"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Jewelry Damselfly [トンボ]
トンボはエイゴだと”ドラゴンフライ”といいますね。
龍のようなハエということですね・・いや、そうではなくて、大きくて強そうなというような意味なんでしょうね。
まあ、いくら小さなトンボでも巨大なハエよりは大きくてりっぱに見えますから、弱弱しいイトトンボもドラゴンフライということになってしまう・・
(後日追記)
と思ったら、イトトンボやカワトンボは”ダムゼルフライ(Damselfly)”というそうです。
"Damsel" とは”少女”とか"乙女"という意味。 なっとくですがオスは不満に思うでしょうか。
さて、6月に入ると渓流や里山の小川や田んぼの用水路にカワトンボが現れます。(もっと早くでるとこもあるです)
2週間前になってしまいましたが、いつものハンノキ林を歩いていると、小川の縁に一頭見つけました。
トビラの子はニホンカワトンボの透明翅タイプの若いメスだと思います。
メタリックグリーンの胸と胴体が木漏れ日のスポットライトを浴びてエメラルドのように煌いていました。
そういえば以前、カワトンボの目玉を”まるで黒曜石のよう”とコメントされていた方がいらっしゃいました。
トンボは飛ぶと、翅もチラチラと輝くので、足以外の全てが宝石化すると言ってもいいかもしれません。
下草に目を落として歩いていましたが、視界の上部隅をちらっと何かが横切ったのを感じました。
すわミドリシジミかと思いましたが、コンチューターの判断はNO。
スポットライトが射し込む方向の梢をじっと見つめていると、青っぽいものが葉から葉へまたさっと移動しました。
青いイトトンボがハエか何かを狙っているように思いました。
でも、青いイトトンボ、ホソミオツネントンボやルリイトトンボのように小さくない。カワトンボくらいの大きさ。
飛んだところを何度か狙いましたが、うまく撮れませんでした。
葉の上にとまると胴体が見えなくなってしまうのですが、やっとちらりと見えました。
前出のアオハダトンボはカワトンボの仲間ですが、”アオ”といってもニホンカワトンボと同じエメラルドグリーン。
光の反射のせいかとも思いましたが、あっちこっち飛び回る姿を何度見ても、最初の子とはやっぱり違う。
やっとまともに撮れたのがこれです。
持っている図鑑で調べてもわかりません。若い個体は胸が黄色いということは書いてありますが、青いとは書いてない。
(後日追記)若い個体の胸は青いようです。
これがニホンカワトンボの透明翅タイプの若いオス。 胸は金緑色に変わっていますが、背中がまだ黄色いですね。
ではここで、おさらいをかねて昆虫クイズです。
次の写真はニホンカワトンボの透明翅タイプのメスです。
クイズ① オスとメスの(わかりやすい)違いは何でしょう。
上の写真と見比べないで正解したら中級以上です。
では、別のタイプを。
同じ種類のトンボとは思えないほど、翅の色もカラダの色も違います。フシギです。
さらにフシギなことに、橙赤色翅タイプにメスはいないそうです。
ではお次。
これもよくみかけるカワトンボの仲間。
つづけて
では、クイズ② ハグロトンボのオスとメスの(見た目で分かる)違いは何でしょう?
これは簡単でしたね。
では、最後にもう一度クイズです。
クイズ③ 次のニホンカワトンボのタイプと性別を答えてください。
答えは最後に。。
同じ日に撮影したもうひとつの宝石昆虫。
え?どこが宝石だって?
