"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
エサキ・モンキ・ダンチ [観察会]
カシワ遠征の続きです。
遅いお昼を済ませた後、Tさんがもうひとつのエリアを案内してくれました。
先のエリアとは少し離れているのですが、回廊のような未整備の区域で接続しているのでした。
(もともとは周辺もあわせて広大な湿地だったようです)

虫屋ならお馴染みの♡マークを背負った子。
そのエリアは遊歩道に大きめの砂利が一様に敷き詰められ、きれいに整備された公園になっていました。
曇り空の下、出迎えてくれたのはヒメジョオンの花の上で撮ってくださいとモデル立ちしていた子。

この子は久しぶりに観察しました。

7ミリくらいですが、ハムシの仲間では大きい方ですし、派手さはトップクラス。
触角が片方欠損していました。
これは小さくてか細いですが、鮮明なツートーンが目を引きました。

クモに擬態しているのかなぁ。

まもなくトンボ池に到着。

水面が見えないほど水草などが繁茂していて、これではトンボは困るだろうと思ったら整備中でした。
雨模様でもあるし、トンボはいないかなと肩を落としかけていたとき、コンチューターの針が振れた。

オオアオイトトンボとの判別がむずかしいですが、胸部側面の紋とオスは腹端の付属器形状が違う。
メスもいました。

メスの判定はさらにむずかしいですが、同所で観察ということで同じとしておきます。

もうひとつの池まで行って戻ることにしました。
帰り道、遊歩道沿いのサクラの木に。

ちなみに、この虫の正式和名は”ナナフシモドキ”なのですが、科名は”ナナフシ科”です。
でも、ナナフシ科の擬き(もどき)ということではないのです。
そもそも和名の由来は、樹木の七つの節に似ているから”七節擬き”というのだと記憶しています。
なので、科名がナナフシモドキ科であればすんなり理解できるのですが、なぜか科名と種名にブレがあるのです。(分かりにくい説明かもしれませんが)
なので、このブログではあえて科名に合わせて”ナナフシ”と表記することにしています。
(つまらない拘りですが)

さて、入口まで戻ってきたところで、扉の写真の虫を見つけたのでした。
扉の子はおそらくオスで、メスは子育て中でした。

生まれた子たちに覆いかぶさるようにして外敵から守っています。
カメラを近づけると翅を羽ばたかせて威嚇されました。
こちらをにらみつける母虫も。

白っぽい孵化したばかりの初齢幼虫とツートーンの2齢幼虫が混ざっています。
この木はまるでエサキモンキの団地か育児施設のようで、数えてみると10頭以上観察できました。

本格的に雨が降り出したので撤収しようかと会話しつつも、二人とも梢や葉の上に視線が行ったまま。
するとまた見つけてしまいます。

繁みの中からヒゲの先だけ出ていた子も見逃しませんでした。

体長20ミリくらいですが、その名の通り触覚がとても長くてフレームアウトしてしまう。
広い公園でもあるので、一日歩き回っても飽きることはないと思いました。
”自然博物公園”として維持管理しているボランティアの方々のおかげだと思います。
もちろんTさんもボランティアとして参加していますので再訪は確実。
散策路の脇でおもしろい葉っぱを見つけました。

きれいな正三角形。
それと、これは当日の写真ではありませんが、現在観察中の糞虫飼育セット。

OBC(オオセンチ・ブリード・チャレンジ)です。
今日の湯加減
遅いお昼を済ませた後、Tさんがもうひとつのエリアを案内してくれました。
先のエリアとは少し離れているのですが、回廊のような未整備の区域で接続しているのでした。
(もともとは周辺もあわせて広大な湿地だったようです)

虫屋ならお馴染みの♡マークを背負った子。
そのエリアは遊歩道に大きめの砂利が一様に敷き詰められ、きれいに整備された公園になっていました。
曇り空の下、出迎えてくれたのはヒメジョオンの花の上で撮ってくださいとモデル立ちしていた子。

ヤマトシジミ (シジミチョウ科)
この子は久しぶりに観察しました。

アカガネサルハムシ (ハムシ科)
7ミリくらいですが、ハムシの仲間では大きい方ですし、派手さはトップクラス。
触角が片方欠損していました。
これは小さくてか細いですが、鮮明なツートーンが目を引きました。

シマサシガメの幼虫 (カメムシ科)
クモに擬態しているのかなぁ。

まもなくトンボ池に到着。

水面が見えないほど水草などが繁茂していて、これではトンボは困るだろうと思ったら整備中でした。
雨模様でもあるし、トンボはいないかなと肩を落としかけていたとき、コンチューターの針が振れた。

