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神さまのカタログ [日記]
日記が続きます。
大寒の候であろうと多少天気が悪かろうと、雪さえ降らなければ虫探しにでかけるところですが、
少し風邪気味のため今日はおとなしく引きこもって虫たちを眺めています。(世話もしています)
前記事にも載せたゴミムシ三兄弟ですが、彼らについてはまた後ほど。
さて、昨日は、虫屋御用達のお店「六本脚」の新春セールに行ってきました。
通常は平日しか営業していないのですが、今回は新春セール開催で特別に土曜日営業していました。
千代田区三番町、大妻女子大の向かいのビルにあります。→HP
古本は量り売りで、なんとキロ100円!(端数は切り上げなので仮に1.1キロだと200円)
都合6冊サルベージして量ってもらうと・・ピッタリ2キログラムでした。
”ガッチリ買いましょう”でした。(古い)
その他、標本箱や見切り品の用具などをいくつか購入しました。
大きな紙袋を2つ提げてファーブル昆虫館に向かいました。
奥本先生も在館されていて、先日館に訪れたフランス在住の日本人画家の寄贈品を見せてくださいました。
その方は、去年、ファーブル没後百年を記念して発行された記念切手などのデザインをされた画家なのです。
小型封筒や二つ折りのハガキ、そして記念切手。
色々なバリエーションがありました。
だれかこのセットでフランスから手紙書いてくれないかな・・・
然るに、ゴミムシ三兄弟に話を戻しますが、
しばらく事務処理をしたあと、ファーブル館の図鑑で宿題となっていた末っ子(左)の同定作業をはじめました。
先生にこの写真を見せたら、「見事な相似形ですね」という感想の言葉のあと、
「それにしても神さまのモデルというのは一体どうなっているのでしょうね」
つまり、神さまが創造主であるとして、創造するに先立ってモデル一覧を用意していたとしたら、
この三兄弟はどのようにカテゴライズされて記載されているのかしら という機知を含んだ問いかけ。
神さまがカタログを広げている様子を想像しながら、楽しい気持ちで図鑑と格闘することができました。
ゴミムシ専門の詳しい図鑑がまだ出版されていないということでしたが、もっとも多種掲載されているものや
逆に種数は少ないがふと意外に見つかるよという図鑑なども教えていただき調べてみました。
似ているものは見つかるのですがが、脚や触角の色が違う、体長が違う、分布や産地が違う。
結局、同定することはできませんでした。
しかし今日、世話をしていて末っ子をあらためて観察すると、大事な特徴を見落としていることに気が付きました。
上の写真ではわかりづらかったのですが、末っ子の鞘翅には黄褐色の縁取りがあったのです。
(相似形ということで思い込みが起きていたのかもしれませんがそれはイイワケ)
ですから、キベリアオゴミムシの仲間ということが(図鑑を見るまでもなく)わかってしまいました。
あとは、コキベリかヒメキベリか・・・
コキベリアオゴミムシは体長約14ミリ。
ヒメキベリアオゴミムシは大きさは合致するのですが、頭部胸部の色合いが少し違うような気がする・・・
どちらかの個体変異または地域変異か・・もう一度ファーブル館で調べなおします。
こちらは同定がやさしい普通のアオゴミムシで体長約14ミリ。
昨日はザンネンなこともありました。
ツシマカブリモドキのメスが☆になってしまいました。
土にもぐってペアで冬眠していると思っていたらそうではなかったようです。
寿命だったかもしれないのでそれは致し方ないのですが、
なんとあらたに幼虫も一匹出現していたのに一緒に☆になっていたのです。
こっちの方がショックでした。 というよりも迂闊だったと反省しきり。
ということでめずらしく今日は標本作りもしていたのでした。
今日の湯加減
大寒の候であろうと多少天気が悪かろうと、雪さえ降らなければ虫探しにでかけるところですが、
少し風邪気味のため今日はおとなしく引きこもって虫たちを眺めています。(世話もしています)
前記事にも載せたゴミムシ三兄弟ですが、彼らについてはまた後ほど。
さて、昨日は、虫屋御用達のお店「六本脚」の新春セールに行ってきました。
通常は平日しか営業していないのですが、今回は新春セール開催で特別に土曜日営業していました。
千代田区三番町、大妻女子大の向かいのビルにあります。→HP
古本は量り売りで、なんとキロ100円!(端数は切り上げなので仮に1.1キロだと200円)
都合6冊サルベージして量ってもらうと・・ピッタリ2キログラムでした。
”ガッチリ買いましょう”でした。(古い)
その他、標本箱や見切り品の用具などをいくつか購入しました。
大きな紙袋を2つ提げてファーブル昆虫館に向かいました。
奥本先生も在館されていて、先日館に訪れたフランス在住の日本人画家の寄贈品を見せてくださいました。
その方は、去年、ファーブル没後百年を記念して発行された記念切手などのデザインをされた画家なのです。
小型封筒や二つ折りのハガキ、そして記念切手。
色々なバリエーションがありました。
だれかこのセットでフランスから手紙書いてくれないかな・・・
然るに、ゴミムシ三兄弟に話を戻しますが、
しばらく事務処理をしたあと、ファーブル館の図鑑で宿題となっていた末っ子(左)の同定作業をはじめました。
スジアオゴミムシ(中央)、ルイスオオゴミムシ(右)
先生にこの写真を見せたら、「見事な相似形ですね」という感想の言葉のあと、
「それにしても神さまのモデルというのは一体どうなっているのでしょうね」
つまり、神さまが創造主であるとして、創造するに先立ってモデル一覧を用意していたとしたら、
この三兄弟はどのようにカテゴライズされて記載されているのかしら という機知を含んだ問いかけ。
