"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
蜻蛉 2018 [トンボ]
2010年からはじめて9回も続いていますので、もう年末恒例企画といっていいですよね。
当初はオサホリもまだしていなかったので、どうしてもこの時期はネタ不足になるため、つなぎという訳ではありませんが、当時から被写体としてお気に入りだったトンボのボツ写真の蔵出し記事でした。
その後、蔵出しの主旨は変わりませんが、その年を振り返るためのキーをトンボにしたのです。
他の昆虫でもいいのですが、初春から晩秋にかけて観察できるトンボは横串として適していますから。
とはいえ、去年はショウナイにいたこともあり、取れ高が少なくて困りました。
実は今年もそれほど多くないのですが、2018年をトンボの串で刺してみます。
本編は例によってほぼ時系列に並べますが、一枚目はこの子にします。
近年減っているのでしょうか、群れを見ることが少ない。(昨年ショウナイでも観察しなかった)
今年も不動のトップバッターに出会ったのは4月でした。
でもHFで観察できたのでうれしかった。
オスは5月に観察。
次はこのフィールドでしか会ったことのないトンボ。
高尾にて。
数少ない越冬するトンボで、この色合いも越冬したオスならではの晴れ姿。
次は三浦半島。
陽だまりにいたのですが、4月とはいえ陽射しが強くて撮影しづらかったことを覚えています。
メスはHFの写真から。
逆に曇っていて撮りづらかったような・・
次は伊東でたまたま出くわした子。
商店街の中でした。
なぜかオスの写真が見当たりません。
今年は一枚もオスを撮らなかったのかもしれません。
6月に撮った扉の写真のトンボ。
ここ(カシワ)では群れを観察しました。
トンボ池でもトンボを撮影できました。
カシワには出張昆虫教室にも行きました。
池で一戦交えましたが返り討ちにされた子。
捕まえられなかったし、接写もさせてくれなかった・・
同じ場所で接写させてくれた子たち。
こちらも普通種ですが、最近群れでは見ることがありません。
こちらもお馴染みの超普通種ですが、夜間観察したもの。
寝床は林縁の藪の中でした。
9月、南房総のパトロール。
チバニアンで観察したトンボ。
やっぱりオスは撮影していない。
6月に引っ越したのですが、引っ越したおかげで見られなくなった子と観察できるようになった子。
この子は庭で見つけました。
そして9月は信州へ遠征もしました。
これも越冬するトンボですが、越冬後ではなく越冬前の個体。
この遠征でトンボはほとんど観察することはなかったのですが、霧ヶ峰で運よく出会えました。
9月は九州にも遠征。
このときも目的はまったく別だったので、トンボはオマケですがアカトンボらしい子が。
それと、この子たちとは思いもよらぬいい出会いでした。
さらに運よくメスも撮影できました。
九州遠征ならではのボーナスでした。
最後はもう一度この子。
外房のパトロールをしたときに観察しました。
こうしてみると、まず驚いたのは、いつもたくさん撮影するオオアオイトトンボの写真がないこと。
(まったく撮影していないわけではないですがここのあげるものがない)
それからやはり、トンボ写真の多様性が少ないこと。
去年はショウナイの山でサナエ類などが観察できたのですが、今年はサナエ類の写真がほとんどない。
アカネ類の写真が少ないことにも気が付き愕然としました。
トンボは環境の変化に左右されやすい生き物。
地形、水深、水流、もちろん農薬の影響ももろに受けます。
それとトンボは肉食なので、エサとなる生き物の数にも。
来年はもう少し房総のトンボをフィーチャーできればと思います。
それではみなさま、佳いお年をお迎えください。
数日前、家で飼っているオオセンチコガネの世話をしていました。
越冬させることはむずかしくないのですが、残念ながら☆になってしまう子もいます。
世話をしている途中だと、とりあえずカップの中などへ入れておきます。
このときは動かなくなった2匹を入れておいたまま作業を終えました。
その夜、ソファーによっかかって寛いでいると、どこからかキューキューという小さな音が聞こえます。
すぐには何の音か分からなかったのですが、また背後から小さな音がしました。
それは音ではなく、あきらかに声。
つまり生き物が発する音。
聞き覚えがありました。
オオセンチの”声”です。
でも、振り返ってソファーの背もたれや座面をみても何もいません。
と、またキュキューという声。
まさかと思いつつ、自分の肩に手をやると・・いました。
