"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
さまよう崖 [オサムシ]
お正月休みが短かったこともあり、珍しく掘り納めも掘り初めもしませんでした。
その割にしっかり正月ボケはして、やっと正気に戻ったところです。
という状況で、記事化しなかった昨年末のご近所パトロールのことを書いておきます。
ホサホリではなくゴミホリの記録です。
少し時計を逆回しして11月27日のこと。
どこか近場で宿題はなかったかなと思案することしばし。
そうだ、あのゴミムシの崖の様子を見に行こうと思いついた。
そこは約2年前、チバ市郊外の広域谷津田の新規開拓に行ったときに見つけた崖。
(その時の記事はこちら)
通行止めのおかげで偶々通りすがったので、詳細な場所は不確かでしたが、行けばわかるだろうと。
御成街道側から谷津田を南へと辿って行って、東金街道にぶつかる手前だったはず。
どの地点から入ったのか不明だったので、適当に突入して谷津田に沿って南下していきました。
ところが、東金街道が見えるところまできたのにそれらしい崖がない。
谷津田の反対側を今度は北上し、隣の谷津田を南下というローラー作戦を展開するも。
エリアは間違ってないはずなのに、なぜか見覚えのある景色が現れません。
かなり高い崖なので、あれば見逃すはずがないのですが・・ひょっとして開発で消滅したか。
キツネにつままれたような気分もしましたが、この日の午後は用事があったのでタイムアップ。
御成街道を引き返して、久しぶりに途中の「都市農業交流センター」にちょっとだけ寄り道。
この日は気温が低くて風も強く、人影もほとんどなし。
(大体ここは平坦でだだっ広いのでいつも風が強い)
カモがたくさん浮いている池を一周してさっさと帰りました。
どうしても崖に辿り着きたくて、ルイスリベンジのロケハンの次の日に再探索しに行ったのです。
今度は出発前に、2年前に撮った写真の位置情報を調べて、緯度経度から崖の位置を確認。
すると、どうやら北側からアプローチするより、南側から進入した方がよいことが分かりました。
しかも前回探索したところより一本東側から入らなければいけなかった。
これですんなり辿り着くだろうと思いきや。
ここで間違いないはずと思った道を北上していくと、谷津田に出る直前、事業所の敷地で行き止まり。
しかたなく迂回して、その北側の谷津田に沿って走りましたが、どこにも崖がない。
同じ所を何度も行ったり来たりしている内、右手眼下に谷津田沿いの道が並行しているのに気付いた。
あの道に違いないと、しばらく進んだ先から下の道に降り、谷津田に沿って戻るように走っていくと。
やっと見覚えのある高い崖の下に着きました。
谷津田を南北に辿ったと思い込んでいたのですが、実は東西でした。
それと、台地の上をローラーしていたのですが、走っている道が崖の上だったというわけ。
長い前振りになってしまいましたが、崖はこんな感じ。
化石の発掘場所のような環境です。
この日も冷え込んでいて、露出した木の根から氷柱が。
高さが4~5メートルあり、ほぼ垂直なため、土が露出している最下部にとりつくのも楽ではない。
急な斜面の土に靴を半分埋めて踏ん張って、片手で垂れ下がる根を持ちつつバチツルを振るいます。
前回訪れたときはすぐにぞろぞろと指標虫が現れた記憶があるのですが・・
ムカデやゲジのプレリュードが奏でられたあと、やっと第一ゴミムシ出現。
クロモリヒラタゴミムシオオアオモリヒラタゴミムシ (オサムシ科)
土はしまっていて、叩き方によると枕くらい大きさの塊で崩れてしまいます。
それでは、土塊ごと数メートル下へ転がり落ちて行ってしまいゴミムシは採集困難。
とは言え、あまり細かく掘ると効率が悪すぎて時間と体力を浪費してしまう。
このあたりの匙加減ならぬバチツル加減がむずかしい。
何頭かは採り逃がしているのでしょうし、うまく壁にひっかかってくれて撮影できるものは少ない。
扉のは大きくて何頭か撮影できました。
体長約14mm。チバ近郊では常連さんです。
これもゴモクムシの仲間ですが、常連さんではない体長約9mmのちょっと美麗な子。
これは常連さんですが、一頭しか採れませんでした。体長約13mm。
雑居部屋もありました。
プープー虫は複数入っていて撮影もできました。
同居者のオオアトボシアオゴミムシは穿り出した途端に落っこちていきそうだったので撮影はできず。
(ムリに撮影しようとするとロストしてしまう)
その他に(撮影できませんでしたが)コキベリアオゴミムシも一つ出たのでまあ満足。
まだまだ掘れる場所はありましたが、大事にとっておくことにしました。
最後にこの子を埋め戻してベニシジミ号へ戻りました。
広い谷津田の中にあるたった一つの貴重な崖ですが。
前記事で書いたルイスリベンジのロケハンの翌日でHPがなくなったというのが本当のところ。
そろそろお昼時だったので、行ったこともないラーメン屋さんで食べたことない一杯を食べて帰宅。
チンジャオラーメンという名前のとおりなので解説は不要でしょう。
おいしかったですが、やっぱり別々に食べたほうがいいと思うパターンのやつでした。
前記事(のオマケ)で紹介したナゾの二穴。(二つの穴でできているナゾの構造物)
高い方の穴の中をスマホで撮った写真に何か写っていました。(心霊写真ではない)
アブラコウモリかな?
