"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
目指せ青メダル [探虫行]
年に一度のチバでの採集会の下見のついでに、ゴミムシチャレンジをしてきました。
ターゲットは某アオゴミムシ。
オサホリのシーズンではないので、トラップを仕掛けます。
夕方仕掛けて翌朝回収というのが普通ですが、ゴミムシたちは昼間も活動するので朝掛けしてみました。

この子たちは本命ではないのですが、アオゴミムシの仲間ではあります。
今年の7月23日はスポーツの日となり、東京五輪の開会式がありました。
こちらはその日の朝、青メダルを目指してフィールドワークの祭典の開幕です。
ベイトトラップのセットをベニシジミ号に積み込んで、朝7時に出発。
北総へ行くには高速ルートはないので下道でトコトコ走ります。
もう間もなく到着というところで、時間に余裕があったので先にガソリンを入れておくことにしました。
国道に出たところで道沿いにGSを探すも、幹線道路なのに5キロ以上走ってやっと見つける始末。
往復10キロ以上ロスしたので、結局到着したのは待ち合わせ時刻ちょうどになりました。

下見に付き合ってくれるスタッフと合流し、頭上を行き交うオニヤンマを見上げながらさっそく出発。
と、いきなり目の前の木道の上にゴミムシを発見。

そのままじっとしてて、と呟きながら四つん這いでにじり寄りました。
モデルポーズをしたまま動かず、いい子だなと思ったのもその筈、★になっていたのでした。
それから谷津田の中の小川沿いの様子を見て歩きました。
いつものシオカラトンボやオオシオカラに交じって、何頭かギンヤンマの姿も見えました。
それと、丈の長い水草が川に流す反物のように揺れている場所にはハグロトンボたちの群れが。
これは川から離れた林縁で撮影した子です。

オス同士が縄張り争いする様子も見られました。(ハグロトンボの激しいバトルははじめて見たかも)
さて、下見は一旦中断して、トラップの設置に向かいます。
この谷津田の周辺がトラップを仕掛けるポイントです。

田んぼ沿いの農道で出迎えてくれたのはバッタ。
砂利の上ではないものの、見事に周囲の模様に溶け込んでいます。

田んぼ脇の畔、用水路に沿った小道、そして林縁の木陰と二人でプラカップを設置していきました。
途中、キジの家族に遭遇しましたが写真は撮れず。

1時間あまりかけて仕掛け終わり、スタート地点の畔に戻ってきたとき、足元にこんな子が。

ひっくり返っていたので弱っているかと思いましたが、応急処置をしたら触角を立てて意識回復。
ほっとしつつ上を見上げるとすぐ目の上に。

ノコギリクワガタを見た後だったため、つい網を下からあてがってしまい、あっさり逃げられました。
目はセミを見ているのに、体は勝手にクワガタ採りの動作をしていたということです。
それを見ていた同僚に、自嘲しつつも正直に説明したら笑われましたが。

さて、トラップを仕掛け終わったので、いよいよメインの採集場所の下見に向かいました。
そこはかなり広い草原の中にある、灌木とは言えない雑木の並木。
クヌギやエノキもあり、樹液の出ている木もあるのです。
なので毎年この時期、カブトムシやクワガタが見られるのですが・・
もうかなり陽が高くなっていることもあり、樹液に来ているお客さんはハナムグリたちばかり。
でも写真の右下に写っているのヒョウタン型のは何かわかるでしょうか。

過去にも紹介したことがあると思いますが、マダラマルハヒロズコガという蛾の幼虫なんです。
ヒョウタン型のミノの中に幼虫が入っていて、このまま移動もします。
平べったいミノムシというところでしょうか。
一本一本、木の根元の落ち葉をミニ熊手で払いながら探し歩き、やっと顔を出してくれました。

