"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
山の学校 2015春 [観察会]
先週は千葉県立中央博物館が主催している山の学校へ行ってきました。
毎年、シーズン中は月一回開催されている自然観察会で、10年くらい前からときどき参加しているのですが、
ここ数年はなかなか都合がつかず、今回は約3年ぶりとなりました。
房総半島のほぼど真ん中、清和県民の森の中で開催されます。
出発地点の近くの杉にいました。 6~8ミリ(かなり個体差あり)の小さなカミキリムシ。
この日の房総は陽射しはあるものの、ちょっと肌寒いくらいでした。
でも雨の多い今年の春としては、上々の日よりでたくさんの親子連れで盛況でした。
出発地点でカミキリムシの次に見つけたのはバッタでした。
このバッタも個体差がありますが、スギヒメカミキリの場合の個体差は大きさですが、ヒシバッタの場合は色と模様です。
他の個体も撮影したかったのですが、あいにくこの一匹しか見当たりませんでした。
自然観察会ですから、昆虫だけではなく花や木なども観察しながら丘陵コースを歩いていきます。
散策路沿いでもっとも目に付く虫はこの子たちです。
1センチ前後ある大型のアリですが、女王アリはその倍くらいあるらしいです。
営巣し始めの時期ですから、ひょっとしたら観察できるかもと思いましたが見つけられませんでした。
毎年のことですが、シーズン初回はテレビの取材が入ります。
何テレビか忘れましたが、5月9日に放送予定だったかな。
観察指導員の方はこのアナウンサーとも絡まないといけないし、もちろん参加者の方々へも説明をしないといけないし。
主に2名の方が説明していましたが参加人数も多くて大変そうでした。
こちらとしては、そんなことはどこ吹く風で、マイペースで虫探しを続けます。
すると、散策路から一歩だけ藪に入ったところで、茶色い虫がひらひらと羽ばたいて林の中へ飛び去っていくのを見ました。
細いトンボでした。
おそらくホソミオツネントンボだったんだろうな、と思いつつ、「まあメスだったからあんまり悔しくないな」とすっぱい葡萄のキツネの心境になっていたら・・
目の前の枝に相方がいらっしゃいました。
成虫で越冬するめずらしいトンボですが希少種ではありません。
成虫になって越冬するまではオスもメスも茶色い体色をしていますが、無事越冬し春になって繁殖期になるとがらりとお色直しをするのです。
前々記事で登場した子はお色直し前。
ただ、メスはお色直しせずに繁殖行動することもままあります。
今年もこのターコイズブルーを観察することができてよかった。
それからこの子は未同定。
この子も同定はむずかしいですが、朽木からでてきたのでまずまちがいなく、
でしょう。
虫ではありませんが、房総丘陵の春の花といえばこれです。
フデリンドウとコケリンドウの違いがよくわかりませんが、次のような姿は”筆”に見えます。
展望台で小休止したあとは一気に下って、せせらぎの畔でアメンボやアマガエルなど、水辺の生き物を観察。
こちらはまた勝手にルリタテハと遊んだり、モミジの林でこんな子を観察していました。
(よく似たモモチョッキリと誤同定していました)
1センチ足らずの小さなオトシブミの仲間で、モミジの葉っぱで揺籃を作ります。
この子はこの後、自分が落下してしまいました。
スタート地点に戻ったら、またスギヒメカミキリがたくさんいたので再び観察をしました。
ペアもいました。
そしたらそこへ別のオスが割り込んできました。
小さいのに強引な子です。
しかし大きい方も負けていません。
が・・あれれ・・
今日の湯加減
毎年、シーズン中は月一回開催されている自然観察会で、10年くらい前からときどき参加しているのですが、
ここ数年はなかなか都合がつかず、今回は約3年ぶりとなりました。
房総半島のほぼど真ん中、清和県民の森の中で開催されます。
ヒメスギカミキリ (カミキリムシ科)
出発地点の近くの杉にいました。 6~8ミリ(かなり個体差あり)の小さなカミキリムシ。
この日の房総は陽射しはあるものの、ちょっと肌寒いくらいでした。
でも雨の多い今年の春としては、上々の日よりでたくさんの親子連れで盛況でした。
出発地点でカミキリムシの次に見つけたのはバッタでした。
ハラヒシバッタ (ヒシバッタ科)
このバッタも個体差がありますが、スギヒメカミキリの場合の個体差は大きさですが、ヒシバッタの場合は色と模様です。
