"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
用水路の様子色 [ファーブル会]
4月1日、ファーブル会スタッフ&選抜メンバー数名で北関東へ水棲昆虫の採集に。
去年は参加できなかったので2年ぶりとなりました。
ベニシジミ(春型)号を駆り、日光街道を快調に飛ばし、予定より30分ほど早く集合場所に到着。
ツバメが何羽も営巣に勤しんでいた道の駅で休憩したときは、悴んだ手を温かい缶コーヒーで融かしていたのですが、ポイントに着いた頃は上着を脱ぎ棄てるほど気温が上がりました。
午前10時過ぎ、全員ウエーダー(胴長)に着替えて用水路へ突入しました。
一般の参加者はいないので着替えや道具の使い方などの説明はまったくなし。
さすがに慣れたもので、みな体が自然に採集態勢へと整っていくのです。
大人と子供あわせ、総勢10名でした。
ただ、2年前とはかなり様子が変わっていました。
まず、全国的な少雨のせいもあるでしょう、水位が低い。
ウエーダーではなくて膝丈の長靴でも大丈夫なくらい。
また、水が少ないせいもあるでしょう、水草が少ない。
以前は岸縁には葦が生えていたし、流れの中にも水草が茂っていたのにほとんどない。
川底の泥も減ってしまったのかもしれない。
それでもさっそくマメゲンゴウを捕獲したという声が聞こえました。(写真撮り忘れた)
皆より少し上流に入ってみましたが、最初に遭遇したのは昆虫ではなく・・
泳いでいるわけではなく、プカプカと気持ちよさそうに浮いていました。
カエルはさておき、用水路内を上流に向けて歩きながら魚網で水草の下を探っていると・・
各種ヤゴが採れました。
たくさん採れたのは細長くて華奢なハグロトンボのヤゴ。
丸っこいのはサナエトンボの仲間のヤゴかな。
美しい緑色の子も一匹だけ採れました。
コヤマトンボのヤゴも一匹だけ採れ、写真を撮ったはずが・・ない。
細長い子は手に載せるとシャチホコ立ちします。
カワトンボの成虫は逆立ちしないのに何故でしょう。
2年前は夢中になり過ぎ、あとで腰痛火山が爆発してしまったので、休憩しつつ皆の作業見物。
しばらくしてまた突入したらいきなりうれしい収獲。
この日採れたミズカマキリは3匹。タイコウチは2匹。コオイムシは全部で4、5匹。
ガムシ類がまったく採れず、大本命のタガメもゼロでした。
魚はカジカヨシノボリやカダヤシ、ドジョウ、アブラハヤなど。
あとはザリガニがぽつぽつと。
今回のお昼は料理自慢のスタッフがわざわざ寸胴で仕込んできてくれたカレーライス。
みんなでピクニックランチです。
お腹が一杯になったので、土手の向こうのご神木のお参りに。
ところが、この地も乾燥が進んでいました。
ご神木もカチカチ。洞の中の木くずはサラサラ。
閉業という様子だったので、奥の林の中へ突入してみました。
が、いくつか倒木はあるもののどれもやはりカチカチ。
白く乾燥した木々の中で暮らしているからでしょう、カムフラージュで隠蔽色になった子が。
コンチューターも反応しないのでここはあきらめ、少し下流の林の方へ行くことにしました。
土手を歩いていると草の中から飛び立つバッタが。
用水路に沿って積み上げられ放置されている伐採木。
これらもほとんどコチコチに乾いていましたが、数本だけ柔らかく朽ちている木もあったので・・
もっと何か出てきてもよさそうでしたがコメツキムシの幼虫以外の虫は見つかりませんでした。
この後また用水路に入ってみましたが、ミズカマキリなどが少し採れただけで甲虫類は皆無でした。
あまり粘っても収獲は見込めなさそうだったので、用水路からはあがり、周辺の散策をしました。
やはり他のみんなもこれといった収獲はなかったようで、昆虫の分配と片付けをして撤収。
採集した水生昆虫たちはファーブル昆虫館「虫の詩人の館」へぜひ見に来てください!