どこをどう伝って肩に辿り着いたのかはまったく想像がつきません。
でも、よくぞそこにいてくれたという、ささやかな幸福感に浸ることができました。
しかも☆になってなかったし。
今日の湯加減
当初はオサホリもまだしていなかったので、どうしてもこの時期はネタ不足になるため、つなぎという訳ではありませんが、当時から被写体としてお気に入りだったトンボのボツ写真の蔵出し記事でした。
その後、蔵出しの主旨は変わりませんが、その年を振り返るためのキーをトンボにしたのです。
他の昆虫でもいいのですが、初春から晩秋にかけて観察できるトンボは横串として適していますから。
とはいえ、去年はショウナイにいたこともあり、取れ高が少なくて困りました。
実は今年もそれほど多くないのですが、2018年をトンボの串で刺してみます。
本編は例によってほぼ時系列に並べますが、一枚目はこの子にします。
10.7撮影 ウスバキトンボ (トンボ科)
近年減っているのでしょうか、群れを見ることが少ない。(昨年ショウナイでも観察しなかった)
今年も不動のトップバッターに出会ったのは4月でした。
4.7撮影 シオヤトンボ ♀(トンボ科)
でもHFで観察できたのでうれしかった。
オスは5月に観察。
5.19撮影 シオヤトンボ ♂(トンボ科)
次はこのフィールドでしか会ったことのないトンボ。
高尾にて。
4.22撮影 ホソミイトトンボ ♂(イトトンボ科)
数少ない越冬するトンボで、この色合いも越冬したオスならではの晴れ姿。
次は三浦半島。
4.29撮影 アサヒナカワトンボ ♂ (カワトンボ科)
陽だまりにいたのですが、4月とはいえ陽射しが強くて撮影しづらかったことを覚えています。
メスはHFの写真から。
逆に曇っていて撮りづらかったような・・
5.19撮影 ニホンカワトンボ ♀ (カワトンボ科)
次は伊東でたまたま出くわした子。
商店街の中でした。
5.22撮影 オオシオカラトンボ ♀ (トンボ科)
なぜかオスの写真が見当たりません。
今年は一枚もオスを撮らなかったのかもしれません。
6月に撮った扉の写真のトンボ。
ここ(カシワ)では群れを観察しました。
6.23撮影 ウスバキトンボ (トンボ科)
トンボ池でもトンボを撮影できました。
6.23 撮影 アオイトトンボ ♂ (アオイトトンボ科)
カシワには出張昆虫教室にも行きました。
池で一戦交えましたが返り討ちにされた子。
7.8撮影 ウチワヤンマ (サナエトンボ科)
捕まえられなかったし、接写もさせてくれなかった・・
同じ場所で接写させてくれた子たち。
7.8撮影 ノシメトンボ (トンボ科)
こちらも普通種ですが、最近群れでは見ることがありません。
7.8撮影 アジアイトトンボ (イトトンボ科)
こちらもお馴染みの超普通種ですが、夜間観察したもの。
寝床は林縁の藪の中でした。
8.16撮影 シオカラトンボ ♂ (トンボ科)
9月、南房総のパトロール。
チバニアンで観察したトンボ。
オオシオカラトンボ ♀ (トンボ科)
やっぱりオスは撮影していない。
6月に引っ越したのですが、引っ越したおかげで見られなくなった子と観察できるようになった子。
この子は庭で見つけました。
アジアイトトンボ (イトトンボ科)
そして9月は信州へ遠征もしました。
これも越冬するトンボですが、越冬後ではなく越冬前の個体。
9.9撮影 オツネントンボ (アオイトトンボ科)
この遠征でトンボはほとんど観察することはなかったのですが、霧ヶ峰で運よく出会えました。
9月は九州にも遠征。
このときも目的はまったく別だったので、トンボはオマケですがアカトンボらしい子が。
ナツアカネ ♂ (トンボ科)
それと、この子たちとは思いもよらぬいい出会いでした。
9.23撮影 リュウキュウベニイトトンボ ♂ (イトトンボ科)
さらに運よくメスも撮影できました。
9.23撮影 リュウキュウベニイトトンボ ♀ (イトトンボ科)
九州遠征ならではのボーナスでした。
最後はもう一度この子。
外房のパトロールをしたときに観察しました。
10.20撮影 ナツアカネ (トンボ科)
こうしてみると、まず驚いたのは、いつもたくさん撮影するオオアオイトトンボの写真がないこと。
(まったく撮影していないわけではないですがここのあげるものがない)
それからやはり、トンボ写真の多様性が少ないこと。
去年はショウナイの山でサナエ類などが観察できたのですが、今年はサナエ類の写真がほとんどない。
アカネ類の写真が少ないことにも気が付き愕然としました。
トンボは環境の変化に左右されやすい生き物。
