"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
なんてんくさる [自然]
12月4日のホームフィールドの記録です。
自然観察会はいつも10時半開始。
さすがに朝晩の冷え込みが冬らしくなってくると、参加者はまさに自然に減ります。
またもや前日(の午前中)は雨だったせいか、この日も朝はかなり寒くて、布団の中が楽園のようでした。
風も強かったのですが、天気は良くて集合時間の頃には寒いという言葉が頭の中に浮かばないくらいの陽気に。
そんなわずか数名の常連参加者たちを、梢の上で日光浴しながら、見下ろしていた子がいます。
この木は南側が開けているので、日光浴するチョウたちのたまり場になっています。
ウラギンシジミのオスメスの見分けは簡単です。
この日の写真ではないですが、
このウラギンちゃんやムラサキシジミくんたちが昆虫側の常連というところでしょうか。
と思いきや、もう一匹いましたよ。
風で葉が大きくゆれるので、手で葉っぱを押さえながら撮っていたら、この子、指を伝って手に乗ってくれました。
(手の超アップなので写真は自粛)
さらに、地面の枯葉の上でも日光浴している子が。
どうしてもカメラの陰がかぶってしまう位置でした・・
次は田んぼに積もった枯葉の上で日光浴していた子。
まだがんばってました。しかも何頭も飛んでてびっくりでした。
あとは一応記録としてこの子たちの写真も。
さて、そろそろ本題に入ります。
これはご存知ですよね。このフィールドにもあちこちに生えています。
同じような小さい赤い実が丘の上の少し開けたところにありました。
背景の紅葉とあいまってなかなかいい眺めでした。
さあ、このナンテンの木を使った縁起物を指導員の方が持ってきてくれていました。
小さな九匹の猿が南天の木の上に乗っている置物(飾り物)です。
”難が転じ、苦が去る”という語呂で縁起を担いでいるそうです。
飛騨のさるぼぼにちょっと似てますね。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、猿の頭はフウセンカズラの実です。
実は特別参加賞?として、このレプリカ(猿が九匹ではなくて三匹のショートバージョン)をいただきました。
あ、ちなみに観察会のテーマは「木に名前を付けよう」でした。
解散後に居残り観察していたら、こんな子がいました。
アキアカネと同じく、田んぼの枯葉の上にいたのですが、撮ろうとしたら飛んでしまい、しばらく追いかけっこ。
かなり遠くまで飛び去られて一時は見失ってしまったのですが、昆虫センサーの感度をMAXにして探索。
抜き足差し足で探し回り、やっと林縁にいるのを見つけました。
もう少し近づいてみましょう。
もうわかりますよね。
枯葉の色がわかるんでしょうかね。みごとに見つかりにくいところに着地するものだと感心します。
この子も越冬するのだと思いますが、越冬する昆虫はやはりこういう迷彩色をしているのが多いですね。
冒頭のウラギンちゃんはもしかして雪の色に溶け込むためなのかな・・・
自然観察会はいつも10時半開始。
さすがに朝晩の冷え込みが冬らしくなってくると、参加者はまさに自然に減ります。
またもや前日(の午前中)は雨だったせいか、この日も朝はかなり寒くて、布団の中が楽園のようでした。
風も強かったのですが、天気は良くて集合時間の頃には寒いという言葉が頭の中に浮かばないくらいの陽気に。
そんなわずか数名の常連参加者たちを、梢の上で日光浴しながら、見下ろしていた子がいます。
ウラギンシジミ ♀
この木は南側が開けているので、日光浴するチョウたちのたまり場になっています。
ウラギンシジミのオスメスの見分けは簡単です。
この日の写真ではないですが、
ウラギンシジミ ♂
このウラギンちゃんやムラサキシジミくんたちが昆虫側の常連というところでしょうか。
と思いきや、もう一匹いましたよ。
ハラナガツチバチ
