"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
目黒通り [日記]
前記事に続いて日記です。(ブログなのですべてがそうとも言えますが・・)
昨夜の時点では早起きして房総に出かけるつもりでした。(ベニシジミ(春型)号で元気よく)
今朝、早起きはしました。(いつも起きる時間ですが)
でも今日のチバは寒かった。(今季一番の寒気がどうのこうのとテレビが言ってるし)
最高気温の予想を見た瞬間に気が変わりました。
そう、こんなときのためにとっておいたコースを巡るためお江戸へシュッパツ。
コース変更したことでゆったりモードになってしまい、虫たちの世話やらブログ巡りなどしていたら時間が過ぎ・・
結局あわてて家を飛び出し・・と思ったら忘れ物に気づいて取りに戻り・・ダッシュする始末。
でもなんとか、目黒通りにある「目黒シネマ」の上映開始時間にはギリギリ間に合いました。
邦題は「マイ・インターン」・・・邦題と言えるのかすごくギモンですが。
好きな男優トップ3のひとり、ロバート・デ・ニーロを見たくてチケット代を払いました。
本編中はずっとデ・ニーロの眉毛ばかり見ていましたが、アン・ハサウェイの演技も気に入りました。
これから齢を重ねるにつれてさらに演技に磨きがかかっていくタイプの女優なのではと感じました。
さて、映画は文句なしでしたので、ホントの目的地に向かいます。
その場所の名称は、長いのですが「国立科学博物館付属 自然教育園」
目黒駅から徒歩10分ほどです。
でもはじめてだったので、間違えて隣の「東京都庭園美術館」の門をくぐってしまったのはナイショです。
管理棟内で植物の化石の企画展をやっていたのでちょっとだけ覗いてみたら・・
面白いものがありました。
実物をはじめて見ました。
この蚊が恐竜の血を吸っていたら「ジュラシックパーク」になるわけですね。
さあ、お目当てのものを見つけに園内に突入です。
真冬の都心の公園で何を探すのか・・・それは後ほど。
自然教育園というくらいですから、散策路の両側には様々な植物が植えられていたり、江戸時代からそのままの大木があったり、土塁やお屋敷の跡があったりします。
園内入ってすぐ見られた花はこちら。
見頃は過ぎているような様子でしたが、ぽつぽつとまだ咲いていました。
自然ではほとんどありえないでしょうけれど、その隣には、
こちらはこれから開花を迎えるようです。
この植物の名前ははじめて。
漢字だと”富貴草”と書くたいへんおめでたいツゲ科の草花のようです。
ところで扉の写真の実はあちこちに盛大に落ちていました。
鳥たちのエサになるようです。
センリョウ、マンリョウの実もたくさん目に付きましたが、こんな赤いのもありました。
房総でよく見かけるヒガンマムシグサの実にも似てますね。
お目当ての植物は園の一番奥、径の脇の林床にひっそりと咲いてました。
解説によると本来関東には分布しない植物なのですが、開園時に広島から移入されたのだそうです。
名前のとおり、残雪のある頃に咲くようですから、ほんとの開花時期はもう少し先なのでしょうね。
そのためか、咲いていた場所はわずかに2か所でそれぞれ2~3輪だけでした。
ロウバイが見られるといいなと思っていましたが、ここにはないようでした。
二つ目の目的も果たせたので、今日の最終、かつ本命の場所へ向かいます。
教育園とは目黒駅をはさんでちょうど反対側にあるのですが、目黒通りをひたすらまっすぐ歩くこと20分。
着きました。やっと来ることができて少しドキドキ。
以下ホームページより。
「当館は、医師 亀谷了が私財を投じて1953年に創設した寄生虫学専門の私立博物館です。
館内には国内外から集められた約300点の標本および関連資料を展示しています。
1階では「寄生虫の多様性」をテーマに、様々な動物群に属する多様な寄生虫の姿を標本や動画等で紹介し、
2階では「人体に関わる寄生虫」というテーマで、寄生虫のライフサイクルや人間に感染した場合の症状、日本の寄生虫学研究の歴史などについて解説しています。」
ファーブル昆虫館と似た成り立ちで入館無料。(わずかばかりですが募金はしました)
意外なことに若いカップルや外国人家族などでにぎわっていました。
それと女性の来場者の多いことにおどろきました。(半数以上だったかもしれません)
基本的に撮影は可なのですが、あまり大写しのものは普通の方はきっとビックリされるでしょうから割愛します。
逆に、小さすぎて大写しにすることはできませんでしたが、一番見たかった虫はこれ。
魚のエラに寄生するのですが、その生態はすこぶるつきの特異さ。
ごく簡単に説明すると、
この虫は雌雄同体で単為生殖できるのですが、なんと幼虫時期に2匹が合体してしまうのです。
神経系までつなげてしまうので、以後は死ぬまで、まさに一心同体。
合体した形がまるでチョウチョのようでもあり、永遠の愛の象徴のように崇める人々も多いとか。
館のシンボルキャラクターにもなっていて色々なグッズも販売されています。
マグネット(500円)を買いました。
念願叶いました。
もちろん崇めます。
うちの子たちの中からゴミムシ三兄弟。
大きさが違うだけで色も形もそっくりでしょ?
