"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
山の花の日 [花]
8月11日、山の日は”湯殿山の日”にしました。
早朝ではなかったのですが道路がすいていて、仙人沢の大鳥居まで約1時間で着いてしまいました。
オートバイ用の駐車場に停車し、参拝バスの乗車券を買って戻ってくると、アキアカネが挨拶に。

バスを利用したのは、月山への登山道の様子も見ておきたかったので、スタミナセーブのためです。
バスは1時間に2本ほど。 10分くらいで本殿入口に着きます。
ところで、湯殿山は”問わず語らず”。
観光連盟のHPには以下の表記があります。
”「語るなかれ、聞くなかれ」といわれる、神秘のヴェ-ルに包まれた御神体は、茶褐色の巨大な岩で、自然崇拝の原形を今にとどめ、現在も大勢の参拝者が訪れる地です。この神秘をかの松尾芭蕉も、「語られぬ湯殿にぬらす袂かな 」と詠んでいます。”
なので、巨岩が御神体ということはここに書いてもよさそうです。
そう、つまり”本殿”というものはないのです。
ですが、お参りをしてみてはじめて名前の由来を実感しました。
その岩の表層には絶えず温泉が流れているのでした。
問わず語らずだけでなく、本殿エリアは”撮らず”でもあります。
これ以上は語ってはならないと思いますので、知りたい方はぜひ参拝にいらしてください。

というわけで、湯殿山の写真はありません。
以下は本殿エリアを過ぎて、月山へ向かう登山道の様子です。
あいにくこの日は雨模様。 中腹から上は霧の中でした。
なので昆虫は期待できないと思っていましたが、それでもいくつか観察できました。

草花は霧や露に濡れて瑞々しく。
でも名前はほとんど分かりませんので、お花の先生方の書き込みに期待して・・・
ちゃっかり番号だけつけておきます。


これは分かります・・といいながら間違えていたようです。

キバナホトトギス タマガワホトトギス
残念ながらルリタテハは見かけられませんでしたが、かわいい赤ちゃん昆虫がいました。

これは先日の記事で教えていただいた花と同じと判断。

装飾花弁は4弁と5弁がまじってますが、そんなことカミキリムシは気にしません。

どこかで見たような、はじめてのような・・

この白い線香花火のような花はハナカミキリの定番レストランなのですが・・

まるで花とコーディネートしたようなアブがいました。

開店準備中の昆虫レストラン、シシウドにははやくも小さいお客さんが集まりつつありました。

この頃はまだアキアカネたちもみなこんな色。



悠長に草花を愛でながら歩いているように思われるかもしれませんが、登山道は岩場の急登。
ロープや鎖を伝う場所もありました。しかも足元は濡れている。
やっと小さな開けたところに出ましたが、景色はただただ霧で真っ白。
ちょうど降りてきた方に上の様子を尋ねると、雨はそうでもないが山小屋までは30分くらいとのこと。
いつもの探虫用の装備ではきびしいのはわかっていたのでこの虫を撮影して引き返すことにしました。

ハチかアブかハエかさえも分かりません。

帰り道の下り道、アサギマダラがお出ましになったので、なんとか近寄るべく岩場を行ったり来たり。
結局、証拠写真モドキしか撮れませんでしたので写真なし。
ちゃんと撮らせてくれたのはこの子。

そして本殿エリアへもうすぐという場所で。
ちょうど登山道の頭上にかかる木の枝先で、「ギィィィィィ、ギ、ギ、ギ」と大声を発するセミが。
高いところで鳴いているのに、すぐ傍で聞こえるように錯覚する不思議な声です。
ただ、めずらしくその声の主の姿がなんとか肉眼で確認できました。
産卵しているように見えますが、鳴いていたのでオス。

しばらく観察していると、ワンフレーズ歌い終わるごとにじわじわと降りてくるのがおもしろい。
息を殺して観察していると、こんな近くまで。(少しトリミングしていますが)

カメラをしまおうとしていると何かが飛んできました。

アサギマダラもこんなふうに飛んできてほしかったな・・
登山口まで戻るとこの子が迎えてくれ、下りのバスが来るまで売店で時間をつぶして参拝と偵察終了。
(お土産屋さんではフライパン・鍋・包丁などの調理器具セットが袋に入って千円で売ってました)

カメラの電池が切れたのでスマホで撮りました。
様子はわかったので、今度は月山まで登りたい。
月山湖まで戻り遅いお昼にしましたが、まだ日が高かったのでもうひとつお山へ行くことにしました。

もちろん参拝もしました・・・
ほんとは坂が結構こたえて二の坂で引き返そうと思ったのですが、湯殿山で見かけた女性の西欧人が、
参道の坂を下りてくるのに気が付いて、日本人の意地を見せることにしたのでした。(誰に?)
先週、近所のナツズイセンがちょうど見頃でした。(今はもう茎しかありません)

