"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
空白を埋めろ Chal.17 [オサムシ]
Chal.17は16とあわせて投稿するつもりだったのですが、書く時間がなくて別記事にします。
(ネタ切れというワケではない)
Chal.16と同じ北総だったということもありますが。
本命ではありませんがその成果がこの子。
なかなか見られなくなってきたゴミムシです。
今回はアビコ、シロイ編です。
9月3日の早朝、まずはアビコへ向かいました。
先日ボーナスゴミを採集したエリアを経由してさらに北上。
第2HFを横目に見ながらインザイを縦断して利根川まで出るとアビコの東端です。
川沿いの水郷ラインをしばらく西に進み、一度様子を見に訪れたことのある森にたどり着きました。
森の中には散策路があるのですがとても暗く、そもそも散策路にトラップを仕掛けるわけにはいかない。
ジョロウグモたちの網をかいくぐりながら林の中に入り、伐採木の近くの平らな場所を選んで設置。
ただ、そもそもこの森はあまり期待値は高くなかったので、2か所に5個ずつだけにしました。
次に向かったのは森から5分ほどの、Mapで目星を付けておいた本命の小さな谷津田。
初訪なので現場合わせで奥へと進み、最奥部まで到達。
前記事のヤチヨの谷津田と似ていて、ハザードなく接続している林がありました。
林の中に入ってみると小さくて緩い斜面林で、林の上は住宅地のようでした。
第一ムラビトのホソミイトがいたのですが、エサ探しに忙しいようでどうしてもとまってくれません。
トンボ撮影はあきらめ、さっさとトラップを設置して林を出ました。
もう一か所くらい仕掛けたいと、田んぼに沿って谷津田をトレースしていくもなかなか見つからない。
やっと細い畦道を見つけ、その先に林がありそうだったのでベニシジミ号を停めて降りると。
畦道の奥から朝の散歩中のご夫婦が歩いてきて、近くまで来ると奥さんの方がバイクを見ながら。
「あら、これからどこ行くの?」
「いや、ここに来たんです」
「あらそう」
何しに来たのか聞かれなくてほっとしつつ、夫婦が来た畦道の奥へと歩いて行きました。
ところが適当な林は見つけられず、結局かなり急な小さな斜面林の中に少し設置して撤収しました。
次のエリアのシロイのポイントをナビにセットして発進。
南へ向けて少し走り、手賀沼を越えたところで左折すべきところを行き過ぎた。
Uターンはせず、狭い脇道(細い未舗装路)に入ってしばらく進むとこんなところがありました。
あまり時間に余裕がなかったので迷いましたが、これも何かの誘いだと思って急きょ寄り道。
丘の上は開けていて、お花見広場のようでした。
ベニシジミ号を停めたところまで戻り、麓の林の中に少しだけトラップを仕掛けて早々に退散。
あとで確認したらこの場所はカシワでした。
シロイのポイントはオサホリ(ゴミホリ)で既訪の場所。
近辺を走り回って他のポイントを探したのですが、進入可能な適当な森や林が見つからなかったのです。
ここは何年か前にゴミホリに来て、ミイデラマンションを掘り出し、プープー祭りを投稿しました。
つまり小さな田んぼの外側に崖地があり、林が接続しているのですが、林縁が急で藪が深い。
しかたなく、林縁のきわに設置しようとしたら、地面が固くて苦戦。
それでもなんとかカップを10個埋めました。
これでこの日の仕込みは終了だけれど、もう一度周辺をポイント探し・・・しかしやはり見つからず。
帰り道、またボーナスゴミのポイント近くを通りましたが、寄り道はぐっとこらえて帰りました。
翌日は一日仕事。翌々日の5日の朝、回収に向かいました。
今度は逆順で、先にシロイのポイントへ。
トラップ設置した場所へ近づくと、目に飛び込んできた光景は。
手前に仕掛けたカップはすべて抜かれていました。
下手人は不明。
奥の半分にはセアカヒラタと大量のプープー虫が入っていましたが、本命はゼロですべてリリース。
でも(本命への淡い期待を込めて)抜かれなかった半分はセットし直すことに。
抜かれた場所は避けて他の場所にしたいけれど、周辺に代替ポイントはない。
なので、となりの林に囲まれた畑の様子を見に行きました。
畑の外縁に沿って歩いていると、眼の高さの葉っぱの上に。
よく似たヒメクダマキよりも一回り以上大きな種ですが、なかなか見られないやつです。
