"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
HF一人観察会 [自然]
何度か台風になぶられて閉鎖となっていたHF。
1か月経ったのでおそるおそる様子を見に行ってきました。
12月1日は第一日曜日なので観察会の開催日なのですが・・
谷津田の 入口広場に見慣れたのぼりが立っていました。
ほっと一安心。
この日は午後お江戸に行く用事があるので、観察会がはじまる時間には帰らなければなりません。
そのため早く来たので誰もいない。
せっかくなのでHFの全体の形を案内板で紹介します。
入口広場は谷津田の上流側にあります。
表示にあるとおり、この谷津田には湧水ポイントがいくつかあり、井戸も一か所。
ちょっと触ってみましたが、井戸水はいつも同じような温度。暖かかった。
谷津田へ向かう林の中の道の端には倒木を切った丸太が並べられていました。
直径80センチはあろうかという太いものも。
竹林の竹もアーチを描くように四方へ傾き、伐採した木を運び出したであろう杉林は明るくなっていました。
谷津田へ出て視界が開けると、一目で空間がかなり拡がった印象。
手前の元休耕田の草地の葦がきれいに刈られていてすっきりしていたのです。
草地の中には根返り倒木もありましたが。
ところで、林縁の枝葉の上や洞の中などをチェックはしているものの何もいない。
コンチューターの針もまったく振れない。
気温は2桁くらいあるものの、まだ午前中の早い時間帯。
風もほとんどないものの、陽射しがない。
虫たちはみなどこかに潜んでいて出てこないでしょう。
谷津田から山畑へ登っていくルートはまだ通行止めでした。
ハンノキ林に差し掛かったとき、下見をしていた観察指導員のお二人とすれ違いました。
「観察会は今日から再開ですか」とたずねると、すでに1回開催したとのこと。
ということは、前回来たときから半月ほどで整備したということ。
谷津田の手入れをしている方たちも皆ボランティアなのですが、プロ並みに手際がいいのでしょう。
早退することを予め伝えて散策を続けました。
一番気になるのはやはりゼフたちの聖地。
傾いた木も何本かありますが、大きな被害はなさそうです。
こういう谷津田などの地盤の緩い湿地に生えるハンノキは根をしっかり張れないでしょう。
だから幹もあまり太くならず、枝葉も大きく拡げない。
それによって持ちえたのは”しなやかさ”だと思います。(水辺に生える柳もそうでしょう)
そのしなやかさをもってしても倒れてしまった強風はやはりとてつもなかったのだと思います。
どんなダメージがあっても、それに応じて手入れをしているボランティアの方には頭が下がるばかり。
でもこういう里山がこれからもずっと保全されますように。
そしてまた来シーズン、ゼフたちに逢えますように。
ということでまったく虫を観察できなかったので。
それと今年はまったくといっていいほど紅葉狩りができなかったので。
ゲンゴロウ水槽を紅葉させてみました。
ゲンちゃんたちも気に入ってくれたかな?
今日の湯加減
1か月経ったのでおそるおそる様子を見に行ってきました。
12月1日は第一日曜日なので観察会の開催日なのですが・・
谷津田の 入口広場に見慣れたのぼりが立っていました。
ほっと一安心。
この日は午後お江戸に行く用事があるので、観察会がはじまる時間には帰らなければなりません。
そのため早く来たので誰もいない。
せっかくなのでHFの全体の形を案内板で紹介します。
入口広場は谷津田の上流側にあります。
表示にあるとおり、この谷津田には湧水ポイントがいくつかあり、井戸も一か所。
ちょっと触ってみましたが、井戸水はいつも同じような温度。暖かかった。
谷津田へ向かう林の中の道の端には倒木を切った丸太が並べられていました。
直径80センチはあろうかという太いものも。
竹林の竹もアーチを描くように四方へ傾き、伐採した木を運び出したであろう杉林は明るくなっていました。
谷津田へ出て視界が開けると、一目で空間がかなり拡がった印象。
手前の元休耕田の草地の葦がきれいに刈られていてすっきりしていたのです。
草地の中には根返り倒木もありましたが。
ところで、林縁の枝葉の上や洞の中などをチェックはしているものの何もいない。
コンチューターの針もまったく振れない。
