"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
西風通信 臨時増刊号 [ゼフィルス]
先日の大雨の後でした、夕暮れ時に様子を見に行ったいつものハンノキ林。
願わくばゼフの巴卍飛行(注)がみたいと思ったわけです。(写真はありません)
少し離れたところから様子を見た限りでは、動くものはまったく何もいません。
風もなかったので梢も鳴らず、しんと静まり返っていました。
それではと林縁のとっておきの観察ポイントに近寄ってみると、栗の木に一匹いました。
この場所はハンノキ林と接する森の縁に栗の木があるという絶好のポイント。
ここの栗は北面にあるせいか開花が少し遅いのですが、さすがに花は終盤になっていました。
それでもやっぱり集まってくるわけです。
こんな子も舞い降りてきました。 (このフィールドでははじめて見ました)
じっと待っていると代わる代わるハンノキの梢から栗の木へ舞い降りてきました。
しかし、さすがにもう陽が翳ってあたりは暗くなってきていますので、翅を広げてくれる子はいません。
でも頭上の梢をよおく見ると・・
いつでもスクランブル発進できる態勢をとっている子がいます。
もっと高いところにも。
やがてバトルははじまりました。
誰かが近くを横切ろうものなら、即スクランブル。
(注)
あっちでぐるぐる、こっちでぐるぐるとまさにバトルロワイヤルのような乱舞がしばらく続きました。
見ている方はただただ放心して見蕩れているだけです。
ビデオで撮らないとそのすばらしさはわからないと思いますのでいつか挑戦したいと思います。
(写真に撮るにはさまざまな難点があるので素人にはムリです)
そんな光景をぜいたくにも独り占めしてしばらく眺めていたら、目の前の葉っぱの上に一匹。
女の子でした。
まさかとは思いましたが、「開けゴマ」とお呪いを唱えてみたら・・
あまりに近くの葉っぱだったので望遠レンズを付けていたカメラでは撮れませんでした。
そして。
ぺろりんちょ。
これがサービスと言わずして一体何をサービスと言うのかわかりません。
上を見上げるとオスたちが碧色の翅をチラつかせながら華々しいバトルを展開する。
下に目を落とせば、シーズンの閉幕を告げるように最後のご開帳。
この子が翅を閉じると同時に今年のホームフィールドのゼフシーズンは終わりを告げたのでした。。
実はこの日の昼間は究極のロケーションを探索に南房総鴨川まで行ってきたのでした。
確信は何もなかったのですが、ゼフに会えました。
ムラサキシジミを撮っていると、この子も目の前に突然舞い降りてきたのです。
あ、アカシジミだ、と思ってとっさにコンデジで撮ったのですが、プレビューしてみてびっくり。
また行くことになりそうです・・
今日の湯加減
願わくばゼフの巴卍飛行(注)がみたいと思ったわけです。(写真はありません)
少し離れたところから様子を見た限りでは、動くものはまったく何もいません。
風もなかったので梢も鳴らず、しんと静まり返っていました。
それではと林縁のとっておきの観察ポイントに近寄ってみると、栗の木に一匹いました。
ミドリシジミ (シジミチョウ科)
この場所はハンノキ林と接する森の縁に栗の木があるという絶好のポイント。
ここの栗は北面にあるせいか開花が少し遅いのですが、さすがに花は終盤になっていました。
それでもやっぱり集まってくるわけです。
こんな子も舞い降りてきました。 (このフィールドでははじめて見ました)
テングチョウ (テングチョウ科)
*
じっと待っていると代わる代わるハンノキの梢から栗の木へ舞い降りてきました。
しかし、さすがにもう陽が翳ってあたりは暗くなってきていますので、翅を広げてくれる子はいません。
でも頭上の梢をよおく見ると・・
ミドリシジミ (シジミチョウ科)
いつでもスクランブル発進できる態勢をとっている子がいます。
もっと高いところにも。
同上
やがてバトルははじまりました。
誰かが近くを横切ろうものなら、即スクランブル。
(注)
巴卍飛行とは、2匹あるいはそれ以上のオスのチョウが、もつれ合うようにして飛ぶことです。
2匹だとふたつ巴、3匹だと三つ巴ということになります。
2匹の場合の様子は、DNAの二重螺旋構造を思い描いてみてもらうとわかりやすいと思います。 4匹だと卍なのかどうかはわかりませんが、4~5匹のバトルはうっとりするほどキレイです。
(本人たちは必死の思いで戦っているのでしょうけど)
あっちでぐるぐる、こっちでぐるぐるとまさにバトルロワイヤルのような乱舞がしばらく続きました。
見ている方はただただ放心して見蕩れているだけです。
ビデオで撮らないとそのすばらしさはわからないと思いますのでいつか挑戦したいと思います。
(写真に撮るにはさまざまな難点があるので素人にはムリです)
そんな光景をぜいたくにも独り占めしてしばらく眺めていたら、目の前の葉っぱの上に一匹。
女の子でした。
ミドリシジミ ♀ B型 (シジミチョウ科)
まさかとは思いましたが、「開けゴマ」とお呪いを唱えてみたら・・
あまりに近くの葉っぱだったので望遠レンズを付けていたカメラでは撮れませんでした。
そして。
ぺろりんちょ。
これがサービスと言わずして一体何をサービスと言うのかわかりません。
上を見上げるとオスたちが碧色の翅をチラつかせながら華々しいバトルを展開する。
下に目を落とせば、シーズンの閉幕を告げるように最後のご開帳。
