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新フィールド Part 2 ~ 甲虫編 ~ [甲虫]
前回に続き、新しいフィールド、北総花の丘公園周辺から。
今回は甲虫(コウチュウ)編です。
自然生態園と隣接する田んぼの境界にはクズやカナムグラなどが繁茂しています。
そんな藪や草むらを探索すると、いろんな甲虫を観察することができました。
最初に紹介したいのは、俗に”パンダゾウムシ”と呼ばれる小さなゾウムシの仲間。

俗称の由来は見た目です。
ゾウムシの仲間は危険を感じると自分で落下することがあるので、驚かせないように撮影は慎重に・・
おっと、めずらしく目線をくれました。

それにしても見事なO脚・・・
ゾウムシをもう一種類紹介します。(以前も登場したことがあると思います)

パンダにくらべてこの子は小さいです。 5mm前後しかありません。
なのでかなりの接写です。(レンズの先5センチくらい)
よく見回すといっぱいいました。

白い粉の下からぼんやり浮かび上がるような淡いグリーンが爽やかな昆虫です。
この藪にはもう一種類、団体さんがいました。
それは、

農作物にとっては害虫ですが、ここは単なる草むらなので彼らも安心して暮らせるでしょう。
葉を裏返すとあちこちにファミリーが。

後足をぴょーんと跳ね上げているのは、一応 威嚇のポーズ です。
さて、次はてんとう虫です。
誰でも知っている ”てんとう虫” ですが、真っ先に思い浮かぶのはどういう子ですか?
まず、10人が10人、この子でしょうね。
もちろん、テントウムシの仲間ですが、”ナナホシテントウ”が本名です。
実は、虫屋の世界で ”テントウムシ” というと、この子なんです。

”ナミテントウ” が本名ですが、 ”テントウムシ”ともいいます。 大きさはナナホシテントウとほぼ同じ。
”ナミ”といいながら、他のてんとう虫と違う特徴があります。
それは模様が一定ではないということ。
こんな子や、

こんな子、

決定的なのは、

模様のパターンはあるようですが、違う模様同士でもペアになります。
そして、久しぶりに出会えたのがこの子でした。

この子も1センチ足らずの小さい虫ですが、いわゆる構造色で、きらきらと虹色に輝きます。
意外にすばしっこくて撮影は大変です。 (ピンアマの言い訳)
もう少し大型の甲虫もいそうでしたが、実はもっと興味深い子たちに会えたので探索はしませんでした。
次回は、その子たちをご紹介できればと思います。
後日追記
1匹、載せ忘れた子がいました。
サムネイル画像で見ると何が写っているのかわからない写真だったこともありますが、とにかくチビッ子。

5mmもないカミキリムシもいますが、この子も小さくて7~8mmだったと思います。
(すぐに逃げられたのでゆっくり観察できませんでした)
キク科の植物の汁を吸うのが名前の由来です。 (わかりやすいといえばわかりやすい)
あともう一匹。
生態園の歩道を横断しようとしていた子。

オサムシの仲間なのに頭だけ見るとクワガタムシのよう。 でもオサムシらしく足はとても速い。
ホームフィールドからですが、載せる機会を失いそうなのでここに紛れさせておきます。

ゼフ観察してたらいました。
今日の湯加減
今回は甲虫(コウチュウ)編です。
自然生態園と隣接する田んぼの境界にはクズやカナムグラなどが繁茂しています。
そんな藪や草むらを探索すると、いろんな甲虫を観察することができました。
最初に紹介したいのは、俗に”パンダゾウムシ”と呼ばれる小さなゾウムシの仲間。

オジロアシナガゾウムシ (ゾウムシ科)
俗称の由来は見た目です。
ゾウムシの仲間は危険を感じると自分で落下することがあるので、驚かせないように撮影は慎重に・・
おっと、めずらしく目線をくれました。

同上
それにしても見事なO脚・・・
ゾウムシをもう一種類紹介します。(以前も登場したことがあると思います)

