"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ご近所さんを探せ [探虫行]
午前中だけ時間が空いた11月10日。
この日午後は祝賀御列の儀でしたが、パレード見物に出かけたわけではありません。
さてどこへ行くか。半日なのでボウソウするのはムリ。
一人作戦会議の末、いっそのこと超近場を開拓しようということに。
例によってGoogleMapとしばしにらめっこ。
数年前に偶然通りかかって、キジを見かけた川沿いの荒れ地を候補としました。
自宅からのルートが分からなかったのですが、先にワークマンで買い物をして現地に到着。
まるで陽春のような、のどかで暖かな日曜日の朝でした。
川辺に陣取っているのは釣り客です。(何を狙っているのかはわかりません)
たしかカワセミなどの野鳥もいるはずですが、鳥屋さんは見かけませんでした。
土手の上は舗装されていてサイクリングロードになっています。
散歩している人に擬態して、何気ないふりをして歩いていきますが、コンチューターはフル稼働。
釣り客がいるということは、あちこちに川縁まで降りていける踏み跡があります。
アタリをつけて入ってみると、ここにも台風の爪跡らしきものが。
陽気がいいとはいえ、さすがになかなか虫がいません。
被写体に事欠くなぁとぼやきながらこの子を撮る始末。
でもストローの出し方がおもしろい。
ハナアブがいたので追いかけているとこんな子を見つけました。
見つけるたびに思いますが、これは何かに擬態しているのでしょうか?
だとしても想像がつかないけれど、まさかう○こじゃないよね。
だとしてもカラフル。
ちなみにハバチの仲間の幼虫は丸まるのが特徴です。
サイクリングロードを無謀に横断している毛虫くんなどを避難させながらしばらく進むと・・
川とは反対側、森の方へ向けてこんな道がありました。
これは何か匂う。突入あるのみ。
足元から飛び出すオンブバッタたちを踏まないようにして奥へ進むと開けた場所にでました。
土がふかふかしていて、耕作放棄地ではないかと思います。
保育園や幼稚園の小規模の園庭くらいの広さ。
殺風景といえばその通りだけど、ヒメタデやホトケノザが荒れ地にぽつぽつと色を付けていました。
ふかふかの地面はほぼ雑草に覆われていますが、土が露出したところにはいくつか穴が開いています。
この子たちのお家のようでした。
コオロギの仲間は意外に撮影しづらいので、ご自宅を見つけられてよかった。
こういう荒地というか、畑地にはゴミムシくんたちは少なからずいるはず。
ザ・ゴミムシやこの子の類は何匹かいました。
プテロもいてくれないかなぁというゆるい気持ちで下を向いてローラーしていると・・
コンチューターの針が振り切れた。
草の陰に何かが動いた。
マルガタゴミムシにしては大きい。
プテロやシデムシにしては赤い。
ひょっとしてと思いつつ、カメラを出して構えつつ草を少しかき分ける。
この一枚を撮るまで確認できませんでしたが・・なんと。
まるでボウソウのアカオサのような赤さですが、やはりうっすらと青(緑)がのっている。
せっかくなので手乗りになってもらいました。
どうしてか、背中が少しつぶれていましたが、元気なオスで、指を甘噛みされたほど。
自宅からの距離の最短記録を更新するアオオサ採集となりました。
チョウチョも少し出てくれました。
秋型のベニシジミですが、うっすらとブルースターでした。
まだまだ元気なヒョウモン。
荒地の園庭を後にして土手に戻るとこの時期によく見かける子。
もうすでにタイムアップの時間を過ぎていたので、早歩きでベニシジミ号に戻りました。
ところで、こんなにいっぱい藪があるのにあの虫がいないなぁと思っていたら・・
ベニシジミ号のすぐそばの路上にいました。
ここにいるとジョガーや自転車に轢かれるので藪の中へ避難させました。
ということで、自宅から約6キロのご近所に新規開拓ができ、とても満足した午前中。
午後は昆虫館へと急ぎました。
現場ではブロマイド写真を撮るヒマがなかったので、家へお連れしてからあらためて。
ついでにこの子も。
もひとつついでに前記事のこの子も。
ゴミムシの季節がやってきたという感じです。
掘りにいかなくちゃ。
今日の湯加減
この日午後は祝賀御列の儀でしたが、パレード見物に出かけたわけではありません。
さてどこへ行くか。半日なのでボウソウするのはムリ。
一人作戦会議の末、いっそのこと超近場を開拓しようということに。
例によってGoogleMapとしばしにらめっこ。
数年前に偶然通りかかって、キジを見かけた川沿いの荒れ地を候補としました。
自宅からのルートが分からなかったのですが、先にワークマンで買い物をして現地に到着。
まるで陽春のような、のどかで暖かな日曜日の朝でした。
川辺に陣取っているのは釣り客です。(何を狙っているのかはわかりません)
たしかカワセミなどの野鳥もいるはずですが、鳥屋さんは見かけませんでした。
土手の上は舗装されていてサイクリングロードになっています。
散歩している人に擬態して、何気ないふりをして歩いていきますが、コンチューターはフル稼働。
釣り客がいるということは、あちこちに川縁まで降りていける踏み跡があります。
アタリをつけて入ってみると、ここにも台風の爪跡らしきものが。
陽気がいいとはいえ、さすがになかなか虫がいません。
被写体に事欠くなぁとぼやきながらこの子を撮る始末。
でもストローの出し方がおもしろい。
チャバネセセリ(セセリチョウ科)
ハナアブがいたので追いかけているとこんな子を見つけました。
見つけるたびに思いますが、これは何かに擬態しているのでしょうか?
