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春の一人園遊会 ~ 花編 ~ [花]
やっとコルセットがとれた日の翌日、じっとしていられず、チバ市の郊外へでかけてきました。
電車とバスを乗り継いで・・バスの窓外に見えるのはベニシジミ号で走り慣れた国道の景色。
この日は天気も気温も申し分なく、この花も見ごろということで、車中には同じ目的地と思しき人も。

泉自然公園という面積約43haの市営の施設で市民でなくても入園無料です。
何年か足が遠のいていましたが、この時期はよくカタクリなどを愛でにベニシジミ号で訪れました。
花編ですが、虫ブロなので。

カタクリはピークを過ぎてましたがまだ見頃だし、イチリンソウやニリンソウが咲きだすタイミング。
おまけに今年は桜も開花しているという、とってもハイバリューな日だったと思います。
それを承知の市民は多いのでしょう、すでに自生地の周辺は縁日の境内のように混み合っていました。
これが土日だったら原宿の竹下通り化していたかもしれません。(個人的な誇張です)

バスで行くこともあり、ちょっと気合を入れて、久しぶりに一眼レフも持ってきました。
そんなに沢山撮った気はしなかったのに、PCに転送してみたら相当な枚数でした。
ほぼ羅列してしまいますが、まずは一輪だけ見つけたカタクリの白花の三様。



カタクリの花びらがこのように反り返っている姿はすでに一般にイメージ化されていると思います。
また、反り返るのは、なんとなく夜の間や早朝に徐々にと想像するのではないかと。
ところが、この時はじめて目の当たりにしたのですが、そうではなさそうです。
モデルさんになってもらっていた目の前の花に陽射しが当たると、花弁がみるみる曲がりはじめたのです。
それはまるで、網の上に乗せたスルメが焼けて、ぐいいいと反っていく感じ。
(動画を撮れてなくてザンネン)

同じエリアに咲いていたニリンソウやナツトウダイと同時に観察することもできました。
これは、はこべらとのツーショット。

場所を移動してこちらも。

イチリンソウの咲く場所は一か所だけですが、そこはチョウチョが時折行き交う好ポイントで。
役者さんたちが立ち止まってくれるのを1時間くらいにわたって待ち伏せしました。
(写真は次号で)

野草園にも行ってみましたが、ほとんど何も咲いてなくて素通り。
そこから桜のある草原へ向かって歩いていると、林の中の斜面にほんの少しだけこの花が。

草原は花見客やピクニック家族で混み合っていたので、少し距離を置いて遠目に見ながらお昼に。
園内に来ていたキッチンカーで揚げたての鶏のから揚げを買った瞬間に気が付きました。
運転しないんだからビールを持って来ればよかった・・(酒類の販売はなし)
腹ごなしに北側の湿地や池に沿って園内を半周し、また菖蒲田まで戻ってきました。
こちらはムラサキケマンによく似た花。

この日はコンチューターではなく、ハナチューターのスイッチが入っていたのでしょうか、
虫がいないかと、日向の斜面に目を凝らしながら歩いていると、頭上から目線を感じました。
それは斜面の上に立つ木の洞からこちらを見下ろしている花でした。

こういうところに咲くと茎が伸びるんですね。
これも見逃してしまいそうな花でした。

オオアマナはもっと茎が太く長く、花弁も大きくて目立つのですがアマナは別人ですね。
これは標識がないときっと見逃してしまうというか、知らないと花だと気が付かないかもしれません。


帰りのバスの時刻を確認して出発時間までもう一度カタクリの自生地を見て歩きました。
もちろんコンチューターのスイッチもオンにしていたので、いくつか見つけられましたがそれは次回。
せっかく一眼レフを持ってきたのでたまにはこんな写真も載せておきます。