神さまがカタログを広げている様子を想像しながら、楽しい気持ちで図鑑と格闘することができました。
ゴミムシ専門の詳しい図鑑がまだ出版されていないということでしたが、もっとも多種掲載されているものや
逆に種数は少ないがふと意外に見つかるよという図鑑なども教えていただき調べてみました。
似ているものは見つかるのですがが、脚や触角の色が違う、体長が違う、分布や産地が違う。
結局、同定することはできませんでした。
しかし今日、世話をしていて末っ子をあらためて観察すると、大事な特徴を見落としていることに気が付きました。
上の写真ではわかりづらかったのですが、末っ子の鞘翅には黄褐色の縁取りがあったのです。
(相似形ということで思い込みが起きていたのかもしれませんがそれはイイワケ)
末っ子 (体長約10ミリ)
ですから、キベリアオゴミムシの仲間ということが(図鑑を見るまでもなく)わかってしまいました。
あとは、コキベリかヒメキベリか・・・
コキベリアオゴミムシは体長約14ミリ。
ヒメキベリアオゴミムシは大きさは合致するのですが、頭部胸部の色合いが少し違うような気がする・・・
どちらかの個体変異または地域変異か・・もう一度ファーブル館で調べなおします。
こちらは同定がやさしい普通のアオゴミムシで体長約14ミリ。
アオゴミムシ (オサムシ科)
オマケ
昨日はザンネンなこともありました。
ツシマカブリモドキのメスが☆になってしまいました。
土にもぐってペアで冬眠していると思っていたらそうではなかったようです。
寿命だったかもしれないのでそれは致し方ないのですが、
なんとあらたに幼虫も一匹出現していたのに一緒に☆になっていたのです。
こっちの方がショックでした。 というよりも迂闊だったと反省しきり。
ということでめずらしく今日は標本作りもしていたのでした。
今日の湯加減
去年の今頃はどんな記事を書いていたのだろうと、掘り返してみたら、
房総にフィールドの下見に行ったり、ホームフィールドの様子を見に行ったりしていたようです。
寒くて一週サボってもいたようですが。
ホームフィールドといえば、一昨日あたりからチバは雨が降って、それから少し気温も上がったので、
今日あたり休耕田でアカガエルの卵が観察できたかもしれません。
でももうすでに日は傾いてしまいました。
来週、HFの観察会があるのでその時の楽しみにとっておこうと思います。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
「ファーブル没後百年を記念して発行された記念切手などのデザイン」
とてもいいですね
キノコは絵ハガキですか?ボタニカル絵画みたい素敵です♪
ツシマカブリモドキ、残念でしたね・・・
by マリー (2016-01-31 23:58)
お早うございます。
風邪が早く治りますように ! お大事に !!
by yakko (2016-02-01 09:55)
古本、量り売りって面白いです。
普通のことなのかしら?(^^)
by リュカ (2016-02-01 10:54)
量り売りなんですね、ふつうのことなんでしょうか。
びっくりしています
記念切手の美しさ、これはどなたかあちらから送って欲しいですね
ツシマカブリモドキは、残念なことです
by engrid (2016-02-01 18:16)
>マリーさん
キノコの絵はパンフレットのようなもので、見開きになっていました。
ダザインはまさにボタニカルですね♪
>yakkoさん
おとなしくしていたのでもう大丈夫です!
>リュカさん
普通のことではないでしょうね、古着では経験がありますが
古本でははじめて体験しました。
>engridさん
量り売りはお得な上にたまたまピタリ賞だったのでさらに得をしました^^
切手は消印を打ってあるので送れませんが、封筒がほしいと思いました♪
by ぜふ (2016-02-01 20:58)
古本を量り売りしているとは、驚きました。そんな売り方があるんですね。
「神さまのカタログ」。何と言うか、こう、とてもステキな言葉です^^;。
by sakamono (2016-02-01 23:43)
古本の量り売りとは面白いですね。
ぴったりになる重さを考えながら買うのも楽しそう♪
キノコの絵ステキです。
by shino* (2016-02-03 00:57)
>sakamonoさん
とてもお得な買い物ができました♪ ピッタリだったし^^
昆虫だけではなくてすべての生き物が載っているカタログだと思います。
>shino*さん
考えましたよ^^ 楽しかった~♪
キノコは絵もいいですけど、撮りたくなる被写体ですよね。
by ぜふ (2016-02-03 23:19)
こんにちは^^
急いでいたので押し逃げしていました<(__)>
虫などの同定もかなり大変なんですよね~お花の方が楽かな^^
by mimimomo (2016-02-04 15:27)
本の量り売り面白いですね。
お気にが見つかればラッキー♪
去年の今頃何してたやろ〜
旬の食事やお菓子作りにブログの過去記事が役立ってます(^з^)-☆
by barbie (2016-02-05 13:02)
>mimimomoさん
虫は花と違って動くので・・^^;
かといってすぐ標本にするのも・・・(そういう虫屋のほうが多いのですが)
>barbieさん
ぜひ読みたい本ばかりの2kgでした^^
そう、過去記事で振り返りますよね。 やはりブログは日記ですね(当り前^^)
by ぜふ (2016-02-06 09:50)
古本の量り売りって面白いですね。
こういった中にお宝的な本があるかも・・・みたいな(^_^;)
by sasasa (2016-02-07 20:58)