"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
Damselfly the diver [探虫行]
7月12日の記事の続きです。
雨の合間を縫って双子池のもう片方へ行ってみたのですが、あいにく突入はできませんでした。
そこで、隣接していた森の中へ突撃して、ミルフィーユ断層を見つけたのでした。
森から出てきてもまだ時間があったので、ちょっと河岸を変えてみることに。
今回は主にこのトンボについての観察レポートです。
GoogleMapでの評価4.7(他で見たら3.4でした)のラーメン屋に寄ってから向かったのは市原市某所。
6月に大仏探しのときに訪れた谷津田。正確にはその下流域。
少年たちと虫探しをしたのは上流域だったので、下流も見てみたかったということです。
ランドマークの公民館をナビに登録してなんなく到着。
さっそく田んぼに降りて畔を歩いていると、まず目についたのがこの子。
この同定はちょっと自信がありません。頭部の模様(眼後紋と後頭条)が判然としないからです。
眼後紋がつながっていればホソミ、離れていればクロイトトンボの仲間で、後頭条があればオオイト。
しばらく後をつけて、やっとこの一枚を撮ったところで、田んぼの中へ逃げられてしまいました。
いずれにしても、田んぼの妖精ともいうべき、美しく爽やかなイトトンボです。
さて、これよりも少し小さくてさらに目立たない妖精が今回の主役。
この妖精は屈伸運動をしていました。
メスをキャッチするための準備体操なのでしょうか。
この子もこの3枚を撮ったところで舞い上がってしまいました。
飛ぶスピードは遅いのですが、一旦フレームアウトすると景色に溶け込んで見つけられなくなります。
コンチューターの感度レベルを最大にし、中腰で田んぼの縁をゆっくり歩いていきます。
陽射しはぐんぐん強くなり、もちろん田んぼに日陰はないので、みるみる汗だくになりました。
やっともう一頭、翅をかすかに煌めかせながら低く飛ぶ子を見つけました。
止まるまでしくこく追い続けて撮影。
さっきの子のお相手だったのでしょうか?
どうも産卵場所を探しているようだったので、さらに追跡することに。
すると。
やっと気に入る場所を見つけたのでしょうか。
しばらく観察していると、茎を伝って下に降りていきます。
これはひょっとして。
ダイビングだ。
潜水産卵をしています。
カメラを水の中に入れて撮ろうとしたら、気が付かれてしまったのか上がってきました。
産卵おつかれさまでした。
こちらももう汗だくでフラフラしてきていたので水の中へ入りたい気分でした。
プチ熱中症の様相を呈し始めたので、一旦ベニシジミ号に戻って水分補給をしました。
それから再度、田んぼへ降りて、一枚しか撮れなかった子を探しまくりましたが見つけられず。
アジアのオスには会えたので、資料画像として扉の写真を撮ったところでギブアップ。
でも幸運にもアジアイトトンボが潜水産卵することをはじめて知ることができました。
また、手元の図鑑ではアジアイトトンボには後頭条がないと書かれていますが写真のようにうっすらある個体もいることが分かりました。(ひょっとしたら種が違う可能性もありますが)
まだ日は高いのですが・・もう限界なので、谷津田を上流に向けて辿りつつ帰路につくことに。
と言いながら、出発して間もなく、左手の台地へ向かう登り坂がとても気になりました。
ちょっと登ると視界が開けた。
さらにこの左手には土場があることに気が付いた。
この写真でも陽射しがギラギラしているのがわかると思います。
元気があればカミキリムシ探しをするところですが、それは今度にして。
入口付近にトンボがいくつか止まっていたので証拠写真を撮ろうと観察してみると・・
ちょっと最近ご無沙汰の子でした。
さらに。ノシメちゃんかと思ったら、なんとメスの褄黒型。
前からも証拠として。
フラフラになりながらも収獲の多い一日でした。
今週、近隣ではじめて観察した子を。
アカボシゴマダラは奄美地方にも亜種が分布するのですが、これは人為的に移入された別亜種。
この個体群は特定外来生物に指定されています。
