"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
晩春なのか初夏なのか [ファーブル会]
今回も一年前の記事を下書きにしています。
4月22日は今シーズン最初のファーブル会の観察・採集会でしたが、またもや夏日でした。
ひょっとしたら真夏日になるかもということでしたが、裏高尾の最高気温は28度くらいだったかと。
さて、待ちに待ったシーズン開幕ということで、多数の参加者となり、急きょ2班に分かれることに。
この日どちらの班でも多く観察できたのはこの虫。

オスの体長は12ミリくらい。普通のオトシブミよりもやや色が薄くて鞘翅にくっきりとした条溝が。
今年の春は花も早いですが、虫も早い。
最初の集合場所の草地ではウスバシロチョウが多数飛んでいて、よろこぶ参加者とスタッフ。

写真は撮れませんでしたがサカハチチョウも観察できました。
房総でもすでに観察しましたが、こちらでのオトシブミの出現もやや早いのではないかと思います。
前出のヒゲナガオトシブミのメスかと思いきや。

ヒゲナガオトシブミ ウスモンオトシブミ (オトシブミ科)
オトシブミもそうですが、今回はビーティング採集で色々な虫を見つけることができました。

スジコガネに似ていますが、これはずっと小さくて11ミリくらい。
これも小さい虫なのでルッキングではなかなか見つかりません。

8~9ミリでしょうか。半透明の翅と金色のXマークが美しい。(ピンアマご勘弁)
さらに小さい虫も。

長さは2センチくらいありますが、パッと見は糸くずのようです。

いくつか採れたので希望者に配りました。
(比較的育てやすく成長するのを観察するのがおもしろい虫)

晩春?初夏?いずれにしても、越冬した虫たちもいくつか観察できました。
写真は撮れませんでしたが、テングチョウやセンチコガネ、それからこのトンボ。

毎年観察できますが、今回はやや多く、5頭ほど見られました。
お昼を食べていると傍に飛んできたのでそっとにじり寄って・・

房総では観察したことがなく、やっとまともな写真が撮れたので他のスタッフに見せびらかしました。

花も早いと書きましたが、このスプエフェはまだ咲き残ってくれていました。

こちらはとても小さな群落でしたが裏高尾も両方あるようです。

これは咲き残りでしょう。

そして帰り道、ゲートの脇の木の支柱の内覧をしている子が。

この時期はオスばかりが目立ちますが、行動からしてメスだと思い、採集して確認しました。
今回久しぶりに観察会に参加してくれたKさんに記念に進呈したら代わりにこれをくれました。

真夏日にはならなかったものの、虫熱で熱中症になりそうな一日。
反省会で飲むビールが体中にしみわたり、いよいよシーズン開幕を実感したのでした。
散策路をみんなで移動中、山側の石垣に沿って何本かパイプが敷設されていました。
何のためなのか不明でしたが、そのパイプは縦に埋められていて、筒穴がふさがれていないため・・
ノネズミの落とし穴になってしまっているのでした。

参加者の中学生の子が救出しました。
今日の湯加減

4月22日は今シーズン最初のファーブル会の観察・採集会でしたが、またもや夏日でした。
ひょっとしたら真夏日になるかもということでしたが、裏高尾の最高気温は28度くらいだったかと。
さて、待ちに待ったシーズン開幕ということで、多数の参加者となり、急きょ2班に分かれることに。
この日どちらの班でも多く観察できたのはこの虫。

ヒゲナガオトシブミ ♂ (オトシブミ科)
オスの体長は12ミリくらい。普通のオトシブミよりもやや色が薄くて鞘翅にくっきりとした条溝が。
今年の春は花も早いですが、虫も早い。
最初の集合場所の草地ではウスバシロチョウが多数飛んでいて、よろこぶ参加者とスタッフ。

写真は撮れませんでしたがサカハチチョウも観察できました。
房総でもすでに観察しましたが、こちらでのオトシブミの出現もやや早いのではないかと思います。
前出のヒゲナガオトシブミのメスかと思いきや。

オトシブミもそうですが、今回はビーティング採集で色々な虫を見つけることができました。

ヒラタアオコガネ (コガネムシ科)
スジコガネに似ていますが、これはずっと小さくて11ミリくらい。
これも小さい虫なのでルッキングではなかなか見つかりません。

セモンジンガサハムシ (ハムシ科)
8~9ミリでしょうか。半透明の翅と金色のXマークが美しい。(ピンアマご勘弁)
さらに小さい虫も。

ナナフシの幼体 (ナナフシ科)
長さは2センチくらいありますが、パッと見は糸くずのようです。

同上
いくつか採れたので希望者に配りました。
(比較的育てやすく成長するのを観察するのがおもしろい虫)

