"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
SYG陸奥遠征 ~後編~ [トンボ]
三泊四日の東北遠征の後半です。
本命は採れなかったのでクライマックスがないのですが、記録すべきことはいくつかあります。
そもそも”採れなかった”という事実も記録すべきことです。(負け惜しみ)
いや、イトトンボについて是非にも記録しておきたいことがあります。
前編の記事カテゴリはオサムシにしましたが、後編はトンボにします。
6月19日も朝からトラップ巡回をするも本命の収獲はなし。
見込みがなさそうなポイントは回収し、新たに田んぼ周辺にトラップ設置しました。
それから、少し離れたエリアの様子も見に行こうということになり、チームSYG号は西へ向かいました。
それでも30分ほどで目的地周辺に到着。
アプローチが分からなかったものの、ここの辺に突っ込んでみようと、狭い砂利道を進むと・・
こんな大きな池の水辺に出ました。
入江のようになっていて、畔に立って眺めると、まず目に付いたのは水面をすべるこの子たち。
くるくると忙しなく、なかなか止まってはくれませんが、数が多いので中には停止する子もいました。
それと、車から降りた直後にも見かけたのですが、ここでも観察できました。
またトンボスイッチが入ってしまい、しばらく単独行動することに。
畔を移動しながら水際を観察していると、イトトンボたちがすいーっと飛ぶのが分かります。
なかなか近づかせてくれないので、種が判明しないものの、複数種いることは確か。
チバでもお馴染みのメンバーもいました。
この子もお馴染み。
これは羽化直後ですかおそらく。
イトトンボたちは捕獲しませんが、頭上を飛び交うこの子を同定するために一旦捕獲したかったのです。
メスらしき姿も見かけたのですが、とうとう捕獲することも撮影することもできず。
イトトンボ観察に戻ると、またこの子を観察できました。
前出の未同定メスもあわせて、セスジイトトンボだと思って撮影していたのですが・・
目の前をアジアイトトンボが通り過ぎようとしたとき、この子が飛び掛かり食らいついたのです。
食事中だとその場にとどまり、近接もさせてくれるので、同定ポイントを撮影した一枚が扉の写真です。
遠征から帰ったあとに写真を矯めつ眇めつしながら図鑑とにらめっこした結果。
この子たちはオオセスジイトトンボだと思われます。
ポイントは眼後紋の形。
セスジの紋は頭部を口を上にして見ると平べったい形なのですが、オオセスジは縦長でより大きい。
オオセスジイトトンボは絶滅危惧種。貴重な生態観察ができました。
もっと観察を続けたいところでしたが、そろそろ移動するよと号令がかかり、すごすごと車へ戻りました。
移動した先はすぐとなりの池。
さらに見晴らしがよくて、すがすがしく気分の良くなる空間が広がっていました。
ここで先ほどどうしても撮れなかったメスを撮ることができました。
これもチバではなかなかお目にかかれないトンボです。
ここでは少しだけトラップ設置もしました。
ヤンマを目撃したのでトンボ網を出して水際に仁王立ちして対戦を挑むも試合成立せず。
足元でこの虫が笑っていました。
一日中でも居られるロケーションでしたが、タイムリミットがあるためやむなく撤収。
さらに移動し、さらに大きい池へ。
ここではトラップ設置せず、少しだけトンボ観察を。
この子はオオセスジではなく。
そしてこの子は。
眼後紋の形の他には、触角の間の部分にオオセスジはセスジよりも複雑な模様があります。
図鑑の分布域も確認し、独自に調べたところでも両種は同所的に生息することがあることが分かりました。
このあと、少し内陸部の沼地にも突撃し、トラップ設置して宿へと帰りました。
この日は浜辺まで車を走らせて夜の砂浜探虫。
またこのツートーンゾウムシを観察できました。
これは約4mmのゴミダマですがやはり同定不能。
夜だったためか、この子たちは何匹も歩いているのを観察しました。
やはり前胸が大きいのは地域個体郡の特徴のようでした。
明けて20日は遠征の最終日。
もう、トラップは回収するのみなので雌雄を決する日です。(負けですが)
最終日は遠いポイントから巡回することにし、気持ちのいい大きな池から。
前の日は観察できなかった子を発見しました。
どこで見てもプリティな顔。
ペアも観察できました。
こちらのペアも。
どちらも複数ペアが産卵していて、ずっと観察していたかったですが、こちらもやはり気になる。
眼後紋を拡大してみるとセスジだということが分かります。
そしてこれが難問でした。
黄緑色をしているのでメスに見えますが、尾端の形状からすると未成熟のオスと思われます。
セスジではないと言えるのは、前述のとおり頭部の模様と眼後紋の形。
前出のセスジのオスと頭部の模様を比べると違いが分かると思います。
モノサシのメスとハムシのツーショットを撮って離脱。