一番大きいのはスジアオゴミムシ、中くらいのはルイスオオゴミムシ。
そして一番小さいのは・・
これがわからないのです。
先日昆虫館の甲虫図鑑で調べたのですが、見つけられずに途中であきらめました。
せっかくこんな見事な三兄弟なので、ちゃんと同定したいと思います。
今日の湯加減
昨夜の時点では早起きして房総に出かけるつもりでした。(ベニシジミ(春型)号で元気よく)
今朝、早起きはしました。(いつも起きる時間ですが)
でも今日のチバは寒かった。(今季一番の寒気がどうのこうのとテレビが言ってるし)
最高気温の予想を見た瞬間に気が変わりました。
そう、こんなときのためにとっておいたコースを巡るためお江戸へシュッパツ。
コース変更したことでゆったりモードになってしまい、虫たちの世話やらブログ巡りなどしていたら時間が過ぎ・・
結局あわてて家を飛び出し・・と思ったら忘れ物に気づいて取りに戻り・・ダッシュする始末。
でもなんとか、目黒通りにある「目黒シネマ」の上映開始時間にはギリギリ間に合いました。
"The Intern"
邦題は「マイ・インターン」・・・邦題と言えるのかすごくギモンですが。
好きな男優トップ3のひとり、ロバート・デ・ニーロを見たくてチケット代を払いました。
本編中はずっとデ・ニーロの眉毛ばかり見ていましたが、アン・ハサウェイの演技も気に入りました。
これから齢を重ねるにつれてさらに演技に磨きがかかっていくタイプの女優なのではと感じました。
さて、映画は文句なしでしたので、ホントの目的地に向かいます。
その場所の名称は、長いのですが「国立科学博物館付属 自然教育園」
目黒駅から徒歩10分ほどです。
でもはじめてだったので、間違えて隣の「東京都庭園美術館」の門をくぐってしまったのはナイショです。
管理棟内で植物の化石の企画展をやっていたのでちょっとだけ覗いてみたら・・
面白いものがありました。
琥珀に閉じ込められた蚊
実物をはじめて見ました。
この蚊が恐竜の血を吸っていたら「ジュラシックパーク」になるわけですね。
さあ、お目当てのものを見つけに園内に突入です。
真冬の都心の公園で何を探すのか・・・それは後ほど。
自然教育園というくらいですから、散策路の両側には様々な植物が植えられていたり、江戸時代からそのままの大木があったり、土塁やお屋敷の跡があったりします。
園内入ってすぐ見られた花はこちら。
ウグイスカグラ
見頃は過ぎているような様子でしたが、ぽつぽつとまだ咲いていました。
自然ではほとんどありえないでしょうけれど、その隣には、
ヤマウグイスカグラ
こちらはこれから開花を迎えるようです。
この植物の名前ははじめて。
フッキソウ
漢字だと”富貴草”と書くたいへんおめでたいツゲ科の草花のようです。
ところで扉の写真の実はあちこちに盛大に落ちていました。
イイギリの実
鳥たちのエサになるようです。
センリョウ、マンリョウの実もたくさん目に付きましたが、こんな赤いのもありました。
ムサシアブミ
房総でよく見かけるヒガンマムシグサの実にも似てますね。
お目当ての植物は園の一番奥、径の脇の林床にひっそりと咲いてました。
ユキワリイチゲ
解説によると本来関東には分布しない植物なのですが、開園時に広島から移入されたのだそうです。
名前のとおり、残雪のある頃に咲くようですから、ほんとの開花時期はもう少し先なのでしょうね。
そのためか、咲いていた場所はわずかに2か所でそれぞれ2~3輪だけでした。
ロウバイが見られるといいなと思っていましたが、ここにはないようでした。
二つ目の目的も果たせたので、今日の最終、かつ本命の場所へ向かいます。
教育園とは目黒駅をはさんでちょうど反対側にあるのですが、目黒通りをひたすらまっすぐ歩くこと20分。
着きました。やっと来ることができて少しドキドキ。
目黒寄生虫館
以下ホームページより。
「当館は、医師 亀谷了が私財を投じて1953年に創設した寄生虫学専門の私立博物館です。
館内には国内外から集められた約300点の標本および関連資料を展示しています。
1階では「寄生虫の多様性」をテーマに、様々な動物群に属する多様な寄生虫の姿を標本や動画等で紹介し、