電車組が何名かいたので、一旦最寄りの駅まで行き、そこで解散となりました。
前回は宇都宮市街のギョウザ屋さんへ寄ったのですが、街中は道路が混んでいて大変でした。
同じ轍は踏まずということでなるべく近くのお店を検索したところ、駅の反対側に評判のいい店が。
ところが店に行ってみると、なんと餃子売り切れでした。
やはり人気店だったのでしょう、まだ夕方だというのに・・食べられないととても食べたくなる・・
「ギョウザ専門店まさし」次回は必ずや。
もう一度検索し、市街ではなく国道沿いのお店「ギョウザの龍門」を見つけてまっしぐら。
餃子スイッチがオフになるまでたっぷり燃料補給して帰路につきました。
周辺散策中にちらちらと飛ぶこの子たちを見つけたので、モデルさんを探して撮影。
微かではありますが、ブルースタータイプでした。
正面顔も。
この色合いがオートバイの愛称の由来です。
今日の湯加減
去年は参加できなかったので2年ぶりとなりました。
ベニシジミ(春型)号を駆り、日光街道を快調に飛ばし、予定より30分ほど早く集合場所に到着。
ツバメが何羽も営巣に勤しんでいた道の駅で休憩したときは、悴んだ手を温かい缶コーヒーで融かしていたのですが、ポイントに着いた頃は上着を脱ぎ棄てるほど気温が上がりました。
午前10時過ぎ、全員ウエーダー(胴長)に着替えて用水路へ突入しました。
一般の参加者はいないので着替えや道具の使い方などの説明はまったくなし。
さすがに慣れたもので、みな体が自然に採集態勢へと整っていくのです。
大人と子供あわせ、総勢10名でした。
ただ、2年前とはかなり様子が変わっていました。
まず、全国的な少雨のせいもあるでしょう、水位が低い。
ウエーダーではなくて膝丈の長靴でも大丈夫なくらい。
また、水が少ないせいもあるでしょう、水草が少ない。
以前は岸縁には葦が生えていたし、流れの中にも水草が茂っていたのにほとんどない。
川底の泥も減ってしまったのかもしれない。
それでもさっそくマメゲンゴウを捕獲したという声が聞こえました。(写真撮り忘れた)
皆より少し上流に入ってみましたが、最初に遭遇したのは昆虫ではなく・・
泳いでいるわけではなく、プカプカと気持ちよさそうに浮いていました。
カエルはさておき、用水路内を上流に向けて歩きながら魚網で水草の下を探っていると・・
各種ヤゴが採れました。
たくさん採れたのは細長くて華奢なハグロトンボのヤゴ。
丸っこいのはサナエトンボの仲間のヤゴかな。
美しい緑色の子も一匹だけ採れました。
クロスジギンヤンマのヤゴ (ヤンマ科)
コヤマトンボのヤゴも一匹だけ採れ、写真を撮ったはずが・・ない。
細長い子は手に載せるとシャチホコ立ちします。
ハグロトンボのヤゴ (カワトンボ科)
カワトンボの成虫は逆立ちしないのに何故でしょう。
2年前は夢中になり過ぎ、あとで腰痛火山が爆発してしまったので、休憩しつつ皆の作業見物。
しばらくしてまた突入したらいきなりうれしい収獲。
ミズカマキリ (タイコウチ科)
この日採れたミズカマキリは3匹。タイコウチは2匹。コオイムシは全部で4、5匹。
ガムシ類がまったく採れず、大本命のタガメもゼロでした。
魚は
あとはザリガニがぽつぽつと。
今回のお昼は料理自慢のスタッフがわざわざ寸胴で仕込んできてくれたカレーライス。
みんなでピクニックランチです。
お腹が一杯になったので、土手の向こうのご神木のお参りに。
ところが、この地も乾燥が進んでいました。
ご神木もカチカチ。洞の中の木くずはサラサラ。
閉業という様子だったので、奥の林の中へ突入してみました。
が、いくつか倒木はあるもののどれもやはりカチカチ。
白く乾燥した木々の中で暮らしているからでしょう、カムフラージュで隠蔽色になった子が。
アマガエル
コンチューターも反応しないのでここはあきらめ、少し下流の林の方へ行くことにしました。
土手を歩いていると草の中から飛び立つバッタが。
ツチイナゴ (イナゴ科)
用水路に沿って積み上げられ放置されている伐採木。
これらもほとんどコチコチに乾いていましたが、数本だけ柔らかく朽ちている木もあったので・・
マルガタゴミムシの仲間 (オサムシ科)
もっと何か出てきてもよさそうでしたがコメツキムシの幼虫以外の虫は見つかりませんでした。
同上
この後また用水路に入ってみましたが、ミズカマキリなどが少し採れただけで甲虫類は皆無でした。
あまり粘っても収獲は見込めなさそうだったので、用水路からはあがり、周辺の散策をしました。
やはり他のみんなもこれといった収獲はなかったようで、昆虫の分配と片付けをして撤収。
採集した水生昆虫たちはファーブル昆虫館「虫の詩人の館」へぜひ見に来てください!