ほっとしました。来週まで元気にしててねとまた落ち葉の布団をかけてごきげんよう。
並木にはエゴノキもあって、このレギュラーメンバーとの再会も期待していました。

今年はエゴノキの結実数が少なく、そのせいか観察できたのはこの個体のみでした。
メスなので”牛面”感がありませんが(いや、あるか)、顔はこんな感じです。

その時、同僚が「白い、白い」と言いながら、足元の草の上を指さしました。
確かにとても白い。

色彩異常の個体かと思いましたが、同僚が連れ帰ってみたら普通のクルマバッタの成虫になったそうです。
でも、こんなに白い個体は珍しかったと思います。

広場の外周の様子も見に行きました。
芝刈りしたエリアでエンマコオロギの若虫がたくさん見られましたが他には目立ったものはなし。
フォトジェニックだったのはこのトンボ。
避暑地への移動に乗り遅れたのか、頑固にとどまっているのか・・ユリを背負えば多少涼しいか。

虫ではないですが、色鮮やかだったのはこの実。

熟していくにつれ、黄色から朱色へ、そして赤紫から黒褐色へ。
赤紫の実を食べてみると、かすかに甘くて、苦味やエグ味はありません。

一周したところで下見は終了。
カブトムシやクワガタなどの主役は少なかったものの、樹液は出ているので期待は持てる。
それより、何故だかスズメバチを一頭も見なかったのがフシギでした。
偶然かもしれませんが、多いよりは安全で良ろしいと総括して解散としました。

せっかく北総まで来たので、どこか別のフィールドにも向かいつつお昼を食べようということで。
同僚とは別れてベニシジミ号で出発しました。
標本教室の教材用にトンボを採りたいと思い、目的地は手賀沼方面とし、途中の鰻屋さんへ。
しかし、もうとっくにお昼を過ぎていたこともあり「キッチンおふくろ」という看板を見て緊急停止。
(こういうネーミングにホントに弱いのです)
カウンターに座ってメニューを開くと、すぐに目に付いたのが、”おまかせラーメン”という一品。
おふくろさんに「これどういうのですか?」と聞いたら、「明太子が乗ってるの」という返事。
「それは珍しいですね」
「ちょっとだけだけどね。でも、まあまあ出ますよ」
「じゃあそれをお願いします」
鍋を振るのはおふくろさんではなく、おやじさんでしたが、出てきたのはこれ。

ちょっとどころか、明太子のおにぎりが5個は作れる量が乗ってました。

明太子と水分を大量に補給して向かったのは、はじめて訪れる古利根沼という場所。
水辺へのアプローチが分からなかったので、南側にある公園(自然観察の森)から入ってみました。

鬱蒼とした林内では虫は観察することはできず。
やっと視界が開けたと思ったら、沼はずっと下で水辺には降りられないようでした。

これはダメだとさっさと撤退し、西側の水路の方へ行ってみることに。
しかし、畔はごく狭く、先客たちがいて網を振ることは不可能。(トンボの姿も見えなかったですが)

ならばいっその事と、さっき同僚に教えてもらった野田市の公園まで行ってみることに。
ちょっと遠いけどがんばって行ってらっしゃい、とこの子に見送られながら。


近くまでは来たものの、アプローチが分からず行ったり来たりして1時間ほどかかってしまいました。

園内にはいくつか池があり、周りは林や原っぱという良い環境。

しかし夕方近くなってしまい、トンボたちも営業終了したのか、シオカラトンボ以外の姿はありません。
カメラを向ける虫も見つけられず、というかずっとメマトイにストーキングされて閉口しました。
1時間ほど滞在しましたが、網を振ることもなく肩を落としつつベニシジミ号に跨りました。
でもこれで終了というわけではなく、予定していた行動として、トラップの様子を見に戻ったのです。
また1時間ほどひた走り、スタート地点まで直接ベニシジミ号で進入。

トラップを見て廻ったところ、日中活動するゴミムシ類はぽつぽつ入っていたものの本命はゼロ。
ということで、これも予定行動ですが、一晩そのままにすることにして帰路につきました。
この子も様子を見に来ていたのか、珍しく接写できた。