これは花ではありませんが、桂の若芽がやや傾いた西陽の逆光を浴びてかぎろっていました。

桜の花にカメラを向けることはないまま、春の一人園遊会は終了としました。
虫っ気が少ないので、越冬したうちの子を紹介します。
去年の9月にお連れした大黒様。

ペアでセットしていたのですが、マットを暴いてみるも、残念ながら糞玉はありませんでした。
でもまだ他のセットもあるので、もし結果が出たらまた紹介します。
今日の湯加減



電車とバスを乗り継いで・・バスの窓外に見えるのはベニシジミ号で走り慣れた国道の景色。
この日は天気も気温も申し分なく、この花も見ごろということで、車中には同じ目的地と思しき人も。

カタクリ
泉自然公園という面積約43haの市営の施設で市民でなくても入園無料です。
何年か足が遠のいていましたが、この時期はよくカタクリなどを愛でにベニシジミ号で訪れました。
花編ですが、虫ブロなので。

カタクリを撮影に来た方はまず撮らない構図
カタクリはピークを過ぎてましたがまだ見頃だし、イチリンソウやニリンソウが咲きだすタイミング。
おまけに今年は桜も開花しているという、とってもハイバリューな日だったと思います。
それを承知の市民は多いのでしょう、すでに自生地の周辺は縁日の境内のように混み合っていました。
これが土日だったら原宿の竹下通り化していたかもしれません。(個人的な誇張です)

バスで行くこともあり、ちょっと気合を入れて、久しぶりに一眼レフも持ってきました。
そんなに沢山撮った気はしなかったのに、PCに転送してみたら相当な枚数でした。
ほぼ羅列してしまいますが、まずは一輪だけ見つけたカタクリの白花の三様。



カタクリの花びらがこのように反り返っている姿はすでに一般にイメージ化されていると思います。
また、反り返るのは、なんとなく夜の間や早朝に徐々にと想像するのではないかと。
ところが、この時はじめて目の当たりにしたのですが、そうではなさそうです。
モデルさんになってもらっていた目の前の花に陽射しが当たると、花弁がみるみる曲がりはじめたのです。
それはまるで、網の上に乗せたスルメが焼けて、ぐいいいと反っていく感じ。
(動画を撮れてなくてザンネン)

同じエリアに咲いていたニリンソウやナツトウダイと同時に観察することもできました。
これは、はこべらとのツーショット。

ニリンソウ
場所を移動してこちらも。

イチリンソウ
イチリンソウの咲く場所は一か所だけですが、そこはチョウチョが時折行き交う好ポイントで。
役者さんたちが立ち止まってくれるのを1時間くらいにわたって待ち伏せしました。
(写真は次号で)

野草園にも行ってみましたが、ほとんど何も咲いてなくて素通り。
そこから桜のある草原へ向かって歩いていると、林の中の斜面にほんの少しだけこの花が。

ムラサキケマン
草原は花見客やピクニック家族で混み合っていたので、少し距離を置いて遠目に見ながらお昼に。
園内に来ていたキッチンカーで揚げたての鶏のから揚げを買った瞬間に気が付きました。
運転しないんだからビールを持って来ればよかった・・(酒類の販売はなし)
腹ごなしに北側の湿地や池に沿って園内を半周し、また菖蒲田まで戻ってきました。
こちらはムラサキケマンによく似た花。

ジロボウエンゴサク
この日はコンチューターではなく、ハナチューターのスイッチが入っていたのでしょうか、
虫がいないかと、日向の斜面に目を凝らしながら歩いていると、頭上から目線を感じました。
それは斜面の上に立つ木の洞からこちらを見下ろしている花でした。

タチツボスミレ
こういうところに咲くと茎が伸びるんですね。
これも見逃してしまいそうな花でした。

アマナ
オオアマナはもっと茎が太く長く、花弁も大きくて目立つのですがアマナは別人ですね。
これは標識がないときっと見逃してしまうというか、知らないと花だと気が付かないかもしれません。

