"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
西風特集 [ゼフィルス]
昨夜は都内に知り合いの写真イベントを見にでかけ、午前様になってしまったこともあり、今朝は寝坊しました。
ホームフィールドの観察会の日だったのに、ちょっと遅刻していきました。
今回のテーマは「カタツムリ」。
カタツムリは普通、右巻きなのだそうですが、左巻きの種類もいるんだそうです。
(代表種は「ヒダリマキマイマイ」・・そのままですね。)
あと、カタツムリには「耳」がないのだそうです。しかし、なんと「肺」があるんだそうです。
などという説明を一応聞いたり、フィールド内にいるカタツムリを採集したりしてお昼過ぎに観察会は終了しました。
でもカタツムリの写真は一枚もありません。
なぜかというと、この子が現れたからです。
さあ、それではここから残業です。(いつも勝手に行動してすみません)
冒頭の子がとまっていた木の下で観察を開始しました。
白いアイラインを塗った顔をつんと空に向けたまま、時折、後翅をゆっくりスリスリさせるいつもの動作。
すり合わせるときにチラリと見えるスカートの中の色から、この子は女の子かなと思いながらも、翅は開かず、場所を移動もせず。
それでもしばらくじっと見ていると、頭のすぐ上をチラチラと横切っていくミドリ色の物体。
オスが近くを通り過ぎて梢に舞い上がっていきました。
曇っているせいなのか、まだ陽が高いのに活性があるなあと内心よろこんでいたらまた一頭飛んでいきました。
じゃあ今日は長期戦だ、と決意して、エネルギー補給のために一旦フィールドを後にすることに。
さて、水分も栄養も充分採って臨戦態勢は整いました。
もう一度さっきの木に静かに近づいていきます。
どういうわけかいつも以上に、胸がドキドキしてきました。胸騒ぎ?
心配をよそに、さっきの子はまだ同じ葉の上にいました。
相変わらずスリスリしてますが、腰が据わっているようなので、別の個体を探すことにして、少し林の奥に進みました。
下草や梢も注意しながらハンノキ林に沿って10メートルほど歩いたところで、用水路を反対側にぴょんと飛び越えたときでした。
着地した瞬間、目の前にはえていたカヤの葉の上にとまっていたミドリシジミと目が合いました。
しまったと思ったけど後の祭り、彼はミドリ色の光のピーズをキラキラと林陰に振りまきながら舞い上がりました。
すごく後悔しながらも、飛んだ先の梢を見上げてみると・・
3メートル以上の高みから見下ろされていました。(これがほんとの上から目線?)
それからもときどき梢を飛び交う数頭のオスが観察できましたので、我慢強く粘っていると、
とまった葉から移動して別の葉にとまった子がご開帳。
O型の女の子でしたが、まずは開帳の姿を撮影できて少しほっとしました。
すると、それから複数のオスが目の前のハンノキやクワに入れ替わるように舞い降りてきました。
その内の一頭がついに。
露出調整する余裕がなくてシャッターゆるゆる、おまけに近寄りながらあわててレリーズの結果です。
一気にテンションが上がるのはいいのですが、カラダが冷静に動かないようでは修行が足りないと言う他なし。
連写で全開の瞬間も撮れてますがブレまくりでボツ。
しかし。 少し薄日が差してきて、気温が上がってきたせいか、あちこちでお祭りがはじまりました。
梢の上だし、回り込めない足場なので、くやしいハーフショットです。
せっかくのおっぴろげ大開帳なのに・・
自動伸縮できる1メートルのハイヒールか、タケコプターが欲しいなと、こういうシーンに出くわすたびに思います。
それでも、西風の妖精は最後にサービスしてくれました。
これくらい撮れれば充分満足です。
陽もだんだんと傾いてきて、さっきまでいたオスたちも一頭また一頭と舞い上がり、梢の上に消えていきました。
すると間もなく、最初から動かなかった子も急に飛び立ったのです。
まるで”今日はこれで閉店ね”とでもいうように。。
それではそろそろ帰りましょう。
