"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
トンボのショーン [トンボ]
異常事態ゆえ、今年のお盆は(昆虫館以外)どこにも行かずじっとしていました。
つまり、フィールドワークのネタはないのですが、この夏の積み残し写真をいくつか紹介します。
積み残しといっても、ボツ写真というわけでもなく、次点という感じのものです。
なので写真に一貫性はありません。(”虫”以外には)
種々雑多なものの中でも、この子はこの写真だけでもひと際キャラが立っています。
過去にも書きましたが、ひつじのショーンに見えてしょうがない。
7月中旬、実はめずらしく、多摩川の下流へトンボ探しに行ってきました。
蒸し暑さと闘いながら、藪をかき分けながら、数時間探虫しましたが、お目当ては見つからず。
というよりも、トンボのトの字も見当たらないので、諦めかけていたのですが・・・
もうこれで最後にしようと入った藪の中でやっと出逢ったのは今シーズンの顔なじみ。
ちゃんと判定するための別アングル写真も撮らせてくれました。
熱さも限界でしたが、メスもいないかと腰をかがめて周辺の草むらをローラーしました。
他の個体はまったく見つからなかったのですが、とうとうメスを見つけて、よかったと思ったものの。
なんと違う種でした。
結局、観察したのはこの2頭だけだったので、確信を持てないものの、ペアと思っていました。
帰宅後、別アングルの写真で判定できました。
同種だと間違わなくてよかった。
それと7月は、8月の標本教室用の題材収集が恒例行事。
近所はアブラゼミとミンミンゼミなどが毎年大量に発生します。
題材に選抜するのはミンミンですが、さすがにそこで鳴かれるとウルサイ。
日課の朝散歩の際にお散歩ネットで採るのですが、多い日はこんなに。
みんな元気に行進していて、一匹フレームアウトしているので本当は五匹です。
散歩中にこの子を観察したのは、まだ夏休みがはじまってもなかった7月22日。
発生時期として異常ではないのですけど。
ひょっとしてアブラゼミやミンミンの声圧がピークを超える8月中旬までは黙っているだけなのかも。
誰か研究してくれないかな。
この子は7月末にウナギを食べに行った日にヒグラシを撮っていたときにいました。
8月1日は北総での採集会。キツネノカミソリが見頃でした。
前日仕掛けたトラップにかかった黒メダル。
その採集会終了後にみんなで休憩していたとき、東屋の近くのススキの葉にいたのが扉の子でした。
だいたい葉の裏側にいるので、この写真も仲間に撮影助手をしてもらっています。
顔の中央が緑色になる個体もいるようですが、ショーン(サフォーク種)の顔は真っ黒。
もちろん羽化すると、ひつじじゃなくてチョウになるのですが、全くの別人になります。
これは別種ですが、とてもとてもジミな・・いやシックな装いになるのです。
気になる方は去年の記事などを参照してみてください。
最後に、前記事で思いのほか人気を博したこの子たちを。(ボツ蔵からの復活です)
ひつじのショーンならぬ、トンボのショーンと呼びたくなる。
国産のイトトンボの中でもっとも黒くて、ほんとに目立ちません。(目立ちたくないでしょうけど)
メスはオスのようにおしりのパトランプもないので、水草にとまると一体化してしまいます。
トンボも含め、他にも巡回して生息確認をしたい昆虫が色々あるのですが、なかなか儘なりません。
虫の夏が終わってしまう・・
先日も紹介しましたが、今年はこの子たちのブリードを愉しんでいます。
全員3齢になったので菌糸瓶の個室に引越ししています。
でも20頭ほどいるので、これからお部屋代が結構かかります。
里親募集しようかな。。
今日の湯加減
つまり、フィールドワークのネタはないのですが、この夏の積み残し写真をいくつか紹介します。
積み残しといっても、ボツ写真というわけでもなく、次点という感じのものです。
なので写真に一貫性はありません。(”虫”以外には)
種々雑多なものの中でも、この子はこの写真だけでもひと際キャラが立っています。
過去にも書きましたが、ひつじのショーンに見えてしょうがない。
7月中旬、実はめずらしく、多摩川の下流へトンボ探しに行ってきました。
蒸し暑さと闘いながら、藪をかき分けながら、数時間探虫しましたが、お目当ては見つからず。
というよりも、トンボのトの字も見当たらないので、諦めかけていたのですが・・・
もうこれで最後にしようと入った藪の中でやっと出逢ったのは今シーズンの顔なじみ。
アオモンイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
ちゃんと判定するための別アングル写真も撮らせてくれました。
同上
熱さも限界でしたが、メスもいないかと腰をかがめて周辺の草むらをローラーしました。
他の個体はまったく見つからなかったのですが、とうとうメスを見つけて、よかったと思ったものの。
なんと違う種でした。
アジアイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
結局、観察したのはこの2頭だけだったので、確信を持てないものの、ペアと思っていました。
帰宅後、別アングルの写真で判定できました。
同上
同種だと間違わなくてよかった。
それと7月は、8月の標本教室用の題材収集が恒例行事。
近所はアブラゼミとミンミンゼミなどが毎年大量に発生します。
題材に選抜するのはミンミンですが、さすがにそこで鳴かれるとウルサイ。
網戸のミンミンゼミ ♂(セミ科)
日課の朝散歩の際にお散歩ネットで採るのですが、多い日はこんなに。
同上
みんな元気に行進していて、一匹フレームアウトしているので本当は五匹です。
散歩中にこの子を観察したのは、まだ夏休みがはじまってもなかった7月22日。
発生時期として異常ではないのですけど。
ツクツクボウシ ♂ (セミ科)