他の個体も撮影したかったのですが、あいにくこの一匹しか見当たりませんでした。
自然観察会ですから、昆虫だけではなく花や木なども観察しながら丘陵コースを歩いていきます。
散策路沿いでもっとも目に付く虫はこの子たちです。
ムネアカオオアリ (アリ科)
1センチ前後ある大型のアリですが、女王アリはその倍くらいあるらしいです。
営巣し始めの時期ですから、ひょっとしたら観察できるかもと思いましたが見つけられませんでした。
毎年のことですが、シーズン初回はテレビの取材が入ります。
何テレビか忘れましたが、5月9日に放送予定だったかな。
観察指導員の方はこのアナウンサーとも絡まないといけないし、もちろん参加者の方々へも説明をしないといけないし。
主に2名の方が説明していましたが参加人数も多くて大変そうでした。
こちらとしては、そんなことはどこ吹く風で、マイペースで虫探しを続けます。
すると、散策路から一歩だけ藪に入ったところで、茶色い虫がひらひらと羽ばたいて林の中へ飛び去っていくのを見ました。
細いトンボでした。
おそらくホソミオツネントンボだったんだろうな、と思いつつ、「まあメスだったからあんまり悔しくないな」とすっぱい葡萄のキツネの心境になっていたら・・
目の前の枝に相方がいらっしゃいました。
ホソミオツネントンボ ♂ (アオイトトンボ科)
成虫で越冬するめずらしいトンボですが希少種ではありません。
成虫になって越冬するまではオスもメスも茶色い体色をしていますが、無事越冬し春になって繁殖期になるとがらりとお色直しをするのです。
前々記事で登場した子はお色直し前。
ホソミオツネントンボ ♀ (アオイトトンボ科)
ただ、メスはお色直しせずに繁殖行動することもままあります。
今年もこのターコイズブルーを観察することができてよかった。
それからこの子は未同定。
クロヒメクビボソジョウカイ ? (ジョウカイボン科)
この子も同定はむずかしいですが、朽木からでてきたのでまずまちがいなく、
コクワガタ の幼虫
でしょう。
虫ではありませんが、房総丘陵の春の花といえばこれです。
フデリンドウ ?
フデリンドウとコケリンドウの違いがよくわかりませんが、次のような姿は”筆”に見えます。
展望台で小休止したあとは一気に下って、せせらぎの畔でアメンボやアマガエルなど、水辺の生き物を観察。
こちらはまた勝手にルリタテハと遊んだり、モミジの林でこんな子を観察していました。
イタヤハマキチョッキリ (オトシブミ科)
(よく似たモモチョッキリと誤同定していました)
1センチ足らずの小さなオトシブミの仲間で、モミジの葉っぱで揺籃を作ります。
この子はこの後、自分が落下してしまいました。
オマケ
スタート地点に戻ったら、またスギヒメカミキリがたくさんいたので再び観察をしました。
ペアもいました。
そしたらそこへ別のオスが割り込んできました。
小さいのに強引な子です。
しかし大きい方も負けていません。
が・・あれれ・・
今日の湯加減
集合前に鴨川に寄った理由はひとつ。
まんぼうのラーメンを食べるため。
何か新メニューできましたか?と聞いたら、「ざるラーメン」
・・・この日は涼しかったから今度にしときました。
やっぱり定番の白湯トンコツは最高でした。
デザートに愛媛から送られてきた、安政柑という、文旦に似た果物をサービスしていただきました。
(写真撮り忘れました)
文旦の酸っぱさがなくて甘いので塩はかけないで食べました。
ところで、今日は大森での街飲みイベントに参加して、観察会以上に歩き回ってきました。
明日は朝から横須賀でアゲハの採集会・・起きられるかな・・
2015-04-26 00:26
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コメント(17)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
あちらこちらへとお疲れ様です^^
虫たちも活動開始、ぜふさんもですね。わたくしも今春は良く動きました。
虫でも自分から落ちるのがいるのですね(><;
by mimimomo (2015-04-26 07:56)
美しいターコイズブルー。
トンボって秋だけじゃないんですね。
充実した虫探しの後のラーメンはさぞ美味しかったでしょうね。^^
by shino* (2015-04-26 10:53)
コクワガタの幼虫。無事に大人になってね^^
トンボさんのブルー!