地形、水深、水流、もちろん農薬の影響ももろに受けます。
それとトンボは肉食なので、エサとなる生き物の数にも。
来年はもう少し房総のトンボをフィーチャーできればと思います。
それではみなさま、佳いお年をお迎えください。
オマケ
数日前、家で飼っているオオセンチコガネの世話をしていました。
越冬させることはむずかしくないのですが、残念ながら☆になってしまう子もいます。
世話をしている途中だと、とりあえずカップの中などへ入れておきます。
このときは動かなくなった2匹を入れておいたまま作業を終えました。
その夜、ソファーによっかかって寛いでいると、どこからかキューキューという小さな音が聞こえます。
すぐには何の音か分からなかったのですが、また背後から小さな音がしました。
それは音ではなく、あきらかに声。
つまり生き物が発する音。
聞き覚えがありました。
オオセンチの”声”です。
でも、振り返ってソファーの背もたれや座面をみても何もいません。
と、またキュキューという声。
まさかと思いつつ、自分の肩に手をやると・・いました。
どこをどう伝って肩に辿り着いたのかはまったく想像がつきません。
でも、よくぞそこにいてくれたという、ささやかな幸福感に浸ることができました。
しかも☆になってなかったし。
オオセンチコガネ (コガネムシ科)
今日の湯加減
一年前も”過去最高に年末の感じがしない”と書きました。
記録は更新されたようです。
一年前、こうも書きました。
”来年はまたハランバンジョーになる予感もしている”
引越、仕事、進学、病気、腰痛・・自身のことだけでなく、身内や友人も含めて・・
ショウナイから戻ってきて、色々なことがあり、予感のとおり節目の年ではありました。
何事もうまくいくということはないでしょうけど、来年はなるべく水平飛行になることを期待します。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
そういえば、年末といえば蜻蛉でしたね。
今年も一年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
by sasasa (2018-12-30 23:41)
>sasasaさん
今年もトンボフィナーレでした。たぶん来年も^^
よしお年を。。
by ぜふ (2018-12-31 17:11)
輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
by yam (2019-01-01 13:37)
あけましておめでとうございます
今年も楽しみに拝見させていただきます
今年もよろしくお願い致します
by (。・_・。)2k (2019-01-01 22:48)
イトトンボは優雅な感じがしますね〜
今年も宜しくお願いいたします^^
日本酒飲みたいじょww
by リュカ (2019-01-02 08:09)
あけましておめでとうございます^^
お正月に合わせたようになんとか復活しています^^;
2019年もどうぞよろしくお願いいたします。
家内安全、無病息災、安全運転、安全登山^^v
by よしころん (2019-01-02 16:56)
>yamさん
ご訪問ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。
>2kさん
写真としてではなく資料としてご覧ください。
今年もよろしくお願いいたします。
>リュカさん
イトトンボは優雅な分、撮るのに苦労します。
日本酒オフ会したいですね♪
>よしころんさん
それは何よりでした。こちらこそよろしくお願いします。
安全探虫も(^^♪
by ぜふ (2019-01-02 23:55)
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします<(__)>
by mimimomo (2019-01-03 07:05)
「トンボ『を』串で刺してみます」と読み違えてしまった^^;。
オオセンチコガネは、キューキューと鳴くんですね。
鳴き声をあげるコトに、驚きです。
本年もよろしくお願いいたします。
by sakamono (2019-01-04 13:54)
>mimimomoさん
新年おめでとうございます。nice!ボタン復活させてください^^
>sakamonoさん
トンボは標本にするときに串(竹ひごのようなもの)で刺しますよ^^
もちろん声帯はありませんが腹部を伸縮させて鳴きます♪
by ぜふ (2019-01-04 23:17)