このところオマケが本題になってしまっていた反省もあり、オマケはナシです。
それにしても今日は梅雨の合間の貴重なお天気でした。(晴れ間とはいえませんでしたが)
一昨日までは雨の予報だったので、観察に出かけられただけでもよかったとも思います。
でも台風も近づいているし、西風の妖精たちを撮ることは、今年はもうできないかもしれません。
明日晴れたらまた来ようかな・・
今日の湯加減
ホームフィールドの観察会の日だったのに、ちょっと遅刻していきました。
今回のテーマは「カタツムリ」。
カタツムリは普通、右巻きなのだそうですが、左巻きの種類もいるんだそうです。
(代表種は「ヒダリマキマイマイ」・・そのままですね。)
あと、カタツムリには「耳」がないのだそうです。しかし、なんと「肺」があるんだそうです。
などという説明を一応聞いたり、フィールド内にいるカタツムリを採集したりしてお昼過ぎに観察会は終了しました。
でもカタツムリの写真は一枚もありません。
なぜかというと、この子が現れたからです。
ミドリシジミ
さあ、それではここから残業です。(いつも勝手に行動してすみません)
冒頭の子がとまっていた木の下で観察を開始しました。
白いアイラインを塗った顔をつんと空に向けたまま、時折、後翅をゆっくりスリスリさせるいつもの動作。
すり合わせるときにチラリと見えるスカートの中の色から、この子は女の子かなと思いながらも、翅は開かず、場所を移動もせず。
それでもしばらくじっと見ていると、頭のすぐ上をチラチラと横切っていくミドリ色の物体。
オスが近くを通り過ぎて梢に舞い上がっていきました。
曇っているせいなのか、まだ陽が高いのに活性があるなあと内心よろこんでいたらまた一頭飛んでいきました。
じゃあ今日は長期戦だ、と決意して、エネルギー補給のために一旦フィールドを後にすることに。
*
さて、水分も栄養も充分採って臨戦態勢は整いました。
もう一度さっきの木に静かに近づいていきます。
どういうわけかいつも以上に、胸がドキドキしてきました。胸騒ぎ?
心配をよそに、さっきの子はまだ同じ葉の上にいました。
反対側から撮影
相変わらずスリスリしてますが、腰が据わっているようなので、別の個体を探すことにして、少し林の奥に進みました。
下草や梢も注意しながらハンノキ林に沿って10メートルほど歩いたところで、用水路を反対側にぴょんと飛び越えたときでした。
着地した瞬間、目の前にはえていたカヤの葉の上にとまっていたミドリシジミと目が合いました。
しまったと思ったけど後の祭り、彼はミドリ色の光のピーズをキラキラと林陰に振りまきながら舞い上がりました。
すごく後悔しながらも、飛んだ先の梢を見上げてみると・・
また目が合ってしまいました
3メートル以上の高みから見下ろされていました。(これがほんとの上から目線?)
*
それからもときどき梢を飛び交う数頭のオスが観察できましたので、我慢強く粘っていると、
とまった葉から移動して別の葉にとまった子がご開帳。
ミドリシジミ♀
O型の女の子でしたが、まずは開帳の姿を撮影できて少しほっとしました。
すると、それから複数のオスが目の前のハンノキやクワに入れ替わるように舞い降りてきました。
その内の一頭がついに。
ミドリシジミ♂
露出調整する余裕がなくてシャッターゆるゆる、おまけに近寄りながらあわててレリーズの結果です。
一気にテンションが上がるのはいいのですが、カラダが冷静に動かないようでは修行が足りないと言う他なし。
連写で全開の瞬間も撮れてますがブレまくりでボツ。
しかし。 少し薄日が差してきて、気温が上がってきたせいか、あちこちでお祭りがはじまりました。
ミドリシジミ♂
梢の上だし、回り込めない足場なので、くやしいハーフショットです。
ミドリシジミ♂
せっかくのおっぴろげ大開帳なのに・・
自動伸縮できる1メートルのハイヒールか、タケコプターが欲しいなと、こういうシーンに出くわすたびに思います。
それでも、西風の妖精は最後にサービスしてくれました。
ミドリシジミ♂(トリミング)