アオイトトンボ ♂(アオイトトンボ科)
オオアオイトトンボとの判別がむずかしいですが、胸部側面の紋とオスは腹端の付属器形状が違う。
メスもいました。

同上
メスの判定はさらにむずかしいですが、同所で観察ということで同じとしておきます。

もうひとつの池まで行って戻ることにしました。
帰り道、遊歩道沿いのサクラの木に。

ナナフシ (ナナフシ科)
ちなみに、この虫の正式和名は”ナナフシモドキ”なのですが、科名は”ナナフシ科”です。
でも、ナナフシ科の擬き(もどき)ということではないのです。
そもそも和名の由来は、樹木の七つの節に似ているから”七節擬き”というのだと記憶しています。
なので、科名がナナフシモドキ科であればすんなり理解できるのですが、なぜか科名と種名にブレがあるのです。(分かりにくい説明かもしれませんが)
なので、このブログではあえて科名に合わせて”ナナフシ”と表記することにしています。
(つまらない拘りですが)

さて、入口まで戻ってきたところで、扉の写真の虫を見つけたのでした。
扉の子はおそらくオスで、メスは子育て中でした。

エサキモンキツノカメムシ ♀(カメムシ科)
生まれた子たちに覆いかぶさるようにして外敵から守っています。
カメラを近づけると翅を羽ばたかせて威嚇されました。
こちらをにらみつける母虫も。

白っぽい孵化したばかりの初齢幼虫とツートーンの2齢幼虫が混ざっています。
この木はまるでエサキモンキの団地か育児施設のようで、数えてみると10頭以上観察できました。

本格的に雨が降り出したので撤収しようかと会話しつつも、二人とも梢や葉の上に視線が行ったまま。
するとまた見つけてしまいます。

キイロテントウ (テントウムシ科)
繁みの中からヒゲの先だけ出ていた子も見逃しませんでした。

ヒメヒゲナガカミキリ ? (カミキリムシ科)
体長20ミリくらいですが、その名の通り触覚がとても長くてフレームアウトしてしまう。
広い公園でもあるので、一日歩き回っても飽きることはないと思いました。
”自然博物公園”として維持管理しているボランティアの方々のおかげだと思います。
もちろんTさんもボランティアとして参加していますので再訪は確実。
オマケ
散策路の脇でおもしろい葉っぱを見つけました。

きれいな正三角形。
それと、これは当日の写真ではありませんが、現在観察中の糞虫飼育セット。

OBC(オオセンチ・ブリード・チャレンジ)です。
今日の湯加減
家の中もだいぶ片付いてきましたが、まだ平常は確立できていない状態。
道具や服など行方不明のものがいくつもあります。(次に引っ越すまで出てこないのかも・・)
ところで、もう6月もおわり。
ニイニイゼミが鳴きだす時期ですが、早い梅雨明けを察知したのか、カシワではアブラゼミも鳴き始めたそうです。
いよいよ本格的な夏のはじまり・・というよりも、いきなり猛暑がやってきました。
今晩は郊外の里山で夜間採集会。
どんな虫に会えるでしょうか。
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
わ!背中にハートマーク、かっちょいいでやすなぁ(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2018-06-30 21:02)
エサキモンキツノカメムシ…長い
通称ハートカメムシ会ってみたいな^^
双耳峰の山って結構存在していまして、有名どころでは鹿島槍ヶ岳もそうです。
単耳峰という呼び方はしなくて、双耳峰に対しては独立峰。
その代表は富士山^^v
by よしころん (2018-06-30 21:24)
あ、筑波山も双耳峰です♪
by よしころん (2018-06-30 21:27)
子育て中、奮闘かな
外敵から守るようにしてる姿、親心!でも数が多くて囲い込むのは
大変そう
イトトンボ、すずしげ
ナナフシ、気づかれるのが素晴らしい、コンチューターです
by engrid (2018-07-01 00:43)
七色やハートマーク会いたい。
子育てシーンは初めて見ました。
by 響 (2018-07-03 19:44)
>ぼんぼちぼちぼちさん
結構普通に観察できる虫ですが、小さいので見過ごしますね^^;
>よしころんさん
通称つけちゃいましたね^^
富士山は独立峰ですか・・子供の書く絵はトリプル峰ですね♪
お、筑波山はそうですか、気が付きませんでした~
>engridさん
こういう生態のカメムシは例外的ですがたくましいですね。母虫。
イトトンボは目線をくれていい子でした^^
>響さん
アカガネくんはなかなか見つからないですが、ハートカメムシはミズキなどにつきます。
見つかるといいですね!
by ぜふ (2018-07-03 21:56)
おー、すごい。カメムシがこちらを威嚇している。
虫って、卵を産みっぱなしかと思っていました。
アカガネサルハムシ、キレイですねぇ。
by sakamono (2018-07-05 23:26)
>sakamonoさん
産みっぱなしの虫が圧倒的に多いとは思います。
ただ、子守をするのはカメムシだけではありません。
アカガネくんはなかなかうまく撮れなくて・・^^;
by ぜふ (2018-07-07 21:39)