トラップ回収の成果はゴミムシばかりなので割愛。
急ぎ芦原へ移動し、大量のトラップの回収。
ポイントによっては半数以上のカップが動物によって引っこ抜かれていたこともありました。
この虫はぽつぽつとかかりました。
この時期はオサムシの端境期なのでメスが多い。というかほとんどメスでした。
それと東総では普通種のこの虫。
今回よくわかったのは、オオキベリは集団で生息しているらしいこと。
大量に採れるポイントがありましたが、そこから10メートル離れるとゼロ。
湿地度によるところが大きいとは思いますが、それにしても成果に違いがありました。
試しにかけてみた田んぼも成果があがらず。
かわいそうなことをしましたが、ミイデラどんぶりができていました。
内陸の沼地にも回収にいきましたが全隊員成果なし。
撤収する際に、田んぼの畔を歩いていたゴミムシを手で採集したのが唯一と言っていい成果でした。
(標本にしたら写真掲載します)
トラップもすべて回収し尽くし、一路新青森に向けて移動開始。
ただ、寄り道は織り込み済み。
山を越えていく途中のブナ帯でよさそうな場所があれば探虫する算段を立てていました。
峠にさしかかる手前でさっそく停車し、それぞれ自分の捕虫網を取り出して道路沿いを探虫開始。
カミキリ屋でもあるT隊員は長めの竿の網で梢をガサガサ。
こちらはトンボ網しかないので何でも来いという心構えで林縁の梢と下草の上をトレース。
すると幸運にも比較的低い位置の葉の上で休んでいるこの子を捕獲。
さらに歩いて行くと二匹目のドジョウがいたのですが降り逃がしたものの三匹目は採れました。
(写真は撮りませんでしたがメスアカミドリのメスでした)
思わぬゼフ採集に気分が上がりましたが、この子は写真は撮れたものの飛び去られてしまいました。
房総には分布しないトンボなので観察できただけでもよかった。
都合2~3キロくらいは歩いたと思いますが、虫影は少なく、他にチョウはこの個体のみ。
次に停車して山道(作業路)を下って行った道はほぼ空振り。
やっとハムシを一つ見つけたくらい。
最後の最後、納竿する直前に見つけたのもハムシでしたがこちらは初見。
というわけで、不公平なく三人とも(本命は)ボウズという平和的な結末でした。
でも、思わぬトンボに出会えたり、思わぬゼフ採集できたり、他にも興味深いことも多々あり。
楽しい探虫行ではありましたが、もちろん悔しさもいっぱい。
さっそく帰りの新幹線の中でリベンジスケジュールの調整をするチームSYGの面々でした。
本編で紹介したコフキトンボは雌雄の違いが顕著です。
メスは帯紋型だったので、それと知らないと別の種だと思ってしまいがちかと。
これもいい記念になりました。
今日の湯加減
本命は採れなかったのでクライマックスがないのですが、記録すべきことはいくつかあります。
そもそも”採れなかった”という事実も記録すべきことです。(負け惜しみ)
いや、イトトンボについて是非にも記録しておきたいことがあります。
前編の記事カテゴリはオサムシにしましたが、後編はトンボにします。
6月19日も朝からトラップ巡回をするも本命の収獲はなし。
見込みがなさそうなポイントは回収し、新たに田んぼ周辺にトラップ設置しました。
それから、少し離れたエリアの様子も見に行こうということになり、チームSYG号は西へ向かいました。
それでも30分ほどで目的地周辺に到着。
アプローチが分からなかったものの、ここの辺に突っ込んでみようと、狭い砂利道を進むと・・
こんな大きな池の水辺に出ました。
入江のようになっていて、畔に立って眺めると、まず目に付いたのは水面をすべるこの子たち。
ミズスマシ (ミズスマシ科)
くるくると忙しなく、なかなか止まってはくれませんが、数が多いので中には停止する子もいました。
それと、車から降りた直後にも見かけたのですが、ここでも観察できました。
未同定メス
またトンボスイッチが入ってしまい、しばらく単独行動することに。
畔を移動しながら水際を観察していると、イトトンボたちがすいーっと飛ぶのが分かります。
なかなか近づかせてくれないので、種が判明しないものの、複数種いることは確か。
チバでもお馴染みのメンバーもいました。
アジアイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
この子もお馴染み。
クロイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
これは羽化直後ですかおそらく。
同上
イトトンボたちは捕獲しませんが、頭上を飛び交うこの子を同定するために一旦捕獲したかったのです。
コフキトンボ ♂ (トンボ科)
メスらしき姿も見かけたのですが、とうとう捕獲することも撮影することもできず。
イトトンボ観察に戻ると、またこの子を観察できました。
未同定オス
前出の未同定メスもあわせて、セスジイトトンボだと思って撮影していたのですが・・