これくらい撮れれば充分満足です。
陽もだんだんと傾いてきて、さっきまでいたオスたちも一頭また一頭と舞い上がり、梢の上に消えていきました。
すると間もなく、最初から動かなかった子も急に飛び立ったのです。
まるで”今日はこれで閉店ね”とでもいうように。。
それではそろそろ帰りましょう。
このところオマケが本題になってしまっていた反省もあり、オマケはナシです。
それにしても今日は梅雨の合間の貴重なお天気でした。(晴れ間とはいえませんでしたが)
一昨日までは雨の予報だったので、観察に出かけられただけでもよかったとも思います。
でも台風も近づいているし、西風の妖精たちを撮ることは、今年はもうできないかもしれません。
明日晴れたらまた来ようかな・・
今日の湯加減
昨夜行った、幻燈写真「光素 ~エーテル~」はとてもステキなイベントでした。
イベントというよりも写真と音楽のライブアクトというべきかもしれません。
内容はお見せ、お聞かせできませんが、すべてアナログ。 また見にいきたい。
写真家 首藤幹夫さん
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
正面からの姿が何とも愛らしいですね(^_^)
by sasasa (2012-06-18 01:00)
ラムネちゃんたち
大サービスしてくれてよかったですね(^^)
by masao。 (2012-06-18 03:58)
美しい蝶ですね。初めて見ました。
by Silvermac (2012-06-18 05:50)
おはようございます^^
どうしてオスとメスはこうも美人度が違うのかしら~
こんなイケメンと遭遇したいものです。
by mimimomo (2012-06-18 07:42)
ミドリシジミの煌びやかな姿を見れば嵌まりそうですね
辛抱強く待っていられない性格だからこの様な綺麗写真は永久に
撮れないかも・・・
by g_g (2012-06-18 07:46)
お早うございます。
ムラサキシジミの美しさに感動してしまうんですが
ミドリシジミはその上をいく美しさですネ〜
一度くらい出会ってみたいものです。
by yakko (2012-06-18 08:27)
美しい姿ですね
羽根を広げた時の鮮やかさ、、、惹きつけられますね
by engrid (2012-06-18 15:05)
綺麗な蝶ですね!
蝶を探しに明日山に行こうかと思ったら明日は雨のようです(>_<)
by 斗夢 (2012-06-18 16:09)
>さささん
アングルによって色々な表情をみせてくれるのもこのチョウの魅力ですね。
これはちょっとめずらしい角度(目線)かなと^^
>masao。さん
頭数も多かったのであきることなく楽しめました。
ライトなラムネちゃんもなかなかいいですね^^
>Silvermacさん
美しすぎるせいか数は減る一方というのがせつないところです・・
>mimimomoさん
鳥や昆虫はえてしてオスのほうが”美人”ですね^^;
でも顔はどちらもかわゆいですよ^^
>g_gさん
はい。どっぷり嵌まってます^^;
きっと永久に抜けられません~^^
>yakkoさん
ムラサキシジミもとてもキレイで大好きですが、ゼフィルスにはかないませんね。。
そちらにもいると思いますので出会うことができると思います^^
昔は田んぼの近くを探せばかんたんに見つけられたのでしょうけどね・・
>engridさん
オスが翅を開いた瞬間は、何度見ても息を飲んでしまいます。
ほんとに魅せられてしまいますね^^
>斗夢さん
山に行かれるんですか、いいですね♪ でも・・
台風接近のせいもあって明日からは日本各地荒れ模様になりそうですね。
今週末、台風一過を期待しましょう^^
by ぜふ (2012-06-18 18:17)
ぜふさんの興奮具合が伝わってくるような
記事ですね 楽しそう。
by lucky13 (2012-06-18 23:20)
きゃ~♪ 私も目が合いましたよ!(^^ゞ
こんな角度の写真見たことないです!