2階では「人体に関わる寄生虫」というテーマで、寄生虫のライフサイクルや人間に感染した場合の症状、日本の寄生虫学研究の歴史などについて解説しています。」
ファーブル昆虫館と似た成り立ちで入館無料。(わずかばかりですが募金はしました)
意外なことに若いカップルや外国人家族などでにぎわっていました。
それと女性の来場者の多いことにおどろきました。(半数以上だったかもしれません)
基本的に撮影は可なのですが、あまり大写しのものは普通の方はきっとビックリされるでしょうから割愛します。
逆に、小さすぎて大写しにすることはできませんでしたが、一番見たかった虫はこれ。
フタゴムシ
魚のエラに寄生するのですが、その生態はすこぶるつきの特異さ。
ごく簡単に説明すると、
この虫は雌雄同体で単為生殖できるのですが、なんと幼虫時期に2匹が合体してしまうのです。
神経系までつなげてしまうので、以後は死ぬまで、まさに一心同体。
合体した形がまるでチョウチョのようでもあり、永遠の愛の象徴のように崇める人々も多いとか。
館のシンボルキャラクターにもなっていて色々なグッズも販売されています。
マグネット(500円)を買いました。
念願叶いました。
もちろん崇めます。
オマケ
うちの子たちの中からゴミムシ三兄弟。
大きさが違うだけで色も形もそっくりでしょ?
一番大きいのはスジアオゴミムシ、中くらいのはルイスオオゴミムシ。
そして一番小さいのは・・
これがわからないのです。
先日昆虫館の甲虫図鑑で調べたのですが、見つけられずに途中であきらめました。
せっかくこんな見事な三兄弟なので、ちゃんと同定したいと思います。
今日の湯加減
お江戸も気温が低かったのですが歩いているうちに寒さはまったく気にならなくなりました。
曇ってはいましたが、思いのほかとてもいい冬散歩ができました。
庭園美術館では入口で入場料を払ったあと、武蔵野植物園はどの方向ですか?と受付の方に尋ねたら、
「それはこちらではなく、おそらくお隣の自然教育園ではないでしょうか」
それでやっと間違いに気が付いたのですが、尋ねてなかったらしばらく迷子になるところでした。
ところで前に一度紹介しましたが、ザ・クロマニヨンズの最新アルバムに収録されている曲、
「夜行性ヒトリ」の歌詞の冒頭はこうです。
♪ 寄生虫の夜 目黒通りお祭り ♪
どこをモチーフにしているのか・・もう想像がつきますよね?
↓ザ・クロマニヨンズ「JUNGLE 9」
昆虫をモチーフにした曲「夜行性ヒトリ」が入っています!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
自然教育園、目黒駅からだと間違えやすいですね
ユキワリイチゲもスプリングエフェメラルですか?
明日行ってみようかなぁ
フタゴムシもとっても気になります^^
by shino* (2016-01-23 23:09)
>shino*さん
イチリンソウの仲間ですから、スプエフェでしょうね♪
ちょっと早すぎますが・・^^;
武蔵野植物園というエリアの径にひっそり咲いています。 名札立ってます^^
by ぜふ (2016-01-23 23:16)
おはようございます^^
自然教育園は以前から行きたいと思う所でした。目黒駅から10分歩けば行けるのですね~それなら大丈夫だわ^^
ユキワリイチゲが咲いていましたか・・・これは小石川植物園に行かなくちゃ・・・でも時間が足りないなぁ~
チョウチョのような双子虫、こうして見せていただく限り美しいですね。
by mimimomo (2016-01-24 06:24)
おはようございます♪
アン・ハサウェイ、好きな女優さんです^^
虫入り琥珀⇒はい、やはり連想したのはジュラシックパーク^^
ウグイスカズラやユキワリイチゲ咲いてましたか~^^
そしてフタゴムシ!? 神経まで繋がるって一体どういう感覚なのでしょう~~
虫の世界も不思議に満ち満ちていますねぇ。
by よしころん (2016-01-24 07:52)
お早うございます。
ムサシアブミの実を初めて見ました。
フタゴムシの合体、蝶々のようで神秘ですね !