目の前をアジアイトトンボが通り過ぎようとしたとき、この子が飛び掛かり食らいついたのです。
食事中だとその場にとどまり、近接もさせてくれるので、同定ポイントを撮影した一枚が扉の写真です。
遠征から帰ったあとに写真を矯めつ眇めつしながら図鑑とにらめっこした結果。
この子たちはオオセスジイトトンボだと思われます。
ポイントは眼後紋の形。
セスジの紋は頭部を口を上にして見ると平べったい形なのですが、オオセスジは縦長でより大きい。
オオセスジイトトンボは絶滅危惧種。貴重な生態観察ができました。
もっと観察を続けたいところでしたが、そろそろ移動するよと号令がかかり、すごすごと車へ戻りました。
移動した先はすぐとなりの池。
さらに見晴らしがよくて、すがすがしく気分の良くなる空間が広がっていました。
ここで先ほどどうしても撮れなかったメスを撮ることができました。
コフキトンボ(帯紋型)♀ (トンボ科)
これもチバではなかなかお目にかかれないトンボです。
ここでは少しだけトラップ設置もしました。
ヤンマを目撃したのでトンボ網を出して水際に仁王立ちして対戦を挑むも試合成立せず。
足元でこの虫が笑っていました。
コニワハンミョウ (オサムシ科)
一日中でも居られるロケーションでしたが、タイムリミットがあるためやむなく撤収。
さらに移動し、さらに大きい池へ。
ここではトラップ設置せず、少しだけトンボ観察を。
アジアイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
この子はオオセスジではなく。
セスジイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
そしてこの子は。
オオセスジイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
眼後紋の形の他には、触角の間の部分にオオセスジはセスジよりも複雑な模様があります。
同じ個体の拡大
図鑑の分布域も確認し、独自に調べたところでも両種は同所的に生息することがあることが分かりました。
このあと、少し内陸部の沼地にも突撃し、トラップ設置して宿へと帰りました。
この日は浜辺まで車を走らせて夜の砂浜探虫。
またこのツートーンゾウムシを観察できました。
未同定
これは約4mmのゴミダマですがやはり同定不能。
未同定
夜だったためか、この子たちは何匹も歩いているのを観察しました。
ヒョウタンゴミムシ (オサムシ科)
やはり前胸が大きいのは地域個体郡の特徴のようでした。
明けて20日は遠征の最終日。
もう、トラップは回収するのみなので雌雄を決する日です。(負けですが)
最終日は遠いポイントから巡回することにし、気持ちのいい大きな池から。
前の日は観察できなかった子を発見しました。
モノサシトンボ ♂ (モノサシトンボ科)
どこで見てもプリティな顔。
ペアも観察できました。
同上 ペア
こちらのペアも。
クロイトトンボ ペア (イトトンボ科)
どちらも複数ペアが産卵していて、ずっと観察していたかったですが、こちらもやはり気になる。
セスジイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
眼後紋を拡大してみるとセスジだということが分かります。
そしてこれが難問でした。
オオセスジイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
黄緑色をしているのでメスに見えますが、尾端の形状からすると未成熟のオスと思われます。
セスジではないと言えるのは、前述のとおり頭部の模様と眼後紋の形。
前出のセスジのオスと頭部の模様を比べると違いが分かると思います。
モノサシのメスとハムシのツーショットを撮って離脱。
モノサシトンボ ♀ (モノサシトンボ科)
トラップ回収の成果はゴミムシばかりなので割愛。
急ぎ芦原へ移動し、大量のトラップの回収。
ポイントによっては半数以上のカップが動物によって引っこ抜かれていたこともありました。
この虫はぽつぽつとかかりました。
アカガネオサムシ ♀ (オサムシ科)
この時期はオサムシの端境期なのでメスが多い。というかほとんどメスでした。
それと東総では普通種のこの虫。
オオキベリアオゴミムシ ♀ (オサムシ科)
今回よくわかったのは、オオキベリは集団で生息しているらしいこと。
大量に採れるポイントがありましたが、そこから10メートル離れるとゼロ。
湿地度によるところが大きいとは思いますが、それにしても成果に違いがありました。
試しにかけてみた田んぼも成果があがらず。
かわいそうなことをしましたが、ミイデラどんぶりができていました。
内陸の沼地にも回収にいきましたが全隊員成果なし。
撤収する際に、田んぼの畔を歩いていたゴミムシを手で採集したのが唯一と言っていい成果でした。
