"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
勇者はトンボを探しに [探虫行]
前記事の翌日、8月6日も探虫に。
今回はお告げを受けていないので、いつものようにGoogleMapと相談しようかと思いましたが・・
あるトンボがある場所にいるという情報を地元紙で見たのでそこを目指すことに。
もちろん未踏の地で、しかも整備された公園でもないようでアプローチの仕方がわかりませんでした。
まあ行けばわかるだろうと、ナビに目的地をセットしていざ出発。
(たったの)30分後、人里を抜けてこんなところに着きました。

前方奥に見える道がアプローチだろうと行ってみると、そこはわずか20メートルで行き止まり。
道を間違えたと思い、引き返そうとしましたが、右手に沢があったのでその様子を見に行きました。
すると小さな標識に消えかかった文字で目的地の名前が書いてありました。
道は間違っていなかったようですが藪と下草で登山道のようなものは見えず。
でも標識はあるんだから、沢沿いに登っていけばいいんだろうと突入することにしました。
しばらくは下草の丈も短く、ルートは不明瞭ながらもなんとなく進んでいけました。
段々と険しくなる一方なので、これはきびしいなと心の中でつぶやく。

と、足元に長い柄付きのカマが落ちていることに気が付きました。
なぜこんなところに?と思いつつも、頭の中ではドラクエの効果音が。
「勇者はカマを手に入れた」タララタッタターン♪
これは文字通り渡りに船と、そのカマでシダなどを薙ぎ払いながら前進。
しかし、沢沿いはまさに道なき道だったので、何度か立ち止まって進退を考えるくらいでした。
沢を離れて林の中に入ると、細いながらもルートがはっきりわかるようになったのでひたすら登る。
いつもはルート脇の草の上などをチェックしながら歩くのですが、虫がいそうな気配なし、花もなし。
なので、ただただ前に進むのみ。(一応、地面に何かいないかと確認はしながら)
途中一度休憩し、1時間半ほど登ると前方が明るく開けてきました。

ところで、この日もカメラを持っていません。
頂上の草原に出る直前の林の中には、アオイトトンボとイカリモンガがちらほらと見られたのですが、
マクロ撮影はムリだし、ズームで撮ろうとすると息があがっていたせいか手ぶれしてNGでした。

草原もカマで草刈しながら進み、ついに展望台にたどり着きました。

吹き抜ける風がとても気持ちよくて前方に前記事のT山も見えました。
展望台の脇に建つ案内板を見ると、やはりというか、登ってきたのは裏ルートのようでした。
そりゃそうだよねと納得しながらも、この道具がなかったら諦めていただろうとも思いました。


さて、本番はここからです。
お目当てのトンボがいるという高原湿地を目指します。
湿地はふたつあるようでしたが循環するようにルートがありました。
なのでカマは持たずに出発しました。
出発してすぐ、山頂の祠に近づくと、人の気配に気づいたのか何かがふわりと飛び立ちました。
見たことのないシルエット。 アブラゼミくらいの大きさですがセミではない。トンボでもない。
四方に散りましたが、その中のひとつが止まった杉にゆっくり近づいてみると・・

40ミリ以上はあったので、ムラサキトビケラだと思います。(カメラで撮りたかった)
10分ほどで小さな湿原(池)にたどり着きました。

ここでは昆虫センサーの感度マックス、目を皿のようにして探虫しました。
が、残念ながらお目当てのトンボはおろか何もいませんでした。
ターゲットはハッチョウトンボという日本一小さなトンボ。
十円玉よりも小さいんです。
なので見逃さないようにゆっくり歩き、じっくり目を凝らしたのですが、見つけられませんでした。
時刻は11時前ですが、気温が高すぎたのかもしれません。
もうひとつの池にも行きましたが、ヤナギランやコバノギボウシなどの花の観察で終わり・・
かと思いましたが、シジミチョウを観察することができました。

クイズではありませんが、手前がメス、奥がオスだと思います。

しばらく粘ろうかとも思いましたが、持ってきた飲料の残りが心もとなく、山頂に飲み水はなし。
勇者は無事下山することを優先しました。
もちろん、カマを持って。
下りも1時間半ほどで到着。
もう二度と裏ルートは辿らないとは思いましたが、沢沿いの下草はさらに刈っておきました。
次は表ルートでもう一度探しに行こうと思います。
まだ日が高かったので、移動開始。途中でお昼を食べて水分補給し、また別の山へ。
そこは先日目をつけておいたクヌギ林。
樹液の出ている木は見つけられませんでしたが、クワガタがいるのではないかと。
何本か蹴っ飛ばしてみましたが、クワガタは落ちてきませんでした。
代わりにクワガタよりも大きいこの子が落ちてきました。