今日の湯加減
早朝ではなかったのですが道路がすいていて、仙人沢の大鳥居まで約1時間で着いてしまいました。
オートバイ用の駐車場に停車し、参拝バスの乗車券を買って戻ってくると、アキアカネが挨拶に。

バスを利用したのは、月山への登山道の様子も見ておきたかったので、スタミナセーブのためです。
バスは1時間に2本ほど。 10分くらいで本殿入口に着きます。
ところで、湯殿山は”問わず語らず”。
観光連盟のHPには以下の表記があります。
”「語るなかれ、聞くなかれ」といわれる、神秘のヴェ-ルに包まれた御神体は、茶褐色の巨大な岩で、自然崇拝の原形を今にとどめ、現在も大勢の参拝者が訪れる地です。この神秘をかの松尾芭蕉も、「語られぬ湯殿にぬらす袂かな 」と詠んでいます。”
なので、巨岩が御神体ということはここに書いてもよさそうです。
そう、つまり”本殿”というものはないのです。
ですが、お参りをしてみてはじめて名前の由来を実感しました。
その岩の表層には絶えず温泉が流れているのでした。
問わず語らずだけでなく、本殿エリアは”撮らず”でもあります。
これ以上は語ってはならないと思いますので、知りたい方はぜひ参拝にいらしてください。

というわけで、湯殿山の写真はありません。
以下は本殿エリアを過ぎて、月山へ向かう登山道の様子です。
あいにくこの日は雨模様。 中腹から上は霧の中でした。
なので昆虫は期待できないと思っていましたが、それでもいくつか観察できました。

ヒメアシナガコガネ (コガネムシ科)
草花は霧や露に濡れて瑞々しく。
でも名前はほとんど分かりませんので、お花の先生方の書き込みに期待して・・・
ちゃっかり番号だけつけておきます。

花①モミジカラマツ

花②ハナチダケサシ
これは分かります・・といいながら間違えていたようです。

残念ながらルリタテハは見かけられませんでしたが、かわいい赤ちゃん昆虫がいました。

カメムシの仲間の幼虫
これは先日の記事で教えていただいた花と同じと判断。

エゾアジサイ
装飾花弁は4弁と5弁がまじってますが、そんなことカミキリムシは気にしません。

ヨツスジハナカミキリ (カミキリムシ科)
どこかで見たような、はじめてのような・・

花③オオバミゾホオズキ
この白い線香花火のような花はハナカミキリの定番レストランなのですが・・

花④オニシモツケ
まるで花とコーディネートしたようなアブがいました。

ヒラタアブの仲間 (アブ科)
開店準備中の昆虫レストラン、シシウドにははやくも小さいお客さんが集まりつつありました。

この頃はまだアキアカネたちもみなこんな色。

アキアカネと花⑤メタカラコウ

花⑥スダヤクシュ

悠長に草花を愛でながら歩いているように思われるかもしれませんが、登山道は岩場の急登。
ロープや鎖を伝う場所もありました。しかも足元は濡れている。
やっと小さな開けたところに出ましたが、景色はただただ霧で真っ白。
ちょうど降りてきた方に上の様子を尋ねると、雨はそうでもないが山小屋までは30分くらいとのこと。
いつもの探虫用の装備ではきびしいのはわかっていたのでこの虫を撮影して引き返すことにしました。

未同定
ハチかアブかハエかさえも分かりません。

帰り道の下り道、アサギマダラがお出ましになったので、なんとか近寄るべく岩場を行ったり来たり。
結局、証拠写真モドキしか撮れませんでしたので写真なし。
ちゃんと撮らせてくれたのはこの子。

オトシブミ ♂ (オトシブミ科)
そして本殿エリアへもうすぐという場所で。
ちょうど登山道の頭上にかかる木の枝先で、「ギィィィィィ、ギ、ギ、ギ」と大声を発するセミが。
高いところで鳴いているのに、すぐ傍で聞こえるように錯覚する不思議な声です。
ただ、めずらしくその声の主の姿がなんとか肉眼で確認できました。
産卵しているように見えますが、鳴いていたのでオス。

コエゾゼミ (セミ科)
しばらく観察していると、ワンフレーズ歌い終わるごとにじわじわと降りてくるのがおもしろい。
息を殺して観察していると、こんな近くまで。(少しトリミングしていますが)

同上
カメラをしまおうとしていると何かが飛んできました。

未同定
アサギマダラもこんなふうに飛んできてほしかったな・・
登山口まで戻るとこの子が迎えてくれ、下りのバスが来るまで売店で時間をつぶして参拝と偵察終了。
(お土産屋さんではフライパン・鍋・包丁などの調理器具セットが袋に入って千円で売ってました)

