"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
涙目バッタ [観察会]
11月20日はHFの観察会でした。
でも観察会の記事ではありません。 (2週間ぶりの存在証明のようなものです)
午後、昆虫館へ行く予定でしたので、観察会がはじまる前に朝練だけしに行ってきました。
朝といってもそれほど早い時間ではありませんでしたが、谷津田はもやっていました。
休耕田なので、いわゆる”冬みず田んぼ”になっています。(冬でも水がひかれている)
写真の場所に湧き水がでているので、ここから下の画面の奥の田んぼは水が涸れません。
いました。
トノサマバッタに似ていますが、一回り小さい。
バッタの仲間はほとんどが卵で越冬するのですが、ツチイナゴは成虫で越冬するめずらしいイナゴです。
ところで、バッタとイナゴの違いは何でしょうか。
以前はバッタ科とイナゴ科は分かれていて、ツチイナゴは(当然)イナゴ科でした。
それが現在はバッタ科にまとめられていますが、ツチバッタに改名されることなく(当然)ツチイナゴのままです。
ところが、よく知られている、オンブバッタやヒシバッタはそれぞれオンブバッタ科とヒシバッタ科のままです。
ちなみに、キリギリスとコオロギは、キリギリス科とコオロギ科とそれぞれ独立した科です。
その中間のようなコロギス科という科もありますが、これらも統合はされていません。
さて、ツチイナゴの特徴はその頭部というか目の下の模様です。
ツチイナゴは迷惑がるでしょうけど、涙目イナゴ・・いや、”涙目バッタ”と呼びたくなります。
寒い冬を、何代も何代も耐えてきたから・・・なわけはないですが、ついそんな空想をしてしまいます。
それと、涙の色が個体によって違うのも特徴。
上の写真のように、黒い涙の子もいますが、もう少し青っぽい色の子もいます。
また、緑色の涙の子もいます。
幼虫は身体もグリーン。
この蝶も成虫越冬。
どこにいるかわかりますか?
見事な擬態のため、飛び立つことで存在を知ることがほとんどです。
別の日撮影ですが、枯れ葉や落ち葉の上などにとまっていると、すっかり溶け込んでしまいます。
その他は、ハエやアブの仲間しか観察できませんでした。
10ミリほどあるかなり大型のハエです。八頭身だけどスタイルがいいというよりも武骨な感じですね。
胴体が扁平なのでこの名前になっていると思いますが、よく似たのがたくさんいて、同定はなかなか困難・・
観察指導員の方たちとマルカメムシに挨拶して、観察会開始とほぼ同時にHFを後にしました。
まだ集合の合図がでたばかりでしょうけど、彼らもこれから身を寄せ合って集団越冬します。
そして午後は標本教室のお手伝いでした。
久しぶりにうちの住民のひとりを紹介します。
水生昆虫なのでなかなか撮影できませんが、たまにこうして日向ぼっこというか、甲羅干しというか、
陸に上がって休むことがあるのです。
クロゲンちゃんは4匹いるのですが、彼らがきてからもう3年たちます。
もちろん成虫越冬です。
今日の湯加減
でも観察会の記事ではありません。 (2週間ぶりの存在証明のようなものです)
午後、昆虫館へ行く予定でしたので、観察会がはじまる前に朝練だけしに行ってきました。
朝といってもそれほど早い時間ではありませんでしたが、谷津田はもやっていました。
休耕田なので、いわゆる”冬みず田んぼ”になっています。(冬でも水がひかれている)
写真の場所に湧き水がでているので、ここから下の画面の奥の田んぼは水が涸れません。
いました。
ツチイナゴ (バッタ科)
トノサマバッタに似ていますが、一回り小さい。
バッタの仲間はほとんどが卵で越冬するのですが、ツチイナゴは成虫で越冬するめずらしいイナゴです。
ところで、バッタとイナゴの違いは何でしょうか。
以前はバッタ科とイナゴ科は分かれていて、ツチイナゴは(当然)イナゴ科でした。
それが現在はバッタ科にまとめられていますが、ツチバッタに改名されることなく(当然)ツチイナゴのままです。
ところが、よく知られている、オンブバッタやヒシバッタはそれぞれオンブバッタ科とヒシバッタ科のままです。
ちなみに、キリギリスとコオロギは、キリギリス科とコオロギ科とそれぞれ独立した科です。
その中間のようなコロギス科という科もありますが、これらも統合はされていません。
さて、ツチイナゴの特徴はその頭部というか目の下の模様です。
ツチイナゴは迷惑がるでしょうけど、涙目イナゴ・・いや、”涙目バッタ”と呼びたくなります。
寒い冬を、何代も何代も耐えてきたから・・・なわけはないですが、ついそんな空想をしてしまいます。
それと、涙の色が個体によって違うのも特徴。
上の写真のように、黒い涙の子もいますが、もう少し青っぽい色の子もいます。
また、緑色の涙の子もいます。
ツチイナゴ (2015年10月撮影)
幼虫は身体もグリーン。
ツチイナゴの幼虫 (2013年9月撮影)
この蝶も成虫越冬。
どこにいるかわかりますか?