お連れして飼育中です。
次回予告になりますが、山の日は湯殿山へ行ってきました。

このときは参拝が目的でしたが・・
今日の湯加減
今回はお告げを受けていないので、いつものようにGoogleMapと相談しようかと思いましたが・・
あるトンボがある場所にいるという情報を地元紙で見たのでそこを目指すことに。
もちろん未踏の地で、しかも整備された公園でもないようでアプローチの仕方がわかりませんでした。
まあ行けばわかるだろうと、ナビに目的地をセットしていざ出発。
(たったの)30分後、人里を抜けてこんなところに着きました。

前方奥に見える道がアプローチだろうと行ってみると、そこはわずか20メートルで行き止まり。
道を間違えたと思い、引き返そうとしましたが、右手に沢があったのでその様子を見に行きました。
すると小さな標識に消えかかった文字で目的地の名前が書いてありました。
道は間違っていなかったようですが藪と下草で登山道のようなものは見えず。
でも標識はあるんだから、沢沿いに登っていけばいいんだろうと突入することにしました。
しばらくは下草の丈も短く、ルートは不明瞭ながらもなんとなく進んでいけました。
段々と険しくなる一方なので、これはきびしいなと心の中でつぶやく。

と、足元に長い柄付きのカマが落ちていることに気が付きました。
なぜこんなところに?と思いつつも、頭の中ではドラクエの効果音が。
「勇者はカマを手に入れた」タララタッタターン♪
これは文字通り渡りに船と、そのカマでシダなどを薙ぎ払いながら前進。
しかし、沢沿いはまさに道なき道だったので、何度か立ち止まって進退を考えるくらいでした。
沢を離れて林の中に入ると、細いながらもルートがはっきりわかるようになったのでひたすら登る。
いつもはルート脇の草の上などをチェックしながら歩くのですが、虫がいそうな気配なし、花もなし。
なので、ただただ前に進むのみ。(一応、地面に何かいないかと確認はしながら)
途中一度休憩し、1時間半ほど登ると前方が明るく開けてきました。

コオニユリ?
ところで、この日もカメラを持っていません。
頂上の草原に出る直前の林の中には、アオイトトンボとイカリモンガがちらほらと見られたのですが、
マクロ撮影はムリだし、ズームで撮ろうとすると息があがっていたせいか手ぶれしてNGでした。

草原もカマで草刈しながら進み、ついに展望台にたどり着きました。

吹き抜ける風がとても気持ちよくて前方に前記事のT山も見えました。
展望台の脇に建つ案内板を見ると、やはりというか、登ってきたのは裏ルートのようでした。
そりゃそうだよねと納得しながらも、この道具がなかったら諦めていただろうとも思いました。


さて、本番はここからです。
お目当てのトンボがいるという高原湿地を目指します。
湿地はふたつあるようでしたが循環するようにルートがありました。
なのでカマは持たずに出発しました。
出発してすぐ、山頂の祠に近づくと、人の気配に気づいたのか何かがふわりと飛び立ちました。
見たことのないシルエット。 アブラゼミくらいの大きさですがセミではない。トンボでもない。
四方に散りましたが、その中のひとつが止まった杉にゆっくり近づいてみると・・

ムラサキトビケラ
40ミリ以上はあったので、ムラサキトビケラだと思います。(カメラで撮りたかった)
10分ほどで小さな湿原(池)にたどり着きました。

ここでは昆虫センサーの感度マックス、目を皿のようにして探虫しました。
が、残念ながらお目当てのトンボはおろか何もいませんでした。
ターゲットはハッチョウトンボという日本一小さなトンボ。
十円玉よりも小さいんです。
なので見逃さないようにゆっくり歩き、じっくり目を凝らしたのですが、見つけられませんでした。
時刻は11時前ですが、気温が高すぎたのかもしれません。
もうひとつの池にも行きましたが、ヤナギランやコバノギボウシなどの花の観察で終わり・・
かと思いましたが、シジミチョウを観察することができました。