そして翌朝。
早起きしてトラップの回収に向かいました。
途中、ちょっとカブクワポイントに寄り道したのですが、想定外に収獲が少なく。
カブトを二つとこの子を見つけただけでした。

さて、再度スタート地点に到着。

装備を整えて、いざ回収に向かおうとしたとき、ゴミ袋を忘れたことに気が付きました。
(ゴミムシを入れる袋という意味ではなく、トラップのプラカップを入れるためです)
バイクのキャリアの中を探しましたが、代わりになるようなものがありません。
しかし、あることを思い出したのです。
ひょっとしたら、あそこにあるかも。
谷津田と公園の間の道沿いに野菜の無人販売所があるのです。

100円の玉ねぎを買って、ビニール袋を一枚いただきました。
そして結果はというと・・本命はゼロでした。
アオゴミムシ類は、扉の写真のキボシアオゴミムシの他に、アオゴミムシ、アトワアオゴミムシ数頭。
この子は一頭だけでしたが、暫定の青メダルといっていいでしょう。体長約14mm。

キベリの仲間はみんな美麗でお気に入りです。
それと、アオゴミではないのですが、似非金メダルも一頭。体長約12.5mm。

これは黒メダルか? 体長約35mm。カブトムシのメスかと思うほどの大きさの甲虫。

残念な結果とはなりましたが、実績はあるし、アオゴミ類がいることは確かなので希望は棄てず。
帰り際に、いい様子の細い用水路で小さいゲンゴロウたちに遊んでもらいました。

水底の落ち葉の影に隠れた子は網で掬って記念撮影。

金メダルはともかく、次回は真の青メダルを獲得したい。
この帰り道、周辺の里山の様子も確かめたくて、ベニシジミ号で当てもなく彷徨ってみました。
県道から一本入った、畑の脇道をトコトコ進んでいるとコンチューターがピーンと反応しました。
この雑木林に。

木陰にベニシジミ号を停めて、森の中へ入ると、大小のクヌギの木が林立しているではないですか。
数本キックしただけでこんな感じでした。

いい場所を見つけちゃった。
今日の湯加減
ターゲットは某アオゴミムシ。
オサホリのシーズンではないので、トラップを仕掛けます。
夕方仕掛けて翌朝回収というのが普通ですが、ゴミムシたちは昼間も活動するので朝掛けしてみました。

キボシアオゴミムシ ペア (オサムシ科)
この子たちは本命ではないのですが、アオゴミムシの仲間ではあります。
今年の7月23日はスポーツの日となり、東京五輪の開会式がありました。
こちらはその日の朝、青メダルを目指してフィールドワークの祭典の開幕です。
ベイトトラップのセットをベニシジミ号に積み込んで、朝7時に出発。
北総へ行くには高速ルートはないので下道でトコトコ走ります。
もう間もなく到着というところで、時間に余裕があったので先にガソリンを入れておくことにしました。
国道に出たところで道沿いにGSを探すも、幹線道路なのに5キロ以上走ってやっと見つける始末。
往復10キロ以上ロスしたので、結局到着したのは待ち合わせ時刻ちょうどになりました。

下見に付き合ってくれるスタッフと合流し、頭上を行き交うオニヤンマを見上げながらさっそく出発。
と、いきなり目の前の木道の上にゴミムシを発見。

オオマルガタゴミムシ (オサムシ科)
そのままじっとしてて、と呟きながら四つん這いでにじり寄りました。
モデルポーズをしたまま動かず、いい子だなと思ったのもその筈、★になっていたのでした。
それから谷津田の中の小川沿いの様子を見て歩きました。
いつものシオカラトンボやオオシオカラに交じって、何頭かギンヤンマの姿も見えました。
それと、丈の長い水草が川に流す反物のように揺れている場所にはハグロトンボたちの群れが。
これは川から離れた林縁で撮影した子です。