コオイムシ (コオイムシ科)
電車組が何名かいたので、一旦最寄りの駅まで行き、そこで解散となりました。
前回は宇都宮市街のギョウザ屋さんへ寄ったのですが、街中は道路が混んでいて大変でした。
同じ轍は踏まずということでなるべく近くのお店を検索したところ、駅の反対側に評判のいい店が。
ところが店に行ってみると、なんと餃子売り切れでした。
やはり人気店だったのでしょう、まだ夕方だというのに・・食べられないととても食べたくなる・・
「ギョウザ専門店まさし」次回は必ずや。
もう一度検索し、市街ではなく国道沿いのお店「ギョウザの龍門」を見つけてまっしぐら。
餃子スイッチがオフになるまでたっぷり燃料補給して帰路につきました。
オマケ
周辺散策中にちらちらと飛ぶこの子たちを見つけたので、モデルさんを探して撮影。
ベニシジミ (シジミチョウ科)
微かではありますが、ブルースタータイプでした。
正面顔も。
同上
この色合いがオートバイの愛称の由来です。
ベニシジミ(春型)
今日の湯加減
自重したことで今回は爆発しませんでした。
それより往きと帰りの道中が寒かった。
後日のニュースで知ったのですが関東地方はここしばらく朝晩と昼の気温差が10度以上とのこと。
”寒暖差疲労”という言葉もはじめて知りました。
花粉症ではないのですが、実は寒暖差アレルギーではあります。
そういえば関東地方のヒノキ花粉は昨シーズンの400倍とか500倍とか言われていますね。
寒暖差疲労も厭ですが、花粉症デビューしないように・・(しないと決めていますが)
"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。
おはようございます^^
春浅いこの時期に皆さま熱心でいらっしゃいますね^^
フンボルトの冒険と言う本を読んでいてしきりにぜふさんを思い出しました(^^
by mimimomo (2018-04-08 06:54)
由来のベニシジミ、確かにオレンジは同じ色彩
アマガエルさん、らしくない色彩で、でも完璧ですね
ヤゴが各種は、楽しみですね
水辺の変化は、心配ですけれど
by engrid (2018-04-09 18:04)
こういう昔ながらの小川って今はありそうでなかなかないのでしょうね。
いつまでもそのままであってほしいな。
ベニシジミ、かわゆい♪
テント持参でまたトンネル越えて移動中(笑)
by よしころん (2018-04-10 08:07)
ヤゴをここまで詳細に書いてくれてるブログ
はないですよ。
網を入れると何が入るかワクワクしますよね。
by 響 (2018-04-10 14:45)
>mimimomoさん
春はもうピークを越えているかもしれないと気が急くばかりです。
水生昆虫採集も春ならではです。
フンボルトのような冒険は憧れますね^^
>engridさん
春型のカラーリングなのです^^
ヤゴの多様性はなんとか保たれているようでしたが数が・・
ちょっと心配です。
>よしころんさん
この用水路もコンクリート護岸されているのですが完全三面張りではないのでいい環境です。
保全というかこれ以上手を加えないといいですね。
ではお気を付けて、そして草花の写真を楽しみにしています^^
>響さん
ヤゴの同定は大変ですが、中には特徴的でわかりやすいのがいます。
名前が書けるのはそういう子たちです。
どんな子でも飼育して羽化させると正解がわかりますけどね^^
by ぜふ (2018-04-10 21:45)
こういう風景、とても好きです。こういうところに住む、水辺の
生き物を見るのも好きです。カレーライスもおいしかったでしょうねぇ。
ハグロトンボはヤゴのうちから、細い姿形なんですね^^;。
by sakamono (2018-04-12 21:51)
>sakamonoさん
地方ではありふれた風景でしたが・・ありふれていて欲しいですね。
生き物も減っていましたがハグロトンボのヤゴだけは沢山いました^^
by ぜふ (2018-04-13 19:50)