晩春?初夏?いずれにしても、越冬した虫たちもいくつか観察できました。
写真は撮れませんでしたが、テングチョウやセンチコガネ、それからこのトンボ。

オソミイトトンボ (イトトンボ科)
毎年観察できますが、今回はやや多く、5頭ほど見られました。
お昼を食べていると傍に飛んできたのでそっとにじり寄って・・

同上
房総では観察したことがなく、やっとまともな写真が撮れたので他のスタッフに見せびらかしました。

花も早いと書きましたが、このスプエフェはまだ咲き残ってくれていました。

ニリンソウ
こちらはとても小さな群落でしたが裏高尾も両方あるようです。

イチリンソウ
これは咲き残りでしょう。

フデリンドウ かな
そして帰り道、ゲートの脇の木の支柱の内覧をしている子が。

キムネクマバチ ♀ (ミツバチ科)
この時期はオスばかりが目立ちますが、行動からしてメスだと思い、採集して確認しました。
今回久しぶりに観察会に参加してくれたKさんに記念に進呈したら代わりにこれをくれました。

エサキオサムシ (オサムシ科)
真夏日にはならなかったものの、虫熱で熱中症になりそうな一日。
反省会で飲むビールが体中にしみわたり、いよいよシーズン開幕を実感したのでした。
オマケ
散策路をみんなで移動中、山側の石垣に沿って何本かパイプが敷設されていました。
何のためなのか不明でしたが、そのパイプは縦に埋められていて、筒穴がふさがれていないため・・
ノネズミの落とし穴になってしまっているのでした。

アカネズミの親子
参加者の中学生の子が救出しました。
今日の湯加減
今日も採集会催行日でしたがあいにくの天気で5日に延期することになりました。
”春の嵐”と言わず、”メイストーム”と言うらしいので、やはり今の時期は初夏なのかしら?
とにかくこれからの季節は採集会が目白押し。
明日はこのGW中2回目の三浦半島への遠征です。
1回目もある仕込みをしたのですが、不完全燃焼だったのでリベンジを期します。
期すためには早起きをしなくてはなりません。
まだメイストームの余韻が残りそうですが、三浦半島らしい虫に会えますように。

三浦遠征からお連れした手乗りクマバチ♂
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
こんばんば^^
ヒゲナガオトシブミ ♂ ってまるでろくろ首みたい^^;
クマバチ、アップで拝見するとなかなかキュートなお顔♪
by よしころん (2018-05-03 19:45)
ほほ―さすがにこの季節いろんな虫が見られますね。
ほんと、ヒゲナガオトシブミは首が長過ぎ!^^
ナナフシはこの大きさだと、糸くずですね~
by mimimomo (2018-05-04 06:51)
ビックリするほど首が長いオトシブミ。
首が折れそうで不安になってしまうようなフォルムです^^;。
ノネズミ、かわいいですね。ネズミというと、天井裏を走り回る
アレしか想像できませんでした^^;。
by sakamono (2018-05-04 11:39)
おはようございます。
クロモジ、あのようにまるでマリのようにまん丸に近い花付きのものははじめて見ました。
佐渡のお花ってカタクリもしかり。同じ種類のお花でも本土で見かけるものよりも一回り大きくて生き生きしているような気がします。
やはりストレスがないのかなぁ(笑)
by よしころん (2018-05-05 07:46)
ヒゲナガオトシブミ 、初めて見る姿かも、首が細長いんですね。
イチリンソウ自生物を見て見たいです。
by g_g (2018-05-05 15:16)
>よしころんさん
カブトムシのツノと同じだと思います。
長い方がモテるのでしょうね。
クロモジの花はおどろきました。
いつも見頃を過ぎてから見ていたのかと^^;
佐渡は日本のガラパゴス?^^
>mimimomoさん
ナナフシはなぜか子供たちに人気です。
いとくずのようなのに^^
>sakamonoさん
ノネズミの親子が落ちていたのははじめてではないのです。
どうしてパイプをそのままにしているのか全くわかりません。
>g_gさん
オトシブミの仲間はめずらしい虫ではないのですが、小さいので気が付かないだけでしょうね。
イチリンソウは東北地方には少ないのでしょうか?
by ぜふ (2018-05-05 20:41)
盗掘…山野草好きが高じて佐渡に移住した方の話しによると、佐渡でもまったくゼロというわけではないようです。
レブンアツモリソウもしかり。トキもしかり。人のエゴで種の途絶えを促進させることは哀しいことです。
そんな自分も人…
by よしころん (2018-05-07 07:39)
メイストームの影響かしらん?
ボクのお隣さん、白かったアマガエルさんが最近は頻繁にケロケロ♪
ボクも歌えたらいいな^ ^
オトシブミ…茶会のお菓子みたいだね。
by mako & ann (2018-05-07 09:39)
>よしころんさん
そうですね、ニンゲンである以上、開発など間接的には加担している可能性があるわけで・・
少しでもそれを相殺するベクトルに顔を向けていきたいです。
>makoさん
あのシロガエルさんですね。
これから田んぼなどでは連日合唱コンクール♪
オトシブミは紛れもなく”和風”ですね^^
by ぜふ (2018-05-07 22:43)