"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
蜻蛉 2019 [トンボ]
年末恒例のトンボで振り返る一年。令和元年のトンボ総集編。
2010年からはじめてついに10回目となりました!
ムシブロになってからも10年以上が経ち、ややマンネリ感がありますが記念すべき第10回です。

と意気込んではみても、振り返ってみると・・写真が少ない・・
前回(去年)も書きましたが、年々トンボのショットが少なくなっていると思うのは気のせいか。
トンボに対する興味が減退している気はしません。
何か他の昆虫種への興味が亢進した気もしません。
たまたま出会う確率が低下したのか・・それともトンボ自体が減ったのか?
まずはあの子、不動のトップバッターであるトンボの写真が・・ない・・と思ったらあった。
4月頃、チバ市内の里地でも観察できるシオヤトンボは春の季語にしたいくらいです。
まだバイクに乗れなくて、HFまで電車とバスを乗り継いで行きました。
この子はまさにデビュー途中。

春といえば採集会で訪れる裏高尾。
そこで年に一度観察することが恒例になっているトンボと今年も逢えました。

しばらくブログバナーにもなってもらったことを思い出しました。
もう一種、これは採集しないと撮影はほぼ不可能。
スタッフが執念でつかまえたやつ。

毛深くてオニヤンマにも負けないくらい野性味のある印象がその容姿から漂います。

5月。
秩父の渓流はトンボやチョウが水面を流れ飛び・・・と思ったらぜんぜんいませんでした。
いないというか、今年は発生が遅かったようで、デビューしたての子たちが見られました。

この子たちも次々とデビュー中のようでした。

帰り道、お見送りをしてくれたのは先にデビューした子。

ミヤマカワトンボが見られなくて残念だったことが思い出。
東京、神奈川、山梨の県境へもいきましたが、ここでもミヤマカワトンボは見られず。
カワトンボはたくさんいました。

その代わりにこの子に逢えた。

HFでは初見のサナエが現れた。

観察会だったのでサービスで出てきてくれたのか、この日以来お出ましにならない。

6月。
忘れもしないシズオカ遠征。
飛翔写真は撮れなかったのでつかまえました。

そしてこの日はまさにトンボ祭り。取れ高今年一番の日。
まずはHFで最近見られなくなった子たち。

ペアで観察できてよかった。

イトトンボたちにも逢えました。

想定外の出会い。

この子も想定外でした。

扉の写真の子もこの日に撮影したのでした。

ゼフを見にHFに行ったときに。

これもデビューしたての子。

オオアオイトトンボは毎年撮影枚数が多いトンボなのですが、今年はなぜか少ない。
ということは後から分かったことで、このときはそんな意識はありませんでした。

7月。
近所で異常な光景に出くわしました。
ここ数年、トンボの大群というものを見ることがないので、異常ではあるけれどちょっと興奮した。

新聞に投稿し、地方面とはいえ1/4面使って掲載されたのを見てビビリました。
チバ県内の他の場所でも観察した方がいたようですが、とにかくとても興味深い生態でした。
まさかこれが2か月後の台風などの災害の前兆だった・・かもしれないと思うとまさにムシの報せ。
同じ日に裏庭に来てくれた子。

どちらも発生場所に思い当たるところがないんだけど・・調べてみたら面白いと思うんだけど・・
そんな余裕もなく、トンボ懸案ポイントのパトロールに行くのがやっとでした。
訪れたのは外房のトンボ沼。
ところが期待に反して、というより、危うくボウズだったという悲しい記憶。
2周してやっと写せたのはこの子。

あ、「まぁまぁ」と慰めてくれた子もいた。

偶然、途中の田んぼで想定外の子に逢えたのはコンチューターのおかげでした。

ナガノ遠征のターゲットはトンボではなかったのですが、これは目ぼしいトンボでした。

それにしても7月は雨ばかりでしたね・・

やっと梅雨が明けた8月。
ヤマナシ遠征のターゲットもトンボではありませんでしたが、この子とは久しぶり対面でした。

これはブログには載せなかった。

赤くなる前のオスだと思います。
2回目のナガノ遠征。
くまさんに会った日。

翌日、まだ生きていたので予定外の池を訪れた。
そこで見つけた初見のトンボ。

今年のナガノ遠征はさまざまなハプニングとミラクルがあり、そして想い出がたくさんできました。

9月。
今度はトチギ遠征。水生昆虫がターゲット。
やっと購入したTG-6を携えて意気も揚々だったのですが、操作に慣れていなくてボツ大量生産。
この写真もボツでした。

ここでも大群に逢えたのだった。

レバーによる露出調整は抑止できるようにしてほしい。

幾度かの台風と大雨で痛めつけられた9月が過ぎ10月。
何もなかったようにこの子たちが山から降りてきました。


7月にみた大群ではありませんでしたが、一体どこへ避難していたのでしょう。
調べてみたら面白いと思うんだけど・・
そして11月。
これから冬を越すこの子で今年はおしまいとします。

