"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ハイカーと徘徊虫 [日記]
10月24日。朝から天気も良く、待ちに待ったボウソウ日和となりました。
しかし、この時期はいわゆる虫の端境期。
前記事に登場したように、アゲハやヤンマたちも成虫は寿命を迎えます。
セミやコオロギやキリギリスの鳴き声も聞こえなくなってきました。
秋の代表選手のアカトンボたちもいよいよ終盤戦に入ります。
秋型のチョウやガを探すというのも考えましたが、今一つモチベーションが上がりませんでした。
斑猫沢のハンミョウたちも越冬態勢に移行して姿を消しましたが、オサホリはまだちょっと早い。
先月、東総でフィールドワークとお参りをしたとき、今シーズン最後のトラップ採集とも書きました。
しかし、ゴミムシたちはまだ活動しているだろうと思い立ったのです。
そこでトラップ一式を準備して、意気揚々とベニシジミ号に乗って出発しました。
選んだフィールドは、今年記事にも書きましたが、ゴミムシたちのパラダイスではないかと踏んだ所。
キミツの山の中で、あまり広くはないですが、背後に崖を背負った小流沿いの湿地。
そのポイントまですぐの所まで来た時、作業小屋が目に留まり、何の理由もなくバイクを降りました。
左手に平らな原っぱと思しき空間が見えたので、ちょっとだけ寄り道することに。
手前はセイタカアワダチソウが繁茂した耕作放棄地。
テングチョウが何頭か吸蜜に来ていましたが、まともな写真は撮らせてくれず。
もう少し先に進むと斜面沿いの小さな藪にトンボがいて、一枚だけ撮らせてくれました。
東総にサンクチュアリがありましたが、この子は初冬まで観察できます。
このバッタとツーショットが撮れそうだったのですが、トンボは嫌だったようです。
さらに少しだけ足を進めてみると、変わった光景が広がっていました。
ほんの1アールくらいの広さなのですが、田んぼではなさそう。
後でまた来てみることにして、目的のポイントへ移動しました。
イノシシの箱罠が設置してあること以外、前回訪れたときと変わった様子はありません。
さっそくトラップの設置をはじめましたが、そういう時に限って何かがやってくる。
この子は美しい秋型。
この子も秋型。美しいと思います。
よく見ると後翅の縁が両方ともカールしている変わった子だったので師匠へのプレゼントにしました。
湿地なのでトラップの設置は容易。あっという間に10個ほどのPT(ベイト入り)を設置しました。
(PT : Pitfall Trap)
急ぐ必要はないので、さっきの場所へ戻る前にベニシジミ号でもう少し先に進んでみました。
前回もちょっと気になった沢があるのです。
特に変わった様子はなし。ここにもオオアオイトトンボがいましたが、またフラレました。
バイクへ戻ろうと引き返していると、足元に落ちていた枯れ枝に見慣れないものが。
何の幼虫だろう?と枝を持ち上げて複数アングルから撮影していたのですが、まったく動かない。
つんつんしてみたら、もう固くなっていました。寄生されたようでもないしナゾでした。
そんな様子を横で見ていたのは・・
おとなしいヘビです。
さて、さっきの小さなプールに戻ってみました。
ぐるっと一周してみると、湧水がありました。道理で水が澄んでいるはずです。
おそらく苗代なのではないかと思います。
水草もまったく生えていない、小さなプールのような苗代は、今はトンボたちの産卵床。
タンデムのアカトンボたちが何組もいました。
このペアはプールの周りの地面の上でホバリングしています。
前出のアキアカネのような”打水産卵”ではなく、”打空産卵”といわれる産卵方法。
目と鼻の先に水があるのに、種ごとに備わった習性は変えられないのですね。
