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"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。

林の中の林さん [ファーブル会]

遅くなりましたが、令和明けましておめでとうございます。

ちょっと時間を巻き戻しますが、スーパーゴールデンウィークの後半に出会った虫たちの総集編。

というよりも、ログとして残しておきたい虫たちのアルバムということでほぼ写真だけの内容です。
(いつもと同じとも言える)

5月2日は秩父方面、4日は三浦半島方面へ行ってきました。

まずは元旦イメージの子を。

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朝日が昇っている感じ・・くるしい。


秩父ではこの虫に会えるのが楽しみなのですが、今年は発生が遅いようでした。

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カメノコテントウ (テントウムシ科)


国内最大級のテントウムシです。撮影場所はこういうポイント。

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川沿いにオニグルミの木が其処此処にあり、それにエサとなるクルミハムシが発生するのですが。

その虫がまだ出ていないので、カメノコテントウも出てこないということです。
(さらに遡ればオニグルミの開花が遅れているということも考えられます)

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オニグルミの花(上が雌花、下が雄花)


沢にはトンボたちもいました。

この子はデビューしたて。

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クロサナエ (サナエトンボ科)


羽化したてで判然とはしませんが、別アングルの写真をみての同定です。

帰り道で撮った写真ですが、成熟するとこのような姿に。

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同上


この子も新人(新トンボ)。

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ニホンカワトンボ ♀ (カワトンボ科)


少し成熟が進むとメタリックになってきます。(オスですが)

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同上 ♂


scarabe.gif


次はハムシたち。

同じ川沿いの木で観察した子。

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ヤツボシツツハムシ (ハムシ科)


黄色と黒のコントラストが鮮やかな美麗種。

色違いで似た模様の子。

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クロボシツツハムシ (ハムシ科)


次はとても毛深い子。

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トビサルハムシ (ハムシ科)


サルトビハムシではありません。(意味が分かる方はショウワ時代の方)

真っ赤な子。

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未同定


アカイロマルノミハムシと思って撮っていましたが肢が黒いので別種か。

次は青。

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バラルリツツハムシ (ハムシ科)


だと思いますが、藤棚にいました。

次はキンキラ。

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セモンジンガサハムシ (ハムシ科)


次はクイズです。

どっちが虫でしょう。

TG20190502_163.jpgTG20190502_125.jpg


どっちも虫でない?

答えの前に久しぶりに観察できてうれしかったハムシを紹介。

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ハッカハムシ (ハムシ科)


越路の田んぼで見た以来でした。

さて、クイズの答えはこの子。

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ムシクソハムシ (ハムシ科)


何に擬態しているかは見た目と名前で分かりますね。

よく観察すると、体の構造や動き方もとてもユニークで、まさにツッコミ所のかたまりです。

探して見つかる子ではないので虫運だのみです。(このときはなんと梅の木にいました)

これはハムシとアカハネムシのツーショット。

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イタドリハムシ (ハムシ科)と アカハネムシ(アカハネムシ科)の仲間


この子もハムシの仲間だと思うのですが・・

TG20190504_030.jpg

未同定


scarabe.gif


この子は近くの公園でもよく見かける顔なじみですが、写真を撮るのはかなり大変。

なぜなら明るいところにいると隠れるところが見つかるまで決して走ることをやめないから。

でもこの子にはこちらの願いが届いたようです。

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マルガタゴミムシ (オサムシ科)


一番身近にいるキンキラ虫かもしれません。

この子は小さくて地味で、視界に入ったとしても、小さな黒い粒かアリにしかみえないかもしれない。

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ヒメクロオトシブミ (オトシブミ科)


オトシブミの仲間の中でももっとも小さい部類。

5ミリほどしかありませんが、ニンゲンならテニスコート大の人工芝を一人で丸められます。

自分のコートに他のメスがやってきたようです。

TG20190502_074.jpg

同上


後から来た方は早々に追い払われていきました。

scarabe.gif


次はカミキリムシ。

胸にカラータイマーを装備したヒーロー、いやカップル。

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キクスイカミキリ (カミキリムシ科)


一見地味ですが、よくみるとドット柄が美しい。

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名前はシナノですが、全国に分布しているようです。

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シナノクロフカミキリ (カミキリムシ科)


そういえばまったくチョウを撮らなかったのですが(アゲハ類はたくさん観察しました)代わりに。

とても美麗な蛾を。

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モンウスギヌカギバ (カギバガ科)


まさに紗(うすぎぬ)を纏ったような高貴ないでたちにみえます。

そしてトリはこの子たち。

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君たちは「林」さんですね。




オマケ


現地の其処此処にたくさん咲いていたのですが、名前が思い出せなくて。

お花の先生に教えてもらおうかと思った矢先、過去記事に見つけてしまいました。

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セリバヒエンソウ


また忘れる自信が湧いてきました・・




今日の湯加減

今日もボウソウへ行ってきました。
曇ってはいましたが降られることもなく蒸し暑くもなく。
ツーリングするにはいいコンディションでした。
記事化するつもりなので詳しくはそのときにまた。
さて、以前少し触れた本の監修は、一昨日ついに校了となりました。
時間制限など色々と制約があり、思うに任せませんでしたが、とてもいい経験となりました。
来月下旬に発刊される予定だそうです。
出し惜しみするわけではありませんが、詳しくはまた別途宣伝させてください。




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コメント 3

よしころん

ん~、64も奥深い~~~^^;
それにしてもモンウスギヌカギバ のなんと不思議な美しさ♪
その下の林さんにはプププ!
ぜふさんが観てみたい!思っていただけるような写真を撮れるよう、研鑽に励みたいすー\(^o^)/
by よしころん (2019-05-20 07:16) 

sakamono

色とりどりの小さな虫たち。みんな宝石のようにキレイですね。
ヤツボシツツハムシのうっすら黄色い感じがいいなぁ。
小さなオトシブミ、私ならアリだと思うコトでしょう^^;。
あ、昔奥多摩でオニグルミを拾ったコトがありました。
あれ、食べたんだっけかなぁ^^;。
by sakamono (2019-05-23 22:09) 

ぜふ

>よしころんさん
蛾は美麗種が多いですね、そもそも種数が多いですからね。
木さんには時々会いますが、林さんは初対面でした^^

>sakamonoさん
ヤツボシくんのレモンイエローは他にない色ですねー
ヒメクロくんは飛んでるとコバエですね^^;
by ぜふ (2019-05-25 00:57) 

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