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"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。

人骨山の女郎蜘蛛 [探虫行]

昨年の今頃はショウナイで雪降ろしの雷鳴を耳にした途端に雪が降り、冬の到来を実感していました。

昆虫シーズンが閉店するのは淋しいですが、冬が来ること自体に拒絶感は抱きません。
(真冬が過ぎる頃は春が待ち遠しくてたまらなくなりますが)

3月はブルーマーチになるのが常なのはともかく、どうやら毎年この時期も、季節の変わり目が原因ではなくて気分が青くなりがちだということに今更ながら気が付きました。

さて、この日の前日もかなり濃いブルーだったのですが、ふと気分が持ち直して行ってきました。

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11月23日、もう一度南房総へ。

前回、まんぼうのマスターに教えてもらったけど「また今度」にした山へ。

怪しいタイトルのツーリングログになってしまったのですがまさに日記として記録しておきます。


今回は下道で行ったのですが、しいたけ街道は通らず、前回スルーしたもみじロードへ。

その名のごとく、いつもなら観光バスが連なる観光スポットなのですが・・

今年はまだ見頃になっていませんでした・・というよりも、ほとんど紅葉とはいえない状況でした。

なので結局途中停車することもなく、もみじロードの終点まで来てしまいました。

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目的地の人骨山へのアプローチはここからはじまるのです。

ただし入口がわかりづらくて一度通り過ぎてしまいUターンして突入。

細い山道に入って間もなく、ボウソウでは珍しい光景が。

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水が濁っているのが残念でした。

登山口を見逃さないようにゆっくり進んだのですが・・山道を抜けてしまったので一旦停車。

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スマホでGoogleマップを確認したらやっぱり見逃してました。

またもやUターン。

登山口はここでした。

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なんと一旦下るという。

そこからさらに細い一本道をしばらく登り返すと行き止まりに。

そこは水仙畑なのでした。

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しかも収獲済みなのか、畑の脇に可憐な残骸が。

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さて、ほんとの登り口はこんな様子。

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さすがにベニシジミ号でも突入できそうにないので徒歩でGO。

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畑を見下ろす位置まで登ると斜面にも。

見下ろした感じというのはつくづく写真では伝えにくいですが・・かなりの断崖です。

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はじには何輪か咲いている株もありました。

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登山道は細い細い尾根伝いでした。

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ロープが張ってあるちょっとした急登も。

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山頂はすぐでした。

標識が面白い。

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この山頂を独占していたのはジョロウグモでした。

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以前も書いたと思いますが、チバ県は日本で一番低い県なのです。

沖縄県でさえ500メートルを超える山があるのですがチバにはない。

海の底から盛り上がってきた房総半島だけに、さもあらんというところ。

人骨山(ひとほねやま)はそのボウソウの中の低名山ということですが、意外に見晴らしはよかった。

写真の中央はその形のとおり「鋸山」。

東京湾を越えてその向こうに富士山が見えるはずです。(心の目で見てください)

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ということで、人骨山にはポイントなしということが分かりました。

次の目的地に向かうため下っていると、葉は枯れているのに怪しく一輪だけ咲き残っていました。

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トリカブト?


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さっきUターンしたところまで進み、隣の山へも行ってみることにしました。

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登山口は民家の脇でピークはすぐ。

ほんとに裏山のようなところなので人が訪れそうにないのですが、これまた意外と見晴らしがいい。

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中央は鋸山


このお山の大将が扉の写真の子でした。

別の個体ですが・・この子は近寄らせてくれたので匍匐前進して地面に腹ばいになって。

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アカタテハ (タテハチョウ科)


ところで前述のとおり、今年のボウソウの紅葉はだいたいこんな感じです。

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紅葉しているというより、山が赤錆びているという感じ。

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成虫越冬するバッタと遊んだら次へ。

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ツチイナゴ (バッタ科)


しいたけ街道へ出たらまた前回のトレース。

牧場の麓を通って少し北上し、人骨山から見えた二ツ山へ。

ここもポイントなしだったのですが、アンテナ立てて無線している人の横で風景だけ撮影。

といっても鋸山の3景目。

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愛宕山の航空自衛隊分屯基地で番犬のシェパードに吠えられて一旦山を下りました。