ちゃんと確認はできませんでしたが、複数種のアカトンボが訪れていました。
ツマグロのこの子はマユタテアカネではないので多分・・
この子はたぶん・・。
アカトンボだけでなく、イトトンボの仲間など、次々と産卵に訪れるので見ていて飽きません。
まるでその観覧席のようなコンクリートの敷設物があったので腰かけてしばらく観察していました。
一眼レフを持ってくれば良かったと悔みながら。
そろそろお昼になるので移動しようとベニシジミ号に引き返す途中、さっきの子が撮らせてくれた。
今回、トラップを仕掛けてから時間を空けるための行動はプチハイキングに決めていました。
ただその前に腹ごしらえ。
目的の山へ向かう途中の峠にぽつんとあるラーメン屋さんへ。
この写真を撮っていると、店の中から見えたのでしょう、暖簾をくぐるなりおばちゃんが笑いながら、
「そんなボロボロの看板撮ってもダメだよ~、もう30年も経ってるんだから」
「いやいや、こういう看板が味があっていいんですよ、もう30年もたせてください」
「看板がもっても人間がもたないよ」
掛け合い漫才もほどほどに味噌ラーメンを注文しました。
どんぶりの文字もかすれて、つくもフーメン。
行く先はここからそう遠くないのですが、ほとんど訪れたことのないエリア。
というのは、何度か道を間違えたりUターンしたりと、なかなかたどり着けなかったイイワケ。
ここへのアプローチの入口には小さな標識があったのですが、初めてだとまず見逃すこと請け合い。
着いたのはトンネル。
ではなくて登山口。
登山というほどではないものの、ハイキングというにはちょっと急な坂を登って行きます。
30分足らずで石射太郎山(いしいたろうやま、258m)の山頂に到着。
展望台から南房総方面をパノラマ撮影。一番高いのが房総の最高峰、愛宕山(408m !)だと思います。
足元にお山の大将がいました。
展望台はないですが、東京湾側も眺望してみました。
あまり見晴らしはよくない。
ハイキングは時間稼ぎなので、ここから引き返しても目的を果たすことができません。
まあそれに、せっかくなのでということもあり、高宕山方面へ足を延ばすことに決定。
尾根道を歩き始めるとすぐ、房総の山でよくみる光景に出くわしました。
両側が急な谷で幅30センチ。高所恐怖症ですが、絶壁ではないのでなんとか行けます。
しばらく進むと気になる脇道を発見。迷わず入ってみると急に視界が開けました。
まさに見晴らし台。こっちは浦賀水道側。正面は横須賀、観音崎かと。
こっちは北側。丘の上に見えるのはマザー牧場かと。
見晴らし台とはいえ柵はなく、足元は断崖でした。
縁に立つのはムリ。できる限り手を伸ばすもこれが限界。(レンズは真下に向けています)
ひたすら尾根道を進むと、また房総らしい光景が。
房総はほぼ岩山ですが、その岩肌に張り付いた木が倒れたり剥がれ落ちると、地層が現れます。
この倒木は通行にはまったく問題なく、岩の上を滑らないように進んでいきます。
少し行くと、尾根道ではなくなり、斜面を巻いていく道になりましたが・・これはだめか。
と思いきや、倒木を踏み越えたら先に進めました。
またしばらく視界のない尾根道をひらすら歩き続け、ちょっと疲れを感じ始めたとき。
これがRPGの世界の冒険の旅だとすると、ボスの待つお城に着いたような感じがしました。
高宕観音堂の山門で、阿吽の天狗様が門番です。
この参道の階段が一番きつかったですが、登りきったところにあったのは、岩にめり込んだ観音堂。
お堂の中はこんな様子。
景色を眺めながらお堂の前で休憩させてもらいました。
ところで、ここは終点ではなく、山道はまだ先に続くのです。
岩屋の向こうにそのゲートがあります。
RPGだとここから新しい冒険が始まるのでしょう。
ここまで約1時間半経過。ゲートを抜けたところの断崖からの景色を眺めて踵を返すことに。