コフキゾウムシ (ゾウムシ科)
パンダにくらべてこの子は小さいです。 5mm前後しかありません。
なのでかなりの接写です。(レンズの先5センチくらい)
よく見回すといっぱいいました。

同上 ペア
白い粉の下からぼんやり浮かび上がるような淡いグリーンが爽やかな昆虫です。
この藪にはもう一種類、団体さんがいました。
それは、

マメコガネ (コガネムシ科)
農作物にとっては害虫ですが、ここは単なる草むらなので彼らも安心して暮らせるでしょう。
葉を裏返すとあちこちにファミリーが。

同上
後足をぴょーんと跳ね上げているのは、一応 威嚇のポーズ です。
さて、次はてんとう虫です。
誰でも知っている ”てんとう虫” ですが、真っ先に思い浮かぶのはどういう子ですか?
まず、10人が10人、この子でしょうね。

ナナホシテントウ (テントウムシ科)
もちろん、テントウムシの仲間ですが、”ナナホシテントウ”が本名です。
実は、虫屋の世界で ”テントウムシ” というと、この子なんです。

テントウムシ (テントウムシ科)
”ナミテントウ” が本名ですが、 ”テントウムシ”ともいいます。 大きさはナナホシテントウとほぼ同じ。
”ナミ”といいながら、他のてんとう虫と違う特徴があります。
それは模様が一定ではないということ。
こんな子や、

テントウムシ(ナミテントウ) 過去記事から
こんな子、

テントウムシ(ナミテントウ) 過去記事から
決定的なのは、

テントウムシ(ナミテントウ) ペア 過去記事から
模様のパターンはあるようですが、違う模様同士でもペアになります。
そして、久しぶりに出会えたのがこの子でした。

アカガネサルハムシ (ハムシ科)
この子も1センチ足らずの小さい虫ですが、いわゆる構造色で、きらきらと虹色に輝きます。
意外にすばしっこくて撮影は大変です。 (ピンアマの言い訳)
もう少し大型の甲虫もいそうでしたが、実はもっと興味深い子たちに会えたので探索はしませんでした。
次回は、その子たちをご紹介できればと思います。
*
後日追記
1匹、載せ忘れた子がいました。
サムネイル画像で見ると何が写っているのかわからない写真だったこともありますが、とにかくチビッ子。

キクスイカミキリ (カミキリムシ科)
5mmもないカミキリムシもいますが、この子も小さくて7~8mmだったと思います。
(すぐに逃げられたのでゆっくり観察できませんでした)
キク科の植物の汁を吸うのが名前の由来です。 (わかりやすいといえばわかりやすい)
あともう一匹。
生態園の歩道を横断しようとしていた子。

ナガヒョウタンゴミムシ (オサムシ科)
オサムシの仲間なのに頭だけ見るとクワガタムシのよう。 でもオサムシらしく足はとても速い。
オマケ
ホームフィールドからですが、載せる機会を失いそうなのでここに紛れさせておきます。

