"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ナバナンボウ [探虫行]
利根川リベンジはなんとか果たしたものの、まだまだミッションはいくつも残っています。
ハードルはやや高いですが、やはりボウマイミッションはクリアしたいところ。
南房は遠いですがモチベーションが高いうちに行ってきました。
前々記事と同様、チバ市内を通過するまではと高速に乗ったのですが、途中で事故渋滞が発生。
ちょうどインター直前だったので急きょ離脱。
木更津までR16、そのままR127で館山方面へ・・
と、今回の目標ポイントは館山方面ではなかったことを思い出す。
ナビにセットしていたのに全然見ていなかったので、うっかり曲がるところをスルーしてしまいました。
急きょ房総スカイラインへ突入。
R410で清和を経由して安房高山の峠を越えて長狭街道の交差点まで辿り着いたところでピットイン。
GSで給油と給水と給暖とトイレ休憩。
熱い缶コーヒーで凍えた手を融かしながら、4面しかない「房日新聞」というローカル紙を眺めていると例の人骨山の記事がありました。
(スマホで写真を撮ったつもりだったのに何故かない)
もうひとつ目に止まったのが、カモガワの「菜な畑ロード」が前日にオープンしたというニュース。
その情報を得て寄り道して撮影したのが扉の写真です。
ドクターイエローのミニトレインが動いていたら乗りたかったのですが、この日は運行日じゃなかった。
たいよう君もいませんでした。
さて、給油を終えてコーヒーも飲み終わったので出発。
そういえばR410を長狭街道の先へ進むのは久しぶりでした。
なので安房中央ダムの橋が新鮮に感じました。
ほとんど雨の降らない今冬のチバ、ダム湖は渇水していました。
ところで、今回も新規開拓が目的。目指すは未踏の山、御殿山。
そこへ向かう2つのルートを辿る予定だったのですが、1つ目の入口をうっかりスルーしてしまいました。
引き返さずに南側のルートから突入すると間もなく未舗装路になり、いい雰囲気だっのですが。
珍しく前日雨が降ったので道がぬかるんでいて徒歩に切り替え。
山道沿いにはぽつぽつと物件がありましたが・・
なーんにも出ない。
指標虫すら出ない。
物件は数少なかったのですが、とうとう山道は行き止まり。
ここからは林の中の登山道となったので、仕方なく踵を返すことにしました。
途中、ボウソウらしい激マイナースポットの存在を示す看板の上で、アブが日向ぼっこしていました。
せっかくなのでマイナースポットの沢まで降りてみました。
夏に来ればサナエトンボやヤンマに会えそうなイメージが湧き起こる場所でした。
ベニシジミ号でR410へ戻り、2つ目(予定では1つ目)の山道へ向かいます。
こちらも自動車の通行は皆無のようで、すぐに未舗装路になりました。
物件を見つけたので下車。
しかし残念ながらカチンカチンでした。
こんな隧道をいくつかくぐって行くと。
物件がまったく見当たらなくなりました。
山側の崖も掘れそうなところがほとんどありません。
路面はどんどん悪路化していき、延々こんな状況が続きそうなので登山は見切ることにしました。
一旦R410を北上して、東へ山をひとつ越えた先のダム周辺の様子を見に行くことにしました。
ところが山中へ向かう支道もほとんど見当たらず、入ってみてもすぐ行き止まり。
お昼になったこともあり、さらに東、カモガワを目指すことにしました。
K89で行く方が近いのですが、そのルートはおいしくないので、またR410に戻り酪農の里を通過。
長狭街道まで戻って脇目もふらずに一路「まんぼう」へ。
と思ったのですが、走りながら房日新聞の記事を思い出し、鴨川市役所方面へ向かったのでした。
束の間、菜の花の香りをたっぷり嗅いで二度目のピットイン。
たまにはお店の外観を。
今年初なのでマスターにあけおめして、今日のオススメは?と訊ねると。
「キムチ好き?」
出てきたのはこれ。
ここにも菜花が入っていて、春の香りがします。
麺とスープはもちろん、キムチ自体がおいしく、白菜の芯のところがとても甘くてしゃくしゃく。
チャーシューは薄切りではなく肉塊・ゴロゴロ・たっぷりで、ざく切りの白ネギがいいアクセント。
文句なしに定番メニューにできると思いますが・・しないだろうなぁ。
サービスで出してくれたホットコーヒーを飲み終えたら午後の部のスタート。