ヤマキマダラヒカゲ (タテハチョウ科)
カメラの電池が切れたのでスマホで撮りました。
様子はわかったので、今度は月山まで登りたい。
オマケ
月山湖まで戻り遅いお昼にしましたが、まだ日が高かったのでもうひとつお山へ行くことにしました。

羽黒山 五重塔
もちろん参拝もしました・・・
ほんとは坂が結構こたえて二の坂で引き返そうと思ったのですが、湯殿山で見かけた女性の西欧人が、
参道の坂を下りてくるのに気が付いて、日本人の意地を見せることにしたのでした。(誰に?)
オマケ 2
先週、近所のナツズイセンがちょうど見頃でした。(今はもう茎しかありません)

今日の湯加減
滅多にひかないのですが、この数日後に風邪にかかりました。
それから約2週間、やっとほぼ快復しました。
最後に夏風邪をひいたのはもう10年以上も前だとは思いますが、いつもしつこいですね。
寝込むほどではなかったのですが、出かけられないのが辛かった。
ということで、今日はリハビリをかねてベニシジミ号ででかけてきました。
フィールド探しと海沿いをミニツーリング。
少し秋の気配。
大昆虫展はおかげさまで無事閉幕しました。また来年!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
初めまして
湯殿山参拝、ほぼ20年前に月山頂上の山小屋を昼に発ち、
湯殿山往復で夕暮れて月山山小屋に辿り着きました。
途中の鉄の梯子を昇るとき雲広がり雷が鳴り、
身の縮む思いをしました。
翌日雨の中を下山、しましたが晴れた日でした。
懐かしい思い出です。
by ゆきゆき (2017-08-27 17:51)
こんばんは^^
語るなかれの湯殿山、これは行かねばですねぇ~♪
お花の名前は大丈夫そうな気がします…というのはシモツケ系はちょっと不得意にて^^;
昆虫レストランのシシウド、時々ギョ!っとすることがあります(笑)
「スジグロシロチョウ」いつもいつもありがとうございますm(__)m
by よしころん (2017-08-27 20:50)
ありゃりゃ、この時期の風邪は長引くのでいやですよね。
治ったようで良かったです^^
by リュカ (2017-08-28 13:34)
>ゆきゆきさん
ご訪問ありがとうございます。
梯子場で雷とは・・まさにくわばらくわばら^^;
記事中の、上から降りてきた方がちょうど同じ行程のようでした。
湯殿山を参拝して戻って行かれました。
>よしころんさん
こちらこそいつもありがとうございます。頼りにしています^^
シシウドはヒョウモンチョウの花が咲くこともありますね♪
>リュカさん
滅多に風邪ひかない強い子なんですがショウナイの菌は手ごわい><
リュカさんもお疲れがでませんように。。。
by ぜふ (2017-08-28 19:50)
こんばんは
羽黒山の五重塔昨年い行って来ました
その時はやはり雨でした。雨男なのかな?
キバナホトトギスは多分タマガワホトトギスかな
と感じましたが検索してみて下さい。
by g_g (2017-08-28 20:21)
初めてお邪魔します。
何十回登ったか数えきれない出羽三山登山。その半分は月山から湯殿山へ下っていましたがこんな虫たちに気付きませんでした。いろんなのがいるんですね。 湯殿山には蛇がうようよいますよね。これは爬虫類ですね。なんであんないっぱいいるんでしょうか? あったかいからかなあ?
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2017-08-28 21:17)
>g_gさん
完全に間違って覚えていたようです、ご指摘ありがとうございました。
雨の中の五重塔の風情もよかったのでは?^^
>暁烏 英さん
ご訪問ありがとうございます。
あのルートを何十回もとは、それはトレッキングというより参拝のためということでしょうね。
今回は天気が悪かったせいか、ヘビは観察できませんでした。
これ以上は”問わず語らず”です^^
by ぜふ (2017-08-28 21:54)
出羽三山羨ましい♪ アブが綺麗でビックリ!です(^^)
by POKO (2017-08-28 22:27)
湯殿山って、神秘的なところなんですね。こんなふうに言われると、
ちょっと行ってみたくなります^^;。
線香花火のような花は、見た目も涼やかで、いいですねー。
私も夏風邪が長引いて、2週間くらい、調子が悪かったです^^;。
by sakamono (2017-08-31 21:22)
>POKOさん
月山もあらためて行こうと思っています。
ヒラタアブは白装束の修験者だったのかな?^^
>sakamonoさん
これ以上は語れませんのであしからず^^
オニシモツケはナナカマドのような咲き方でおもしろいですね。
夏風邪はしつこいですよねー、お大事に。
by ぜふ (2017-08-31 22:02)