戻りは周囲や景色を見ず、ただ黙々と(独り言を発しながらはコワイので)足早に歩きます。
石射太郎山の山頂の手前の階段状の道に差し掛かったとき、黒い徘徊虫が現れた。
周囲は見ていないけど、足元は見ているという。
鞘翅がツヤツヤしている比較的大型のゴミムシで体長は約16ミリ。記念にお供に加えました。
山頂の展望台に着くと観音堂の手前ですれ違った子供連れの家族が休憩していました。
元気一杯のお兄ちゃんに「また会ったね、お先に」と挨拶もそこそこに下り道へ。
と、また足元に・・今度は徘徊していたわけではなく、ひっくり返ってアリに集られていました。
これはアリをはらって表向きにしてあげたところ。
実は往路の尾根道で、飛んでいる同種を3頭も見たのですが、逃げられっ放しだっだのです。
やっと採れた子はまさに虫の息でしたが記念にお連れしました。
ほぼまっしぐらに降りてきたこともあり、復路は約1時間でした。
トラップの回収に向かってもいいのですが、まだ日没まで1時間以上あるので進路変更。
もう一か所、今年のうちにもう一度様子を確認しておきたかったポイントへ行くことに。
今年3月と5月に訪れて、お気に入りになったフィールドです。
前回はこの小さな草原で何種か糞虫を見つけたので、また何かいないかと・・・シカ糞を発見。
ガーデンニング熊手でちょいとひっくり返してみると・・さっき助けた子の恩返し?
ラッキーなことにペアでした。
他にもいくつかシカ糞を見つけましたが、追加採集はできず。
日暮れが近づいてきたので最後のミッションを果たしに向かいました。
そして、結果はというと・・ボウズではなかったのですが・・採れた徘徊虫はこの子だけ。
体長は前出の子とほぼ同じ約16ミリ。
ということで、センチコガネの恩返しはあったものの、ゴミムシの恩返しはありませんでした。
トラップ回収前の寄り道の途中、水分補給を目的に峠の駄菓子屋さんにピットインしました。
R465に面してぽつんとあるのですが、はじめて立ち寄りました。
選んだ飲料はもちろんこれ。
変わらない味ですね。
今日の湯加減
しかし、この時期はいわゆる虫の端境期。
前記事に登場したように、アゲハやヤンマたちも成虫は寿命を迎えます。
セミやコオロギやキリギリスの鳴き声も聞こえなくなってきました。
秋の代表選手のアカトンボたちもいよいよ終盤戦に入ります。
秋型のチョウやガを探すというのも考えましたが、今一つモチベーションが上がりませんでした。
斑猫沢のハンミョウたちも越冬態勢に移行して姿を消しましたが、オサホリはまだちょっと早い。
先月、東総でフィールドワークとお参りをしたとき、今シーズン最後のトラップ採集とも書きました。
しかし、ゴミムシたちはまだ活動しているだろうと思い立ったのです。
そこでトラップ一式を準備して、意気揚々とベニシジミ号に乗って出発しました。
選んだフィールドは、今年記事にも書きましたが、ゴミムシたちのパラダイスではないかと踏んだ所。
キミツの山の中で、あまり広くはないですが、背後に崖を背負った小流沿いの湿地。
そのポイントまですぐの所まで来た時、作業小屋が目に留まり、何の理由もなくバイクを降りました。
左手に平らな原っぱと思しき空間が見えたので、ちょっとだけ寄り道することに。
手前はセイタカアワダチソウが繁茂した耕作放棄地。
テングチョウが何頭か吸蜜に来ていましたが、まともな写真は撮らせてくれず。
もう少し先に進むと斜面沿いの小さな藪にトンボがいて、一枚だけ撮らせてくれました。
東総にサンクチュアリがありましたが、この子は初冬まで観察できます。
オオアオイトトンボ (アオイトトンボ科)
このバッタとツーショットが撮れそうだったのですが、トンボは嫌だったようです。
ショウリョウバッタモドキ (バッタ科)
さらに少しだけ足を進めてみると、変わった光景が広がっていました。