風で葉が大きくゆれるので、手で葉っぱを押さえながら撮っていたら、この子、指を伝って手に乗ってくれました。
(手の超アップなので写真は自粛)
さらに、地面の枯葉の上でも日光浴している子が。
ヤマトシジミ ♂
どうしてもカメラの陰がかぶってしまう位置でした・・
次は田んぼに積もった枯葉の上で日光浴していた子。
アキアカネ
まだがんばってました。しかも何頭も飛んでてびっくりでした。
あとは一応記録としてこの子たちの写真も。
コバネイナゴ のペア
さて、そろそろ本題に入ります。
これはご存知ですよね。このフィールドにもあちこちに生えています。
マンリョウ
同じような小さい赤い実が丘の上の少し開けたところにありました。
ナンテン
背景の紅葉とあいまってなかなかいい眺めでした。
さあ、このナンテンの木を使った縁起物を指導員の方が持ってきてくれていました。
南天九猿
小さな九匹の猿が南天の木の上に乗っている置物(飾り物)です。
”難が転じ、苦が去る”という語呂で縁起を担いでいるそうです。
飛騨のさるぼぼにちょっと似てますね。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、猿の頭はフウセンカズラの実です。
実は特別参加賞?として、このレプリカ(猿が九匹ではなくて三匹のショートバージョン)をいただきました。
ありがとうございました。
あ、ちなみに観察会のテーマは「木に名前を付けよう」でした。
紅葉もまだ見頃でした
オマケ
解散後に居残り観察していたら、こんな子がいました。
わかりますか?
アキアカネと同じく、田んぼの枯葉の上にいたのですが、撮ろうとしたら飛んでしまい、しばらく追いかけっこ。
かなり遠くまで飛び去られて一時は見失ってしまったのですが、昆虫センサーの感度をMAXにして探索。
抜き足差し足で探し回り、やっと林縁にいるのを見つけました。
もう少し近づいてみましょう。
もうわかりますよね。
枯葉の色がわかるんでしょうかね。みごとに見つかりにくいところに着地するものだと感心します。
クロコノマチョウ ♂
この子も越冬するのだと思いますが、越冬する昆虫はやはりこういう迷彩色をしているのが多いですね。
冒頭のウラギンちゃんはもしかして雪の色に溶け込むためなのかな・・・
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
数年前 桂浜で初めてウラギンシジミを見た時は感動しました。
蝶は♂と♀が違うというのも知りました。私が見たのは♀でした。
ヤマトシジミも♂♀が全然違いますネ〜 蝶に越冬するのがいるというのも知りました。クロコノマチョウ ♂は一枚目では分かりませんでした。蝶のことをちゃんと知ろうとしたら勉強しないと・・・とは思うのですが〜 ぜふさんは昆虫にお詳しいですね〜(*^_^*)
by yakko (2011-12-10 16:53)
布団の中が楽園ですよね。
入ったまま生活できないかなぁ?と思ったりします。
しかし最後のはわかりませんでした。
タブン虫がいるのだろうと探したけど
ナナフシみたいなやつを想像していたので
騙されました。
見事な擬態ですね。
by 響 (2011-12-10 22:14)
>yakkoさん
ウラギンちゃんはシジミらしくないですが、なぜだかとても魅力的ですよね。
オスのはっとするような表翅もいいですが、メスの色合いもすきです^^
ヤマトも類にもれずオスが派手ですね。
>響さん
そうそう、布団の中で越冬したいナと、そろそろ思い出す季節ですね^^;
特にひっかけ問題にしたわけではないですが、
クロコノマを見つけられるようになったら虫屋の仲間入りですね^^
でもメスはもっとわかりにくいかも。。
by ぜふ (2011-12-10 23:29)
こうも寒いと人も昆虫も外に出なくなりますね。(^。^)
by Silvermac (2011-12-11 08:16)
初冬の自然観察、ご苦労様でした。いろいろなものが見られるのですね
