"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
アフリカよりも暑い [ファーブル会]
7月15日は毎年恒例のオオムラサキ採集会。
昨年はショウナイにいたので2年ぶりになりました。

この日、関東地方はどこも酷暑だったと思いますが、ヤマナシも大変でした。
直前までベニシジミ号で行くつもりだったのですが、前日の天気予報と予想最高気温を見て変心。
甲府はなんと38度。
心がポッキリ。
実はカシワに行っていた前週も同じ場所で採集会が開催され、発生状況は確認済みでした。
ところが高い梢を舞うばかりでなかなか採れる場所までは降りてきてくれません。
それでもなんとかネットインさせる子も。(扉の写真)
まだ発生初期かと思いきや、もうすでにオスは歴戦の勇者の様相でした。
オオムラサキ採集会とはいえ、他の昆虫も採集します。
(ズームレンズを持っていかなかったのでオオムラサキの生態写真が一枚もない・・・)

あまりの暑さにコンチューターもオーバーヒートしたのか、なかなか虫を見つけられずにいました。
最初にみつけたのは小さな蛾。
12~3ミリしかありませんが、とても特徴的でじっと観察したくなります。

昨年8月にショウナイでも観察しましたが、赤い眼がワンポイント。
梢のオオムラサキはあきらめて、クワガタを探しに森の奥へ入っていきました。
しかし、樹液が出ている木がまったくない。
カナブンがいれば案内してくれるかもしれないのに飛んでいない。
適当な木を蹴っ飛ばしても何も落ちてこない。
幹から飛び立ったアケビコノハを追いかけてさらに奥に進むと、下草にこの虫を発見。

周りを見回すとたくさんいることがわかりました。

しばらく樹液を探しましたが見つけられなかったので引き返すことに。
散策路まで戻ったところの林床に生えていたのが。
人の顔より大きなオバケキノコ。

一緒にいたS君は反射的にキノコをなぎ倒し、キノコムシの仲間を採集していました。(写真なし)
あらためてこうして思い返すと、小まめに水分補給をしていたとはいえ、やはり熱中症気味だったかと。
ゲストのケアが第一ですが、それにしても虫を見つけられていないし、写真も少ない。
つまり、調子が悪かったのかと。

時間になったので集合場所へ引き返す途中、往きにも見つけていた子を再発見。

いつもの年よりも多く観察しました。
この子もいつもより多かった、というよりこんなに見たのははじめてというほどたくさん観察。

解散後の残業時、ある木に多数集まっているのも確認。

広場でお昼を食べているとき、参加者がこれは何ですかねと自分の手を差し伸べてきました。

何の仲間さえまったく分からず、写真だけは撮っておきました。
帰宅してから調べても分からなかったのですが、スタッフメールに載せたらヒントをもらえました。
これはチャタテムシの仲間ではないかと。
チャタテムシは1~2ミリほどのシラミに似て翅がないものという印象だったのですが・・・
少し調べてみると、チャタテムシは大きく、翅がないもの(無翅)と、あるもの(有翅)に分かれ、前者は1~2ミリのコナチャタテなど、後者は3~7ミリのホシチャタテなどがいることが分かりました。
また、正確にはチャタテムシ科というのは後者のことで、前者はコチャタテ科やコナチャタテ科。
写真はおそらくクロミャクチャタテ(チャタテムシ科)だと思います。
以上、備忘録でした。

解散後、駅へと戻る途中、めずらしくこのハチの接写に成功。


最後に森の出口で見つけたトンボ。

ムスジイトトンボホソミイトトンボ ♂(イトトンボ科)
”ムスジ”は無筋という意味ではなく、六筋という意味。
しかもメスの筋模様が由来のためオスはセスジイトトンボと判別が困難です。
他にクワガタやカミキリやカナブンなどの甲虫も多数いましたが、あまり写真がないのでこの辺で。
3月にインセクトフェスへ行ったとき、ウガンデンシスの幼虫を売っていたブースがありました。
飼ってみたくてケースをにらみつけながらしばらく立ちすくみました。
しかし断捨離中だったこともあり、なんとか思いとどまりました。
ところがその後、F会のTさん(最近よく登場)から「シロヘリならお分けしますよ」と言われたとき、もはや思いとどまるのは不可能でした。
そのお迎えした2匹が先日無事羽化しました。
先にデビューした子。