見事な擬態のため、飛び立つことで存在を知ることがほとんどです。
別の日撮影ですが、枯れ葉や落ち葉の上などにとまっていると、すっかり溶け込んでしまいます。
クロコノマチョウ (タテハチョウ科)
その他は、ハエやアブの仲間しか観察できませんでした。
ヒメフンバエ (フンバエ科)
10ミリほどあるかなり大型のハエです。八頭身だけどスタイルがいいというよりも武骨な感じですね。
ヒラタアブの仲間
胴体が扁平なのでこの名前になっていると思いますが、よく似たのがたくさんいて、同定はなかなか困難・・
観察指導員の方たちとマルカメムシに挨拶して、観察会開始とほぼ同時にHFを後にしました。
マルカメムシ (カメムシ科)
まだ集合の合図がでたばかりでしょうけど、彼らもこれから身を寄せ合って集団越冬します。
そして午後は標本教室のお手伝いでした。
教室の前の虫講義をする奥本館長
オマケ
久しぶりにうちの住民のひとりを紹介します。
クロゲンゴロウ (ゲンゴロウ科)
水生昆虫なのでなかなか撮影できませんが、たまにこうして日向ぼっこというか、甲羅干しというか、
陸に上がって休むことがあるのです。
クロゲンちゃんは4匹いるのですが、彼らがきてからもう3年たちます。
もちろん成虫越冬です。
今日の湯加減
なかなかスランプから脱出できず、まさに涙目バッタの日々。
ひとつひとつ問題をクリアしていくしかないのですが、クリアする前にまた心配事が増える。
ありがちなことでしょうけど、どうしてこうまとまってくるのでしょう。
とグチって気を紛らす魂胆です。
一方、楽しみもないわけではなく。
明日は年に一度の昆虫塾のクリスマス会。
虫キッズたちとワイワイガヤガヤすれば少しは気が晴れるはず。
そういえば、クロゲンちゃんたちもクリスマス会のビンゴの景品だった。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
虫の生き方もそれぞれですね。家もありそうにないのに成虫で越冬するのは大変だろうなーなんて思ったりして^^
by mimimomo (2016-12-04 06:45)
ビンゴの景品がゲンゴロウ~!
なかなかないビンゴ大会ですね(笑)
by よしころん (2016-12-04 07:30)
ツチイナゴ、なんとかっこいいこと!カメラ目線!
涙目が違う色も、素敵
ゲンゴロウ、身近に見かけることがなくなりましたね
by engrid (2016-12-04 11:05)
ツチイナゴの目の模様、可愛らしいですね(^_^)
by sasasa (2016-12-04 15:42)
こんばんは。
ツチイナゴを見たことがありません。
というか、蝶以外は目に入らないようで・・・σ(^◇^;) 反省 !
by yakko (2016-12-05 21:29)
>mimimomoさん
ほかのバッタはみな卵で越冬なのに・・不思議です。
>よしころんさん
今回はミズカマキリでした^^
>engridさん
歌舞伎役者のようでもあってなかなかですよね^^
ゲンゴロウはずいぶん減りました・・
>sasasaさん
せいかくには目の模様ではないですが・・^^;
>yakkoさん
成虫越冬なので、まだまだ見つけられると思いますよ^^
by ぜふ (2016-12-05 23:33)
コロギス科なんていう科があるんですね。何か語感が面白いです。
丸っこいマルカメムシ、かわいい^^。
by sakamono (2016-12-08 22:06)
>sakamonoさん
マルカメムシに反応されるとは意外でした♪
でもこの子達・・・かわいさと反比例して・・・くさいんです^^;
by ぜふ (2016-12-09 22:59)
イナゴちゃん目線来てます?
涙目のイラスト思い浮かべてクスっとなりました
運気の停滞は休息の時期かも知れませんね
by shino* (2016-12-10 09:52)