R410を突っ切って東へ。

途中に旧家がありましたが入れず。

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旧水田家


嶺岡浅間山というところは見晴らしがありませんでした。

その代わり、どこにも参道らしきものはないのに、林の中に急に神社が現れる。

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ゆっくりしたい雰囲気ではないので次へ。

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尾根道を東へしばらく進むと突然道路脇でこんなことしている人が。

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パラグライダーの練習場でした。

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こうしていくつもの低山巡りをしたのですが、結局収獲なしということに。

でもここに辿り着けばほっとした気持ちになります。

2週間前に来たばかりでしたが、なんとメニューがリニューアルされていました。

迷うことなく新メニューを注文。

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塩トンコツチャーシュー麺


元々レギュラーのラーメンもトンコツスープ。でもマスターは塩味を出したかったようです。

その思いのせいか、ちょっと塩気が強いのですが、やっぱり飲み干してしまいました。

写真では分からないと思いますが、キャベツ、タマネギ、インゲン、ゴボウなど多種類の野菜入りです。

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もう閉店間際でお客さんもいなかったので、人骨山の報告も含めてマスターとおしゃべり。

他にどこかないかと聞いてみたら、さっき突っ切ったR410方面の旧道はどうかと。

まだ突入したことのない道だったので帰りにまわってみることに。

ところが旧道の南側の入口は閉鎖されていて突入できず。

しょうがないと出発したのですが、しばらく走った先の北側の入口は入れるようでした。

ただ、舗装はされているものの、まったく車も通らないと思われるほど廃れている道の両側は延々と塗りこめられた法面が続くばかり。

支線もまったくないまま豊英湖の手前まで来てしまいました。

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転んでもただでは起きないというわけではないけれど、通りがかった隠れ名所?へ行ってみることに。

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豊英大滝


陽が傾いてしまっていたのでちょっと寂しい雰囲気になりましたがここはあの虫がいそう。

赤錆びていない紅葉が最後にちょっぴり見られてラッキーでした。

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ほたるの里を通り過ぎ、見覚えのある懐かしい風景が広がりました。

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ちょっと変わった地形の小さな谷の田んぼ。

ソネットのアイコンに使っている写真はこの場所の近くの隧道で撮影したものです。




オマケ


8月に蛯名SAからお連れしたコカマキリは(もう☆になりましたが)2度産卵してくれました。

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にぎり寿司のようです。




今日の湯加減

今日はいつもとは違う方向へ出かけてきたのですが、帰ってきたらゲンちゃんズの様子が変。
水槽の水が濁っていて、体に白いものが付着している子がいくつかいる。
それは昨夜あげた刺身の食べかすのようでした。
ちょうど水替えをしようと思っていたところで、帰り道に水草も買ってきたので、さっそく手入れ。
コガタノゲンゴロウはデリケートなのでちょっと心配・・・

(追記)コガタノゲンゴロウはほぼ全滅してしまいました・・クロゲンなど他の子たちは無事。
 もう二度とゲンゴロウにアジの刺身は与えないようにします。




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コメント 4

響

低い山でも展望いいですね。
でも誰が名付けたのか山の名前が怖い。
アジの刺身美味しいのにダメだったのね。
残念。
by (2018-12-02 15:05) 

よしころん

豊英大滝、一瞬粟又の滝?かと思っちゃいました^^;
うはは^^ 確かに仰るとおり変人集団ではなく変態集団ですね^^v
by よしころん (2018-12-04 21:02) 

sakamono

千葉県は、一番低い県なのでしたか。言われてみれば、
そんな感じもしますね。低い山を気軽に登るのは、楽しそうです。
人骨山って、ホントにそういう名前の山だったんですね。
何か謂われがあるのでしょうか?(きっとあるのでしょうね^^;)
「山が赤錆びているという感じ」、分かります。
ウチの近所(青梅市)の山も、なんだかそんな感じです。
by sakamono (2018-12-06 22:32) 

ぜふ

>響さん
周りも低いので見晴らしがいいのですね^^
アジは何かが添加されていたのではないかと疑っています・・

>よしころんさん
大滝といいつつ、ミニ粟又の滝というところですね。
でも夏は風情がよさそうな気がします。あの虫もいそうだし^^

>sakamonoさん
トレッキングするには物足りない山だと思います^^;
でも峰々、尾根尾根を巡るのはいいかもしれません。
そちらもなんですか・・やはり夏の天候の影響があるのでしょうね。
by ぜふ (2018-12-06 23:31) 

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