頑張ってさらに南を目指しました。
たまにはとR128で海沿いを走ってみました。
和田浦~白渚の海面にはサーファーがたくさん浮いていました。(アザラシの群れかと思った)
白渚を過ぎたらR128を離れ海岸線を千倉方面へ。
千倉の街中を通るので何も考えずにナビに従って進みます。
住宅街を抜けてそろそろ山の方へ曲がるのではとナビを疑いつつ一旦停車してスマホで確認。
進入地点が間違ってないことを確認していざ突入。
しばらく進むと見覚えのある光景が広がっていました。
周囲を竹藪に囲まれた谷津田。
ここは約2年前に、やはりボウマイ探しで訪れた場所。(そのときの記事はこちら)
未踏の地と思ってナビにセットしたのに・・(記憶力の低下を痛感)
この先の堰まで行っても何もないことは分かっているので周辺の様子を確認だけして離脱しました。
カモガワからここまで移動するのにかなり時間を費やしたため陽が傾いてきました。
日中の房総はぽかぽかですが、陽が暮れると気温が急降下します。
帰り道が寒中修行にならないようにするなら、もう帰路につかなければなりません。
が、せっかくなのでもう一か所だけ回ることに。
おそらく南房で一番大きなダム湖方面へ。
ここも2年前に訪れたのですが、今度は南からアプローチしてみました。
安房グリーンラインを走っていると途中の道端に伐採木が放置されているのを発見。
いい具合に朽ちているのもいくつかあったのですが、何も出ませんでした。
そこからダムへ向かう途中、何か所かいい雰囲気の疎林がありましたが、次回に持ち越してスルー。
養蜂場もありました。勝手に入ることはできませんが目印として記録します。
まもなくダム湖周辺の見覚えのある、倒木がぽつぽつ見える林が現れました。
そそくさとベニシジミ号を降り、片っ端からチェックしていきます。
が、先客ありの物件も。(2年前の探虫の痕跡ではないと思われる)
それでも、手つかずの優良物件に見えるものが一本。
するとこれまた見覚えのある子が。
この写真だけでは同定できませんが、後で確認してみると、やはりこの子でした。
よりによって利根川パトロールで出逢った虫に南房でも会うとは。
こちらはコブのない方。
という、最後に意外な展開がありましたが、ここでタイムアップ。
「ボウズが怖くてオサホリができるか」という負け惜しみを呟きながらバチツルを収めました。
帰路の途中、ちょうど日没時に岩井海岸を通りがかったので前回と同じ場所で写真を撮ってみました。
今日の湯加減
ハードルはやや高いですが、やはりボウマイミッションはクリアしたいところ。
南房は遠いですがモチベーションが高いうちに行ってきました。
前々記事と同様、チバ市内を通過するまではと高速に乗ったのですが、途中で事故渋滞が発生。
ちょうどインター直前だったので急きょ離脱。
木更津までR16、そのままR127で館山方面へ・・
と、今回の目標ポイントは館山方面ではなかったことを思い出す。
ナビにセットしていたのに全然見ていなかったので、うっかり曲がるところをスルーしてしまいました。
急きょ房総スカイラインへ突入。
R410で清和を経由して安房高山の峠を越えて長狭街道の交差点まで辿り着いたところでピットイン。
GSで給油と給水と給暖とトイレ休憩。
熱い缶コーヒーで凍えた手を融かしながら、4面しかない「房日新聞」というローカル紙を眺めていると例の人骨山の記事がありました。
(スマホで写真を撮ったつもりだったのに何故かない)
もうひとつ目に止まったのが、カモガワの「菜な畑ロード」が前日にオープンしたというニュース。
その情報を得て寄り道して撮影したのが扉の写真です。
ドクターイエローのミニトレインが動いていたら乗りたかったのですが、この日は運行日じゃなかった。
(菜な畑ロード公式サイトより)
たいよう君もいませんでした。
さて、給油を終えてコーヒーも飲み終わったので出発。
そういえばR410を長狭街道の先へ進むのは久しぶりでした。
なので安房中央ダムの橋が新鮮に感じました。
ほとんど雨の降らない今冬のチバ、ダム湖は渇水していました。
ところで、今回も新規開拓が目的。目指すは未踏の山、御殿山。
そこへ向かう2つのルートを辿る予定だったのですが、1つ目の入口をうっかりスルーしてしまいました。
引き返さずに南側のルートから突入すると間もなく未舗装路になり、いい雰囲気だっのですが。