by yakko (2016-01-24 08:47)
今回の最初の目的地はボスの所からわずか500m(笑)、
寄生虫博物館もほんの2kmの徒歩圏内。
基本、人の多い都内は苦手なのでそそくさと退散してますが、
ここは行ってみたいです。ボスにお願いしてみようかな(笑)
by barbie (2016-01-24 09:34)
ここ最近は大分寒くなりましたが、以前の暖かさからか早春に咲く花がさらに早めに咲いているようですね。
フタゴムシ、もの凄く気になります、また蚊の入った琥珀、良い色してますね。
by g_g (2016-01-24 10:42)
充実した一日でしたね^^
寄生虫館、代々木体育館近くにも在り、入った事あります
「サナダムシ」に(*_*) 「フタゴムシ」は女性が喜ぶでしょうね~
「マグネット」プレゼント用で何個か欲しいです
甲本さんも買ったのかな・・・です^^;
by マリー (2016-01-24 11:12)
目黒 都会ですね〜♪
by ねこじたん (2016-01-24 19:18)
目黒にこういうところがあるのですね。
自然教育園も寄生虫館も面白そうですね!
by sasasa (2016-01-24 20:59)
>mimimomoさん
地下鉄の白金台のほうが少し近いですがチバからだとJRが便利かも。
見て廻れる範囲は広くはないですが都心とは思えない環境です。
>よしころんさん
開花情報をみてびっくりでしたが行ってみてよかったです。
琥珀も見られたし^^
フタゴムシはある意味あこがれの生き物ですね^^;
>yakkoさん
ムサシアブミの実は終盤のようでしたがとても鮮やかな色でした。
フタゴムシはフォルムもいいんですよねー♪
>barbieさん
なんと、目黒に来ることがあるんですね!^^
ぜひ一度行ってみてください。
ボスと一緒に^^;
>g_gさん
そちらでもそうなんですね。
今度の寒波は強烈ですし、生き物も植物も季節に翻弄されてますね><
>マリーさん
代々木にもあるんですか? それは知りませんでした。
フタゴムシのマグネットはグッズの中で一番気に入りました♪
>ねこじたんさん
都会なんだけど古い商店街があったりごちゃごちゃした雑居ビルがあったり
下町の匂いも強いところです^^
>さささん
お江戸には何でもありますね。
by ぜふ (2016-01-24 22:34)
アン・ハサウェイもデ・ニーロも好き!
映画があるのですね〜♪♪
目黒寄生虫館。昔行こうと思って
それきり忘れてました!!(笑)
女性が多いのなんとなーく分かるんですよねーw
私も行こうと思っていたしww
by リュカ (2016-01-25 10:54)
ぜふさん、すみません <(_ _)>
代々木には寄生虫館ありませんね
大きなビンに入った何メートルもあるサナダムシは目黒寄生虫館で
見たと云う事になりますが・・・代々木にすり替わっています^^;
by マリー (2016-01-25 12:35)
虫入りの琥珀、いいな、琥珀の飴色魅力的
眺めながら想像の世界へ、、
ユキワリイチゲの品のいい姿、枯れた野に可憐ですね
フタゴムシ、とても神秘ですね
by engrid (2016-01-25 17:26)
おぉ!目黒寄生虫館でやすね~
一度行ってみたいと思ってやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-01-25 18:23)
>マリーさん
もしあるならそっちへも行かなくてはと思ってました。
8メートルの標本、ありましたよ^^
>engridさん
ほんと悠久の時を越えて想像がひろがりました。
ユキワリイチゲはもう一度、春に会いたいです・・
>ぼんぼちぼちぼちさん
今なら「ダイバーが見た寄生虫」という企画展示やってますよ♪
by ぜふ (2016-01-26 00:32)