じゃあちょっとスポットライトを当ててみましょう。
金運がアップしそうなのでいっぱい飼ってみたいところですが、カメムシなのがザンネン・・・
今日の湯加減
クイズの答え:
①縁紋の色(オスは赤くてメスは白い)、 ②カラダの色、 ③透明翅(無色翅)タイプのオス。
龍のようなハエということですね・・いや、そうではなくて、大きくて強そうなというような意味なんでしょうね。
まあ、いくら小さなトンボでも巨大なハエよりは大きくてりっぱに見えますから、弱弱しいイトトンボもドラゴンフライということになってしまう・・
(後日追記)
と思ったら、イトトンボやカワトンボは”ダムゼルフライ(Damselfly)”というそうです。
"Damsel" とは”少女”とか"乙女"という意味。 なっとくですがオスは不満に思うでしょうか。
さて、6月に入ると渓流や里山の小川や田んぼの用水路にカワトンボが現れます。(もっと早くでるとこもあるです)
2週間前になってしまいましたが、いつものハンノキ林を歩いていると、小川の縁に一頭見つけました。
ニホンカワトンボ(オオカワトンボ)
カワトンボの仲間には、ニホンカワトンボ(オオカワトンボ、ヒガシカワトンボ)、アサヒナカワトンボ(ニシカワトンボ)、ミヤマカワトンボ、アオハダトンボなどがいます。トビラの子はニホンカワトンボの透明翅タイプの若いメスだと思います。
メタリックグリーンの胸と胴体が木漏れ日のスポットライトを浴びてエメラルドのように煌いていました。
そういえば以前、カワトンボの目玉を”まるで黒曜石のよう”とコメントされていた方がいらっしゃいました。
トンボは飛ぶと、翅もチラチラと輝くので、足以外の全てが宝石化すると言ってもいいかもしれません。
*
下草に目を落として歩いていましたが、視界の上部隅をちらっと何かが横切ったのを感じました。
すわミドリシジミかと思いましたが、コンチューターの判断はNO。
スポットライトが射し込む方向の梢をじっと見つめていると、青っぽいものが葉から葉へまたさっと移動しました。
青いイトトンボがハエか何かを狙っているように思いました。
でも、青いイトトンボ、ホソミオツネントンボやルリイトトンボのように小さくない。カワトンボくらいの大きさ。
飛んだところを何度か狙いましたが、うまく撮れませんでした。
葉の上にとまると胴体が見えなくなってしまうのですが、やっとちらりと見えました。
(ブレブレあしからず)
前出のアオハダトンボはカワトンボの仲間ですが、”アオ”といってもニホンカワトンボと同じエメラルドグリーン。
光の反射のせいかとも思いましたが、あっちこっち飛び回る姿を何度見ても、最初の子とはやっぱり違う。
やっとまともに撮れたのがこれです。
ナゾのカワトンボ
持っている図鑑で調べてもわかりません。若い個体は胸が黄色いということは書いてありますが、青いとは書いてない。
(後日追記)若い個体の胸は青いようです。
ニホンカワトンボ♂
これがニホンカワトンボの透明翅タイプの若いオス。 胸は金緑色に変わっていますが、背中がまだ黄色いですね。
ではここで、おさらいをかねて昆虫クイズです。
次の写真はニホンカワトンボの透明翅タイプのメスです。
ニホンカワトンボ♀
クイズ① オスとメスの(わかりやすい)違いは何でしょう。
上の写真と見比べないで正解したら中級以上です。
では、別のタイプを。
ニホンカワトンボ♂
同じ種類のトンボとは思えないほど、翅の色もカラダの色も違います。フシギです。
さらにフシギなことに、橙赤色翅タイプにメスはいないそうです。
ではお次。
これもよくみかけるカワトンボの仲間。
ハグロトンボ♂
つづけて
ハグロトンボ♀
では、クイズ② ハグロトンボのオスとメスの(見た目で分かる)違いは何でしょう?
これは簡単でしたね。
では、最後にもう一度クイズです。
クイズ③ 次のニホンカワトンボのタイプと性別を答えてください。
答えは最後に。。
オマケ
同じ日に撮影したもうひとつの宝石昆虫。
アカスジキンカメムシ
え?どこが宝石だって?
