした。
お行儀が良い子のよう・・・正座してました。
とてもいい雑木林だったので、本来の目的を忘れてかなり粘りましたが、オサムシは出ませんでした。
その代わりにちょっとおもしろいのが、
体長約6ミリ。4つの赤いバットマンマークが特徴。
この子もひとりぼっちでした。
この谷津田はとにかく広く、しかも長くて、数キロはあるようでした。
しかし、行けども行けども崖地がありませんでした。
やっと見つけた崖地は南向き。しかも土が乾いていてサラサラでした。
ただ、よく見ると壁に直径4~5ミリの穴がぽつぽつと開いていたので掘ってみると・・
ハバチの仲間でしょう。(複数でました)
帰りにちょっと寄りたいところがあったのでここでタイムアップ。
向かったのはHF。
過去記事で何度か紹介していますが、この時期、HFではアカガエルが産卵をはじめているはず・・
ところが、観察指導員の方によると、今年はまだとのこと。
例年は1月の下旬には先発隊が産みはじめ、1月の終わりから2月の初めには何十個か観察される。
こんなに遅いのははじめてのようでした。
温かい雨が降った翌日に産み始めることが多いのですが、今年のチバは雨ではなくて雪。
この日の前々日も雪が降ったとのことでした。
カエルたちによると、やはり今年の冬は寒いようですね。
さらにこの後も寒波が来るのかもしれません。(来ましたね)
この植物もまだ固い蕾でした。
オツネントンボも観察できていないとのことで、ちょっと心配な気がするところ。
後ろ髪を引かれつつもHFを後にしました。
※体育会系オサ部ですがちょっと頑張りすぎたようで右手首が腱鞘炎になってしまいました
(実はこの翌日も部活しました)
前記事で予告したので、この日の前日の羽黒山を紹介します。(スマホ撮影ですがあしからず)
こんな時期に訪れる人はいないかと思っていたら、いきなり入口で家族とすれ違い。
その後もカメラマンや参拝者や、さらには修験者ツアーの団体さんにも出くわしました。
とはいえ、境内の杉林はしんとしています。
天気がよかったので梢の雪が融け、時折落ちてくる音が響き渡るほど。
爺杉から見た五重塔。
この様子を見て、なぜ塔の庇の先が反りかえっているのかわかった気がしました。
川の雪景色がとても面白かった。
ホワイトマッシュルームか大きなマシュマロが並んでいるように見えました。
今日の湯加減
北総、いや下総地域ラベルのアオオサを増やしたいと。
事前の一人作戦会議では銚子まで視野に入れてポイントのあたりをつけていました。
が、ちょっとうれしいお知らせがあり、動けるのは午前中だけとなりました。
何かの幼虫
作戦を変更。
比較的都市部のラベルがないのです。
都市部は当然個体数が少ないのでハードルが上がるわけで、実は千葉市ラベルはまだないのです。
ただ、千葉市は広く、少し郊外へ行けば田畑や里山は残っているのです。
しかしHFも含め、過去何か所かトライはしているものの未だに掘り当てられず。
なので今回も新規フィールドを開拓することにしました。
田んぼの外縁は段丘との崖地になっていると予想した、向かったのは若葉区の谷津田。
見込み通りだったのですが、崖はコンクリートで塗り固められて話にならない。
または、境界が篠竹の藪で掘れそうにないという、よくある地形ばかりでした。
それでもベニシジミ号で林縁のあぜ道を丹念にローラーしていくと、ピンポイントで小崖がありました。
その都度その都度オートバイを停め、ささっと試掘してみましたが何も出ず。
でもそこはとても大きな谷津田で、2キロ程進んでいくと右手段丘の斜面にクヌギなどがある場所が。
土の崖ではないのですが、朽木や立ち枯れたちが手招きをしていました。
アオオサは望めないとはいえ、アタックすべく急な斜面をバチツルをピッケルにしてよじ登りました。
クヌギと思われる倒木はどれもカチカチでしたが、何件かあたるうちにいい物件がありました。
(カチカチの堅い木を何本も何本も叩いたのが後でたたることに)
これは何か出そうだなぁとザクザクしていたら、最初に出たのが扉の子でした。
コクワかノコギリの幼虫かなと思います。(お連れしました)
次に出たのは意外な子でした。
アブの仲間
スズメバチやマルハナバチはよく出てきますが、アブを出したのははじめてでした。
一匹だけでした。
次は倒木ではなく、1メートル足らずの立ち枯れ。
しかもいい塩梅に中がフレーク状になっていたので、これも何か出るんじゃないかと・・
カブトムシのお宅でした。
お行儀が良い子のよう・・・正座してました。
カブトムシの幼虫
とてもいい雑木林だったので、本来の目的を忘れてかなり粘りましたが、オサムシは出ませんでした。
その代わりにちょっとおもしろいのが、
ヤマトデオキノコムシ (ハネカクシ科)
体長約6ミリ。4つの赤いバットマンマークが特徴。