ほんの1アールくらいの広さなのですが、田んぼではなさそう。
後でまた来てみることにして、目的のポイントへ移動しました。
イノシシの箱罠が設置してあること以外、前回訪れたときと変わった様子はありません。
さっそくトラップの設置をはじめましたが、そういう時に限って何かがやってくる。
この子は美しい秋型。
キタテハ (タテハチョウ科)
この子も秋型。美しいと思います。
クロコノマチョウ (タテハチョウ科)
よく見ると後翅の縁が両方ともカールしている変わった子だったので師匠へのプレゼントにしました。
湿地なのでトラップの設置は容易。あっという間に10個ほどのPT(ベイト入り)を設置しました。
(PT : Pitfall Trap)
急ぐ必要はないので、さっきの場所へ戻る前にベニシジミ号でもう少し先に進んでみました。
前回もちょっと気になった沢があるのです。
特に変わった様子はなし。ここにもオオアオイトトンボがいましたが、またフラレました。
バイクへ戻ろうと引き返していると、足元に落ちていた枯れ枝に見慣れないものが。
何の幼虫だろう?と枝を持ち上げて複数アングルから撮影していたのですが、まったく動かない。
つんつんしてみたら、もう固くなっていました。寄生されたようでもないしナゾでした。
そんな様子を横で見ていたのは・・
アオダイショウ
おとなしいヘビです。
さて、さっきの小さなプールに戻ってみました。
ぐるっと一周してみると、湧水がありました。道理で水が澄んでいるはずです。
おそらく苗代なのではないかと思います。
水草もまったく生えていない、小さなプールのような苗代は、今はトンボたちの産卵床。
タンデムのアカトンボたちが何組もいました。
アキアカネ (トンボ科)
このペアはプールの周りの地面の上でホバリングしています。
前出のアキアカネのような”打水産卵”ではなく、”打空産卵”といわれる産卵方法。
ナツアカネ (トンボ科)
目と鼻の先に水があるのに、種ごとに備わった習性は変えられないのですね。
同上 ♂ (トンボ科)
ちゃんと確認はできませんでしたが、複数種のアカトンボが訪れていました。
ツマグロのこの子はマユタテアカネではないので多分・・
コノシメトンボ ♂ (トンボ科)
この子はたぶん・・。
アキアカネ ♀ (トンボ科)
アカトンボだけでなく、イトトンボの仲間など、次々と産卵に訪れるので見ていて飽きません。
まるでその観覧席のようなコンクリートの敷設物があったので腰かけてしばらく観察していました。
一眼レフを持ってくれば良かったと悔みながら。
そろそろお昼になるので移動しようとベニシジミ号に引き返す途中、さっきの子が撮らせてくれた。
テングチョウ (テングチョウ科)
今回、トラップを仕掛けてから時間を空けるための行動はプチハイキングに決めていました。
ただその前に腹ごしらえ。
目的の山へ向かう途中の峠にぽつんとあるラーメン屋さんへ。
つくもラーメン
この写真を撮っていると、店の中から見えたのでしょう、暖簾をくぐるなりおばちゃんが笑いながら、
「そんなボロボロの看板撮ってもダメだよ~、もう30年も経ってるんだから」
「いやいや、こういう看板が味があっていいんですよ、もう30年もたせてください」
「看板がもっても人間がもたないよ」
掛け合い漫才もほどほどに味噌ラーメンを注文しました。
どんぶりの文字もかすれて、つくもフーメン。
行く先はここからそう遠くないのですが、ほとんど訪れたことのないエリア。
というのは、何度か道を間違えたりUターンしたりと、なかなかたどり着けなかったイイワケ。
ここへのアプローチの入口には小さな標識があったのですが、初めてだとまず見逃すこと請け合い。
着いたのはトンネル。
ではなくて登山口。