ゴマシジミ ペア (シジミチョウ科)
クイズではありませんが、手前がメス、奥がオスだと思います。

しばらく粘ろうかとも思いましたが、持ってきた飲料の残りが心もとなく、山頂に飲み水はなし。
勇者は無事下山することを優先しました。
もちろん、カマを持って。
オマケ
下りも1時間半ほどで到着。
もう二度と裏ルートは辿らないとは思いましたが、沢沿いの下草はさらに刈っておきました。
次は表ルートでもう一度探しに行こうと思います。
まだ日が高かったので、移動開始。途中でお昼を食べて水分補給し、また別の山へ。
そこは先日目をつけておいたクヌギ林。
樹液の出ている木は見つけられませんでしたが、クワガタがいるのではないかと。
何本か蹴っ飛ばしてみましたが、クワガタは落ちてきませんでした。
代わりにクワガタよりも大きいこの子が落ちてきました。

ミヤマカミキリ (カミキリムシ科)
お連れして飼育中です。
オマケ 2
次回予告になりますが、山の日は湯殿山へ行ってきました。

このときは参拝が目的でしたが・・
今日の湯加減
今日8月19日はバイクの日。
全国各地でバイクイベントが開催されているかと思いきや、それほどでもないようですね。
ところでお江戸では8月は毎日雨とか。
バイク乗りにとって夏の暑さも強敵ですが、雨だと乗る気にもなりません。
こちらもこの週末は雨ですが、先週までは探虫には差しさわりない天気でした。
しかし今年の夏は短そうな予感がします。
大昆虫展2017 はいよいよ8月23日まで!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
新たな探忠地を開拓ですね,楽しみ
立派なカマ、、働き者さんの手助け、、カマって使い勝手いいですもの
風邪、長引きませんように
by engrid (2017-08-20 06:19)
長い柄の鎌、昔はその鎌でタラノメを
採りにいきましたよ。
by g_g (2017-08-20 07:10)
カマ!まさになんというタイミング!
勇気凛々、藪漕いで進まれた様子が目に浮かびます。
ハッチョウトンボ、ウフフ~(´∀`*)
まだまだ先になりそうですが、忘れずにUPします^^v
by よしころん (2017-08-20 07:24)
勇者ゼフ! カッコイイ!(^^) 千葉には無い素敵なところですね!
by POKO (2017-08-20 07:43)
こんばんは^^
いろいろ楽しそうな一人探検隊^^
鎌が落ちていたと言うことは同じようなことを考えた方が、過去いらっしゃった?かな^^
by mimimomo (2017-08-20 19:51)
>engridさん
一見錆び付いているいるようでしたが使ってみると切れ味ばっちり^^
風邪はだいぶ良くなりました、ありがとうございます。
>g_gさん
なるほど、そういう使い方も♪
>よしころんさん
これで刈れとばかりに置いてありました^^
ハッチョウトンボ、見つけられてよかったですね♪
>POKOさん
もうちょっとカッコイイ武器もほしかったです^^;
でも旅人の宿に戻ってこれてよかった。
>mimimomoさん
雪国だとよく見かける、バス停のスコップのようなものでしょうね。
裏ルートだとわかっていたら突入しなかったと思います^^;
by ぜふ (2017-08-20 20:33)
すごいタイミング!
カマを手に入れるなんて(笑)
ドラクエの効果音、わたしも聞こえちゃいましたよww
by リュカ (2017-08-22 10:30)
こんな大きなカマを拾えてラッキーでしたね!
昔、山で草刈りをしていた時、腰に差していたカマを
落としてしまったコトがありますが...。
こんなに大きなカマだと、落とし物というより、忘れ物でしょうか^^;。
by sakamono (2017-08-24 21:48)
カマはこれで進めってという前の冒険者が置いていったのでしょうか?
しかし進んでしっかり湿原を発見とは凄い。
ハッチョウトンボは動かないので見つけにくいですよね~。
by 響 (2017-08-26 01:45)
>リュカさん
勇者として認められたのだとおもいます^^
モンスターがでる効果音もその後ずっと鳴ってましたけど^^;
>sakamonoさん
ほんとにラッキーでした!
こんなに大きなものはさすがに忘れても気が付くと思いますが^^
>響さん
マイナリストもびっくりでしょ?
ロトの紋章がついてなかったのがザンネンでしたが^^
ハッチョウトンボは閉店してしまったようでした><
by ぜふ (2017-08-26 17:32)