"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
虫目ママと虫目ガール [ファーブル会]
年に一度、恒例のチバでの採集会はいつも猛暑、ガマン大会の様相となります。
8月5日も35℃予想の猛暑日でしたが、下見したときの酷さよりは幾分マシだったと思います。
前週のその下見のときに分かっていたことですが、チョウ類はほとんどいない。
トンボとバッタはそれなりに・・
この子は芝の上にいたのですが、近寄ったことで飛び上がり、舗装された路上に着地したのです。
ところが簡易舗装路はフライパンのごとく暑かったのでしょう。
よく見ると分かりますが、六本の脚がすべてつま先立ちしています。
撮影後もこの体勢だったので飛び上がる直前なのではないと思います。
オレンジ色に灼けるキツネノカミソリがちょうど見頃。
広場に登る坂道の脇の斜面一面に広がる群落があります。
過去にシロバナも見たことがありますが、今回は見つけられませんでした。
この子も少し色づいてきていました。
ウスバキトンボは広場の上空をふわふわと浮いていましたが、ノシメトンボなどのアカネ類は林の中などへ避暑している様子が見られました。
さてここでいつもの写真クイズです。
何がいるでしょうか?
4~5メートルの高さの梢をズームで撮っています。
なので、肉眼ではこの3分の1か5分の1くらいにしか見えないと思います。
それを見つけたのは参加者の中の一人のママでした。
このママはこの日、なんと都合3匹も見つけたのです。
虫目を持つ虫ママでした。
この子は目の高さにいて接写できましたが、おどろくほどのチビッ子。
3センチ以上あったのでギネス級ではありませんが、頭のツノの先割れがないほど小さい。
胸のツノにいたってはただのトゲのようでした。(これじゃあ持てない)
油断してはいけません、もう一問。
これは一瞬でわかるかどうかが問われる写真です。
答えは後ほど。
チョウは少なかったのですが、クヌギやコナラの林の中ではこの子の姿がちらほら。
この子がいれば近くに樹液がある可能性が高く、カブクワを探すときの指標虫になります。
近くでよく見るとプリティーフェイスでもあり、和装のような翅の模様も涼し気。
この林にはエゴノキがあり、小さなマラカスの実がたくさん生っていました。
エゴノキといえばこの子。
別名ウシヅラヒゲナガゾウムシといい、ウシのような顔をしています。
エゴノキの実にかじりついて産卵するための穴を開けているところなので正面顔は撮れませんでした。
体長は5ミリくらいのミニウシです。
水分補給と塩分補給に気を付けていただき、無事に採集会は終了しました。
解散したあとの帰り道にボーナスを獲得した子もいました。
木の幹の、子供でも手の届く低い位置にとまっているのを見つけた小学生の女の子。
「タマムシ~」と興奮気味の声をあげながら駆け寄っていきました。
さらにその子は「クワガタ~」と叫びながら2つ目のボーナス獲得。
虫目を持つ女の子でした。
ゲストの見守り優先のため写真が少なかったのでこの辺で。
みんなで休憩と昼食をとった東屋の軒に芸術的なオブジェを見つけました。
これはオブジェでも東屋の樋でもなく、エントツドロバチの巣だと思われます。
まるで蛇口。
2問目の答え
扉の写真の子と同じです。
一瞬でわかった方は虫目の持ち主。
今日の湯加減
8月5日も35℃予想の猛暑日でしたが、下見したときの酷さよりは幾分マシだったと思います。
前週のその下見のときに分かっていたことですが、チョウ類はほとんどいない。
トンボとバッタはそれなりに・・
クルマバッタモドキ (バッタ科)
この子は芝の上にいたのですが、近寄ったことで飛び上がり、舗装された路上に着地したのです。
ところが簡易舗装路はフライパンのごとく暑かったのでしょう。
よく見ると分かりますが、六本の脚がすべてつま先立ちしています。
撮影後もこの体勢だったので飛び上がる直前なのではないと思います。
オレンジ色に灼けるキツネノカミソリがちょうど見頃。
広場に登る坂道の脇の斜面一面に広がる群落があります。
過去にシロバナも見たことがありますが、今回は見つけられませんでした。
この子も少し色づいてきていました。
ナツアカネ (トンボ科)
ウスバキトンボは広場の上空をふわふわと浮いていましたが、ノシメトンボなどのアカネ類は林の中などへ避暑している様子が見られました。
さてここでいつもの写真クイズです。
何がいるでしょうか?