珍しく前日雨が降ったので道がぬかるんでいて徒歩に切り替え。
山道沿いにはぽつぽつと物件がありましたが・・
なーんにも出ない。
指標虫すら出ない。
物件は数少なかったのですが、とうとう山道は行き止まり。
ここからは林の中の登山道となったので、仕方なく踵を返すことにしました。
途中、ボウソウらしい激マイナースポットの存在を示す看板の上で、アブが日向ぼっこしていました。
ハナアブの仲間
せっかくなのでマイナースポットの沢まで降りてみました。
夏に来ればサナエトンボやヤンマに会えそうなイメージが湧き起こる場所でした。
ベニシジミ号でR410へ戻り、2つ目(予定では1つ目)の山道へ向かいます。
こちらも自動車の通行は皆無のようで、すぐに未舗装路になりました。
物件を見つけたので下車。
しかし残念ながらカチンカチンでした。
こんな隧道をいくつかくぐって行くと。
物件がまったく見当たらなくなりました。
山側の崖も掘れそうなところがほとんどありません。
路面はどんどん悪路化していき、延々こんな状況が続きそうなので登山は見切ることにしました。
一旦R410を北上して、東へ山をひとつ越えた先のダム周辺の様子を見に行くことにしました。
ところが山中へ向かう支道もほとんど見当たらず、入ってみてもすぐ行き止まり。
お昼になったこともあり、さらに東、カモガワを目指すことにしました。
K89で行く方が近いのですが、そのルートはおいしくないので、またR410に戻り酪農の里を通過。
長狭街道まで戻って脇目もふらずに一路「まんぼう」へ。
と思ったのですが、走りながら房日新聞の記事を思い出し、鴨川市役所方面へ向かったのでした。
束の間、菜の花の香りをたっぷり嗅いで二度目のピットイン。
たまにはお店の外観を。
今年初なのでマスターにあけおめして、今日のオススメは?と訊ねると。
「キムチ好き?」
出てきたのはこれ。
キムチラーメン(裏メニュー)
ここにも菜花が入っていて、春の香りがします。
麺とスープはもちろん、キムチ自体がおいしく、白菜の芯のところがとても甘くてしゃくしゃく。
チャーシューは薄切りではなく肉塊・ゴロゴロ・たっぷりで、ざく切りの白ネギがいいアクセント。
文句なしに定番メニューにできると思いますが・・しないだろうなぁ。
サービスで出してくれたホットコーヒーを飲み終えたら午後の部のスタート。
頑張ってさらに南を目指しました。
たまにはとR128で海沿いを走ってみました。
和田浦~白渚の海面にはサーファーがたくさん浮いていました。(アザラシの群れかと思った)
白渚を過ぎたらR128を離れ海岸線を千倉方面へ。
千倉の街中を通るので何も考えずにナビに従って進みます。
住宅街を抜けてそろそろ山の方へ曲がるのではとナビを疑いつつ一旦停車してスマホで確認。
進入地点が間違ってないことを確認していざ突入。
しばらく進むと見覚えのある光景が広がっていました。
周囲を竹藪に囲まれた谷津田。
ここは約2年前に、やはりボウマイ探しで訪れた場所。(そのときの記事はこちら)
未踏の地と思ってナビにセットしたのに・・(記憶力の低下を痛感)
この先の堰まで行っても何もないことは分かっているので周辺の様子を確認だけして離脱しました。
カモガワからここまで移動するのにかなり時間を費やしたため陽が傾いてきました。
日中の房総はぽかぽかですが、陽が暮れると気温が急降下します。
帰り道が寒中修行にならないようにするなら、もう帰路につかなければなりません。
が、せっかくなのでもう一か所だけ回ることに。
おそらく南房で一番大きなダム湖方面へ。
ここも2年前に訪れたのですが、今度は南からアプローチしてみました。
安房グリーンラインを走っていると途中の道端に伐採木が放置されているのを発見。
いい具合に朽ちているのもいくつかあったのですが、何も出ませんでした。
そこからダムへ向かう途中、何か所かいい雰囲気の疎林がありましたが、次回に持ち越してスルー。
養蜂場もありました。勝手に入ることはできませんが目印として記録します。
まもなくダム湖周辺の見覚えのある、倒木がぽつぽつ見える林が現れました。
そそくさとベニシジミ号を降り、片っ端からチェックしていきます。
が、先客ありの物件も。(2年前の探虫の痕跡ではないと思われる)
それでも、手つかずの優良物件に見えるものが一本。