今日の湯加減
その割にしっかり正月ボケはして、やっと正気に戻ったところです。
という状況で、記事化しなかった昨年末のご近所パトロールのことを書いておきます。
ホサホリではなくゴミホリの記録です。
少し時計を逆回しして11月27日のこと。
どこか近場で宿題はなかったかなと思案することしばし。
そうだ、あのゴミムシの崖の様子を見に行こうと思いついた。
そこは約2年前、チバ市郊外の広域谷津田の新規開拓に行ったときに見つけた崖。
(その時の記事はこちら)
通行止めのおかげで偶々通りすがったので、詳細な場所は不確かでしたが、行けばわかるだろうと。
御成街道側から谷津田を南へと辿って行って、東金街道にぶつかる手前だったはず。
どの地点から入ったのか不明だったので、適当に突入して谷津田に沿って南下していきました。
ところが、東金街道が見えるところまできたのにそれらしい崖がない。
谷津田の反対側を今度は北上し、隣の谷津田を南下というローラー作戦を展開するも。
エリアは間違ってないはずなのに、なぜか見覚えのある景色が現れません。
かなり高い崖なので、あれば見逃すはずがないのですが・・ひょっとして開発で消滅したか。
キツネにつままれたような気分もしましたが、この日の午後は用事があったのでタイムアップ。
御成街道を引き返して、久しぶりに途中の「都市農業交流センター」にちょっとだけ寄り道。
この日は気温が低くて風も強く、人影もほとんどなし。
(大体ここは平坦でだだっ広いのでいつも風が強い)
カモがたくさん浮いている池を一周してさっさと帰りました。
どうしても崖に辿り着きたくて、ルイスリベンジのロケハンの次の日に再探索しに行ったのです。
今度は出発前に、2年前に撮った写真の位置情報を調べて、緯度経度から崖の位置を確認。
すると、どうやら北側からアプローチするより、南側から進入した方がよいことが分かりました。
しかも前回探索したところより一本東側から入らなければいけなかった。
これですんなり辿り着くだろうと思いきや。
ここで間違いないはずと思った道を北上していくと、谷津田に出る直前、事業所の敷地で行き止まり。
しかたなく迂回して、その北側の谷津田に沿って走りましたが、どこにも崖がない。
同じ所を何度も行ったり来たりしている内、右手眼下に谷津田沿いの道が並行しているのに気付いた。
あの道に違いないと、しばらく進んだ先から下の道に降り、谷津田に沿って戻るように走っていくと。
やっと見覚えのある高い崖の下に着きました。
谷津田を南北に辿ったと思い込んでいたのですが、実は東西でした。
それと、台地の上をローラーしていたのですが、走っている道が崖の上だったというわけ。
長い前振りになってしまいましたが、崖はこんな感じ。
化石の発掘場所のような環境です。
この日も冷え込んでいて、露出した木の根から氷柱が。
高さが4~5メートルあり、ほぼ垂直なため、土が露出している最下部にとりつくのも楽ではない。
急な斜面の土に靴を半分埋めて踏ん張って、片手で垂れ下がる根を持ちつつバチツルを振るいます。
前回訪れたときはすぐにぞろぞろと指標虫が現れた記憶があるのですが・・
ムカデやゲジのプレリュードが奏でられたあと、やっと第一ゴミムシ出現。
土はしまっていて、叩き方によると枕くらい大きさの塊で崩れてしまいます。
それでは、土塊ごと数メートル下へ転がり落ちて行ってしまいゴミムシは採集困難。
とは言え、あまり細かく掘ると効率が悪すぎて時間と体力を浪費してしまう。
このあたりの匙加減ならぬバチツル加減がむずかしい。
何頭かは採り逃がしているのでしょうし、うまく壁にひっかかってくれて撮影できるものは少ない。
扉のは大きくて何頭か撮影できました。