ハグロトンボ ♂ (カワトンボ科)
オス同士が縄張り争いする様子も見られました。(ハグロトンボの激しいバトルははじめて見たかも)
さて、下見は一旦中断して、トラップの設置に向かいます。
この谷津田の周辺がトラップを仕掛けるポイントです。

田んぼ沿いの農道で出迎えてくれたのはバッタ。
砂利の上ではないものの、見事に周囲の模様に溶け込んでいます。

ヒナバッタ (バッタ科)
田んぼ脇の畔、用水路に沿った小道、そして林縁の木陰と二人でプラカップを設置していきました。
途中、キジの家族に遭遇しましたが写真は撮れず。

1時間あまりかけて仕掛け終わり、スタート地点の畔に戻ってきたとき、足元にこんな子が。

ノコギリクワガタ (クワガタムシ科)
ひっくり返っていたので弱っているかと思いましたが、応急処置をしたら触角を立てて意識回復。
ほっとしつつ上を見上げるとすぐ目の上に。

ニイニイゼミ (セミ科)
ノコギリクワガタを見た後だったため、つい網を下からあてがってしまい、あっさり逃げられました。
目はセミを見ているのに、体は勝手にクワガタ採りの動作をしていたということです。
それを見ていた同僚に、自嘲しつつも正直に説明したら笑われましたが。

さて、トラップを仕掛け終わったので、いよいよメインの採集場所の下見に向かいました。
そこはかなり広い草原の中にある、灌木とは言えない雑木の並木。
クヌギやエノキもあり、樹液の出ている木もあるのです。
なので毎年この時期、カブトムシやクワガタが見られるのですが・・
もうかなり陽が高くなっていることもあり、樹液に来ているお客さんはハナムグリたちばかり。
でも写真の右下に写っているのヒョウタン型のは何かわかるでしょうか。

過去にも紹介したことがあると思いますが、マダラマルハヒロズコガという蛾の幼虫なんです。
ヒョウタン型のミノの中に幼虫が入っていて、このまま移動もします。
平べったいミノムシというところでしょうか。
一本一本、木の根元の落ち葉をミニ熊手で払いながら探し歩き、やっと顔を出してくれました。

カブトムシ (コガネムシ科)
ほっとしました。来週まで元気にしててねとまた落ち葉の布団をかけてごきげんよう。
並木にはエゴノキもあって、このレギュラーメンバーとの再会も期待していました。

ウシヅラヒゲナガゾウムシ ♀ (ヒゲナガゾウムシ科)
今年はエゴノキの結実数が少なく、そのせいか観察できたのはこの個体のみでした。
メスなので”牛面”感がありませんが(いや、あるか)、顔はこんな感じです。

同上
その時、同僚が「白い、白い」と言いながら、足元の草の上を指さしました。
確かにとても白い。

クルマバッタの幼虫 (バッタ科)
色彩異常の個体かと思いましたが、同僚が連れ帰ってみたら普通のクルマバッタの成虫になったそうです。
でも、こんなに白い個体は珍しかったと思います。

広場の外周の様子も見に行きました。
芝刈りしたエリアでエンマコオロギの若虫がたくさん見られましたが他には目立ったものはなし。
フォトジェニックだったのはこのトンボ。
避暑地への移動に乗り遅れたのか、頑固にとどまっているのか・・ユリを背負えば多少涼しいか。

アキアカネ (トンボ科)
虫ではないですが、色鮮やかだったのはこの実。

ウワミズザクラ
熟していくにつれ、黄色から朱色へ、そして赤紫から黒褐色へ。
赤紫の実を食べてみると、かすかに甘くて、苦味やエグ味はありません。

一周したところで下見は終了。
カブトムシやクワガタなどの主役は少なかったものの、樹液は出ているので期待は持てる。
それより、何故だかスズメバチを一頭も見なかったのがフシギでした。
偶然かもしれませんが、多いよりは安全で良ろしいと総括して解散としました。