この子が翅を閉じると同時に今年のホームフィールドのゼフシーズンは終わりを告げたのでした。。
オマケ
実はこの日の昼間は究極のロケーションを探索に南房総鴨川まで行ってきたのでした。
確信は何もなかったのですが、ゼフに会えました。
ムラサキシジミを撮っていると、この子も目の前に突然舞い降りてきたのです。
あ、アカシジミだ、と思ってとっさにコンデジで撮ったのですが、プレビューしてみてびっくり。
トラフシジミ (シジミチョウ科)
また行くことになりそうです・・
今日の湯加減
去年から足しげく南房総方面に通うのはある理由があります。
理由というよりも目的(目当ての虫)がいるのですが、それが何かは秘密にしておきます。
いつか出会いたいと思っているのですが、いつになるかはわかりません。
そのスジの情報には頼らず、現地の情報と自分の足と目で探そうと思います。
だから永遠に秘密のままになるかもしれませんね。。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
永遠に秘密になるかもって、凄く引き寄せられます。笑
目当ての虫に出会える日が来るかな。
by かおりん (2013-07-04 23:10)
翅を広げた姿、いいですね
空に舞う姿は、見とれるばかりでしょうね
トラフシジミ、虎の縞模様からでしょうか、
地味にお洒落さんな感じですね
狙ってみえる個体を、捉えることができるといいですね
by engrid (2013-07-05 01:26)
おはようございます^^
ミドリシジミ好きのぜふさんにとっては願ってもない光景を目にされたのですね~
目的・・・さてどんな蝶(?)なんでしょうね。
by mimimomo (2013-07-05 08:24)
毎日雨、外に出る機会がありません。
by Silvermac (2013-07-05 09:58)
思いがけない昆虫に出会うと、うれしさも倍増でしょうね。
by g_g (2013-07-05 10:05)
今日もたくさん出会いましたね。
いつもながらおまけがおまけでない
レア物です。
by 響 (2013-07-05 14:26)
わたしの魔法の言葉、「ぺろりんちょ」
ちょっと恥ずかしいけど・・・
by アサギいろ (2013-07-05 21:51)
もつれながら飛んでいるような蝶を観たことが
あるんですが、あれってバトルだったんですね。
じゃれてるのかな?とか間抜けなことを考えて
ました(笑)
by うえいぱうわ (2013-07-05 22:39)
>かおりんさん
かなり可能性低いので・・
でも運だけはいいんです♪ 使い果たしてなければ^^;
>engridさん
トラフはそのとおりです。
地味な模様で目立たないのですが、やはり表裏のある子で・・^^
お目当ての子はもっと地味なんです^^;
>mimimomoさん
期待どおりに現れてくれて、怖いくらいでした^^;
目的の子は目立たない子なので、かなりきびしいと思っています。
>Silvermacさん
梅雨らしくなりましたね。でも明けるのも早いのではないかと思います^^
>g_gさん
目当ての子でなくても予想外の子はうれしいですね♪
>響さん
今年のホームフィールドは当たり年だと思います。
オマケの子はちゃんと撮れてたらもちろん主役です^^
>アサギいろさん
やっぱり魔法の言葉は共通ですね^^ 共通語なら恥ずかしくないですよ♪
by ぜふ (2013-07-05 22:48)
>うえいぱうわさん
求愛のときももつれ合うチョウはいますからバトルとは限りませんが、
じゃれているということはさすがにないかな?^^
by ぜふ (2013-07-05 22:52)
鴨川の食事処池田の煮金目定食ボリュームあってうまいです。
機会がありましたら是非^^
by aidesu (2013-07-06 00:21)
>aidesuさん
そういう情報うれしいです、先日、前を通りましたよ^^ 金目鯛大好物です♪
同じK24沿い、大日交差点を少し上ったとこの、「まんぼう」というお店のトンコツラーメンもお勧めです! 通ってます^^
by ぜふ (2013-07-06 07:49)
空ではミドリシジミの巴卍飛行、その下では綺麗な翅を広げて・・・。
一幅の日本画のようなイメージを持ちました。とても幻想的、至福のひと時ですね。 ^^
おまじない、また利いたんですね、すごいです。
そして、トラフシジミの予告編もとても気になります。
by moz (2013-07-06 09:05)
チョウのオス同士がケンカするわけですか。それは、もしかするとメスを
賭けて?下にいたメスは、そのバトルを見上げていたのかなあ。
by sakamono (2013-07-06 13:21)
>mozさん
オス同士はバトルしている下でメスは優雅にご開帳ですからね。
たまりません、、虫好きは至福だと思います^^
トラフは特に予告のつもりはありませんが・・呼び水になってくれれば・・^^;
>sakamonoさん
ケンカというよりはナワバリ争いですね。 間接的にはメスをかけてということに。
そのメスはどこ吹く風とばかり優雅にご開帳・・おもしろいです^^
by ぜふ (2013-07-06 21:41)
僕が出会うシジミチョウは、ベニシジミやヤマトシジミのような、普通のシジミチョウばかりです。
南房総方面で出会う予定の昆虫。いつか、記事に出来ますように!!
by albireo (2013-07-07 14:09)