本当に綺麗ですね。ターコイズブルーってぴったり♪
by リュカ (2015-04-26 11:08)
トンボも偶に見かけます。わが家の夏みかんにはアゲハが寄ってきます。
by Silvermac (2015-04-26 11:27)
こんにちは。
自然観察会 ! 盛況ですね。
ムネアカオオアリ モモチョッキリ・・・初めて聞く名前です。
ホソミオツネントンボ ♂ は綺麗ですね〜
by yakko (2015-04-26 15:16)
ターコイズブルーがむっちゃきれいですね。
同じような色でもやっぱり鮮やかとかそうでないのとかあるのかな。
どんなのが美人?の条件か聞いてみたいところです(笑)
by barbie (2015-04-26 19:49)
ホソミオツネントンボが
本当に美しいブルーですね!
by sasasa (2015-04-26 21:07)
>mimimomoさん
あちこち行かないと虫はとれないのでこればっかりは・・ですね^^
モモチョッキリはおどろかせてしまいました。
>shino*さん
オツネンブルーと呼んでいます♪
このトンボは一年中いるめずらしいトンボですが冬はなかなか見つけられません。
まんぼうのラーメンはオススメですよ~♪
>リュカさん
コクワの幼虫は参加者の子にあげました。
うちでクワガタを飼っていると言ってたので大丈夫でしょう。
>Silvermacさん
何トンボでしょう? アゲハは柑橘好きですからね。
>yakkoさん
今まで参加した中で一番多数だったかもしれません。大変そうでした^^;
>barbieさん
オツネントンボの美人度だったら、緑色です^^
オスはあんまり気にしてないようですが・・
>さささん
美しいです。 実物はもっと。^^
by ぜふ (2015-04-26 23:40)
虫さん 満開ですね〜
これって すっごい距離移動してるんですか?
by ねこじたん (2015-04-27 10:46)
>ねこじたんさん
観察会は約3時間、散策路を自然観察しながらゆっくり歩きます。
なので距離はそれほどでもないです。
今度行きますか?^^
by ぜふ (2015-04-27 21:42)
ターコイズブルー綺麗ですね
輝くようです
自分で落下してしまったのはご愛嬌ですが、再挑戦かしら
カミキリの格闘は、どうなったのかしら
スゴスゴ弱い子が引き下がるのかな
by engrid (2015-04-28 18:39)
卵を産みつけた実が、時限式に落下するような細工って、どんなふうに
するんだろう...と、興味を惹かれました^^;。
by sakamono (2015-04-29 16:28)
>engridさん
オツネントンボの春の装いです♪
スギヒメカミキリは小さいのが割り込みました^^
>sakamonoさん
実のついてる枝に切り込みを入れるんです。職人芸です^^
by ぜふ (2015-04-30 00:41)
モモチョッキリて名前が面白くて
たまりません。
草木に言わせたらチョッキンされるので
怖い奴かもしれないケロ。
by 響 (2015-04-30 13:52)
千葉県立中央博物館も、色々やっているんですね~
僕は、数回程しか行っていませんが…
展示品も、仏像などはすべてレプリカでしたが、自然科学系は、かなり充実しているように感じました。僕は、爬虫類の展示室で、生きたマムシの姿を、野外で見掛けた時の用心にと、ガラス越しにじっくり観察して来ました…
by albireo (2015-05-04 22:00)
>響さん
実を落とすので、ある意味コワイ奴ですね^^;
ちなみにモモチョッキリはいますが、フクラハギチョッキリはいません^^
>albireoさん
去年開催した「図鑑大好き」は面白かったです♪
今まで一番だったかも^^
マムシはエサをあげるところを見せてもらったことがあります。
by ぜふ (2015-05-05 15:09)
ヒシバッタ、最近非常に見かける機会が少なくなりました。先日、たまたま一匹見かけ、懐かしくなりました。他のバッタもですが。ショウリョウバッタなどもほぼ見たことがありません。おんぶバッタは過去数年で一回くらい見た気がします。何とか、帰って来て欲しいものです。(すべて我が家の近所の話です。)
モモチョッキリ、面白い名前と口吻ですね。ちょっと獏のようでもあり、気に入りました。
by アヨアン・イゴカー (2015-05-05 21:00)