"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ゲージツの秋 [日記]
秋も煮詰まってきましたが、虫は端境期につき、一回お休み。
たまには芸術の養分を摂りに行こうと、千葉市美術館へ行ってきました。

スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年に一度開催される、世界最大規模の絵本原画コンクール。
入選した、舘野鴻さんの『がろあむし』の原画も展示されるということで。
2020年にリニューアルされた千葉市美術館を訪れたのは11月13日。

もちろん常設展示や企画展示もありますが、「つくりかけラボ」というシリーズ企画が行われています。
今は大小島真木さんというアーチストの『大小島真木 コレスポンダンス』が開催中で。

そのトークイベント「万物は語る」の第5回を見るのが目的でした。
理由は、ゲスト語り部が”糞土師(フンドシ)”の伊沢正名さんだったから。
その肩書のとおり、2000年からの野糞の回数は15000回を超えているそうです。
つくりかけラボの展示スペースの中での対談でしたが、前半は伊沢さんの独演会でした。

うんこに扮し、ウンコロジーについて、うんこのダイベンをされました。
後半は大小島さんとのトークショウ。

国民全員が野糞をしたら大変なことになるのかと思いきや。
110km四方のフィールド(森林や草原)があればちゃんと分解されて大丈夫なのだそうです。
その広さは岩手県と同じくらいだそう。
もちろん土壌は肥沃になり、環境はむしろ良くなるそうです。(健康なうんこであることが大事)
極意は垂れ幕に書かれていますが、アーチストもフンドシの指南の下、実践したそうです。

さて、本題の原画展に行ったのは11月17日。
原画展の開催フロアに行く前に、つくりかけラボのフロアを再訪しました。

対談したスペースには作品も展示されています。

絵も造形もあり、部分的に虫をモチーフにした作品も。

”つくりかけ”なので作品はすべて未完成なのかもしれません。

BIBの開催フロアへ。

撮影はNGだったので写真掲載ができませんが、想像を越えて多数の作品が展示されていました。
しかも、多くは実物の絵本が原画の傍に置いてあって、手に取って読むこともできる。
とても全部の作品を鑑賞・読書することはできなかったものの、どっぷりと絵本の世界に浸りました。
『がろあむし』の原画も撮影不可だったので、代わりにショップに陳列されていた絵本を。

作者からの問いかけに対してどう考えるかは読者それぞれでしょうけど。
何年もかけてつくられた絵本はとてつもない情報量だしスゴミもある。
閉館時間ギリギリまで新収蔵作品展や常設展示も見て美術館を後にしました。

実は、トークイベントを見に行った日、美術館の手前にある劇場の前でこんな案内が目に留まりました。

こんな映画が公開されているとは知らず、しかも全国で、そしてここチバの劇場でもとは。
BIBを観に行くときにこっちも観ようということで、千葉劇場へチェックイン。

館内は昭和の雰囲気漂うノスタルジックさ。

もはや文化財といってもいい気がします。
千葉駅周辺は昭和ノスタルジーの匂いがする裏町や店や施設があるけど、この劇場の存在は知らなかった。
映画の構成は関係者のインタビュー中心のドキュメンタリーでしたが、知らないエピソードだらけでした。

40年前に25歳で事故死した天才ギタリスト。
しかもテクニックの底流はロックではなくクラシックだったのです。
ロックでもクラシックでも、生の演奏を聴いてみたかった。

映画『ランディ・ローズ』の公式サイトはこちら。
立冬の翌日の11月8日に皆既月食があったので記録として。

手持ち撮影の機材しかないので、公園の手すりに両手で押し付けるようにして固定したけどブレました。
今日の湯加減
たまには芸術の養分を摂りに行こうと、千葉市美術館へ行ってきました。

「ブラチスラバ世界絵本原画展」(略称BIB=Biennial of Illustrations Bratislava)
スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年に一度開催される、世界最大規模の絵本原画コンクール。
入選した、舘野鴻さんの『がろあむし』の原画も展示されるということで。
2020年にリニューアルされた千葉市美術館を訪れたのは11月13日。

もちろん常設展示や企画展示もありますが、「つくりかけラボ」というシリーズ企画が行われています。
今は大小島真木さんというアーチストの『大小島真木 コレスポンダンス』が開催中で。

そのトークイベント「万物は語る」の第5回を見るのが目的でした。
理由は、ゲスト語り部が”糞土師(フンドシ)”の伊沢正名さんだったから。
その肩書のとおり、2000年からの野糞の回数は15000回を超えているそうです。
つくりかけラボの展示スペースの中での対談でしたが、前半は伊沢さんの独演会でした。

うんこに扮し、ウンコロジーについて、うんこのダイベンをされました。
後半は大小島さんとのトークショウ。

国民全員が野糞をしたら大変なことになるのかと思いきや。
110km四方のフィールド(森林や草原)があればちゃんと分解されて大丈夫なのだそうです。
その広さは岩手県と同じくらいだそう。
もちろん土壌は肥沃になり、環境はむしろ良くなるそうです。(健康なうんこであることが大事)
極意は垂れ幕に書かれていますが、アーチストもフンドシの指南の下、実践したそうです。