登山というほどではないものの、ハイキングというにはちょっと急な坂を登って行きます。
30分足らずで石射太郎山(いしいたろうやま、258m)の山頂に到着。
展望台から南房総方面をパノラマ撮影。一番高いのが房総の最高峰、愛宕山(408m !)だと思います。
足元にお山の大将がいました。
クルマバッタモドキ (バッタ科)
展望台はないですが、東京湾側も眺望してみました。
あまり見晴らしはよくない。
ハイキングは時間稼ぎなので、ここから引き返しても目的を果たすことができません。
まあそれに、せっかくなのでということもあり、高宕山方面へ足を延ばすことに決定。
尾根道を歩き始めるとすぐ、房総の山でよくみる光景に出くわしました。
蟻の門渡り
両側が急な谷で幅30センチ。高所恐怖症ですが、絶壁ではないのでなんとか行けます。
しばらく進むと気になる脇道を発見。迷わず入ってみると急に視界が開けました。
まさに見晴らし台。こっちは浦賀水道側。正面は横須賀、観音崎かと。
こっちは北側。丘の上に見えるのはマザー牧場かと。
見晴らし台とはいえ柵はなく、足元は断崖でした。
縁に立つのはムリ。できる限り手を伸ばすもこれが限界。(レンズは真下に向けています)
ひたすら尾根道を進むと、また房総らしい光景が。
房総はほぼ岩山ですが、その岩肌に張り付いた木が倒れたり剥がれ落ちると、地層が現れます。
この倒木は通行にはまったく問題なく、岩の上を滑らないように進んでいきます。
少し行くと、尾根道ではなくなり、斜面を巻いていく道になりましたが・・これはだめか。
と思いきや、倒木を踏み越えたら先に進めました。
またしばらく視界のない尾根道をひらすら歩き続け、ちょっと疲れを感じ始めたとき。
これがRPGの世界の冒険の旅だとすると、ボスの待つお城に着いたような感じがしました。
高宕観音堂の山門で、阿吽の天狗様が門番です。
この参道の階段が一番きつかったですが、登りきったところにあったのは、岩にめり込んだ観音堂。
お堂の中はこんな様子。
景色を眺めながらお堂の前で休憩させてもらいました。
ところで、ここは終点ではなく、山道はまだ先に続くのです。
岩屋の向こうにそのゲートがあります。
RPGだとここから新しい冒険が始まるのでしょう。
ここまで約1時間半経過。ゲートを抜けたところの断崖からの景色を眺めて踵を返すことに。
戻りは周囲や景色を見ず、ただ黙々と(独り言を発しながらはコワイので)足早に歩きます。
石射太郎山の山頂の手前の階段状の道に差し掛かったとき、黒い徘徊虫が現れた。
周囲は見ていないけど、足元は見ているという。
オオクロツヤヒラタゴミムシ(オサムシ科)
鞘翅がツヤツヤしている比較的大型のゴミムシで体長は約16ミリ。記念にお供に加えました。
山頂の展望台に着くと観音堂の手前ですれ違った子供連れの家族が休憩していました。
元気一杯のお兄ちゃんに「また会ったね、お先に」と挨拶もそこそこに下り道へ。
と、また足元に・・今度は徘徊していたわけではなく、ひっくり返ってアリに集られていました。
これはアリをはらって表向きにしてあげたところ。
オオセンチコガネ (センチコガネ科)
実は往路の尾根道で、飛んでいる同種を3頭も見たのですが、逃げられっ放しだっだのです。
やっと採れた子はまさに虫の息でしたが記念にお連れしました。
ほぼまっしぐらに降りてきたこともあり、復路は約1時間でした。
トラップの回収に向かってもいいのですが、まだ日没まで1時間以上あるので進路変更。
もう一か所、今年のうちにもう一度様子を確認しておきたかったポイントへ行くことに。
今年3月と5月に訪れて、お気に入りになったフィールドです。
前回はこの小さな草原で何種か糞虫を見つけたので、また何かいないかと・・・シカ糞を発見。
ガーデンニング熊手でちょいとひっくり返してみると・・さっき助けた子の恩返し?