ミドリシジミちゃん美しいですね~♪(^v^)
by mipoko (2012-06-19 00:20)
>lucky13さん
カメラ、いやレンズはこのために持ってるようなものですからね^^;
声も出せないしカラダも動かせないですが、内心は大興奮なんですよ。
でも冷静にシャッター切れないと・・
>mipokoさん
葉っぱの端にとまって顔出してる姿はめずらしいと思います。
”何だよおまえは”ってにらまれているような気がしましたけど・・^^;
でも美しすぎてメロメロです~^^
by ぜふ (2012-06-19 06:31)
なんと鮮やかなブルーでしょう^^
by aidesu (2012-06-19 15:15)
チラッと見えるブルーが綺麗ですね。
目が合ってる正面の顔が可愛い。
by 響 (2012-06-19 17:42)
>aidesuさん
これはもう、創造主が創った色としか言いようがないですね・・
ほぼ撮って出しの画像でこれです。(誰にでもキレイに撮れるという意味です)
もっとちゃんと追い込まないとですが、鮮度優先ということで・・^^;
>響さん
やぱり、チラリズムはいいですね~^^
正面顔はほぼ真上を見上げています。つまり思いっきり見下されてました。。^^;
もちろん、かわいいからゆるします^^
by ぜふ (2012-06-19 21:58)
上から目線。
向こうからも観察されてるのかもしれませんね(笑)
それにしても、とても綺麗な青色ですね。実に見事です。
by うえいぱうわ (2012-06-20 00:59)
>うえいぱうわさん
しばらくこの体勢のままでしたね。じいいっと観察されてたと。^^
やっぱり”青色”と言ってしまいますよね。
”ミドリシジミ”なんですけど^^;
by ぜふ (2012-06-20 06:22)
コメントありがとうございました。
蛾とチョウ・・・・・よく分らない素人ですので・・・・
また教えて下さいね。^^
by hatumi30331 (2012-06-21 16:05)
>hatsumiさん
わざわざ書き込みに来てくださいましてありがとう^^
基本、人よりも虫の味方かもしれませんが、よろしくお願いします^^
by ぜふ (2012-06-21 22:50)
ミドリシジミを存分に、撮ることができましたね。
まだ羽化して間もないのでしょうかね?
by ryuyokaonhachioj (2012-06-22 07:02)
>ryuyoさん
5時間もいましたからね・・^^;
もうお昼すぎていたので羽化間もないとはいえないかもしれませんが、
デビュー日だった子は多かったと思います。
by ぜふ (2012-06-23 07:38)
ドキドキする感じ、良く分かります。
こんなに美しい蝶に出会えたら、息も出来ない気分になりますね。
僕も、いつか巡り合ってみたいものです。
ところで、もしかしたら、ゼフさんのハンドルネームって、この西風の精からだったのですか?
by albireo (2012-06-23 17:29)
>albireoさん
ミドリシジミだけは見つけるといまだに「いた!」と声がでてしまいます。
見つけるのは簡単ではないかもですが、ぜひご覧になってください。はまるかも?^^
HNはお察しの通りそのまんまです^^;
by ぜふ (2012-06-24 21:47)
お写真を介して私も目が合っちゃいました(o^∀^o)
こんなに美しいミドリシジミちゃんと出会ったら手が震えて写真もぶれぶれ
になっちゃいそう・・・私なら(笑)
それか飛び立つその姿を見ながらΣ(「○」ω -)パシャ!!するの忘れそうです。
by ちゃと。 (2012-06-25 22:13)
>ちゃと。さん
はじめて会ったときはそんな感じでしたね。(何かと似てる?^^)
飛び立たれると、ほんとぼおっと見とれてしまいます。
(男の子の場合に限る?^^;)
by ぜふ (2012-06-25 23:03)
尻尾が可愛いですね ^^
ゼフィルス、名前もいいなぁ、ボティッチェリの絵を思い出します。
ご開帳、ほんと、1mくらいのハイヒールが欲しいときありますよね ^^;
でも、綺麗なブルー、ちゃんと撮られていますよね。 ^^v
by moz (2012-06-27 06:51)
ブログ巡りをサボっていたらミドリシジミのバナーになってて驚き。
なるほどこんな風に出会うのですねー。
私は出会ったはずなんですが、表翅は見せてもらえませんでした。
by 春分 (2012-08-18 19:51)