4~5メートルの高さの梢をズームで撮っています。
なので、肉眼ではこの3分の1か5分の1くらいにしか見えないと思います。
それを見つけたのは参加者の中の一人のママでした。
このママはこの日、なんと都合3匹も見つけたのです。
虫目を持つ虫ママでした。
この子は目の高さにいて接写できましたが、おどろくほどのチビッ子。
カブトムシ (コガネムシ科)
3センチ以上あったのでギネス級ではありませんが、頭のツノの先割れがないほど小さい。
胸のツノにいたってはただのトゲのようでした。(これじゃあ持てない)
油断してはいけません、もう一問。
これは一瞬でわかるかどうかが問われる写真です。
答えは後ほど。
チョウは少なかったのですが、クヌギやコナラの林の中ではこの子の姿がちらほら。
サトキマダラヒカゲ (タテハチョウ科)
この子がいれば近くに樹液がある可能性が高く、カブクワを探すときの指標虫になります。
近くでよく見るとプリティーフェイスでもあり、和装のような翅の模様も涼し気。
この林にはエゴノキがあり、小さなマラカスの実がたくさん生っていました。
エゴノキといえばこの子。
エゴヒゲナガゾウムシ ♀ (ゾウムシ科)
別名ウシヅラヒゲナガゾウムシといい、ウシのような顔をしています。
エゴノキの実にかじりついて産卵するための穴を開けているところなので正面顔は撮れませんでした。
同上
体長は5ミリくらいのミニウシです。
水分補給と塩分補給に気を付けていただき、無事に採集会は終了しました。
解散したあとの帰り道にボーナスを獲得した子もいました。
木の幹の、子供でも手の届く低い位置にとまっているのを見つけた小学生の女の子。
「タマムシ~」と興奮気味の声をあげながら駆け寄っていきました。
ヤマトタマムシ (タマムシ科)
さらにその子は「クワガタ~」と叫びながら2つ目のボーナス獲得。
コクワガタ (クワガタムシ科)
虫目を持つ女の子でした。
ゲストの見守り優先のため写真が少なかったのでこの辺で。
オマケ
みんなで休憩と昼食をとった東屋の軒に芸術的なオブジェを見つけました。
これはオブジェでも東屋の樋でもなく、エントツドロバチの巣だと思われます。
まるで蛇口。
2問目の答え
扉の写真の子と同じです。
クルマバッタモドキ (バッタ科)
一瞬でわかった方は虫目の持ち主。
今日の湯加減
高校野球が始まると阪神タイガースはいわゆる”死のロード”がはじまります。
同じ頃、ファーブル会は夏休み標本教室シリーズがはじまります。
お盆を挟んで平日を含めて4~5回。中級者向けのトンボ標本教室やジオラマ製作教室など。
スタッフは昆虫採集にも行けずに準備と催行に大わらわ。
でも、キャパが少ないこともあり、毎年、毎回満員御礼なのでがんばるしかありません。
今年もいよいよ今日からスタート。
生体展示の仕込みもしたいのですが・・体の数が足りません。
奥本先生とカブちゃんのツーショット(8月1日撮影)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
見えました^^v
キツネノカミソリの群生にびっくり!( ゚Д゚)
by よしころん (2018-08-12 06:19)
エントツドロバチの巣、おもしろいですね!
ほんっと芸術的。
巣には見えないです(笑)
by リュカ (2018-08-12 16:08)
クイズは直ぐに見付けれました。
3センチ級だとコガネムシと間違いそうですね。
by 響 (2018-08-15 09:34)
ぜふさん、おはようございます^^
暑さも少し落ち着いて64の活動も活発になってくる?のかしら。
いつもご教示ありがとうございます!
「クモマベニヒカゲ」そんなに貴重なこちゃんだったのねー
自分でも検索をかけてみたところ、私たちがあったこにはクモマベニヒカゲの特徴である「裏面の白い筋のような模様」が見あたらないようなく、どちらかというと「ベニヒガゲ」のようにも思うのですが、いかがでしょうか?
お時間のあるときにどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m
by よしころん (2018-08-16 07:03)
アスファルトが暑くて、つま先立ち??
虫もアスファルトの上に落ちると、タイヘンですね。
考えたコトもなかったけれど、やっぱり暑いんですね^^;。
by sakamono (2018-08-16 22:58)
>よしころんさん
問題がかんたんすぎましたね^^
キツネノカミソリの群落は育成されているのだと思います。
クモベニちゃんじゃなかったですね、申し訳ありませんでした。
雷鳥の羽の残像が残っていたのか・・^^;
>リュカさん
設営場所がまた絶妙でした。
小さなダクトのようで。
>響さん
どちらもすぐに? 観察眼のある人にはやはりかんたんでしたね。
カブトムシは最初メスに見えました^^
>sakamonoさん
ニンゲンもキケンな気温でしたからね。
いずれにしても早く飛びたかったとは思います^^
by ぜふ (2018-08-17 07:17)