シロスジオオツノカナブンとか、シロヘリミドリカナブンとか、色々な名前があるようです。
アフリカ産のカナブンで、ツノがあるのはオスだけ。

色や模様に個体差があるようですが、この二人はペアルックでした。

今日の湯加減
昨年はショウナイにいたので2年ぶりになりました。

オオムラサキ ♂ (タテハチョウ科)
この日、関東地方はどこも酷暑だったと思いますが、ヤマナシも大変でした。
直前までベニシジミ号で行くつもりだったのですが、前日の天気予報と予想最高気温を見て変心。
甲府はなんと38度。
心がポッキリ。
実はカシワに行っていた前週も同じ場所で採集会が開催され、発生状況は確認済みでした。
ところが高い梢を舞うばかりでなかなか採れる場所までは降りてきてくれません。
それでもなんとかネットインさせる子も。(扉の写真)
まだ発生初期かと思いきや、もうすでにオスは歴戦の勇者の様相でした。
オオムラサキ採集会とはいえ、他の昆虫も採集します。
(ズームレンズを持っていかなかったのでオオムラサキの生態写真が一枚もない・・・)

あまりの暑さにコンチューターもオーバーヒートしたのか、なかなか虫を見つけられずにいました。
最初にみつけたのは小さな蛾。
12~3ミリしかありませんが、とても特徴的でじっと観察したくなります。

シロテンクロマイコガ (ニセマイコガ科)
昨年8月にショウナイでも観察しましたが、赤い眼がワンポイント。
梢のオオムラサキはあきらめて、クワガタを探しに森の奥へ入っていきました。
しかし、樹液が出ている木がまったくない。
カナブンがいれば案内してくれるかもしれないのに飛んでいない。
適当な木を蹴っ飛ばしても何も落ちてこない。
幹から飛び立ったアケビコノハを追いかけてさらに奥に進むと、下草にこの虫を発見。

ウスバカゲロウ (ウスバカゲロウ科)
周りを見回すとたくさんいることがわかりました。

しばらく樹液を探しましたが見つけられなかったので引き返すことに。
散策路まで戻ったところの林床に生えていたのが。
人の顔より大きなオバケキノコ。

一緒にいたS君は反射的にキノコをなぎ倒し、キノコムシの仲間を採集していました。(写真なし)
あらためてこうして思い返すと、小まめに水分補給をしていたとはいえ、やはり熱中症気味だったかと。
ゲストのケアが第一ですが、それにしても虫を見つけられていないし、写真も少ない。
つまり、調子が悪かったのかと。

時間になったので集合場所へ引き返す途中、往きにも見つけていた子を再発見。

ルリボシカミキリ (カミキリムシ科)
いつもの年よりも多く観察しました。
この子もいつもより多かった、というよりこんなに見たのははじめてというほどたくさん観察。

ヤマトタマムシ (タマムシ科)
解散後の残業時、ある木に多数集まっているのも確認。

広場でお昼を食べているとき、参加者がこれは何ですかねと自分の手を差し伸べてきました。

何の仲間さえまったく分からず、写真だけは撮っておきました。
帰宅してから調べても分からなかったのですが、スタッフメールに載せたらヒントをもらえました。
これはチャタテムシの仲間ではないかと。
チャタテムシは1~2ミリほどのシラミに似て翅がないものという印象だったのですが・・・
少し調べてみると、チャタテムシは大きく、翅がないもの(無翅)と、あるもの(有翅)に分かれ、前者は1~2ミリのコナチャタテなど、後者は3~7ミリのホシチャタテなどがいることが分かりました。
また、正確にはチャタテムシ科というのは後者のことで、前者はコチャタテ科やコナチャタテ科。
写真はおそらくクロミャクチャタテ(チャタテムシ科)だと思います。
以上、備忘録でした。