じゃあちょっとスポットライトを当ててみましょう。
金運がアップしそうなのでいっぱい飼ってみたいところですが、カメムシなのがザンネン・・・
今日の湯加減
昨日、埼玉まで遠征してミドリシジミの観察会に参加しました。
ミドリシジミは埼玉県の県蝶に指定されてるせいか、なんと90名も集まり、大集団で公園内を行進しました。
撮影会ではなく観察会なので、夕方の巴卍飛行を見るのが目的でしたが、今回は見れませんでした。
でも長~い捕虫網持った会員が何人もいて、梢をたたいて飛び出したところを捕まえ、参加者に見せてくれました。
虫かごに入れられたチョウは翅を開かないので、ケースをたたく子どももいました。
それは悪いことでも何でもないけど、やっぱり自然の中で観察・撮影するのがいいなぁと思いましたし、
90人で数頭のチョウを観察するなら、ひとりで一頭のチョウを観察するのが断然いいかな。。
クイズの答え:
①縁紋の色(オスは赤くてメスは白い)、 ②カラダの色、 ③透明翅(無色翅)タイプのオス。
2012-06-24 14:21
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コメント(25)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
牧野植物園も南園にある池のトンボが減りました。
by Silvermac (2012-06-24 22:39)
クイズ・・・
答えを見ながらオスとメスを見比べるまで判りませんでした;;
昆虫博士?のぜふさんにお尋ねしたいことが1つあるんです^^;
私のブログの過去記事に載せた写真で、孫太郎虫のような昆虫の幼虫(だと思います)を見つけたんです。
ネットで検索してみたのですが孫太郎虫とは姿形が似ているものの顎や尻尾?が微妙に違う気がしてなりません。
何の幼虫だか判らないのが悔しくて・・・;
もし、お判りでしたら何の幼虫か教えていただければ幸いです。
該当記事↓
http://yayuyayu-puella.blog.so-net.ne.jp/2012-06-20
大変、不躾な質問で申し訳ございません。
by yayu-chang (2012-06-25 00:44)
僕が子供のころは秋になると赤トンボが空一面広がっていました。
トンボってすごく好きです^^
by aidesu (2012-06-25 02:48)
昨日、水辺に黒と白のカラーがはっきりしたトンボがいて
ずっと、飛び方を観察してました。
勝手に、これはパンダトンボだなって名前を決めました(^^;)
トンボも、いろいろなカラーがあって綺麗ですね〜。
by ラブスコール (2012-06-25 05:59)
おはようございます^^
昨日、緑化植物園でハグロトンボ《今ここで知りました》を写しました。
ハグロイトトンボって思っていました^^
by mimimomo (2012-06-25 07:39)
お早うございます。
オオカワトンボって美しいですね〜 ほんと、宝石のようです。
こんな美しいトンボを見たことがありません。
トンボも種類が多いですネ。見分けるのが難しいです。
春木川で見たトンボは調べたらニホンカワトンボに近いかな?と思って
かってに書きましたがあれで良かったのでしょうか?
カメムシにはいろんな模様があって綺麗ですが臭いが〜(;゜ロ゜)
by yakko (2012-06-25 08:56)
>Silvermac さん
何かいじってしまったんですかね? また増えることを祈ります(^^)
>yayu-changさん
写真拝見しましたが、トビケラやカワゲラと聞いただけで降参です。
しかも幼虫となると(^_^;)
>aidesu さん
トンボは子どもの友だち♪ですよね。
おまけに益虫ですから嫌うひとも少ないですね(^^)
>ラブスコールさん
パンダみたいなトンボいますよ。「コシアキトンボ」
メスは黄色と黒のツートーンなんですけどね(^^)
>mimimomo さん
オスでしたか?メスでしたか? それとも両方いたのかしら?(^^)
>yakko さん
キレイでバリエーションも豊富なので、観察していて楽しいですね。
他の虫が目的でも、いるとうちカメラを向けてしまいます(^_^;)
春木川のは成熟した個体ですね♪
by ぜふ (2012-06-25 12:54)
チョウの、尻尾をだれかかじったんです。
残念です~
by ryuyokaonhachioj (2012-06-25 14:43)
ハグロトンボが飛び交う、せせらぎは
とても良い感じです、
教えていただいた違い、自然の出会いでは、全てイトトンボに
そうなってしまいそうです、、、ここでお勉強です
少しづつ、学んでいますよ、、
by engrid (2012-06-25 14:47)
確かに 自然の中で見ることが一番でしょうが
今の都会育ちの子供には難しいことでしょうね
田舎なら別ですが(最近は田舎の観察しにくいような)
by lucky13 (2012-06-25 19:35)
おまけに感動です。
by さとし (2012-06-25 22:06)
>ryuyoさん
かじられても十分キレイですよ^^
>engridさん
そうですね、今度せせらぎ全体の写真もアップしようかな?