オオセンチコガネ (センチコガネ科)
ラッキーなことにペアでした。
他にもいくつかシカ糞を見つけましたが、追加採集はできず。
日暮れが近づいてきたので最後のミッションを果たしに向かいました。
そして、結果はというと・・ボウズではなかったのですが・・採れた徘徊虫はこの子だけ。
ケゴモクムシ (オサムシ科)
体長は前出の子とほぼ同じ約16ミリ。
ということで、センチコガネの恩返しはあったものの、ゴミムシの恩返しはありませんでした。
オマケ
トラップ回収前の寄り道の途中、水分補給を目的に峠の駄菓子屋さんにピットインしました。
駄菓子屋どんぐり
R465に面してぽつんとあるのですが、はじめて立ち寄りました。
選んだ飲料はもちろんこれ。
変わらない味ですね。
今日の湯加減
今日のチバは予報どおり朝からどん曇り。
出かける予定は立てていませんでしたが、その理由は天気だけではなく。
実はベニシジミ号の調子が悪くてバイク屋さんへ行ってきました。
取り寄せてもらったエアクリーナーとプラグを新品に交換。
少し機嫌は良くなったのですが、やっぱりトルクがちゃんと出ない。
店長も首を傾げて悩んだ結果、様子を見ることに。
FIやコンピュータの故障じゃないといいのですが・・。
さあ、明日のチバはいい天気になりそうです。久しぶりに師匠と一緒にボウソウしてきます!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
九州もすっかり虫の姿が見えなくなりました。
登山してみるめり込みのお堂が素晴らしい。
わたしの大好物です(笑)
仁王像かと思ったらなんと天狗の阿吽像なのですね?
見てみたい。
by 響 (2020-11-09 08:07)
アオダイショウのつぶらな瞳にうっとり(笑)
阿吽の天狗様、これは迫力ありますね。年月を感じるところもいいな。
by リュカ (2020-11-09 09:28)
先週水曜日(4日)、武蔵野・桜堤でナミアゲハさまにお会いしました。また来年、と声を掛け合いました。
横須賀を東京湾越しに眺めるのは初体験、いつも「海のあなたに薄霞むやまは上総か房州か」の高和です。
「駄菓子」、素敵な看板ですね。
by 高和です。 (2020-11-09 10:00)
>響さん
房総は岩山なので岩屋のお堂はいくつかあります。またいずれ^^
お堂の中の赤い面も天狗様です。
>リュカさん
ハチュ好きでしたっけ?瞼がないからつぶらですね^^
阿の天狗様は足が風化していました。
>高和です。さん
峠の駄菓子屋さんも趣があるものです^^
ズームレンズ付きのカメラを持っていけばよかったと後悔。
アゲハたちはまた来年ですね・・
by ぜふ (2020-11-09 21:36)
24日、とても暖かくて好天だったのを覚えています。
盛りだくさんの1日だったんですね。登山の様子がすごい!
山奥に苔むした階段や石像があって、お堂も。
景観にバラエティがあって楽しめそうな登山です。
「蟻の門渡り」って言うんですね。
こんなの初めて見ました。ちょっとコワイかも...。
by sakamono (2020-11-12 22:21)
>sakamonoさん
登山というほどではありませんが、房総にはマイナーな秘境があります。
蟻の門渡りはちょっとコワイです^^;
(子供たちが通って行ったくらいなので普通の人は平気です)
by ぜふ (2020-11-13 22:51)
わお!房総の山も侮れませんものね!!
阿吽の天狗様もいいなぁ♪ 行ってみたかった!
そうそう、今朝も庭に飛ぶトンボを見かけました。(もちろん種は不明)
毎朝氷点下なのに、どうなってるのー?大丈夫??
思ってしまいます…
by よしころん (2020-11-14 11:51)
>よしころんさん
そちらとはスケールが違いすぎますが、尾根道を歩くのはいいですね♪
行かれたことがなかったとは意外です。
氷点下を飛んでいるとは・・変温動物じゃないみたいですね^^
もし写真撮られていたらぜひ♪
by ぜふ (2020-11-14 12:34)
努力します^^;
by よしころん (2020-11-15 08:55)