by めもてる (2011-12-11 10:19)
寒くなっても昆虫はいるんですね^^
昆虫すごく好きです。
by aidesu (2011-12-11 11:49)
クロコノマチョウを見ていると、本当に不思議です。
この見事な迷彩をどうやって得たのかなあって。
けっこう自分で思うようにデザインしてたりして。
by うえいぱうわ (2011-12-11 12:12)
>Silvermacさん
この日は陽の光がさんさんと降り注いでいたので虫たちも出てきたようです。
>めもてるさん
冬でも天気がよければ越冬中の虫に会える可能性がありますね。
ただ、真冬はさすがに観察に行くのが・・^^;
>aidesuさん
成虫で越冬する昆虫は意外といます。
そういう子を見つけに行くのも楽しいですが、あまり寒いと・・^^;
>うえいぱうわさん
迷彩見事ですよね。表翅も地味なんですよねーこの子は。
デザインはもちろんオリジナルでしょー^^
by ぜふ (2011-12-11 22:09)
クロコノマチョウの羽って、
本当に枯葉と同化しますね(^_^;)
by sasasa (2011-12-12 00:03)
まだ トンボが飛んでるんですね^^
今回の子達 擬態がお上手で(笑)
by lucky13 (2011-12-13 01:22)
>さささん
天敵から身を守れているわけですよね^^
>lucky13さん
前回見れなかったので、アキアカネは想定外でした。
翅がボロボロの個体もいました。
越冬する昆虫は擬態上手ですね^^
by ぜふ (2011-12-13 06:46)
自然観察会
枯葉の中に、虫たちがいろいろいますのね
ヤマトシジミは、素敵な羽の持ち主
でも、クロコノマチョウには負けるかな、、よく見分けれましたのね
南天九猿、かわいいです
by engrid (2011-12-14 17:09)
>engridさん
落ち葉にまぎれていろいろな虫たちがいました。オンブバッタもいました。
クロコノマは夏でもこの色なので、その頃のほうが見つけやすいです^^
南天九猿はおばあちゃんの手作りだそうです。
by ぜふ (2011-12-14 21:44)
こんにちは^^
まだこの時期にも色んな昆虫がいるものですね~
ハラナガツチバチって刺さないのですか?
クロコマノチョウは全然分かりませんでした(__;
by mimimomo (2011-12-15 14:34)
ウラギンは、鳥を驚かすために表裏が違うのではないかな。
少なくとも私は驚いたな、シロチョウが急にオレンジになった時。
by 春分 (2011-12-15 21:08)
>mimimomoさん
ハラナガくんは刺さないと思います。顔もカワイイし^^
クロコノマは遠目だとまず見つけられないですねー
でもそれを見つけられるとうれしい^^
>春分さん
なるほど、ハッとしますね、たしかに^^
表裏がまるっきり違う蝶はたくさんいますが、ウラギンのようにウラのほうが
ハデなのは少ないですよね。
ゴマダラシジミとかミズイロオナガくらいしか思いつきません。。
by ぜふ (2011-12-16 06:28)
腐るじゃないんですね(笑)
見ただけでも縁起が良さそうですね♡(◕ฺ‿◕ฺ✿ฺ)
平日は布団から出たくない病です(笑)
by barbie (2011-12-17 13:45)
>barbieさん
木と布でできてるので腐らないです、”くざる”が正しいのかもしれません^^
縁起物なのでお正月飾りにもいいかもしれませんね。
(レプリカの写真を追加しました)
あ、平日と休日で発病するのが違うんですねー^^;
by ぜふ (2011-12-18 14:54)
なんてんくさる・・・
わかりました^^
お顔がフウセンカズラの実 ということは
小さな可愛らしい作品ですね^^
by めぇてる (2011-12-18 18:55)
>めえてるさん
そうです。みんな親指大のこざるです^^
細かいわざですね。
by ぜふ (2011-12-18 21:27)