(標本にしたら写真掲載します)
トラップもすべて回収し尽くし、一路新青森に向けて移動開始。
ただ、寄り道は織り込み済み。
山を越えていく途中のブナ帯でよさそうな場所があれば探虫する算段を立てていました。
峠にさしかかる手前でさっそく停車し、それぞれ自分の捕虫網を取り出して道路沿いを探虫開始。
カミキリ屋でもあるT隊員は長めの竿の網で梢をガサガサ。
こちらはトンボ網しかないので何でも来いという心構えで林縁の梢と下草の上をトレース。
すると幸運にも比較的低い位置の葉の上で休んでいるこの子を捕獲。
ハヤシミドリシジミ ♂ (シジミチョウ科)
さらに歩いて行くと二匹目のドジョウがいたのですが降り逃がしたものの三匹目は採れました。
(写真は撮りませんでしたがメスアカミドリのメスでした)
思わぬゼフ採集に気分が上がりましたが、この子は写真は撮れたものの飛び去られてしまいました。
ヒメクロサナエ ♀ (サナエトンボ科)
房総には分布しないトンボなので観察できただけでもよかった。
都合2~3キロくらいは歩いたと思いますが、虫影は少なく、他にチョウはこの個体のみ。
クロヒカゲ (タテハチョウ科)
次に停車して山道(作業路)を下って行った道はほぼ空振り。
やっとハムシを一つ見つけたくらい。
アカハムシダマシ (ハムシダマシ科)
最後の最後、納竿する直前に見つけたのもハムシでしたがこちらは初見。
ミヤマヒラタハムシ (ハムシ科)
というわけで、不公平なく三人とも(本命は)ボウズという平和的な結末でした。
でも、思わぬトンボに出会えたり、思わぬゼフ採集できたり、他にも興味深いことも多々あり。
楽しい探虫行ではありましたが、もちろん悔しさもいっぱい。
さっそく帰りの新幹線の中でリベンジスケジュールの調整をするチームSYGの面々でした。
オマケ
本編で紹介したコフキトンボは雌雄の違いが顕著です。
コフキトンボ ♂ (トンボ科)
メスは帯紋型だったので、それと知らないと別の種だと思ってしまいがちかと。
これもいい記念になりました。
今日の湯加減
今日は定例会議のあと、本日から科博で開催の『昆虫MANIAC』へ行ってきました。
コロナの影響で6年振りとなったこともあってか、濃密な展示と造作でした。
MANIACと題しているのは5人の研究員がそれぞれの専門分野について企画・監修しているが故。
展示の仕方は子供でも分かりやすく、紹介内容は専門的で超ニッチなコーナーが多数。
そしてそして、最後の甲虫ブースはオオセンチコガネが大々的にフィーチャーされていました。
感無量というか、現実感がなくて内心動揺していました。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
長女の遠征デビュー戦「トンボ王国」で小さなガを捕食しているアキアカネに頭からカブリツイテいたオニヤンマを思い出します。メスアカミドリシジミのメスは小生未記録です。ウラヤマシイ。
by 高和です。 (2024-07-14 13:10)
こんにちは^^
1枚目のイトトンボ、私はこういうアングルで拝見した事が無かったような...
眼後紋の形がはっきりと分かって感激です!
なんて魅力的な模様でしょう。
セスジイトトンボ♂、綺麗なブルーですね♪
ハヤシミドリシジミも初めてです^^
その後、ゴマダラカミキリには出会って居ません。
今まで4匹見たことになります。
by いろは (2024-07-14 17:00)
>高和です。さん
もう8年も前になりますが、トンボ王国で杉村先生から直々にイトトンボの捕食連鎖のご教示を得たことがあります。
メスアカはT師匠に同定してもらいましたので間違いないかと♪
>いろはさん
イトトンボの同定にはこのアングルが有効なことが多いので、以前にも同じような写真を掲載したことはありますが、オオセスジは初掲ですし、美しい模様ですね♪
by kon(昆) (2024-07-15 21:53)
背中や顔の紋様がいろいろ見られておもしろかったです。同定のポイントに
なるくらい、種類によって違いがあるのですね。
トンボ以外もおもしろかったです。ミズスマシの光沢が美しいです。
by sakamono (2024-07-18 22:56)
>sakamonoさん
模様で見分けがつくのはかえってありがたいですね。
部位の微妙な長さや大きさの違いが判定箇所だと大変です^^;
by kon(昆) (2024-07-20 10:02)
池と行っても農業用ため池じゃなくて
自然湖みたいな池ですね。
水辺の生き物もいっぱいで季節を通して通いたくなります。
by 響 (2024-08-03 08:50)
>響さん
湿原や湿地帯はまだ各地にありますが都市に近いところは自然度が激減していますね・・
津軽もいつまで保たれるのか心配ですが残ってほしいです
by kon(昆) (2024-08-03 22:19)