ひょっとしてアブラゼミやミンミンの声圧がピークを超える8月中旬までは黙っているだけなのかも。
誰か研究してくれないかな。
この子は7月末にウナギを食べに行った日にヒグラシを撮っていたときにいました。
コフキコガネ (コガネムシ科)
8月1日は北総での採集会。キツネノカミソリが見頃でした。
ナツアカネ (トンボ科)
前日仕掛けたトラップにかかった黒メダル。
ヒメマイマイカブリ (オサムシ科)
その採集会終了後にみんなで休憩していたとき、東屋の近くのススキの葉にいたのが扉の子でした。
クロコノマチョウ 幼虫 (タテハチョウ科)
だいたい葉の裏側にいるので、この写真も仲間に撮影助手をしてもらっています。
同上
顔の中央が緑色になる個体もいるようですが、ショーン(サフォーク種)の顔は真っ黒。
同上
もちろん羽化すると、ひつじじゃなくてチョウになるのですが、全くの別人になります。
これは別種ですが、とてもとてもジミな・・いやシックな装いになるのです。
ルリタテハ (タテハチョウ科)
気になる方は去年の記事などを参照してみてください。
最後に、前記事で思いのほか人気を博したこの子たちを。(ボツ蔵からの復活です)
クロイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
ひつじのショーンならぬ、トンボのショーンと呼びたくなる。
国産のイトトンボの中でもっとも黒くて、ほんとに目立ちません。(目立ちたくないでしょうけど)
メスはオスのようにおしりのパトランプもないので、水草にとまると一体化してしまいます。
クロイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
トンボも含め、他にも巡回して生息確認をしたい昆虫が色々あるのですが、なかなか儘なりません。
虫の夏が終わってしまう・・
オマケ
先日も紹介しましたが、今年はこの子たちのブリードを愉しんでいます。
オオクワガタ 幼虫 (クワガタムシ科)
全員3齢になったので菌糸瓶の個室に引越ししています。
でも20頭ほどいるので、これからお部屋代が結構かかります。
里親募集しようかな。。
今日の湯加減
今日のチバは蒸し暑く、曇ってもいましたが、二度目の梅雨明けという感じ。
一度目の梅雨明けの後に猛暑もありましたが、今夏は暑いのか涼しいのか不明です。
西日本を中心とする豪雨と水害の酷さに比べれば、チバはどうということもないかもしれませんが。
天気が悪いのは確か。
なかなかフィールドワークに出られず、ストレス蓄積中です。
ところで、2回目のワクチン(ファイザー製)接種も終わったのですが、副作用ゼロでした。
腕の痛みは副作用ではないし、それ以外は何もないので、かえって不安になりました。
ひょっとして、不顕性感染をしていたから?との疑念も湧きましたが、それは杞憂でした。
既感染者はかえって(1回目から)副作用が起きやすいそうです。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ショーンことクロコノマさま、昨夏の北総採集会で初めてお目にかかりました。ジャノメチョウ科(高和は未だに「ウスバシロチョウ」、アサギマダラもキマダラヒカゲもタテハチョウ科と呼べません)とはいえ眼状紋の大きさ等どこかエキゾチックな肌合いでした。
五輪を取材の海外メディアの記者諸賢にはやはりセミはうるさいだけの存在だったようですね。選手村から出ることも叶わない毎日では昆虫少年・少女たちの姿を眼にすることもなかったでしょう。高和はコメントを読みたかったんですが。網戸で♀️を呼ぶミンミンさま、ゼフさんのご自宅でしょうか?
そういえば、ハトムギさまはおかわりないでしょうか?
by 高和です。 (2021-08-22 11:10)
こんにちは^^
アオモンイトトンボ♂ 真上から見るのはまずチャンスが無いと思いますので、興味深く拝見いたしました♪
イトトンボも種類が多いのですね。私には見分けるのが困難です。
トンボの図鑑など買って見比べても分かりません^^
ツクツクボウシ♂ もこんなに近くで見たのは初めてです。
by いろは (2021-08-22 16:56)
>高和です。さん
生き物の系統分類は変わりますし、今後も変わる可能性があります。
元の分類に戻ることもあるかもしれません^^
外国人でなくても、セミは近くで鳴かれると強烈です^^;
>いろはさん
真上からは図鑑にもなかなか載っていませんから、拙ブログが図鑑の補足情報になればと思って撮っています。(もちろん自分用にも)
ツクツクボウシも意外とアップ写真がないかもですね。
なかなか美麗です♪
by ぜふ (2021-08-23 19:47)
真上からのアングルだとイトトンボの体の細さが際立ちますね。
セミというとアブラゼミの茶色っぽいイメージしかなかったのですが、
ミンミンゼミもツクツクホウシも、キレイな色をしてたんですね。
クロコノマチョウというのですか、この幼虫。
ユニークな顔。仮面をつけてるみたい^^;。
by sakamono (2021-08-26 21:21)
こんにちは、ランタナ教えていただきありがとうございます。
by めもてる (2021-08-27 10:56)
透明な羽根のセミは綺麗でやすね!
たくさんいやしたね。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-08-27 20:40)
>sakamonoさん
セミもなかなか近くで見ることはないですかね・・セミでなくても。
クロコノマチョウの幼虫はまさにお面をつけているようですね。
>めもてるさん
チョウたちに人気の花です。またの名を七変化ともいいますね。
>ぼんぼちぼちぼちさん
むしろ色のついた翅のセミは少ないのですけどね・・
近所は毎年大量にいます^^;
by ぜふ (2021-08-27 22:36)