イトトンボの仲間も美形が多いですけど、カワトンボの仲間も似ているだけあって美しいですね♪
>lucky13さん
意外に都会にもめずらしい昆虫がいるものです。
毎年夏になるとある虫めあてに都内某所(港区)に観察にいきますよ^^
おっしゃるとおり、田舎が田舎でなくなっているのはざんねんですね・・
>さとしさん
集団でいてくれたらもっとインパクト大ですけどね^^;
さて、みなさま。
オオカワトンボは”ニホンカワンボ”と呼ぶほうが普通になっているようなので、そのように書き替えいたしました。
それよりも、ふとある可能性に気がついてしまいました。
関東では、ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボは混生するのですが、
ひょっとしたらすべてアサヒナである可能性もあるわけです。
ふたつの種の見分けることは困難なようですが、
ニホンカワトンボはオオカワトンボと呼ばれるように少し大きいはずです。
もう一度ちゃんと観察(計測)して、確認できたらまた記事を訂正しようと思います。
どうかご容赦のほど。。
by ぜふ (2012-06-25 22:33)
うわぁ~♪ このトンボさんシリーズは私の好きな子たち♪
綺麗ですね~♪
子どものころ、この細い体のトンボが凄~く好きだったんですよ(^v^)
by mipoko (2012-06-25 23:45)
>mipokoさん
イトトンボ好きの子だったんですよね^^
この子たちはイトトンボの仲間ではありませんが、細身の華奢な体ですね。
イトトンボは少なくなってると思います。でも今度また会えたらご紹介しますね♪
by ぜふ (2012-06-26 06:31)
クイズを考えながら楽しく拝見させていただきました。 ^^
こういう企画、楽しくてよいですね。一つ、知識が増えました。
青いカワトンボ、なんなんでしょうね? とても気になります。
90人での観察会・・・、すごーーい。昆虫の数よりも絶対に多いですね。
みんなびっくりしてしまうのでは(笑)
by moz (2012-06-27 06:47)
>mozさん
クイズはおおむね好評なので、味を占めて?ときどき出していますが、
昆虫に少しでも親しみを覚えていただければという一心です。
青いのはアサヒナだと思っていますが、カワトンボは個体変異、地域変異もあるようなのでちょっとハイレベルな虫ですね^^;
by ぜふ (2012-06-27 22:13)
色といい、艶といい、ここまで綺麗だと
空飛ぶ宝石ですね。
最後のクイズは思いっきり外しました(笑)
by うえいぱうわ (2012-06-28 16:30)
わざわざありがとうございます^^
メジャーな昆虫の幼虫なら兎も角、マイナーな昆虫の幼虫となると何処を探しても見当たりませんよね;;
あの子を連れ帰って飼ってみればいいんでしょうが、そこまでの勇気はありませんでした><
わざわざありがとうございました^^
by yayu-chang (2012-06-28 18:42)
>うえいぱうわさん
実際に見るともっときれいなんですけどね・・申し訳ありません^^;
最後不正解でしたか? 意外ですね。。
>yayu-changさん
お役に立てなくてすみません、、
マイナーといってはトビケラたちに失礼ですが、ハイレベルすぎます^^;
by ぜふ (2012-06-28 22:23)
ほ~~そいトンボってAFが合いませんよね。
しかもメタリックなので難しいです。
カメムシは綺麗!
触らない限りこれは見てみたいと思ったカメさんです。
by 響 (2012-06-29 19:28)
>響さん
そうなんです。カワトンボはまだしも、イトトンボはハイレベルですね~^^;
レンズがきゅいんきゅいんと迷うのでセミオートで撮ることもしばしば。。
アカキンはタマムシに負けないくらいキレイだと思います。
ただ・・カメさんなのが・・^^;
by ぜふ (2012-06-30 07:26)
こうして写真で見比べるからわかりますが、
実際にばったり出会うとわからないですね(^_^;)
by sasasa (2012-06-30 20:59)
>さささん
なれるとわかりますよ。でも、ときどき、どっちだっけ?って思うことも・・^^
by ぜふ (2012-07-01 06:22)
トンボも種々良く撮れてます。日差しを浴びて
綺麗な色も鮮やかです。
by ryuyokaonhachioj (2012-07-01 10:47)
>ryuyoさん
ありがとうございます。
今年の梅雨は陽射しが多いので、撮影するにはほんとに助かりますね^^
by ぜふ (2012-07-01 22:28)