また来年・・
うちのセンちゃんたち、☆彡になっていく子もいますが、まだまだ大勢元気に暮らしています。
万能食の昆虫ゼリーをもりもり食べて、室内飼育なのでぬくぬくと。
窓から暖かい陽射しが入ってくると、一斉にはげしくゴソゴソと動き始めます。

このように光に向かっていく習性を”走光性”といいます。
ところで、今年のクリスマスはご縁があって狭山丘陵方面へフィールドワークに行きました。
最前の予報では曇りで気温も低いとのことでしたが、午後は陽射しも出て風も弱く、暖かいくらい。
詳しくはまた別途記事にしようと思います。
今日の湯加減
2010年からはじめてついに10回目となりました!
ムシブロになってからも10年以上が経ち、ややマンネリ感がありますが記念すべき第10回です。

6.23撮影 チョウトンボ (トンボ科)
と意気込んではみても、振り返ってみると・・写真が少ない・・
前回(去年)も書きましたが、年々トンボのショットが少なくなっていると思うのは気のせいか。
トンボに対する興味が減退している気はしません。
何か他の昆虫種への興味が亢進した気もしません。
たまたま出会う確率が低下したのか・・それともトンボ自体が減ったのか?
まずはあの子、不動のトップバッターであるトンボの写真が・・ない・・と思ったらあった。
4月頃、チバ市内の里地でも観察できるシオヤトンボは春の季語にしたいくらいです。
まだバイクに乗れなくて、HFまで電車とバスを乗り継いで行きました。
この子はまさにデビュー途中。

4.7撮影 シオヤトンボ (トンボ科)
春といえば採集会で訪れる裏高尾。
そこで年に一度観察することが恒例になっているトンボと今年も逢えました。

4.21撮影 ホソミイトトンボ (イトトンボ科)
しばらくブログバナーにもなってもらったことを思い出しました。
もう一種、これは採集しないと撮影はほぼ不可能。
スタッフが執念でつかまえたやつ。

4.21撮影 ムカシトンボ (ムカシトンボ科)
毛深くてオニヤンマにも負けないくらい野性味のある印象がその容姿から漂います。

5月。
秩父の渓流はトンボやチョウが水面を流れ飛び・・・と思ったらぜんぜんいませんでした。
いないというか、今年は発生が遅かったようで、デビューしたての子たちが見られました。

5.2撮影 ニホンカワトンボ(カワトンボ科)
この子たちも次々とデビュー中のようでした。

5.2撮影 クロサナエ(サナエトンボ科)
帰り道、お見送りをしてくれたのは先にデビューした子。

同上
ミヤマカワトンボが見られなくて残念だったことが思い出。
東京、神奈川、山梨の県境へもいきましたが、ここでもミヤマカワトンボは見られず。
カワトンボはたくさんいました。

5.12撮影 ニホンカワトンボ ♂(カワトンボ科)
その代わりにこの子に逢えた。

5.12撮影 ダビドサナエ(サナエトンボ科)
HFでは初見のサナエが現れた。

5.19撮影 ヤマサナエ(サナエトンボ科)
観察会だったのでサービスで出てきてくれたのか、この日以来お出ましにならない。

6月。
忘れもしないシズオカ遠征。
飛翔写真は撮れなかったのでつかまえました。

6.6撮影 ヤブヤンマ (ヤンマ科)
そしてこの日はまさにトンボ祭り。取れ高今年一番の日。
まずはHFで最近見られなくなった子たち。

6.23撮影 ショウジョウトンボ ♀ (トンボ科)
ペアで観察できてよかった。

同上 ♂
イトトンボたちにも逢えました。

6.23撮影 アジアイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
想定外の出会い。

6.23撮影 アオモンイトトンボ ペア (イトトンボ科)
この子も想定外でした。

6.23撮影 ベニイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
扉の写真の子もこの日に撮影したのでした。

6.23撮影 チョウトンボ ♂ (トンボ科)
ゼフを見にHFに行ったときに。

6.27撮影 ハグロトンボ (カワトンボ科)
これもデビューしたての子。

6.27撮影 オオアオイトトンボ (アオイトトンボ科)
オオアオイトトンボは毎年撮影枚数が多いトンボなのですが、今年はなぜか少ない。
ということは後から分かったことで、このときはそんな意識はありませんでした。

7月。
近所で異常な光景に出くわしました。
ここ数年、トンボの大群というものを見ることがないので、異常ではあるけれどちょっと興奮した。

7.9撮影 アキアカネ (トンボ科)
新聞に投稿し、地方面とはいえ1/4面使って掲載されたのを見てビビリました。
チバ県内の他の場所でも観察した方がいたようですが、とにかくとても興味深い生態でした。
まさかこれが2か月後の台風などの災害の前兆だった・・かもしれないと思うとまさにムシの報せ。
同じ日に裏庭に来てくれた子。

7.9撮影 アジアイトトンボ (イトトンボ科)
どちらも発生場所に思い当たるところがないんだけど・・調べてみたら面白いと思うんだけど・・
そんな余裕もなく、トンボ懸案ポイントのパトロールに行くのがやっとでした。
訪れたのは外房のトンボ沼。
ところが期待に反して、というより、危うくボウズだったという悲しい記憶。
2周してやっと写せたのはこの子。