するとこれまた見覚えのある子が。
この写真だけでは同定できませんが、後で確認してみると、やはりこの子でした。
ヨツコブゴミムシダマシ ♂ (ゴミムシダマシ科)
よりによって利根川パトロールで出逢った虫に南房でも会うとは。
こちらはコブのない方。
同上 ♀
という、最後に意外な展開がありましたが、ここでタイムアップ。
「ボウズが怖くてオサホリができるか」という負け惜しみを呟きながらバチツルを収めました。
オマケ
帰路の途中、ちょうど日没時に岩井海岸を通りがかったので前回と同じ場所で写真を撮ってみました。
今日の湯加減
1か月経つのに2週間しかかからない気分が続いています。
チコちゃんによると、時間が経つのが早いのは大人になってトキメキがなくなっているからとのこと。
ある意味オトナになっていないし、こうして年中、虫たちにときめいているのにと納得できず。
やることが増えているのに処理能力が落ちているので相乗的に時間が足りないのだと思います。
スループットを上げることは望めないでしょうから、やることを減らすしかないのでしょうか。
ボーッとする時間もほしいし・・
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ぜふさん、始めまして。
ふじたいらと申します。主に千葉や東北でクワガタ採っている
おっさんです(笑)
17日にまんぼうさんでラーメン食べまして、ぜふさんのページを
教えてもらいました。
虫ん木詣で・・・の記事にもコメントを書かせてもらいました。
よろしくお願いします。
by ふじたいら (2019-01-19 19:11)
>ふじたいらさん
ご訪問ありがとうございました。東北まで遠征されるとは筋金入りですね!
まんぼうつながりとは光栄です^^
いつかまんぼうでお会いできるといいですね♪
ちなみに12月に「人骨山と女郎蜘蛛」という、低山巡り記事を書いていますのでお暇なときにでもご覧ください。
by ぜふ (2019-01-20 23:22)
宝探しですがツーリングとしても自然がいっぱいで素敵なところですね。
林道のトンネル萌えます。
by 響 (2019-01-23 11:48)
今記事は最後まで虫に会えず、ツーリングで終わるのか、と
ドキドキしながら読んでいました^^;。これもツヤツヤとした
キレイな甲虫ですね。
あ、岩井海岸。小学生の時、臨海学校で行きました^^;。
by sakamono (2019-01-24 23:06)
初めまして! 「あけがらす ひで」と申します。
一年が1日くらいに感じる老人です。行動力がありますね。すごい距離をオートバイで走っていることに驚きました。わたしはこの年になって昆虫に興味を持ち始めました。まだちょっと本を読んだだけですので、いろいろ教えてください。この記事に出てくる御殿山、高山を初め県内の山はすべて登りました。御殿山は冬でも冬眠しない蛇が結構いるんです。これも虫偏がつくから虫の仲間かと思っていましたら、江戸時代まで爬虫類と虫の区別がなく、虫の仲間として捉えていたために虫偏なんだそうですね。まだまだ探求心は旺盛です。今後ともよろしく!
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2019-01-25 15:05)
>響さん
南房までいくとゴルフ場も少なくなりますね^^;
トンネルは萌えますが、ここのは手掘りでなくて・・。
>sakamonoさん
ハラハラさせてすみません、まあほとんどツーリング記事ですね^^;
岩井海岸で臨海学校ですか、ちょっと意外です。
>あけがらすひでさん
チバの方なのでしょうか?よろしくお願いいたします。
山登りが御趣味ですか?昔のボウソウはどうだったのか気になります。
ちなみに虫偏は爬虫類のほかにも沢山ありますね。虹とか蛤とか。
by ぜふ (2019-01-25 22:31)
探索しながらツーリング
春になれば、夏ならばと、これからの季節に期待
下見ですね
最後に、見つかって、嬉しい発見でよかった、、読みながら わたしもホッとしました
by engrid (2019-01-26 00:56)
>engridさん
下見ではなく毎回本番のつもりなのでしたが・・^^;
普段あまり見かけない子に会えてよかったです。
by ぜふ (2019-01-26 08:38)