解散後、駅へと戻る途中、めずらしくこのハチの接写に成功。

ジガバチ (アナバチ科)

最後に森の出口で見つけたトンボ。

”ムスジ”は無筋という意味ではなく、六筋という意味。
しかもメスの筋模様が由来のためオスはセスジイトトンボと判別が困難です。
他にクワガタやカミキリやカナブンなどの甲虫も多数いましたが、あまり写真がないのでこの辺で。
オマケ
3月にインセクトフェスへ行ったとき、ウガンデンシスの幼虫を売っていたブースがありました。
飼ってみたくてケースをにらみつけながらしばらく立ちすくみました。
しかし断捨離中だったこともあり、なんとか思いとどまりました。
ところがその後、F会のTさん(最近よく登場)から「シロヘリならお分けしますよ」と言われたとき、もはや思いとどまるのは不可能でした。
そのお迎えした2匹が先日無事羽化しました。
先にデビューした子。

シロヘリオオツノカナブン ♀(コガネムシ科)
シロスジオオツノカナブンとか、シロヘリミドリカナブンとか、色々な名前があるようです。
アフリカ産のカナブンで、ツノがあるのはオスだけ。

同上 ♂
色や模様に個体差があるようですが、この二人はペアルックでした。

今日の湯加減
その後も列島各地は酷暑が続いています。
40℃を越える気温が観測されたり、京都では1週間以上連続で38℃越えとか。
今日は久しぶりに何も予定のない日でしたが、疲れが溜まっていることもあり活動自粛しました。
さて、この日は日帰りのつもりだったのですが、流れでナイターをすることになってしまいました。
シャツ以外は着替えも持って来ていなかったのですが、ひとまずスパに行って汗を流して休憩。
水と食料と当然ビールを買い出しして車で山へ登っていきました。
その結果についてはまた次回。
好評フンコロガシ展示中です!
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
ありゃりぁ~(><)
その後回復されましたか。大事なくてよかったです。
先日ラジオ深夜便を聞きながら山に向かっていると、こちらでよく登場される「ファーブル昆虫館の奥本先生」フンコロガシについてお話されていました^^
深夜で半分うとうとしながら聞いていたこともあり、内容はほとんで覚えてなくて…すみません^^;
by よしころん (2018-07-22 07:00)
京都はこれで一週間38℃ごえです(笑)
でも御所の近辺は緑が多いのでそれほど暑く感じないって・・・
神経が麻痺してきたのかな(笑)
by barbie (2018-07-23 23:54)
>よしころんさん
大丈夫です、でもその後の熱波にやられています^^;
ラジオ深夜便もちろん聞いてますよ。毎月第三火曜日です!
>barbieさん
酷暑お見舞い申し上げます。5月に行ったときも暑かったけど・・^^;
木々の梢はフラクタル構造で涼しいんです。
でもくれぐれもご自愛くださいね。
by ぜふ (2018-07-24 00:16)
アフリカより暑いって聞くと
うへーーーーってバッタリ倒れそうです(笑)
昨日&今日と、会社が休みなので
暑いなか出掛けてますっ
今日は映画見たあと、東大構内の博物館で人間の骨とか土器を見て
時間があったら「珠玉の昆虫標本」も覗いてきます〜
by リュカ (2018-07-25 08:23)
シロテンクロマイコガ、平たくて特徴的なフォルムをしてますね。
とても、蛾という感じがしません。どこが、どうなっているのか、
じっくり見たくなりますね。
そして外国産の虫は、やっぱり派手な印象です^^;。
by sakamono (2018-07-26 22:14)
>リュカさん
東大の特別展はどうでしたか?
ムシよりもイシの方がよかったですかね^^
>sakamonoさん
こんなに小さいのにこんな飾り羽があるのがおもしろいです。
虫に限らず熱帯の生き物はハデですかね。
by ぜふ (2018-07-27 23:47)