さて、本題の原画展に行ったのは11月17日。
原画展の開催フロアに行く前に、つくりかけラボのフロアを再訪しました。

対談したスペースには作品も展示されています。

絵も造形もあり、部分的に虫をモチーフにした作品も。

”つくりかけ”なので作品はすべて未完成なのかもしれません。

BIBの開催フロアへ。

撮影はNGだったので写真掲載ができませんが、想像を越えて多数の作品が展示されていました。
しかも、多くは実物の絵本が原画の傍に置いてあって、手に取って読むこともできる。
とても全部の作品を鑑賞・読書することはできなかったものの、どっぷりと絵本の世界に浸りました。
『がろあむし』の原画も撮影不可だったので、代わりにショップに陳列されていた絵本を。

作者からの問いかけに対してどう考えるかは読者それぞれでしょうけど。
何年もかけてつくられた絵本はとてつもない情報量だしスゴミもある。
閉館時間ギリギリまで新収蔵作品展や常設展示も見て美術館を後にしました。

実は、トークイベントを見に行った日、美術館の手前にある劇場の前でこんな案内が目に留まりました。

こんな映画が公開されているとは知らず、しかも全国で、そしてここチバの劇場でもとは。
BIBを観に行くときにこっちも観ようということで、千葉劇場へチェックイン。

館内は昭和の雰囲気漂うノスタルジックさ。

もはや文化財といってもいい気がします。
千葉駅周辺は昭和ノスタルジーの匂いがする裏町や店や施設があるけど、この劇場の存在は知らなかった。
映画の構成は関係者のインタビュー中心のドキュメンタリーでしたが、知らないエピソードだらけでした。

40年前に25歳で事故死した天才ギタリスト。
しかもテクニックの底流はロックではなくクラシックだったのです。
ロックでもクラシックでも、生の演奏を聴いてみたかった。

映画『ランディ・ローズ』の公式サイトはこちら。
オマケ
立冬の翌日の11月8日に皆既月食があったので記録として。

手持ち撮影の機材しかないので、公園の手すりに両手で押し付けるようにして固定したけどブレました。
今日の湯加減
雨も降らず、立冬も過ぎ、そろそろ冬の匂いがしてきました。
この記事の冒頭で虫は端境期と書きましたが、オサホリはもうシーズンイン。
と思って今日、ちょっと試掘しに行ってきました。
顛末はまた次回にでも書こうと思っていますが、腰を痛めてしまいました。
実は先々週から腰痛火山が活動しはじめていて、ロキソテープを貼る日々だったのですが。
ついうっかり・・・明日は引きこもり決定。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
腰痛は辛いですね。
どうぞお大事になさってください。
寒くなりましたので、暖かくして^^
by いろは (2022-11-20 17:06)
大小島真木さんの作品惹かれます^^
ご本人のHPもチェックしちゃった。
腰、どうぞお大事にしてください。
by リュカ (2022-11-21 12:41)
>いろはさん
ストーブ運転開始のきっかけになりました^^
>リュカさん
生物モチーフが多い印象でしたが、万物をテーマにされているようで。
しかも・・です^^
by ぜふ (2022-11-22 18:14)
野糞に哲学を持ってるその道の専門家がおられるとは、びっくりでやす!
どんな分野にも、専門家っておられるのでやすね〜
by ぼんぼちぼちぼち (2022-11-23 13:38)
野糞もキジ撃ちと言い換えると少しは感じが変わりましょうか?この国のフィールドには、動物の糞を分解してくれる昆虫が分布していてよかったですね。
腰痛火山の噴火、お見舞いもうしあげます。くれぐれもお大事に・・・
by 高和です。 (2022-11-23 14:14)
アートに触れる1日でしたね。
映画館は昭和の雰囲気そのままで素晴らしい。
by 響 (2022-11-23 15:39)
>ぼんぼちぼちぼちさん
真面目であり、信念をお持ちだということが分かりました。
どんな道でも専門家になるには覚悟が必要ですね。
>高和です。さん
キジは近年全国的に増えていると思います。
火山はなかなか鎮まりません・・
>響さん
昭和の文化遺産にしてほしいです。
九州も小倉辺りにはありますかね?
by ぜふ (2022-11-23 22:56)
お大事に、冷える季節です、お気をつけください
by engrid (2022-11-24 18:15)
国民全員分の野糞が岩手県くらいの広さの土地で分解できるという
ことですか。処理しなくても自然に分解されるって、何か自然って
すごい、って感慨深いです。大小島さんの作品、最近たまたま
雑誌で見ました。不思議な造形ですね。
by sakamono (2022-11-24 22:53)
>engridさん
ありがとうございます。
冷やさないように気を付けています。
>sakamonoさん
計画と手順と運用をちゃんとすれば大丈夫のようですね。
あと、本編にも書きましたが不健康だと分解が進まないようです。
大小島さんのトークは作品と同様、とても自然体でした。
by ぜふ (2022-11-25 21:32)