関東地方を中心に徐々に分布を拡げているようですが、近隣で観察したのははじめて。
しかもなんと、その場所が自宅の玄関前だったのです。
嬉しいやら悲しいやらですが、蝶に罪はありません。
さらにその翌日。なんと2日連続で近隣初観察の昆虫に出くわしました。
散歩途中で見つけ、あわててカメラを取りに家へ戻って、もう一度行ってみたら運よくまだいました。
散歩しているときはメスもいたのですが・・
今日の湯加減
雨の合間を縫って双子池のもう片方へ行ってみたのですが、あいにく突入はできませんでした。
そこで、隣接していた森の中へ突撃して、ミルフィーユ断層を見つけたのでした。
森から出てきてもまだ時間があったので、ちょっと河岸を変えてみることに。
今回は主にこのトンボについての観察レポートです。
GoogleMapでの評価4.7(他で見たら3.4でした)のラーメン屋に寄ってから向かったのは市原市某所。
6月に大仏探しのときに訪れた谷津田。正確にはその下流域。
少年たちと虫探しをしたのは上流域だったので、下流も見てみたかったということです。
ランドマークの公民館をナビに登録してなんなく到着。
さっそく田んぼに降りて畔を歩いていると、まず目についたのがこの子。
ホソミイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
この同定はちょっと自信がありません。頭部の模様(眼後紋と後頭条)が判然としないからです。
眼後紋がつながっていればホソミ、離れていればクロイトトンボの仲間で、後頭条があればオオイト。
しばらく後をつけて、やっとこの一枚を撮ったところで、田んぼの中へ逃げられてしまいました。
いずれにしても、田んぼの妖精ともいうべき、美しく爽やかなイトトンボです。
さて、これよりも少し小さくてさらに目立たない妖精が今回の主役。
アジアイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
この妖精は屈伸運動をしていました。
同上
メスをキャッチするための準備体操なのでしょうか。
同上
この子もこの3枚を撮ったところで舞い上がってしまいました。
飛ぶスピードは遅いのですが、一旦フレームアウトすると景色に溶け込んで見つけられなくなります。
コンチューターの感度レベルを最大にし、中腰で田んぼの縁をゆっくり歩いていきます。
陽射しはぐんぐん強くなり、もちろん田んぼに日陰はないので、みるみる汗だくになりました。
やっともう一頭、翅をかすかに煌めかせながら低く飛ぶ子を見つけました。
止まるまでしくこく追い続けて撮影。
さっきの子のお相手だったのでしょうか?
アジアイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
どうも産卵場所を探しているようだったので、さらに追跡することに。
すると。
同上
やっと気に入る場所を見つけたのでしょうか。
しばらく観察していると、茎を伝って下に降りていきます。
これはひょっとして。
ダイビングだ。
潜水産卵をしています。
カメラを水の中に入れて撮ろうとしたら、気が付かれてしまったのか上がってきました。
産卵おつかれさまでした。
こちらももう汗だくでフラフラしてきていたので水の中へ入りたい気分でした。
プチ熱中症の様相を呈し始めたので、一旦ベニシジミ号に戻って水分補給をしました。
それから再度、田んぼへ降りて、一枚しか撮れなかった子を探しまくりましたが見つけられず。
アジアのオスには会えたので、資料画像として扉の写真を撮ったところでギブアップ。
アジアイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
でも幸運にもアジアイトトンボが潜水産卵することをはじめて知ることができました。
また、手元の図鑑ではアジアイトトンボには後頭条がないと書かれていますが写真のようにうっすらある個体もいることが分かりました。(ひょっとしたら種が違う可能性もありますが)
まだ日は高いのですが・・もう限界なので、谷津田を上流に向けて辿りつつ帰路につくことに。
と言いながら、出発して間もなく、左手の台地へ向かう登り坂がとても気になりました。