せっかく北総まで来たので、どこか別のフィールドにも向かいつつお昼を食べようということで。
同僚とは別れてベニシジミ号で出発しました。
標本教室の教材用にトンボを採りたいと思い、目的地は手賀沼方面とし、途中の鰻屋さんへ。
しかし、もうとっくにお昼を過ぎていたこともあり「キッチンおふくろ」という看板を見て緊急停止。
(こういうネーミングにホントに弱いのです)
カウンターに座ってメニューを開くと、すぐに目に付いたのが、”おまかせラーメン”という一品。
おふくろさんに「これどういうのですか?」と聞いたら、「明太子が乗ってるの」という返事。
「それは珍しいですね」
「ちょっとだけだけどね。でも、まあまあ出ますよ」
「じゃあそれをお願いします」
鍋を振るのはおふくろさんではなく、おやじさんでしたが、出てきたのはこれ。

ちょっとどころか、明太子のおにぎりが5個は作れる量が乗ってました。

明太子と水分を大量に補給して向かったのは、はじめて訪れる古利根沼という場所。
水辺へのアプローチが分からなかったので、南側にある公園(自然観察の森)から入ってみました。

鬱蒼とした林内では虫は観察することはできず。
やっと視界が開けたと思ったら、沼はずっと下で水辺には降りられないようでした。

これはダメだとさっさと撤退し、西側の水路の方へ行ってみることに。
しかし、畔はごく狭く、先客たちがいて網を振ることは不可能。(トンボの姿も見えなかったですが)

ならばいっその事と、さっき同僚に教えてもらった野田市の公園まで行ってみることに。
ちょっと遠いけどがんばって行ってらっしゃい、とこの子に見送られながら。


近くまでは来たものの、アプローチが分からず行ったり来たりして1時間ほどかかってしまいました。

園内にはいくつか池があり、周りは林や原っぱという良い環境。

しかし夕方近くなってしまい、トンボたちも営業終了したのか、シオカラトンボ以外の姿はありません。
カメラを向ける虫も見つけられず、というかずっとメマトイにストーキングされて閉口しました。
1時間ほど滞在しましたが、網を振ることもなく肩を落としつつベニシジミ号に跨りました。
でもこれで終了というわけではなく、予定していた行動として、トラップの様子を見に戻ったのです。
また1時間ほどひた走り、スタート地点まで直接ベニシジミ号で進入。

トラップを見て廻ったところ、日中活動するゴミムシ類はぽつぽつ入っていたものの本命はゼロ。
ということで、これも予定行動ですが、一晩そのままにすることにして帰路につきました。
この子も様子を見に来ていたのか、珍しく接写できた。

ヒメギス (キリギリス科)

そして翌朝。
早起きしてトラップの回収に向かいました。
途中、ちょっとカブクワポイントに寄り道したのですが、想定外に収獲が少なく。
カブトを二つとこの子を見つけただけでした。

ノコギリクワガタ (クワガタムシ科)
さて、再度スタート地点に到着。

装備を整えて、いざ回収に向かおうとしたとき、ゴミ袋を忘れたことに気が付きました。
(ゴミムシを入れる袋という意味ではなく、トラップのプラカップを入れるためです)
バイクのキャリアの中を探しましたが、代わりになるようなものがありません。
しかし、あることを思い出したのです。
ひょっとしたら、あそこにあるかも。
谷津田と公園の間の道沿いに野菜の無人販売所があるのです。

100円の玉ねぎを買って、ビニール袋を一枚いただきました。
そして結果はというと・・本命はゼロでした。
アオゴミムシ類は、扉の写真のキボシアオゴミムシの他に、アオゴミムシ、アトワアオゴミムシ数頭。
この子は一頭だけでしたが、暫定の青メダルといっていいでしょう。体長約14mm。

コキベリアオゴミムシ (オサムシ科)
キベリの仲間はみんな美麗でお気に入りです。
それと、アオゴミではないのですが、似非金メダルも一頭。体長約12.5mm。

キンナガゴミムシ (オサムシ科)
これは黒メダルか? 体長約35mm。カブトムシのメスかと思うほどの大きさの甲虫。

クロシデムシ (シデムシ科)
残念な結果とはなりましたが、実績はあるし、アオゴミ類がいることは確かなので希望は棄てず。
帰り際に、いい様子の細い用水路で小さいゲンゴロウたちに遊んでもらいました。