気温は2桁くらいあるものの、まだ午前中の早い時間帯。
風もほとんどないものの、陽射しがない。
虫たちはみなどこかに潜んでいて出てこないでしょう。
谷津田から山畑へ登っていくルートはまだ通行止めでした。
ハンノキ林に差し掛かったとき、下見をしていた観察指導員のお二人とすれ違いました。
「観察会は今日から再開ですか」とたずねると、すでに1回開催したとのこと。
ということは、前回来たときから半月ほどで整備したということ。
谷津田の手入れをしている方たちも皆ボランティアなのですが、プロ並みに手際がいいのでしょう。
早退することを予め伝えて散策を続けました。
一番気になるのはやはりゼフたちの聖地。
傾いた木も何本かありますが、大きな被害はなさそうです。
こういう谷津田などの地盤の緩い湿地に生えるハンノキは根をしっかり張れないでしょう。
だから幹もあまり太くならず、枝葉も大きく拡げない。
それによって持ちえたのは”しなやかさ”だと思います。(水辺に生える柳もそうでしょう)
そのしなやかさをもってしても倒れてしまった強風はやはりとてつもなかったのだと思います。
どんなダメージがあっても、それに応じて手入れをしているボランティアの方には頭が下がるばかり。
でもこういう里山がこれからもずっと保全されますように。
そしてまた来シーズン、ゼフたちに逢えますように。
オマケ
ということでまったく虫を観察できなかったので。
それと今年はまったくといっていいほど紅葉狩りができなかったので。
ゲンゴロウ水槽を紅葉させてみました。
ゲンゴロウ (ゲンゴロウ科)
ゲンちゃんたちも気に入ってくれたかな?
今日の湯加減
今日もまた雨のチバ。しかも最高気温5度の予想。
ブログ日和というところかもしれないけど、ストレスが溜まります。
ところで明日は毎年恒例のファーブル昆虫塾のクリスマス子供会。
ここ数年、ひそかに虫ブームなのか、標本教室や採集会の人気が上昇しています。
ところが今年は夏以降、台風や天候不順で、誰もが虫捕りに行けないことが多かったでしょう。
そのため欲求不満となっている虫キッズも多いのではと思います。
明日は親子で楽しい虫タイムを過ごしていただけるといいなと思います。スタッフも一緒にね。
いよいよ11日にライブ参戦!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
紅葉に浮かぶゲンゴロウ、心なしか嬉しそうな^^
谷津田、働き者のボランティアさんのおかげでスッキリと整えられて、きっと64さんたちも無事に越冬されることでしょう。
おかげさまで山暮らしにも少しずつ慣れてきました^^
引越しの際、窓を開けると窓の隙間に☆になったたくさんの「オツネトンボ?」が…(><)
来期は活動しているところを観察してみたいです。
by よしころん (2019-12-11 07:56)
倒木の数を見る限りすごい早さで
入れるようにしてくれるのですね。
里山と書かれた池の雰囲気が素晴らしい。
ずっと残したいって気持ち同感です。
by 響 (2019-12-11 14:36)
里山大事だとしみじみ感じます。
虫キッズが増えるのは嬉しいなあ♪
by リュカ (2019-12-12 17:19)
>よしころんさん
ゲンゴロウはしばらく寛いでいました^^
オツネントンボはどうして窓にきてしまったのでしょうね?
越冬できるので暖かい場所を探してではないはずですが・・
>響さん
ボランティアですし、ほんとに頭がさがります。
しかもここは私有地なんです。地権者の方たちが手放さないように・・
>リュカさん
農地だった谷津田、里山、里地が少しでも残っててほしいです。
近隣の虫キッズたちにはきっと原風景になるでしょうし。
by ぜふ (2019-12-12 20:05)
なんだろう、これ? と、しばらく眺めて、「里山」の文字が
分かりました^^;。里山の保全には手間がかかるのですね。
私にとっても、馴染みのある風景です。
紅葉の水槽、キレイですね!
by sakamono (2019-12-12 22:58)
>sakamonoさん
手入れをするからこそ保全される自然ということかと。
でもボランティアが活躍しているというのは大変なことです。
HFも一部紅葉が楽しめるのですが、今年は散々でしたので・・
by ぜふ (2019-12-14 00:40)