結局、適当な場所は見つからず移動開始。
次はアビコですが、その途中のカシワの追加ポイントの回収もしましたが、収獲はセンチコガネだけ。
アビコの谷津田に移動し、林の中のカップを回収。
こちらもセンチコガネが多く入っていました。しかも色とりどり。
それと一つだけ、めぼしかったのが扉の写真のゴミムシでした。
漢字にすると、”大丸長”ゴミムシ。大きくて丸くて長い・・安直すぎる和名で気の毒な気がします。
以前は”アカガネオオゴミムシ”と呼ばれていたのですが、旧名の方がよかったなという昆虫アルアル。
オオマルナガの追加が欲しいなと思い、ここもトラップをセットし直しました。
谷津田の2つ目のポイントに移動しましたが、意外にも急斜面のカップも半分抜かれていました。
収獲もなかったのでここは抜かれたのも含めてカップをすべて回収。
最後にアビコの森ポイントに移動。
こちらも本命は採れず、センチも採れずでしたが、オオマルナガが一つ採れた。
なのでこちらもセットし直して終了。また北総に出直すことにしたのでした。
翌日はまた一日仕事だったのでその次の7日の朝、回収に向かいました。
まずカシワの森はセンチが2~3頭入っていただけ。
次のアビコの森も同じ成果で、もっとも期待がもてる谷津田へ。
残念ながらゴミムシの追加はなく、センチは多数で、一つだけちょっと青いのが入っていました。
アオオサを狙うなら場所を変えた方がよさそうでした。
最後にシロイへ。
谷津田の入口に着くと、あぜ道を散歩している方々を発見。
キジの若鳥の群れのようでした。
彼らの後を追うように奥へ進むとトラップを仕掛けた場所に着きます。
今度は抜かれていませんでしたが、成果はミイデラとセアカヒラタだけ。
ということで、延長もしたのにチャレンジ失敗となりました。
ポイントを変えてリトライしたいところですが行けるかな・・・
今日は虫屋のお祭り「インセクトフェア」の開催日でした。
行けるかどうか微妙でしたががんばって参戦するも、入場待ち行列がすごくて30分かかりました。
会場内も大変な混雑で、すべてのブースを見ることはできませんでした。(午前中で離脱)
お目当てのアオアサの標本を売っている方も今回出店されなかったのか見つけられず。
ガックリでしたが、たまたま隅っこで密かにエゾオサの標本を見つけてしまい、しばしにらめっこ。
リベンジのモチベーションを上げるためだと自分を納得させて、アイヌキン(コルキン)を購入。
あとは採集用品や標本用具などを購入したのですが、こんなものを売っている人を発見。
本人が撮影した写真をパネルにしたものだそうで、またしてもしばしにらめっこ。
ちょっとオマケしてくれたので買ってしまいました。
それよりも、帰宅してから気が付いたのですが、買ったはずの標本箱(2個)がない。
記憶を巻き戻してみると、どうも購入したブースのテーブルの上に袋ごと置き忘れた可能性大。
思わず力が抜けてしまいましたが、それは体調不良にも原因があるかもしれません。
今日の湯加減
(ネタ切れというワケではない)
Chal.16と同じ北総だったということもありますが。
本命ではありませんがその成果がこの子。
なかなか見られなくなってきたゴミムシです。
今回はアビコ、シロイ編です。
9月3日の早朝、まずはアビコへ向かいました。
先日ボーナスゴミを採集したエリアを経由してさらに北上。
第2HFを横目に見ながらインザイを縦断して利根川まで出るとアビコの東端です。
川沿いの水郷ラインをしばらく西に進み、一度様子を見に訪れたことのある森にたどり着きました。
森の中には散策路があるのですがとても暗く、そもそも散策路にトラップを仕掛けるわけにはいかない。
ジョロウグモたちの網をかいくぐりながら林の中に入り、伐採木の近くの平らな場所を選んで設置。
ただ、そもそもこの森はあまり期待値は高くなかったので、2か所に5個ずつだけにしました。
次に向かったのは森から5分ほどの、Mapで目星を付けておいた本命の小さな谷津田。
初訪なので現場合わせで奥へと進み、最奥部まで到達。
前記事のヤチヨの谷津田と似ていて、ハザードなく接続している林がありました。
林の中に入ってみると小さくて緩い斜面林で、林の上は住宅地のようでした。
第一ムラビトのホソミイトがいたのですが、エサ探しに忙しいようでどうしてもとまってくれません。