この子もひとりぼっちでした。
この谷津田はとにかく広く、しかも長くて、数キロはあるようでした。
しかし、行けども行けども崖地がありませんでした。
やっと見つけた崖地は南向き。しかも土が乾いていてサラサラでした。
ただ、よく見ると壁に直径4~5ミリの穴がぽつぽつと開いていたので掘ってみると・・
ハバチの仲間でしょう。(複数でました)
帰りにちょっと寄りたいところがあったのでここでタイムアップ。
向かったのはHF。
過去記事で何度か紹介していますが、この時期、HFではアカガエルが産卵をはじめているはず・・
ところが、観察指導員の方によると、今年はまだとのこと。
例年は1月の下旬には先発隊が産みはじめ、1月の終わりから2月の初めには何十個か観察される。
こんなに遅いのははじめてのようでした。
温かい雨が降った翌日に産み始めることが多いのですが、今年のチバは雨ではなくて雪。
この日の前々日も雪が降ったとのことでした。
カエルたちによると、やはり今年の冬は寒いようですね。
さらにこの後も寒波が来るのかもしれません。(来ましたね)
この植物もまだ固い蕾でした。
シュンラン
オツネントンボも観察できていないとのことで、ちょっと心配な気がするところ。
後ろ髪を引かれつつもHFを後にしました。
※体育会系オサ部ですがちょっと頑張りすぎたようで右手首が腱鞘炎になってしまいました
(実はこの翌日も部活しました)
オマケ
前記事で予告したので、この日の前日の羽黒山を紹介します。(スマホ撮影ですがあしからず)
こんな時期に訪れる人はいないかと思っていたら、いきなり入口で家族とすれ違い。
その後もカメラマンや参拝者や、さらには修験者ツアーの団体さんにも出くわしました。
とはいえ、境内の杉林はしんとしています。
天気がよかったので梢の雪が融け、時折落ちてくる音が響き渡るほど。
爺杉から見た五重塔。
この様子を見て、なぜ塔の庇の先が反りかえっているのかわかった気がしました。
川の雪景色がとても面白かった。
ホワイトマッシュルームか大きなマシュマロが並んでいるように見えました。
今日の湯加減
ショウナイから引き上げてきました。
今後も通いはするので彼の地の自然の欠片をお届けできればいいなと思っています。
ということで、さっそくまた部活に行きたいところですが、腱鞘炎でバチツルが振れません。
(もうだいぶ日にちが経つのにまだ治りません)
体育会系にケガは付き物とはいえ、しばらく大人しくします。
2018-02-11 19:00
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コメント(8)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
頑張り過ぎましたね^^ お大事になさいますように。
羽黒山行きました。この景色夏ですが見ました。冬は殊の外素晴らしいです。
やはり雪景色っていいわぁ~
by mimimomo (2018-02-12 06:50)
雪の羽黒山ありがとうございます^^
こちらに戻られたのですね!お帰りなさい。
雪国での生活お疲れさまでした。
腱鞘炎、お大事にしてくださいませ m(_ _)m
by よしころん (2018-02-12 12:50)
庄内はもう引き上げたんですか・・・
雪の羽黒山、五重塔観たかったです。
by g_g (2018-02-12 15:51)
おはようございます^^
ベニシジミ号は退院したのですね?
by mimimomo (2018-02-13 06:04)
>mimimomoさん
冬は景色をほぼ独り占めできていいですね。
しかも今年は雪深くて、貴重な体験ができました^^
ベニシジミ号は外科手術となりましたが元気に復活しています。
>よしころんさん
結局一眼を持っていきませんでした・・すみません。
ショウナイでは雪国の洗礼をいくつも受けました^^;
手首まだ治らないのでロキソニン投入しました T T
>g_gさん
写真だけではご不満でしょうけど・・一応実写したものです。
by ぜふ (2018-02-13 21:15)
虫さん 寒い冬 がんばってるね〜
by ねこじたん (2018-02-14 08:13)
子供の頃、カブトムシの幼虫は、よく見たけれど、ちゃんとじっくり
見たコトはありませんでした。頭のところ、こんなふうになってた
んですねぇ。最後の川の雪景色、おもしろい^^;。
by sakamono (2018-02-15 21:56)
>ねこじたんさん
みんなどこかでがんばっています。
そうでないと途絶えちゃうから^^
>sakamonoさん
脚の毛もじっくり見ました。
川はまるで箱庭のようでした^^
by ぜふ (2018-02-15 23:24)