オオズケゴモクムシ (オサムシ科)
体長約14mm。チバ近郊では常連さんです。
これもゴモクムシの仲間ですが、常連さんではない体長約9mmのちょっと美麗な子。
キベリゴモクムシ (オサムシ科)
これは常連さんですが、一頭しか採れませんでした。体長約13mm。
コガシラアオゴミムシ (オサムシ科)
雑居部屋もありました。
プープー虫は複数入っていて撮影もできました。
ミイデラゴミムシ (オサムシ科)
同居者のオオアトボシアオゴミムシは穿り出した途端に落っこちていきそうだったので撮影はできず。
(ムリに撮影しようとするとロストしてしまう)
その他に(撮影できませんでしたが)コキベリアオゴミムシも一つ出たのでまあ満足。
まだまだ掘れる場所はありましたが、大事にとっておくことにしました。
最後にこの子を埋め戻してベニシジミ号へ戻りました。
セミ(種不明)の幼虫
広い谷津田の中にあるたった一つの貴重な崖ですが。
前記事で書いたルイスリベンジのロケハンの翌日でHPがなくなったというのが本当のところ。
そろそろお昼時だったので、行ったこともないラーメン屋さんで食べたことない一杯を食べて帰宅。
チンジャオラーメンという名前のとおりなので解説は不要でしょう。
おいしかったですが、やっぱり別々に食べたほうがいいと思うパターンのやつでした。
オマケ
前記事(のオマケ)で紹介したナゾの二穴。(二つの穴でできているナゾの構造物)
高い方の穴の中をスマホで撮った写真に何か写っていました。(心霊写真ではない)
アブラコウモリかな?
今日の湯加減
一昨日は4年ぶりの大雪。チバでも車の屋根の上は15センチほど積もりました。
昨日今日は晴れで少し気温も上がったので、日陰以外はもう融けてしまいました。
ところが実は、明日はオサ部の部活デーで引率しなくてはならず。
現地の道路状況とポイントの様子を確認しに行くことにしました。
山間なので日陰は少し雪が残っていましたが、ベニシジミ号でもギリギリ走れる状況でした。
でも峠道はキケンそうだったので、明日は峠を回避するルートでアプローチする予定です。
ということで、出かけないつもりだったのですが、一応今日が掘り初めになりました。
結果はまた別途。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
キベリゴモクムシ綺麗ですね♪
プープー虫って面白い名前ですね^^
by いろは (2022-01-09 14:34)
真っ白な幼虫、無事に成虫になってくれると良いでやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2022-01-10 14:32)
素晴らしい青空だけど氷柱があるほど冷えてるようですね。
そんな寒いなかでもお宝発掘お疲れ様でした。
by 響 (2022-01-12 18:10)
響様もおっしゃってますが、この冬は空がとっても青いですね。今日もそうでした。学生時代に汽車の写真を撮りに真冬の道北を歩いたときの記憶が蘇ります。
それはさておき、ルリ色のゴミムシ、なんと美麗な姿だこと!虫の世界ではナゼかルリが珍重されますね。
by 高和です。 (2022-01-12 19:34)
>いろはさん
プープー虫はプープーマンションに入居しています^^
>ぼんぼちぼちぼちさん
オサホリでセミの幼虫がでることはままありますが、即埋め戻します^^
>響さん
チバも寒い日がありますが、グリップヒーターもなしです^^;
>高和です。さん
晴天が多いですね、ルリ色と言えばルリヒラタゴミムシですが、ここ数年見ていないことに気付きました
by ぜふ (2022-01-12 22:14)