だとしても想像がつかないけれど、まさかう○こじゃないよね。
だとしてもカラフル。
ハグロハバチの幼虫 (ハバチ科)
ちなみにハバチの仲間の幼虫は丸まるのが特徴です。
サイクリングロードを無謀に横断している毛虫くんなどを避難させながらしばらく進むと・・
川とは反対側、森の方へ向けてこんな道がありました。
これは何か匂う。突入あるのみ。
足元から飛び出すオンブバッタたちを踏まないようにして奥へ進むと開けた場所にでました。
土がふかふかしていて、耕作放棄地ではないかと思います。
保育園や幼稚園の小規模の園庭くらいの広さ。
殺風景といえばその通りだけど、ヒメタデやホトケノザが荒れ地にぽつぽつと色を付けていました。
ふかふかの地面はほぼ雑草に覆われていますが、土が露出したところにはいくつか穴が開いています。
この子たちのお家のようでした。
ツヅレサセコオロギ (コオロギ科)
コオロギの仲間は意外に撮影しづらいので、ご自宅を見つけられてよかった。
こういう荒地というか、畑地にはゴミムシくんたちは少なからずいるはず。
ザ・ゴミムシやこの子の類は何匹かいました。
マルガタゴミムシ (オサムシ科)
プテロもいてくれないかなぁというゆるい気持ちで下を向いてローラーしていると・・
コンチューターの針が振り切れた。
草の陰に何かが動いた。
マルガタゴミムシにしては大きい。
プテロやシデムシにしては赤い。
ひょっとしてと思いつつ、カメラを出して構えつつ草を少しかき分ける。
この一枚を撮るまで確認できませんでしたが・・なんと。
アオオサムシ (オサムシ科)
まるでボウソウのアカオサのような赤さですが、やはりうっすらと青(緑)がのっている。
せっかくなので手乗りになってもらいました。
同上
どうしてか、背中が少しつぶれていましたが、元気なオスで、指を甘噛みされたほど。
自宅からの距離の最短記録を更新するアオオサ採集となりました。
チョウチョも少し出てくれました。
秋型のベニシジミですが、うっすらとブルースターでした。
ベニシジミ (シジミチョウ科)
まだまだ元気なヒョウモン。
ツマグロヒョウモン ♂ (タテハチョウ科)
荒地の園庭を後にして土手に戻るとこの時期によく見かける子。
キタテハ (タテハチョウ科)
もうすでにタイムアップの時間を過ぎていたので、早歩きでベニシジミ号に戻りました。
ところで、こんなにいっぱい藪があるのにあの虫がいないなぁと思っていたら・・
ベニシジミ号のすぐそばの路上にいました。
オオカマキリ (カマキリ科)
ここにいるとジョガーや自転車に轢かれるので藪の中へ避難させました。
ということで、自宅から約6キロのご近所に新規開拓ができ、とても満足した午前中。
午後は昆虫館へと急ぎました。
オマケ
現場ではブロマイド写真を撮るヒマがなかったので、家へお連れしてからあらためて。
アオオサムシ (チバ市花見川区産)
ついでにこの子も。
マルガタゴミムシ (同上)
もひとつついでに前記事のこの子も。
オオクロツヤヒラタゴミムシ (オサムシ科)
ゴミムシの季節がやってきたという感じです。
掘りにいかなくちゃ。
今日の湯加減
11月というのはこんなに陽が短かったっけ?と探虫に行くたびに思います。
立冬は過ぎたとはいえ、冬至までまだ1か月以上あるというのに。
まだ辛うじてストーブは出していませんが、ホットカーペットはスタンバイオッケー。
ゴミオサのシーズンインでもあるので、実は今日下見にボウソウしてきました。
詳しくはまた次回。
次回といえば、また次回と書いたきりアップしていない記事があります。(コガネ研のこと)
ネタがないときのためのネタにしておきます。
聞きこむほどに味が出るアルバム
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
近場でも良いところありますね。
開拓も成功で良かった。
こんな川沿いが散歩コースだと楽しそう。
by 響 (2019-11-18 09:49)
ハグロハバチの幼虫、すごく綺麗!
カブトムシの幼虫ちゃんが、地味に見えますww
by リュカ (2019-11-18 22:55)
イモムシ、毛虫の類は苦手ですが、ハグロハバチの幼虫はキレイな
水色をしていますね。黒丸印もあって、とてもカワイイです^^;。
そういえば私も先日、たくさんのカマキリを見ました。
山の中にある、広い駐車場に。
by sakamono (2019-11-21 21:58)
>響さん
チバ市内の割にはのどかな場所ですがチャリダーとジョガーばかり。
あんまりのんびり散歩とはいかないかもです^^;
>リュカさん
この季節、色が少なくなるのでうれしい存在です♪
カブトムシは比べられたくないかと^^
>sakamonoさん
こんなに目立って大丈夫なのかといらぬ心配をしてしまう子です^^
たくさんのカマキリですか!? 最近少ないのでうれしいですね♪
by ぜふ (2019-11-21 23:17)