トンボ撮影はあきらめ、さっさとトラップを設置して林を出ました。
もう一か所くらい仕掛けたいと、田んぼに沿って谷津田をトレースしていくもなかなか見つからない。
やっと細い畦道を見つけ、その先に林がありそうだったのでベニシジミ号を停めて降りると。
畦道の奥から朝の散歩中のご夫婦が歩いてきて、近くまで来ると奥さんの方がバイクを見ながら。
「あら、これからどこ行くの?」
「いや、ここに来たんです」
「あらそう」
何しに来たのか聞かれなくてほっとしつつ、夫婦が来た畦道の奥へと歩いて行きました。
ところが適当な林は見つけられず、結局かなり急な小さな斜面林の中に少し設置して撤収しました。
次のエリアのシロイのポイントをナビにセットして発進。
南へ向けて少し走り、手賀沼を越えたところで左折すべきところを行き過ぎた。
Uターンはせず、狭い脇道(細い未舗装路)に入ってしばらく進むとこんなところがありました。
あまり時間に余裕がなかったので迷いましたが、これも何かの誘いだと思って急きょ寄り道。
丘の上は開けていて、お花見広場のようでした。
ベニシジミ号を停めたところまで戻り、麓の林の中に少しだけトラップを仕掛けて早々に退散。
あとで確認したらこの場所はカシワでした。
シロイのポイントはオサホリ(ゴミホリ)で既訪の場所。
近辺を走り回って他のポイントを探したのですが、進入可能な適当な森や林が見つからなかったのです。
ここは何年か前にゴミホリに来て、ミイデラマンションを掘り出し、プープー祭りを投稿しました。
つまり小さな田んぼの外側に崖地があり、林が接続しているのですが、林縁が急で藪が深い。
しかたなく、林縁のきわに設置しようとしたら、地面が固くて苦戦。
それでもなんとかカップを10個埋めました。
これでこの日の仕込みは終了だけれど、もう一度周辺をポイント探し・・・しかしやはり見つからず。
帰り道、またボーナスゴミのポイント近くを通りましたが、寄り道はぐっとこらえて帰りました。
翌日は一日仕事。翌々日の5日の朝、回収に向かいました。
今度は逆順で、先にシロイのポイントへ。
トラップ設置した場所へ近づくと、目に飛び込んできた光景は。
手前に仕掛けたカップはすべて抜かれていました。
下手人は不明。
奥の半分にはセアカヒラタと大量のプープー虫が入っていましたが、本命はゼロですべてリリース。
でも(本命への淡い期待を込めて)抜かれなかった半分はセットし直すことに。
抜かれた場所は避けて他の場所にしたいけれど、周辺に代替ポイントはない。
なので、となりの林に囲まれた畑の様子を見に行きました。
畑の外縁に沿って歩いていると、眼の高さの葉っぱの上に。
サトクダマキモドキ (ツユムシ科)
よく似たヒメクダマキよりも一回り以上大きな種ですが、なかなか見られないやつです。
結局、適当な場所は見つからず移動開始。
次はアビコですが、その途中のカシワの追加ポイントの回収もしましたが、収獲はセンチコガネだけ。
アビコの谷津田に移動し、林の中のカップを回収。
こちらもセンチコガネが多く入っていました。しかも色とりどり。
それと一つだけ、めぼしかったのが扉の写真のゴミムシでした。
オオマルナガゴミムシ (オサムシ科)
漢字にすると、”大丸長”ゴミムシ。大きくて丸くて長い・・安直すぎる和名で気の毒な気がします。
以前は”アカガネオオゴミムシ”と呼ばれていたのですが、旧名の方がよかったなという昆虫アルアル。
オオマルナガの追加が欲しいなと思い、ここもトラップをセットし直しました。
谷津田の2つ目のポイントに移動しましたが、意外にも急斜面のカップも半分抜かれていました。
収獲もなかったのでここは抜かれたのも含めてカップをすべて回収。
最後にアビコの森ポイントに移動。
こちらも本命は採れず、センチも採れずでしたが、オオマルナガが一つ採れた。
なのでこちらもセットし直して終了。また北総に出直すことにしたのでした。
翌日はまた一日仕事だったのでその次の7日の朝、回収に向かいました。
まずカシワの森はセンチが2~3頭入っていただけ。
次のアビコの森も同じ成果で、もっとも期待がもてる谷津田へ。
残念ながらゴミムシの追加はなく、センチは多数で、一つだけちょっと青いのが入っていました。
センチコガネ (センチコガネ科)
アオオサを狙うなら場所を変えた方がよさそうでした。