ヒメゲンゴロウ (ゲンゴロウ科)
水底の落ち葉の影に隠れた子は網で掬って記念撮影。

ハイイロゲンゴロウ (ゲンゴロウ科)
金メダルはともかく、次回は真の青メダルを獲得したい。
オマケ
この帰り道、周辺の里山の様子も確かめたくて、ベニシジミ号で当てもなく彷徨ってみました。
県道から一本入った、畑の脇道をトコトコ進んでいるとコンチューターがピーンと反応しました。
この雑木林に。

木陰にベニシジミ号を停めて、森の中へ入ると、大小のクヌギの木が林立しているではないですか。
数本キックしただけでこんな感じでした。

いい場所を見つけちゃった。
今日の湯加減
やっぱり悔しくて、今日再チャレンジに行ってきました。
夕方セットしてきたので、明日回収する予定。
そう、明日は北総での採集会。開始前に回収しにいくという作戦です。
昼間は別の場所でフィールドワークしてきたのですが、それはまた別途記事にするかもしれません。
でも明日の結果はきっと報告します。
それにしても今日も暑かった。
昼間よりも夕方の方が、西陽が刺さって湿度も高くて、暑さ指数が高い気がします。
明日も暑そうですが、頑張って行って参ります。(満員御礼でキャンセル待ちがある程です)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんにちは^^
ハグロトンボ、子供の頃はオハグロトンボと呼んでいました^^
小さな川にハグロトンボが群れていたのを思い出します。
♂の翅は黒で体はグリーンなのですね。美しいですね♪
ゆっくり飛び交っていたような記憶があります。
by いろは (2021-08-01 18:52)
最後のノコクワ、大中小とコンプリートできたみたいですね。おめでとうございます。結構赤い個体も・・・思えば、あのオオムラサキポイントもむかしはこんな感じでした。
by 高和です。 (2021-08-01 20:48)
ハグロトンボ、美しいでやすねー!
こんなに細い身体でよく生きていられるな、と思いやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-08-01 21:32)
>いろはさん
色々な異名を持つ不思議なトンボですよね。
ゆったりひらひらと飛ぶ印象ですが、オスのバトルは例外でした。
>高和です。さん
全部大歯型でした。3ペア採れたので採集会のオミヤゲにしました。
集合場所の木でもばらばら落ちてきた頃もありましたね・・
>ぼんぼちぼちぼちさん
しかもすばやく飛べますからね、しかも益虫。
トンボは完成品だといつも思っています^^
by ぜふ (2021-08-02 23:11)
キックしただけでこれだけ捕れる環境って凄い。
白いバッタは神々しくもみえますね。
脱皮直後とか?
by 響 (2021-08-04 18:43)
ミノの中に入ったまま移動する幼虫と聞いて、冬にコタツに入った
まま移動する人間の様子を想像してしまいました^^;。
ウシヅラヒゲナガゾウムシ。小さくてもゴツイ名前ですね。
牛面で象。2枚目の写真、確かに牛面です。
最後の写真もとてもよいです。ノコギリクワガタって美しい。
(って、何度も書き込んだ気がします^^;)
by sakamono (2021-08-05 20:57)
>響さん
誰にも知られていない証拠ですね。
ツチイナゴは間もなく脱皮して成虫になったようなので、脱皮直後ではないところが珍しい個体でした。
何かのつかいだったのかも・・^^
>sakamonoさん
ミノムシ生活するニンゲンはたくさんいますね^^
ノコギリクワガタは元々好きですが、まさに近年、良さを再確認していて、ちゃんと標本を作製するようにしています。
ちなみに中歯型が好きです♪
by ぜふ (2021-08-05 21:51)