7.13撮影 コシアキトンボ ♂ (トンボ科)
あ、「まぁまぁ」と慰めてくれた子もいた。

7.13撮影 ノシメトンボ ♂ (トンボ科)
偶然、途中の田んぼで想定外の子に逢えたのはコンチューターのおかげでした。

7.13撮影 セスジイトトンボ (イトトンボ科)
ナガノ遠征のターゲットはトンボではなかったのですが、これは目ぼしいトンボでした。

7.21撮影 ミヤマアカネ ♀ (トンボ科)
それにしても7月は雨ばかりでしたね・・

やっと梅雨が明けた8月。
ヤマナシ遠征のターゲットもトンボではありませんでしたが、この子とは久しぶり対面でした。

8.3撮影 コノシメトンボ ♂ (トンボ科)
これはブログには載せなかった。

8.3撮影 ナツアカネ ♂ (トンボ科)
赤くなる前のオスだと思います。
2回目のナガノ遠征。
くまさんに会った日。

8.25撮影 オツネントンボ (アオイトトンボ科)
翌日、まだ生きていたので予定外の池を訪れた。
そこで見つけた初見のトンボ。

8.26撮影 クロイトトンボ (イトトンボ科)
今年のナガノ遠征はさまざまなハプニングとミラクルがあり、そして想い出がたくさんできました。

9月。
今度はトチギ遠征。水生昆虫がターゲット。
やっと購入したTG-6を携えて意気も揚々だったのですが、操作に慣れていなくてボツ大量生産。
この写真もボツでした。

9.7撮影 ミヤマアカネ ♂(トンボ科)
ここでも大群に逢えたのだった。

9.7撮影 ハグロトンボ(カワトンボ科)
レバーによる露出調整は抑止できるようにしてほしい。

幾度かの台風と大雨で痛めつけられた9月が過ぎ10月。
何もなかったようにこの子たちが山から降りてきました。

10.7撮影 アキアカネ ♂ (トンボ科)

10.7撮影 アキアカネ ♀(トンボ科)
7月にみた大群ではありませんでしたが、一体どこへ避難していたのでしょう。
調べてみたら面白いと思うんだけど・・
そして11月。
これから冬を越すこの子で今年はおしまいとします。

11.16撮影 ホソミオツネントンボ ♀ (アオイトトンボ科)
また来年・・
オマケ
うちのセンちゃんたち、☆彡になっていく子もいますが、まだまだ大勢元気に暮らしています。
万能食の昆虫ゼリーをもりもり食べて、室内飼育なのでぬくぬくと。
窓から暖かい陽射しが入ってくると、一斉にはげしくゴソゴソと動き始めます。

オオセンチコガネ (コガネムシ科)
このように光に向かっていく習性を”走光性”といいます。
ところで、今年のクリスマスはご縁があって狭山丘陵方面へフィールドワークに行きました。
最前の予報では曇りで気温も低いとのことでしたが、午後は陽射しも出て風も弱く、暖かいくらい。
詳しくはまた別途記事にしようと思います。
今日の湯加減
毎年毎年、年の瀬が年の瀬らしくなくなっていく気がします。(ドタバタはしているけれど)
それでもアメ横などに買い出しに行けば少しは実感するのですが、今年は出かけず仕舞いに。
お正月はお正月で、初詣など、人が大勢集まるところへは行かないので実感が湧かないでしょう。
それ以前におそらくいつものように里へ山へ人気のないところへ行ってしまうのですが・・
前回(1年前)の湯加減には「来年はなるべく水平飛行になることを期待します」と書いてある。
ところが実情は、骨折から始まり、水平飛行どころか墜落しかかるような波乱含みの一年でした。
本編に書いたとおり、忘れられない良い想い出もできたので、山あり谷ありという総括でしょうか。
みなさんはどんな一年でしたか?
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
今年はお世話になりました!!
来年は日本酒一緒に飲みたいですね♪
カブトムシの幼虫、ケースに白カビ発生中ですが、幼虫はちゃんと冬眠しているようです。
来年、成虫になるのか、どきどきですわ!!(笑)
by リュカ (2019-12-31 10:21)
>リュカさん
こちらこそ、ありがとうございました! ぽんしゅ会よろしく^^
多少のカビは大丈夫ですが、表面に出てきたら引越させてください。
2020年、無事デビューしますように♪
by ぜふ (2019-12-31 23:48)
チョウトンボの色合い、スゴイですねぇ。
このまま、ブローチになりそう。
全員一斉に、光にむかっていくオオセンチコガネもかわいい^^;。
今年もよろしくお願いいたします。
by sakamono (2020-01-03 15:19)
>sakamonoさん
トンボはみんなイケメンですがこの翅は格別ですね。
センちゃんたちの翅も負けていませんが^^
今年もご愛顧いただければ幸いです。
by ぜふ (2020-01-03 18:41)