最後にシロイへ。
谷津田の入口に着くと、あぜ道を散歩している方々を発見。
キジの若鳥の群れのようでした。
彼らの後を追うように奥へ進むとトラップを仕掛けた場所に着きます。
今度は抜かれていませんでしたが、成果はミイデラとセアカヒラタだけ。
ということで、延長もしたのにチャレンジ失敗となりました。
ポイントを変えてリトライしたいところですが行けるかな・・・
オマケ
今日は虫屋のお祭り「インセクトフェア」の開催日でした。
行けるかどうか微妙でしたががんばって参戦するも、入場待ち行列がすごくて30分かかりました。
会場内も大変な混雑で、すべてのブースを見ることはできませんでした。(午前中で離脱)
お目当てのアオアサの標本を売っている方も今回出店されなかったのか見つけられず。
ガックリでしたが、たまたま隅っこで密かにエゾオサの標本を見つけてしまい、しばしにらめっこ。
リベンジのモチベーションを上げるためだと自分を納得させて、アイヌキン(コルキン)を購入。
あとは採集用品や標本用具などを購入したのですが、こんなものを売っている人を発見。
本人が撮影した写真をパネルにしたものだそうで、またしてもしばしにらめっこ。
ちょっとオマケしてくれたので買ってしまいました。
それよりも、帰宅してから気が付いたのですが、買ったはずの標本箱(2個)がない。
記憶を巻き戻してみると、どうも購入したブースのテーブルの上に袋ごと置き忘れた可能性大。
思わず力が抜けてしまいましたが、それは体調不良にも原因があるかもしれません。
今日の湯加減
体調不良というのは、実は先月、一年ぶりに尿路結石(腎結石)が再発してしまいました。
一旦は薬で収まったように思っていたのですが先週末に再々発。
これはダメだと受診したところ、やはり石が降りてきていました。
今は違う薬を試しつつ、痛みは鎮痛薬(座薬)で抑えているのですが・・・
座薬ミサイルを発射しても痛みがなくなるわけじゃなし、今日みたいにどこかぼぉっとしてる始末。
来週もう一度受診するので、そこで施術も含めた善後策を医師と相談するつもりです。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
結石はつらいです><
鎮痛薬を使用してても、ぼーっとしちゃいますよね。
母を見てるので分かるっ
by リュカ (2023-09-24 15:37)
こんにちは^^
買ったものを置き忘れて、残念ですね。
私もバスの棚に乗せて忘れた事があります^^
尿路結石、痛いそうですね。
どうぞお大事になさってください。
by いろは (2023-09-24 16:34)
>リュカさん
ぼぉっとするのは治療薬の副作用も重なっている気がします><
とにかく元を絶たないとなのですが・・
>いろはさん
買ったその場に忘れるなんてはじめてでした^^;
トシのせいもあるかもしれません><
by kon(昆) (2023-09-24 18:23)
お見舞い申し上げます。
小生もこの夏尿管のお世話になりました(全身麻酔の手術)。術後の傷より排尿の痛さのほうが恐怖でした。
クサギに黒いアケハが蒸れません。おかしな秋の訪れです。
by 高和です。 (2023-09-24 19:26)
谷津田の風景がいいですね。そろそろ稲が実り始めたという頃で
しょうか。センチコガネがたくさん捕れましたね。そしてパネルの
写真もとても美しい。飾っておきたくなります^^;。
私も昔、腰痛(椎間板ヘルニア)を患っていて、その頃は、
よく座薬のお世話になりました。
by sakamono (2023-09-25 14:59)
変換誤りのまま送信してしまいました。
「クサギに黒いアゲハが群れません」です。失礼の段お許しください。
by 高和です。 (2023-09-27 03:19)
>高和です。さん
そうだったんですね。手術とは大変でしたね。(他人事ではないけれど)
暑さが戻ることを虫たちは知っているのかもしれません。
実際真夏日が続きますし・・
>sakamonoさん
稲の生長も早いのでしょう、ボウソウは稲刈りしたところも多いですね。
自分でパネルを作ればいいのに、つい手が出てしまいました・・
ヘルニアではないですが腰痛とももう〇十年の付き合いです^^;
by kon(昆) (2023-09-27 21:03)