シュンラン

帰りのバスの時刻を確認して出発時間までもう一度カタクリの自生地を見て歩きました。
もちろんコンチューターのスイッチもオンにしていたので、いくつか見つけられましたがそれは次回。
せっかく一眼レフを持ってきたのでたまにはこんな写真も載せておきます。

ユキヤナギ
これは花ではありませんが、桂の若芽がやや傾いた西陽の逆光を浴びてかぎろっていました。

桜の花にカメラを向けることはないまま、春の一人園遊会は終了としました。
オマケ
虫っ気が少ないので、越冬したうちの子を紹介します。
去年の9月にお連れした大黒様。

ダイコクコガネ (コガネムシ科)
ペアでセットしていたのですが、マットを暴いてみるも、残念ながら糞玉はありませんでした。
でもまだ他のセットもあるので、もし結果が出たらまた紹介します。
今日の湯加減
この日のチバは絶好の行楽日和というかお花見日和でした。
けれどこの翌日以降、関東地方は花冷えという形容もしづらいほどの寒い日が続いています。
そういう意味ではとても幸運だったなと。
それと、昨日のことですが、新宿のオリンパスギャラリー東京で海野和男さんの写真展に。
「蝶・多様性の世界」と題打った、飛翔写真を中心とした蝶たち。
昨日が初日で4月3日まで。



"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
>陽射しが当たると、花弁がみるみる曲がりはじめた
目撃ということは、結構短時間の出来事だったのですね。
by アヨアン・イゴカー (2019-03-31 10:12)
コルセットが取れたということは
もう普段の生活に戻れますね。
切り株の洞からのぞくスミレの構図素敵。
by 響 (2019-04-01 05:54)
カタクリの花が、だんだん反り返る様子なんて、見てみたい
ですねぇ。私は元々ずっと、この形で咲いているのだと
思っていました^^;。ダイコクコガネの後ろのコが、2本足で
立ち上がってる様子が、なんかカワイイ。
by sakamono (2019-04-04 22:15)
>アヨアン・イゴカーさん
近くの葉っぱか何かにひっかかっていたのが開放されたのかと思いましたがそうではなく、数秒のうちに曲がっていきました。
>響さん
このスミレはハッとするほど風情がありました。
それを伝える写真のウデがイマイチですが・・^^;
>sakamonoさん
反っていくのは知っていましたがそれを目の当たりにして驚きました。
二本足で立っているのはメスです。
ファーブルも書いていますが、糞虫たちは機械仕掛けのような動き方をしてカワイイです♪
by ぜふ (2019-04-04 23:36)
>エナガちゃんにアトリちゃん♪
部屋から観察できるなんて・・どりーむだ^^
そぉなのですよ、ぜふさん!
窓から外を眺めているだけで1日過ごせます♪
先日下り坂のブラックアイスバーンに車が制御を失いました(><)
ほんと気を付けまする~~
ぜふさんもコルセット取れてすこし心も身体も軽くなられたかな^^
でも油断なくお過ごしくださいませ^^v
by よしころん (2019-04-05 11:08)
へー、白いカタクリ 珍しいでやすね。
可憐な感じでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2019-04-05 21:15)
>よしころんさん
それで虫たちも観察できたとしたら・・こわい^^
山はまだまだ凍結の可能性がありますね、ご用心を~
>ぼんぼちぼちぼちさん
たったの一輪だけだったので撮影は順番待ちでした^^;
まさに可憐でした。
by ぜふ (2019-04-05 23:14)
白はなのカタクリの品のいい姿
最初から,あの優美な姿ではないのですね、
コルセットから解放で,身軽に一人園遊会、
いっしょにたのしまさせていただきましたよ
by engrid (2019-04-06 01:14)
>engridさん
ほんと、自由の身になったという感じもします^^
次の後編とあわせて長い記事になりますが、引き続きお楽しみいただければ・・
by ぜふ (2019-04-06 14:16)