ちょっと登ると視界が開けた。
さらにこの左手には土場があることに気が付いた。
この写真でも陽射しがギラギラしているのがわかると思います。
元気があればカミキリムシ探しをするところですが、それは今度にして。
入口付近にトンボがいくつか止まっていたので証拠写真を撮ろうと観察してみると・・
ちょっと最近ご無沙汰の子でした。
マユタテアカネ ♂ (トンボ科)
さらに。ノシメちゃんかと思ったら、なんとメスの褄黒型。
マユタテアカネ ♀ (トンボ科)
前からも証拠として。
同上
フラフラになりながらも収獲の多い一日でした。
オマケ
今週、近隣ではじめて観察した子を。
アカボシゴマダラ(タテハチョウ科) 7/27 撮影
アカボシゴマダラは奄美地方にも亜種が分布するのですが、これは人為的に移入された別亜種。
この個体群は特定外来生物に指定されています。
関東地方を中心に徐々に分布を拡げているようですが、近隣で観察したのははじめて。
しかもなんと、その場所が自宅の玄関前だったのです。
嬉しいやら悲しいやらですが、蝶に罪はありません。
さらにその翌日。なんと2日連続で近隣初観察の昆虫に出くわしました。
ギンヤンマ ♂ (ヤンマ科) 7/28 撮影
散歩途中で見つけ、あわててカメラを取りに家へ戻って、もう一度行ってみたら運よくまだいました。
散歩しているときはメスもいたのですが・・
今日の湯加減
前週の採集会はザンネンながら天気予報がはずれて中止となりました。
でもやっと、きっと、今日、チバも梅雨が明けたと思います。
明日は梅雨明け最初の採集会。しかもチバ開催。
下見をしてきたところ、虫はやや少ないかもしれません・・当日どうかな?
ところで、昨日、プチぎっくり腰をやらかしてしまいました。
コロナ禍での運動不足を散歩や体操で補って爆発予防をしていたのですが。
先週のチバはほぼずっと雨でさすがに散歩がまったくできず。もちろんFWもできず。
なんかモヤモヤするなとは感じていたのに警戒が足りませんでした。
中腰の態勢をとって「あっ!」と感じたときはもう後の祭り。
幸い歩くことはできるので、明日の採集会はがんばって行ってきます!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
あらら~(><)再噴火されましたか…
中腰はいかんですよねぇ。
花散策のときは百均で購入したマジックテープ式の膝当てをして必ず膝をついて撮るようにしています^^;
早くよくなられますように…
by よしころん (2020-08-03 09:58)
雨続きの散歩は気が滅入ります。荷物が増えるは虫も出てきてくれない、おまけに腰まで不安・・・お察しします。先ずは「お大事に」。
by 高和です。 (2020-08-03 15:15)
追伸です。
家の近所でギンヤンマ、おめでとうございます。嬉しそうな表情が目に浮かびます。
by 高和です。 (2020-08-03 15:26)
水中で産卵するなんてびっくり。
梅雨明けして水位が下がるってわかってるのかな?
ゴマダラ蝶は見たことないです。
by 響 (2020-08-04 09:26)
>よしころんさん
再噴火ですが大噴火ではないのでまだマシです^^;
百均でそんなのが売ってるとは! ほしい!
>高和です。さん
たまたまの一見さんだとは思いますが・・メスもいたので。
ただ、産卵した場所では孵化しないと思います^^;
>響さん
潜水産卵するトンボは何種かいますが実際に観察するのは運しだいですね・・
アカボシの移入種は関東だけなので、そちらにはいないかと・・
いたら大変^^;
by ぜふ (2020-08-04 22:05)
冒頭の写真の、トンボの目玉がとてもキレイで。
トンボの眼鏡は水色なんですね^^;。
潜水産卵の写真、びっくりしました。
こんなふうに卵を産んだりもするんですねぇ。
by sakamono (2020-08-06 21:16)
>sakamonoさん
当日はまさに青い空でした^^
水面下の方がきっと暑さにやられにくいのでしょうね。
まじまじと観察できました♪
by ぜふ (2020-08-07 19:06)