キボシカミキリ (カミキリムシ科)
ゼフ観察してたらいました。
今日の湯加減
ゼフのシーズンもそろそろ終わりです・・と前回書きましたが
やっぱり未練があって先週また覗きに行ってきました。
大雨のあとだったので、どうかなと思って、期待はしていなかったのですが、
またしても”多”と書ける状況でした。
巴卍を見たくて出かけたのは夕刻。大勢で乱舞してくれました。
そのときのことも記事にしたいと思っているのですが・・さてさて。
では行ってきます。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
あら、この子O脚ぶりはわたくし以上ですね(^-^
天道虫はやはりナナホシが可愛いです。
カナブンは苦手(><;
by mimimomo (2013-06-30 06:37)
テントウ虫、覧たことがない模様のものばかり。そして、昆虫の恋の季節ですね。
by Silvermac (2013-06-30 06:45)
テントウムシの模様は一定ではないんですね
野菜にとっては害虫でも見ると可愛い。
by g_g (2013-06-30 07:28)
素敵なフィールドを見つけられましたね。
前の蝶といい、今回の甲虫たちといい、種類がいっぱいです ^^
ゾウムシ、なんか懐かしい。昔、田舎の祖父の家の米びつにゾウムシがいたのを思い出しました。
これは、ほんとにO脚なんですね。そう言えば、スターウォーズにこんな形の戦車みたいなのがいましたよね 笑
テントウムシ、なるほど、ナナホシテントウはナナホシテントウなんですね。
興味深い子ってそれこそ、興味津々です。
by moz (2013-06-30 07:53)
ゾウムシ、なるほど。
その象の鼻のようなものがありますね(^_^)
テントウムシと言えば、自分もナナホシテントウを思い浮かべてました。
by sasasa (2013-06-30 20:43)
テントウムシってそうだったんだ!
びっくりです(笑)
普通にナナホシテントウがテントウムシで、他のが
それ以外のテントウムシって思っていました。
by うえいぱうわ (2013-06-30 21:36)
ロシアのお土産にもらったブローチがアカガネサルハムシそっくりですよ(^^v
by barbie (2013-06-30 22:56)
>mimimomoさん
ナナホシテントウは色あいといい、模様といい、ビビッドでわかりやすいですね♪
O脚ですが左右の足を揃えて立つという意味ではとても立ち姿のよい虫です^^
>Silvermacさん
テントウムシの模様はさまざまですからね・・
>g_gさん
ナミテントウだけが一定ではないようです。
害虫となるテントウもいますが、ナナホシのようにアブラムシを食べる子は逆に益虫ですね。
>mozさん
まさにそれは、コクゾウムシというゾウムシだと思います。
スターウォーズにはこういう顔をした宇宙人もでてきたような気がします^^
ナナホシテントウは星が七つと決まっています。
>さささん
コフキゾウムシのようにゾウの鼻のような鼻でないのもいます^^
やっぱりナナホシテントウを想像するのが普通ですよね♪
>うえいぱうわさん
ほぼ、”それ以外”に該当するのが”テントウムシ”ですね^^
>barbieさん
ということは、アカガネサルハムシはロシアにもいるということ?^^
それはおもしろいですねー♪ 今度調べておきます。
by ぜふ (2013-06-30 23:09)
ボディービルダーのようなゾウムシですね。
by さとし (2013-07-01 06:29)
>さとしさん
なるほど、そういわれてみれば^^ とっても臆病ですけどね・・
by ぜふ (2013-07-01 06:51)
お早うございます。
初めてゾウムシを見たときは仰天しました。ちっちゃな怪獣(?_?)
テントウムシもナナホシテントウしか知りませんでした。
この年になってブログのおかげで新しい世界を垣間見れています !!
by yakko (2013-07-01 07:57)
てんとう虫のアップ。これぞマクロですね。
7月に入り昆虫の数も種類も多くなるでしょうね^^
by aidesu (2013-07-01 15:11)
ゾウムシはユニークです
思わず笑うぐらいの0脚
てんとう虫にかなりの種類がいることは、観察できています
そして、噛むことも、赤く腫れます
草むらは、いいさな虫達が飛びかい楽しませてくれます
by engrid (2013-07-01 16:32)
>yakkoさん
ごつごつしている子が多いですからね^^
ゾウムシもテントウムシもいろんな種類がいますので、ぜひじっくり観察してみてくださいね♪
>aidesuさん
視力の低下との闘いの日々です。
虫たちはきっとこれから増えますが、記事にできるか・・筆力との闘いですね^^;
>engridさん
ここまで見事だとホレボレしますよね^^
肉食のテントウムシは噛みますね。 そしてかゆくなります^^;
by ぜふ (2013-07-01 22:14)
ゼフの追加ブログ待ってます。
by アサギいろ (2013-07-03 22:52)
> アサギいろさん
ご要望にお応えして、今日、増刊号だします^^
by ぜふ (2013-07-04 07:04)